【個別】紺碧は今も輝いているか?
十埼・竜 2021年9月4日
青い空の下。
青い海を臨む屋上で。
遠い世界の話が聞きたくて。
#ルリア・アクアボトル
#十埼・竜
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十埼・竜 2021年9月4日
(────放課後。
ごついヘッドホンの白い少年は屋上で、柵の向こうの水平線を眺めている)
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
――――ふふ、こんにちは。(気付けば、その横。フェンスに持たれかかるように、制服を奔放に着崩したサキュバスの少女がそこにいて)
十埼・竜 2021年9月4日
(ふと視線を流したのは、視界のすみにふわりと流れる銀の糸と……なんだかいい匂いがした、気がしたせい……)
……ぅわぁ!?(あまりにもシツレイな声をあげて仰け反る)
あ、え、ええとっ……海賊さん?
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
なぁに、失礼しちゃう。(言いながら、くすくす笑うその表情は特に気を悪くしたようには見えない。元々、そういう反応が見たくてぼう、と水平線を眺める彼の横にふわりと忍び寄ったのだから)
そ、海賊さん。……あれ、そういえば名乗ってなかった?
ルリア、って、呼んでくれたら嬉しいんだけど。(なんて、ウィンクをひとつ、見舞いながら。)
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十埼・竜 2021年9月4日
(美人のウィンクは心臓というか肺に来るって初めて知った。)
あ、ハイ、ルリア…さん……(イマイチ息の続かない、カトンボみたいな声で名前を復唱して)
…………ルリアさんも海見に来たんです?
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
そうね、姉には……たぶん、負けるけど。私も、海は好きだもの。
それに、アナタと海の話をしよう、って約束もしたし、ね?
アナタは? いつもこうして、眺めてるの? 灯台守さん。(名前で呼んで、と言いながら相手の事をそう呼称したのは、アナタの名前も教えて、のサインであることは果たして伝わるだろうか)
十埼・竜 2021年9月4日
へぇ、お姉さんいるんだ……?(……どうにも派手好き目立ちたがり、って印象の彼女が「負ける」という言葉を選ぶのが、正直意外ではあったけど)
そう!海の話!(些細な違和感は眼の前にぶら下げられたエサに負けた。群青の瞳をキラキラ輝かせて)
是非聞かせて……あ。(灯台守さん、と呼ばれて頬を掻いた)……おわりさき、りゅう。名乗り遅れたけど。(胸の名札を示す)
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
リュウ。……竜、ね。ふふ、よろしく。いい名じゃない。(にっこりと微笑んで、そう返し)
この時代に、海賊船暮らしって、想像できる? おとぎ話や歴史の本に出てくるような、そんな船。
それで色んな所へ行く生活だったの。定期的に立ち寄る港はいくつかあったから、馴染み深い土地もあるけれど。色んな土地、色んな海を見て来たわ。
あなたのおうちがあった所は、どんな所だった?
ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
(色んな土地、色んな海、とつ言葉を紡ぎながら、彼と同じように水平線を眺める。その瞳には、今の世界の在り方にありありと「物足りなさ」を感じていることが伺えて)
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十埼・竜 2021年9月4日
(白い頬にやや朱が差し)……アリガトウゴザイマス…(柵に伏せて誤魔化した。名前負けって言われなくてよかった。きっと1ヶ月は立ち直れない)
……海賊船って言ったら、帆船でしょ?ガレオン、いやフリゲート艦かなあ、足が速くて大砲積んでてさ。(子供の頃に読んだ海洋冒険物語を思い出しながら、顔を上げてその姿を水平線に思い描く)
……そうかあ、ねえ、印象的だったのって、どんなところ?
(と、横顔を仰いで)
十埼・竜 2021年9月4日
……きみ。海の向こうにいっぱい忘れ物してきた、みたいな顔、するんだね。
(くすり、笑う)
……ぼくの?
ほんっと、ただの、日本のよくある寂れた漁港ーって感じだったよ。(水平線を眺め回して、あっちかな、なんて指をさす。ちょうど東京湾挟んで反対側、くらいだ)
穏やかな海だった……ちょっと霧は多かったかな。
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
(印象的、と聞かれて)そうねぇ……。
入り江や港の景色がキレイな所、も好きだったけれど。
さっき、姉について尋ねられたでしょ?
えぇ、双子の姉がね、いるの。よく、停泊してる時は泳いで遊んだりしていたんだけれど。
――いっぱいの魚や、珊瑚や、海藻や。そうした、いのちに溢れた中を泳ぐのが、好きだったわ。だから、私は南の海の方が好きね。(思い出すように語るそんな風景は、陽をたっぷりと吸い込んだような褐色の肌から想像しやすいかもしれない)
ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
――そんな顔、してた? (きょとん、と)
ずいぶん、詩的な表現をするのね、アナタ。えぇ、でも、正解だと思う。あの向こう側にもない、色んなものを、懐かしんでいたのかも。
そう。霧の多い海なら、さぞあなたの灯台は色んなひとの助けになっていたんでしょうね。
……そう。(ここ新宿からさほど離れていない場所だったとしても。あっち、と指差された場所には海以外、何もない。)
穏やかな……アナタを見ていると、なんだか想像できる気がする。
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十埼・竜 2021年9月4日
(双子、と聞いてしまえば、やっぱりその整った横顔をまじまじ見てしまう。南の海はきっと碧くきらめいて、鮮やかな珊瑚や水の草に、色とりどりの魚が遊ぶんだろう。そこに)
(そっくりな二人、カラメル色に焼けた肌の少女たちが遊ぶ)
(まるでそれも、御伽話みたいに美しい光景なんだろうな)
(水着かあ)
(いや水着でもないかも)
(もしや……なにもないかも……!?)
(うっかり下世話の深淵を覗きそうになって慌てて振り払う!!真面目に話してくれてるのに!!)
十埼・竜 2021年9月4日
……詩的、だった?(なにせ下世話スパイラルから抜け出したてです、そんな褒めことばを賜るほどの者ではございません。俯いて恥ずかしそうにする姿は、単に照れているように見えるかも知れない)
……一応、表現する仕事、してるからね。海賊風に言えば、そう。吟遊詩人みたいなものかも。
でも、「向こう側にもない」、が懐かしいの?
……そう。霧信号機って、大きなサイレンが鳴るんだ。灯台から。
首を伸ばして仲間を呼んでる、首長竜みたいだって、父さんはよく言ってたよ。(思い出して、口元をほころばせる。)
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
(自分を見て、少し顔を赤らめて、急にわたわたと慌てる男子)(そんな反応は、もう何百回と見て来ているわけで)
なぁにぃ~、水着の想像でもした? それとも、それ以上? (なんて、意地の悪いにまっとした笑みを浮かべながら)
ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
そっか、ラジオ、って言ってたわね。それで。(表現する仕事、というのはおそらくそれのことかと合点がいって)
……竜のそのセンスは、きっとパパ譲りなのね。
仲間を呼んでる首長竜のよう、なんて。素敵な例えをするんだもの。
えぇ、だって、歴史も何もかも奪われて、もうあの向こうには何もない。
だから、奪い返さなくちゃ。
十埼・竜 2021年9月4日
なッ!?(形のいい唇がにんまり弧を描くのに必要以上に慄いて、つまりは白状したようなものだ)
いやっ、そのっ…………海賊またはサキュバスって読心の心得でもあるんですか……?(おそるおそる)(もう思考だけでも下手なこと言えないぞ!!)
十埼・竜 2021年9月4日
(咳払い)
……父さんに今度会ったら、すごーーーい褐色美女が褒めてたって伝えときますよ。多分鼻の下3メートルくらい伸びるから。(ぼくは父親似なのだ。)
……それも、(何の影も、うねりもない水平線。その先を見ようとして)
取り返さなきゃ、言えないんですけど。
……奪い返す。いいなあ。ルリアさんらしいや。(ふふ、笑う)
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
私を見て、やましいコト考えてましたーって顔してる男の子が想像してる事なんて、だいたい一緒なんだから。(わかるわよ、と)
別に怒ってないし、私ってば美人でスタイルもいいんだから、そういう視線にも慣れっこだし?
むしろ、もっとそういう風に見てくれた方が魔力も滾るっていうか。(サキュバスだもの。そう、微笑んでちろりと舌を出しながら)
ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
当ぉ然。海賊だもの。海賊らしくね?
奪った報いを受けさせて、その後は私のモノにしてやるの。
えぇ、言える日が来るわ、きっと。
伝えさせてあげる。奪い返すって、そういうことでしょ?
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十埼・竜 2021年9月4日
(両手で顔を覆う)……そんなに顔にデテマスカ……
(しかし指の隙間から見てしまった)
(舌)
(肺ごと心臓が潰れる)
……っ、そういう風に見てくれなんてバカな男子にあんまり言うとですね!!おムコに行けなくなる男子が大量発生しそうですよ!!ルリアさんの破壊力だと!!
(ほどほどにしてください。これは懇願である。)
十埼・竜 2021年9月4日
……刻逆の主犯を手篭めにする、なんて本当に、なんというか……
(このひとはきっと、誰にも奪われないし、縛られない。この島は手に収めるには狭くてつまらなくて、たまらないんだろう)
……強欲のカタマリって感じですね。
(聞こえはアレだけど、賛辞のつもりで笑って贈る)
……ああ、そうだ。
もうひとつだけ、ちょっと聞きたいことがあって。
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
いいわよ? 竜が私に懸想したなら、相手してあげても。
そのくらいには、あなたのこと、気に入ってるの。(くすりと微笑んで、冗談のように言うが、これはいたって本気だ)
ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
ふふ、ありがと。最近もね、似たようなこと、言われたわ。(「強欲」なんて言葉を素直に褒め言葉として受け取るのは、きっとルリアくらいのものだろう)
でも仕方ないでしょう? だって、「今」に満足できないんだもの。
だったら、欲するしかないじゃない。
? いいけど、何かしら。
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十埼・竜 2021年9月4日
けそ(ゲホッゴホッ、噎せた)……!!!???
(中2男子かつラジオ野郎なんて人種は100%ムッツリスケベでありこれは見事にオーバーキル、脳内を埋め尽くす「は?????」と「\ヨロコンデー!!!/」の荒波はまさに台風もしくはハリケーン!!)
………(しかしその微笑みに光る眼差しを見れば魂で理解する。「喰われる」。これはもう間違いない。流石に……流石に……男子として成すすべなくというのは……!!!)
……………もうちょっと……ルリアさんに恥じぬ男になってからというので……そこはひとつ……!!!(手摺を握りしめ歯を食いしばり絞り出すように答えた。聞きようによっては大爆笑ものの敗北宣言だろう。)
十埼・竜 2021年9月4日
(はぁぁぁ、息を整えて。)
(水平線の向こう側。何もない、と、何度も確認した彼方を見る。)
……ルリアさん。
海の向こうから、何の音もしませんよね?
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ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
そぉ? ま、いいケド。
私に恥じぬ男に、なんていい心がけじゃない。価値を上げてから私のモノになりたい、だなんて。うふふ、期待してるわ?(体の良い言い訳はしかし、何故かルリアポイントを大幅に稼いだ!!!!!)
ルリア・アクアボトル 2021年9月4日
(果たして、聞きたいコト、というのは。水平線の彼方、のことで。彼の視線に合わせて、その瞳が向こう側を見た)
……えぇ。気付いてる。
死んでいる、じゃない。死すらないわ、あそこには。
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十埼・竜 2021年9月4日
(えええええええなんか喜んでいらっしゃる!!??)
は、はい……
(慄きながらも、頷いてしまう。女の涙と笑顔には勝てない。特にそれが凄みすらある美女なら。……父さん、マジでした。)
十埼・竜 2021年9月4日
(揃って海の向こうを見つめる、二対の瞳)
……………やっぱり。
そう、ですよね。
(群青が、先に項垂れた。)
何もない。本当に、無。……ですよね。
(────今もヘッドホンの内側から聞こえる)(ぼくが受信している)(声。)
(これは、何なんだろう。)
十埼・竜 2021年9月5日
……ありがとう。
(振り払うように顔を上げて)ルリアさん、今日は、いろいろ。
なんならジュースでも奢らせてよ。ぼく、喉乾いたからさ。
(にぃ、と浮かべた笑顔は人懐っこい)
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ルリア・アクアボトル 2021年9月5日
……………竜? (何もないことを確かめている、のだと思って、そう答えた。実際、それは合っていたのだろうけれど)
アナタには……聞こえているの? 何かが。
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ルリア・アクアボトル 2021年9月5日
あら、気が利くじゃない。それなら遠慮なく、ご馳走になるから。
さっそく磨いてる、ってワケ。いい心がけだわ。
私に相応しい、と判断したら、その時は……(くすり、と微笑んで)
私の方から、求めてアゲル。光栄に思いなさい? (そんな、言葉を紡ぐたびに発揮される女王様気質)
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十埼・竜 2021年9月5日
(ヘッドホンを両手で押さえて、うん、と頷く)……ぼく、ちょっと過敏なんだ。耳が。
でも、まあ……気の所為だったらいいけどね。
(「何が」聴こえているのかは、濁して)
十埼・竜 2021年9月5日
(くす、と笑う姿はサキュバス通り越して誘惑の悪魔……ぼくはもしかしてウカツな契約を結んでしまったのか。彼女の頭上に宝石で飾られた王冠さえ幻視しながら)
……御眼鏡に叶うかどうか……ッッ………(そんな言葉しか吐けないのだ。)
(まあ、でもほんとに、夢見がちなことを言うのなら)
(こんなにも輝ける彼女に選んで頂けるなら、本当に光栄なことだろう。)
十埼・竜 2021年9月5日
(溜息ひとつ。)……御手を拝借してのエスコートと後ろに控えて侍るの、どっちが好み?
(せめて、冗談を言う余裕を。)
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ルリア・アクアボトル 2021年9月5日
……何か気になることがあるなら、相談に乗ったげる。
何もなくなってしまった世界だけれど、海の彼方のことだもの。いずれ私のモノになる、ね。(そう言って、再びのウィンク)
ルリア・アクアボトル 2021年9月5日
……誰かに身を預けるよりは、私を立ててくれる方が好みね。
そういうコトだから。行きましょ?
今は……そうねぇ、ミルクティーの気分。(にっこり微笑んで、先んじて歩き出して)
(。)
十埼・竜 2021年9月5日
そこ、本当に頼りになるなぁ……ありがとう。……いずれ、力を借りるかも。
(サキュバスに線を引いて悪魔、に書き換えた印象に更に線を引く。魔王。魔王だ、このひと)(いや海賊王だろうか……?)
オーケー、行こっか(凭れていた手摺りから離れて、彼女に続いて)
十埼・竜 2021年9月5日
(────空と、海の切れ端が、屋上に残される)
(。)