私立MM学園

【個】敗北

一恋・未樹 2021年9月4日
一切舐めていた訳では無い。
相手は遥かに格上。そのつもりで挑んだ。

果たし状に書いた時刻通りの時間に、紫荊番長はグラウンドに現れた。

何を挨拶するでもなくタイマンを挑み、木刀へ地獄の炎を属性装填(インストール)し、振りかぶって―――

記憶にあるのはそこまでだ。

一恋・未樹は今。
文字通りの意味で敗北の味を噛み締めている。
土の味を、噛み締めている。

※模擬戦スレのようで最初から勝敗が決している為観戦スレッドは作りません。
見ていたことにしたい方は見ていた扱いにしてOKです。

書込み可能
#鬼叉羅魏・アンジェリカ
#一恋・未樹




演出継続
2
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一恋・未樹 2021年9月4日
―――ガハッ!?
―――!????
(今ようやく。自分が地面に寝ていると。
何をされたのか一切分からないままに倒されて路上に仰向けになっているのだと、認識する。)
う、おお…!
(立てない。脳が揺れたのか、何があったのか、分からない。)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(卜、と、浮いていた片脚が地面に着いて。)
(仰向けに倒れた姿を、眺め)
……。
(ゴツリ ゴツリ 歩み寄り 立ったまま、見下ろし)
気が済みましたか。
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一恋・未樹 2021年9月4日
(倒れたまま、番長の脚が近寄ったのが見える。
次いで聞こえるのは、もう終わりだと言いたげな番長の言葉)
……ま、だ……!!!
(揺れた脳みそで、本能だけで絞り出したような声でそう吐き出す) (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
(右手に持った木刀は付与された力によりメラメラと燃えたままだが、腕に力が入らない。
膝も同様にだ。動け動け立ち上がれと念じても、身体の反応が鈍い。)
(左手で土を抉るように掴み、腰と腹筋だけで立ち上がろうと息を吐く。
腰から上が少しだけ地面から離れ始めた)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
そうですか。
(追撃をするでも、身構えるでも、止めるでもなく)
(それをただ――じっと、見下ろして。)
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一恋・未樹 2021年9月4日
(見下ろされているのにも気づかず、必死に立ち上がっている。息は絶え絶え。
一瞬意識が飛んだのだ。恐らく脳が揺れて…右ストレートかハイキックか…
それ一発でこの様だ。笑いすら起きない。)
ま、だ、…まだ……オ、レは………、オレは………!
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
ええ。
ゆっくりで構いませんよ。

時間はまだまだ、ありますから。
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一恋・未樹 2021年9月4日
………!!!
(ようやく、炎が吹き出すのを止めた木刀を杖代わりにするように立ち上がり)
見下ろして、んじゃ……ねえ……! (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
(木刀を振り上げる。
膝がまだ笑っているが、眼前の番長に向けて。
倒れ込むように、ふらふらの太刀筋で木刀で殴りつけようとした。)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(それは、細腕一本、女の掌ひとつで軽く受け止められて。)

……。
(顔を覗く。顔色と、眼を観察して、)
最初から飛ばしすぎましたね。
(ふう、とため息をつく。)
随分気合が入っていたから。……もう少し、
見てあげるつもりだったんですけど。 (無効票)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(掴んだ木刀を棄てるように、未樹ごと振り払う。)
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一恋・未樹 2021年9月4日
(踏ん張りが効かず、木刀に力を加えられるだけでそちらに引っ張られ)
………!!!ガッッッ!!!?
(振り払われた先で、今度は仰向けに倒れ込んだ)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(そして、変わらず追うようなこともせず。)
(ただ、見下ろして)
……。
まだ、やりますか?
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一恋・未樹 2021年9月4日
………。
(返答は無い。
ただ、弱々しい手つきで両手が地面につくと、ゆっくりと上半身だけを起こした。)
………オレと、あんたに。 (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
オレじゃあ、理解出来ないくらいの差がある、ことは………身に染みて分かった。
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(それを、じっと見ていて。)
そうですか。
……それで?
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一恋・未樹 2021年9月4日
今日の目標が出来た。
そもそも、今日一回で勝てる程甘いやつが番長になんかなってるわけ、ねえんだから。
(ゆっくりと立ち上がる。ダメージは深刻だ。それでもだ。
今更、これくらいで諦めたりはしないのだから)
少なくとも、あんたとの差くらいは、覚えて帰る。
(木刀を、また手に取る) (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
だから、付き合え
『紫荊番長』…!!!
(懐から札を取り出し、また木刀に貼り付け力を与えて、紫荊番長へとかざして) (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
―――
――
(無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
(そうして、その後数度の撃ち合いと言う名の一方的な攻撃の後)

(息も絶え絶えで、もう立ち上がる気力も無い未樹が、地面に突っ伏していた。)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
さて、(髪をかきあげて、前を見て……少し待っても、立って来ない。) (無効票)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(ゴツリ、ゴツリ――すぐ側まで。)
……。
生徒会、上等。
(目立つ特攻服、目に映った文字をぽつりと口にして。)


(靴先で肩を押しあげて、仰向けに転がす。)
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一恋・未樹 2021年9月4日
…ッッガハッ!?
(蹴り転がされて、強く息を吐く)
(扱いに文句を言う気力もないようだ。
コヒュー、コヒュー、とか細い音が聞こえる)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(立ったまま見下ろす姿。)
(それは今日、何度も見た光景だろう)

……。
覚えましたか?未樹。
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一恋・未樹 2021年9月4日
……。
(横になったまま睨み返す。
が、もういい加減身体がピクリとも動かない)
なん、とか………な……
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
そうですか。
(助けおこす事もせず、ただ、睨む視線は受け止める。) (無効票)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
覚えたもの、活かせると良いですね。
目標は高いようですし。
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一恋・未樹 2021年9月4日
…ハッ
(敵に向ける言葉では無い。
そもそも敵にすらなれていないのだろう、自分は。)
あいつの、とこ、まで………
行かなきゃなんないから、な………。

帰ったら…怒るんだろうなあ……あいつ……また……。
(睨んでいた目を覆うように手で額を抑えながら)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
?(あいつ、 生徒会……)あぁ。姉弟、でしたっけ。
(それから、続く言葉を聞いて――)

(くすっと笑う声)
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一恋・未樹 2021年9月4日
(笑い声が聞こえた。)
…そんなに、可笑しいかよ。
双子に勝てない男が……
(それに今の未樹は死に体だ。どう扱われようが勝者次第だ)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
はい?ああ、いえ。双子でしたか。
どちらにしろ結局は別の人間でしょう。

上等切っているくせに、
叱られるのを気にしているから。
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一恋・未樹 2021年9月4日
(バツが悪そうな目で紫荊番長を見ながら)
……あいつに、勝ちてえだけなんだよ。
勝たなきゃ、いけない。
勝って、やらなきゃ。
(半ばうわ言のように呟き続ける)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(目が合う。悪びれずに軽く首を傾けて)
どうしてですか?
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一恋・未樹 2021年9月4日
あいつは―――花束は。
好きで生徒会の頭を張ってるし。
好きで生徒の代表をしてるし。
好きで学園の、生徒の為に動いてる。
あの笑顔のままで。 (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
じゃあ―――
あいつより弱い身内と
あいつより弱い部下達と
あいつより弱い生徒がいたとして

あいつが…花束が。
自分の為に泣きたくなった時。
あいつは……
泣けるのか?
どこだったら、
泣いたら良いんだ?
一恋・花束は。 (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
別に、花束が泣くことはないかもしれないし
泣きたくなるようなことも
ないかもしれない。

これはオレの我儘で。
そんな心配は必要ないかもしれなくても。

でも。
だけど。
だからって。

「そう」なった時に
あいつが困るのは嫌だ。
あいつがどこでも泣けないのは、嫌だ。
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一恋・未樹 2021年9月4日
それだけ、だ。
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(ふ、と、目を細め。)
好きなんですね。花束のこと。 (無効票)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(その為のやり方を、咎めることも、頷くことも、しない。)
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一恋・未樹 2021年9月4日
……好き、じゃ、ねえ…よ。

ただ、あいつが……困るのは、嫌なんだ。

だから…… (無効票)
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一恋・未樹 2021年9月4日
オレが。
あいつより強くなって。
強くなった、証明をして。
そしたら、あいつの心配も減るかもしれない。
オレは、それだけで良い。


だから、今は勝てなくても。
アンタに勝って。あいつまで行かなきゃならない。
それまで、待ってろ。紫荊番長。
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
あら。
(なるほど、野暮でしたか。と 独り言をつぶやいて。)
困るなら仕方ないですね。 (無効票)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
(それから、自分の顎を撫で、思い返すように。)
そうですね――、
火遊びは関心しませんが、気合いは結構。
喧嘩だろうがなんだろうが結局最後はそこですし。

それに、 (無効票)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
どんな形であれ……誰かに、心を預けられる人間になるなら。
何より一番必要な強さも、心で、器ですから。

……。
さて、保健室、自分で行けますね?
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一恋・未樹 2021年9月4日
回復したら、勝手に、行く。
手助けは、要らない。
(今のところ身体はピクリとも反応しないが、幸い恐らく折れてはいない。
回復したら歩けるだろう。
そこまで見越してダメージを与えてきたのかもしれないが)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
しませんよ。
(安心しなさい、と言わんばかりに。) (演出継続)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年9月4日
頑張りなさいね、未樹。
あなた自身が本当に望むことのために。

(広いグラウンドを見渡し、どこも壊してはいないことを確かめて)
(それじゃあ、また明日。)
(ゴツリ、ゴツリと、立ち去っていく。)
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一恋・未樹 2021年9月4日
頑張れ、かよ…
(こちらがどれだけ虚勢を張っても、向こうからしたら脅威にすらなっていないのだ。とため息を吐いた。) (演出継続)
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一恋・未樹 2021年9月4日
(意識して息を深く吸う。
まずは脚が動くように回復しなければならない)
はぁー…………。
帰って…飯作って、服直して…
ああ、でも喧嘩すると花束が飯作りたがるんだよな……冷蔵庫の中身どうなってたっけ…?
(なんて独り言をしながら、力が戻るのを待っていた)
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一恋・未樹 2021年9月4日
【この決闘は終了しました】
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