【個】夕暮れ前の屋上で
藤永・えみり 2021年9月2日
普段、放課後は訓練に向かっていることの多い機械仕掛けの身体の少女ですが、
その日は思うところがあって、一人、屋上を訪れて――
そこで、不思議な雰囲気の天使の少女と出会うのでした。
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ミアンダ・コギトエルゴスム
藤永えみり
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藤永・えみり 2021年9月2日
#ミアンダ・コギトエルゴスム
#藤永えみり
藤永・えみり 2021年9月2日
(放課後。まだ、下校時間になって少し過ぎた頃。屋上に一人の佇んでいました)
(目を瞑り、何かを思案している様子の少女でしたが、ゆっくりと目を開き、両手を広げて)
――“WunderKammer”解放……Drachenklaue R/L、リリース。
(その言葉と共に、手のひらから小さなブロックが展開され、それが刃と大型拳銃を合わせた様な形をかたちどります)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
(校舎よりも空高く、朱みがかった空を背景に浮かぶ影が一つ)
……おや、あれは。
(屋上。いつもはあまり放課後となると人が近寄り辛いその場所に佇む少女の姿が。)
(大きな鳥の背に乗った少女は、その姿に興味を持ち降り立つのであった)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
失礼。
(と、上空から声を掛けながら。)
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
(手にしたガジェットの様子を確かめるように見つつ)
(そして、自分の視界の中に展開された情報ウィンドウの様子を見つつ)
……やっぱり、展開だけで消費が激しすぎます……
(と、ぼやくように言ったところで、上空からの接近を告げるアテンションが意識内で告げられ)(視界を上にやれば)
藤永・えみり 2021年9月2日
(……大きな鳥に、女の子?)
(ちょっと予想していなかったものに、一瞬きょとんとした様子を見せて)
……いえ、別に。(失礼、という言葉に、そう返し)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
(通常より短く改造した夏服のスカートを手で抑えながら数メートル屋上より高い上空から飛び降り、ひらりと着地する)
興味深い"情報"が上から見えたモノで、つい抑えきれずにお声を掛けてしまいました。
(魔術的かはたまた別の異能か。見たことの無いあの"武装"のことを差すような言い方で、きょとんとした彼女に近づき)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
……中等部一年、黄のクラス。ミアンダ・コギトエルゴスムなのです。
ミアなど何とでも自由にお呼びくださいなのですよ。
(と、まずは自己紹介と言わんばかりにぺこりと挨拶をする)
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
興味深い“情報”……これですか?
(と、両手の銃剣型ガジェットを示し)
(ちなみに、こちらは学校指定の制服をキッチリ着込み、その両足は黒いタイツで覆われています)(夕方とはいえまだそこそこに暑い外気温ではありましたが、汗一つかく様子はありません)
藤永・えみり 2021年9月2日
コギトエルゴスムさん……(ちょっと長いかも、と思ってしまい)
ミアンダさんと呼んでも?
私は藤永・えみりです。中等部2年。赤のクラス所属です。
(こちらも折り目正しく礼をして)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
構いませんよ、えみり様。
(ご自由にどうぞ、と)
はい、ミアはこの世に溢れる"情報"の総てを集めるため、まずはこの学園内に溢れる様々なモノを記録しているのです。
きみの持つその……銃器、いえ、どちらかと言えば刃とも見えるその武装、そのようなモノはミアの記録には存在しませんでしたので、気になりまして。
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
えみり様……様、はやめてもらえませんか?(なんとなくむずかゆい気分になります)
この世に溢れる“情報”の総てを集める……随分と壮大な目標……
見たことがないのは当然です。これは私専用のガジェットの一つ、いえ、一組ですから。
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
ふむ、そうですか?
では、えみり、と。ミアのことも呼び捨てで構いませんよ。
(様付けでない呼び方は殆どしないため、少し意識的に)
情報収集はミアの存在意義ですので。まあ、1割は黄クラスとしての仕事でもありますが。
しかし専用ガジェットなのですか、なるほど……赤のクラスとも為れば、やはり戦闘手段として特殊な兵装も身に着けているモノなのでしょうか。
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
はい、それで問題ありません。(様よりそちらの方がおさまりが良いです)……では、私もミアと呼ばせてもらいます。(わずかに戸惑ったようにしつつも、そう答え)
情報収集がミアさ……ミアの意義、ですか。(自分の在り方を確信したような雰囲気を感じて、探るような様子で言って)
そうですね。そういう人も居ます。赤の番長なんかは有名、でしょうか?(この間それを披露していましたし)
私の場合は……刻逆の影響で得たものです。
藤永・えみり 2021年9月2日
。。
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
ええ、ミアも番長様の戦闘のお姿は拝見したことがあるのです。
(監視カメラから勝手に映像を拾っただけですが、とは今は言わず)
ふむ、刻逆が及ぼした影響というのは身体的情報の書き換えだけではなく、こういった所にも影響が……。
(勿論、情報としては知っているが実際に力を得たというヒトに話を聞くことは余り無い。貴重なチャンスであると頷いて。)
と、為ればその武装を手にしてからはあまり日は経っていないということなのですね。
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
何かにつけて、番長の人たちは目立ちますからね。
……ええ、そうですね。全てはそれに由来するものです。このガジェットも、その一部です。(と、手にした銃剣型ガジェットを見下ろして)
そうですね……まだ一か月も立っていないんですね。(と、自分でも驚いたような気分で言って)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
半月近く。
短いながらも濃く、ミアとしては毎日が新鮮な"情報"の宝庫ですので有意義に過ごしているのですよ。
(そして今は彼女の手にしているガジェットに興味が向いているように、じっと見つめながら)
……ふむ。
(その際彼女の体表面に、少しだけ普通の"人間"とは違う様子が見受けられるような情報を目にする)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
..
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藤永・えみり 2021年9月2日
……まだそれだけしかたっていなのに、もうずっと昔のことみたいです。(刻逆よりも、前の事。もう本当に遥か昔の事のようで)
(……取り戻さなくては、行けないというのに)
(思考が内側に潜っていましたが、何となく自分を観察する視線を感じて)
……私に、何か?
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
……いえ、遠目からの情報ですと認識出来ていなかったため、きみの体組織の情報を確認させていただいたのです。
お気に触ったら失礼、なのですよ。
(誤魔化すことなく、見た目こそほとんど"人間"と呼ばれる種族ではあるが、明らかに異なるモノであることを認識したと伝える)
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
体組成……(その言葉に、一瞬、険しい顔をして)(しかし、すぐに振り払うようにフルフルと首を振り)
……ミアは、そう言うのがわかるんですか。(と、僅かに視線をそらして)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
構成をスキャンなどをしているわけではありませんので、細かにそういった判断をしているわけではありませんが……一般的に言う"生身"とは性質としての情報にズレがありましたので。
(険しい表情に、軽率なのでしたね。と小さくお辞儀)
ミアもヒトではありますが、厳密には"人間"ではありませんので。
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
……いえ。そういうのがわかる復讐者の人も居るでしょうから。(気にしないで下さいと言って、再度首を横に振り)
私は、サイボーグというやつです。ミアはわかるかもしれませんけど、外側で生身の部分はありません。(内側も、殆ど同じですけれど)
……その翼。天使というやつですか?
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
なるほど、サイボーグ……。
("人間"として失った機能を機械のパーツにて補うヒト。……確かに、彼女の全身は機械化されているものであると再度認識し、頷いた)
ええ、ミアは何の因果か、よくも知らない、そして眠り続け反応すら一切無い"大天使様"とやらがここに無断で居座っているようで。
この肌や髪、そして背中に生えたモノなどは総てこやつのせいなのですよ。
(とんとん、と人差し指でこめかみ辺りを叩きながら無表情ながら少しジトリとした目を己自身に向け)
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
ええ。端から端まで、機械の身体です。こんな風に、
(軽い動作で跳躍すると、その高さはしかし、転落防止のフェンスを越えて。ガシャンとその上に着地し)
自由に動く、
(再度、跳躍。宙返りを決めてから、先ほどと寸分たがわぬ位置に着地して)
機械の身体です。(自信に満ちたような、一方で、自虐的な様な笑みを見せて)
藤永・えみり 2021年9月2日
“大天使様”……肌や髪の色も、刻逆で変わった結果、という事ですか……(確かに、ここまで鮮やかな髪の色というのは、刻逆の前はアニメや漫画の中でしか見たことはなかった)
(なんとなく自身を見下ろす視線から、少し疎まし気な様な雰囲気を感じて、それ以上は口をつぐみ)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
(高く飛び上がる姿をふむ、と口元に手を当てながら見守る)
(確かに常人ではありえない高さ、それに着地もブレの無い様子)
機械の身体、ですか。
ええ、脳に居座る名も知らぬ誰かのおかげ様なのです。
ミアは……ミア自身の記憶が合っているかは分かりませんが、物心ついた頃から既にこんな姿でして。
どうやら両親とも呼べるヒトたちもさぞ気味が悪かったのでしょう、彼らの顔は見たことがないのです。
(少し前の刻逆では無くそれよりも前、実際に自身ですらそれが在り得るのか分からない状態ながら、そう伝える)
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
はい。優れものですよ……ちょっと、重いのが難点ですけれど。(あくまでも、ちょっと、ちょっとです)(ちょっとですから)(……国民的青狸より重いという事を、少女は割と気にしていました)
脳に居座る、ですか。(自分以外の存在が居座っているというのはどんなものなのでしょう?)
物心ついた頃から、ですか?
……新宿島には別のディビジョン出身の方が流れ着くこともあると聞きますし、この学校にはそういう人も沢山います。だから、別に気味が悪い事なんてありません。普通です。
……それに、綺麗な髪の色だと思います。(言ってから、なんとなく恥ずかしくなって、視線をそらして)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
ふむ、確かに全身が武装化しているようなことを考えれば、常人よりは体積に対する質量も大きくなる……ですか。
(興味深そうに彼女を上から下へと静かに見つめて)
常に死角から"視線"を感じる、脳の片隅に捉えようのない認識不能の"重さ"が存在する……まあ、そのような感覚なのです。
(今はもう慣れた物ですが、と)
綺麗、なのですか。……ふむ、そういった"情報"はあまり聞いたことがありませんでした。
(彼女の言葉を記録しながら、少しきょとんとした表情を取りながら)
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月2日
別に見た目では普通、普通ですから。(言いつつも、ミアさんの視線を感じて、僅かに身をよじるようにして)
そうですか。(それだけ、長く付き合ってきたという事なのでしょう)(そうであるならば……そういったことに、それ以上の感想を挟むべきではないと思い、口をつぐみ)
……情報なんて大層なものではないです。取るに足らない、別に個人の感想ですから。(と、視線をそらせたまま)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月2日
そんなことはないのですよ。
個人の感想とて貴重な一つの"情報"なのです。
"真"なる情報とは、一つ一つの意志や主張が折り重なり信憑性を増すものなのです。
(なので、貴重な意見をありがとうございますなのです。と静かにぺこりとお辞儀で礼を言うように)
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藤永・えみり 2021年9月2日
一つ一つの意志や主張の折り重なり、ですか。
……それを全部集めたいだなんて、随分と大変そうな話ですね。
……別に、お礼をされるようなことではありません。
藤永・えみり 2021年9月2日
(やっぱり、何となく気恥ずかしくて)
(なので、気を紛らわせるために)
……“WunderKammer”収蔵。
(そう呟くように口にすると、両手に納まっていた銃剣型ガジェットが小さなブロックに分解され、手のひらに吸い込まれるように消えていきます)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月3日
ほほう。
(と、下げていた頭を戻していると収納されゆく武装をこれもまた興味深そうにきらりときらりと輝かせた眼鏡と瞳で見つめて)
ふうむ、やはりその身体、とても密度の濃い情報に満ち溢れていそうなのですね。
隅々まで調べ上げたい気持ちなのです。
(ううむ、と彼女自身についてもっと色々知りたそうに口元を抑えながらぶつぶつと呟いている)
(無効票)
藤永・えみり 2021年9月3日
(きらきらとした視線にさらされて、なんともむずかゆい思いがして)
……私自身もこの身体の本来の力を、まるでわかっていません。私自身も手探りなんです。
“WunderKammer”、それがこの身体の核となる機能です。ガジェットと、それを運用する『技術』を収蔵したガジェットストレージ……だと思っています。でも、それは現在使える機能からの推論でしかないんです。
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月3日
“WunderKammer”……なるほど、それが貴方の異能《チカラ》なのですね。
(先ほどの昨日だけでなく全身を取り巻く刻逆において身に着けた、彼女自身の"武器")
……では、そうですね。
ミアもその身体の本来の力、引き出すためのそのお手伝いをさせていただけないでしょうか。観測者としては、そこそこに役に立つと思うのですよ。
勿論、ミアとしてはその身体の"情報"を得たいという下心は大いにあります。ので、えみりが良ければ、なのですが。
(どうでしょう、と提案するように。)
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藤永・えみり 2021年9月3日
一人で手探りでやるのにも、正直に言って、何から手をつけていいのかわからない様な状態なんです。
だから……協力してくれる人が居るのは……その、ありがたい、ですけど。(ミアの目は確かな様ですしと、モゴモゴと付け加えつつも、視線を逸らしてしまい)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月3日
多方面からの視点、情報へのアクセスルートは色んな所に転がっているモノなのですよ。
それこそ、自身が見えない位置から解る情報なども。
(ミアは見ての通りちんちくりんなので、比較的自分のことはよく見えますが、と軽いジョークを交えつつ)
ミアは"総て"の情報を得るためでしたら、何事にも協力は惜しみませんので。
(彼女の視線の先に移動するようにしながら、そう言い放って)
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藤永・えみり 2021年9月3日
複数の視点は、確かに重要ですね。物事は何事も多面的なものです……別に、ミアくらいの年なら普通の範疇です。(こちらも、平坦な胸をしていました)
……ぅ……(視線の先に回り込まれて、小さくうめくような声が漏れて)
それで、ミアが満足なら良いですけど。
……でも、助けられてばかりはわたしの沽券に関わります。ミアが困ったことがあれば、必ず助けに行きますから。
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月3日
ミアもえみりを手伝い、きみもミアを助けてくれる……これがかの有名な、うぃんーうぃん、というやつなのですね。
(またここで新たな情報の姿を確認し、少し嬉しそうに)
ふふ、ではまず…………。
(と、彼女の姿を見聞きしていて気が付いたことをまず、少しずつ歩を進めるように検討を彼女と共に始めるのであった)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月3日
。。
(演出終了)
藤永・えみり 2021年9月3日
はい。Win&Win、持ちつ持たれつ、です。(やはり、どこか恥ずかし気ながらも、頷いて)
はい。
(そうして、ミアさんの言葉を神妙な様子で聞く姿勢になり)(そうした時間は、ひとまず二人が夕暮れに気が付くまで続いたのでした)
(演出終了)
藤永・えみり 2021年9月3日
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