【卍】 緑之卍奪戦 幾生創圏 【卍】
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
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─━==卍奪戦 第壱試合━==ニニニ==━─ ─━==ニニニ==━─━==ニニニ==━─
“森羅番長”クリスタ・コルトハード
VS
“掃除屋”奉利・聖
━==ニニニ==━───━==ニニニ==━───━“変遷樹海遺都”グリーングリーン==━─
🧹 特殊ルール 🧹
【 一は全に通じ全は一に通ずる 】
両者、万能にして傑物。
独善的で、身勝手な、アナタだけの才能を、思う存分振る舞ってください。
──世界が進むたび、一切合切に適応していく者たち。
森羅万象を極めし先に待つものは。
────────【 七月二十八日 二〇三〇 開戦 】
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奉利・聖 2023年7月28日
メギッ。ゴギッ────
「お株を奪いましたね」
遠慮なく、その手には『死』を。
そして我が手は。砕かれ、ひしゃげた。互いに片手を破壊されたに等しい。
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
「不思議な感覚ですね……一部とはいえ死ぬというのは」
普段のように、穏やかな声だった
受けた左手の感覚が、無い
指先を払うように腕を大きく振るが、感覚のない指先ではどうなっているかもわからない
だがそれは、戦いを止める理由にはなり得ない
感覚のない左腕はだらりと下げて、黒焦げた右手はゆるく握る
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
「その耐久力から、なんとかしたほうが良さそうです」
聖の胸元に向けて突き出された拳
その中に握られていたのは、『信仰の弾丸』
https://tw7.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=50793
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
指の間に挟み込んで雷管を弾き、自らの手を銃砲身として打ち出した
ライフルと違い、短く密閉も不完全のため飛距離は出ないが、この距離であれば十分だ
奉利・聖 2023年7月28日
ドスッ。
その弾頭が、身体にめり込んだ瞬間だった。
ふっと、抜け落ちるように、この身から。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
ㅤㅤㅤ、、、、、、、、、、、、、、
───死の権能が根こそぎ消え失せた
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
もう、死の点と線は見えない。
死を予期し、知覚することはできない。
無法の死を与えることはできない。
致命傷を喰らえれば容易く死ぬ。
「なるほど、これでは確かに…捨て身はおいそれと出来ない」
やってくれる。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
まぁ、でも………これでいい。
どうせ時間の問題だった。
闘いの熱情に身を置けば、時と共に死の極点からは遠ざかる。
既に痛覚が蘇ってきたのがその証左である。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
「セヴラト」
転がる杖を、残る左手の中に呼び戻す。
去年の秋、同じようなことをされた。通常であれば、死によって繋ぎとめている己は崩れ去るが道理だったが。
今はもう、違うのだ。
「これで、死人ではなくなった。生きている者同士の戦いだ」
生命の焔、決して消えず。いつまでも燃え盛り、我が身を生の側へと導く。
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
「これで、仕切り直しといきましょう」
一歩下がって、顔を見上げやすい距離に
「緑の番長。號は森羅。メイドのクリスタ、改め
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
ボロボロの手でスカートの裾を軽くつまみ上げて、片足を下げ、腰を落とす
───殺人芸術家(マーダーアーティスト)、クリスタがお相手です。その命の煌めき、刈り取らせて頂きます」
下げた脚をそのまま少し下げると、それを反動として上段回し蹴りを放った
奉利・聖 2023年7月28日
「…なるほど、生きてる者の天敵だ」
「ならば、僕も改めて名乗りましょう」
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
「掃除屋 奉利・聖 改め」
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
「七千年の旅人にして反逆の継承者───聖」
回し蹴りに対して、龍杖を構えて受け止める。
ドゴッ!!砲弾がめり込んだような威力と途轍もない音が鳴り響く。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
その衝撃を利用して、こちらも同じように反動を利用する。
脚部装甲『死蔵』には充分な衝撃の蓄積が済んでいる。
創造の錬気──『陰の錬気』を発動。
自分のやや後方に、壁を配置する。そこを蹴って、衝撃を解放!通常ではありえない蹴りの軌道を実現する。
コンパクトは身体操術から繰り出される、跳び膝蹴り!そこに
『衝ッッ!!」
衝撃伝播の錬気、まともに受ければ内部へと浸透するダメージ!
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
上段は当たったが、致命傷にはなっていないといった手応え
脚は振り抜かずにおろして、すぐに逆に回る
「シッッ!!」
短く息を吐いて身体を捻り、飛び膝蹴りは腹を掠らせるように受ける
びりびりと痺れるような痛みが、腹から広がった
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
身体のねじりに、掠めた飛び膝蹴りの速度を加えて、今度は逆から中段に蹴りを放つ
奉利・聖 2023年7月28日
リアクションが速い。
最小限の動き。最小限の被害で抑えて殆どノータイムで反撃してきた。
想定より動き出しが早く、姿勢を整えられていない。
飛び退くには間に合わず、足先が身体にめり込んだ……。
「ぐっ………!!」
(無効票)
奉利・聖 2023年7月28日
痛烈。痛みが走るが……止まらない。
これは文字通り、死力を尽くす戦いだ。
死の権能が無かろうとも、変わらず前へ、前へ!!
「セェェェェェェェェアッ!!」
杖を手放してその脚を掴みにかかる。
そして、手先の潰れた右腕を振りかぶる…拳は使えぬが、肘は使える!ハンマーが如く掴んだ脚に振り下ろしにかかる!
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
「───ッ!!」
膝にかかる、鈍い痛み
ただの肘ではない。命を圧縮した攻撃だ
クリスタの頑強な身体をもってしても、防ぎ切ることはできない
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2023年7月28日
聖の力の高まりを感じる
死の超常を否認したことで、なお強くなったのだろうか
「そろそろ決めないといけないかもしれませんね」
そう言うやいなや、脚を強く踏み込み、朽ちたアスファルトを砕いた
足場が崩れ、周囲が見えないほどの土煙が上がる
奉利・聖 2023年7月29日
「…足場が」
足場が崩れ落ち、視界はかなり悪い。
なんとか姿勢を整えて立つものの……姿が確認できない。
気の網で探るが…その程度で看破できるような代物ではないはずだ。彼女が本気で殺りに来るのならば、未然に防ぐなどできようか──!
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
直接戦闘は必要になるから鍛えたが、視界から外れ、感知できないところからの攻撃こそ、クリスタの本懐である
土煙の中にしゃがんで、息を殺す
それから、土煙のなかから聖に向けて飛び出してきた小さな塊
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
人間の手だ
死を与えられた、クリスタの左手である
同時に反対側から、クリスタ自身も飛び出した
左手を手首から引き千切り、折って尖らせた前腕骨を凶器として、聖の胸目掛けて突き出した
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
(この身体全てが凶器ならば───これで殺せない道理はない!)
クリスタの胸元で、緑色の石が光を放つ
鏖殺刃・ナギ
それは所有者の理想に足りないものを補う力
鋭く、固く、強く
クリスタの左腕が、卍器の光に包まれて、突き出された
奉利・聖 2023年7月29日
土煙の中から手……掴むつもりか!?
だが違う、あの手は。死んだはずの手───!!
虚。正しく突かれた、致命的な虚である。
故にその一撃は。狂気の沙汰とも言える骨の一撃は。
この身に、届き得る───────
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
それが道理。
卍器までも使った必殺は防げぬ。
絶対的致死を前にして、この身は
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
どこまでも、落ち着いていた。
番長が用いる卍器。それを使った必殺は正しく、最上の試練だ。
これを越えなければ、卍器に選ばれし番長を倒すこと叶わず。
ならば、ここが正念場である。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=48044
生命の焔は既に臨界点に到達している。
生の極点。生命の果て。至るほどの熱を持った。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ、、、
であれば、もうなれる。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
陽の気を此処に。陰の気を此処に。
双つを完全なる比率で以て練り合わせ、到達せよ。
到達せよ。到達せよ。到達せよ。
階を昇る資格は得た。
到達せよ。到達せよ。到達せよ。
人の身にて天に立つ、その大業を為さんとするならば。
到達せよ。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
嗚呼。全部戻ってくる。
来る日も来る日も得ては喪ったものが、全て。
私には視える。
私なら出来る。
積み上げた膨大な経験が、此処だと教えてくれている。
ここだ。この位置。この時。ここに。
それが来る。必ず。
「ここだ」
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
生の権能が一つ。
叡智の集約、此処に在り。
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=40887
『希死丐生/生ける者の叡智』
致命の骨刃、二本の指先が掴み取っていた。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
晴れた土煙から出でるは、神威を纏う稀人。
神の領域へ足を踏み入れた仙道の旅人。
ネメシス形態『神仙』である────
「私の、勝ちだ」
指先が骨刃を離して、その身にそっと手を添えた。
凝縮された生命の波動、それを叩き込むために。
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
左腕が、押し込めない
クリスタの出した刃は止められていた
「はぁ…………全く、俺よりも命を扱える人がいるなんて」
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
「今日をもって鏖殺刃・ナギは貴方に譲渡されます、聖様」
聖の手がクリスタに触れる
生命の波動が身体に打ち込まれたクリスタの身体は、辺りの建物を砕きながら弾き飛ばされた
奉利・聖 2023年7月29日
決着。…喜ばしいよりも、どこか寂しさがあった。
何かが変わり、終わったことへの一抹のそれ。
………彼女の元へ歩みを進める。
いつのまにか、姿は元に戻っていた。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
「立てますか」
己も疲労とダメージで満身創痍であるが。
それでも、横たえたままにしたくなくて、手を差し出した。
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
左手で手を取ろうとして、無いことに気付き、すぐに右手に変えて手を取る
「けほっ、まあ、なんとか……」
ほとんど全身の骨は砕けており、内蔵も傷付いている
常人なら意識を失い兼ねない状況でも、並外れて強靭な肉体をもつクリスタは立ち上がった
奉利・聖 2023年7月29日
「申し訳ありません…本当ならすぐにでも治療をするべきですが」
「先に一つ、仕事をしておかなくてはならなくて」
手の中にあるナギを握り締めて。
これを観ている、全ての人たちへ。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
「総員、傾聴」
手の中にあるナギを、小さく掲げる。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
「森羅番長クリスタ・コルトハードは、今日この時まで…緑のクラスの番長として君臨し、我らを導き、力を尽くして参りました」
これは、儀式のようなものだ。
退く者と、座に就く者が居るこの場で行いたかった。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
「そしてこれからは、僕がその在り方を背負うことになります」
そして、彼女を見た。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
「彼女はその號に恥じず、森羅が如く万時に通じ、その威を示した」
「それは、座を退いたとして消えることは無い」
「貴女の威は、授けた薫陶は、消えはしない」
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
「後は、お任せください」
小さく、息を吸って。
(無効票)
奉利・聖 2023年7月29日
「ありがとうございました」
最強のメイド、森羅の號を背負う貴女に。
礼。
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
「……改まって言われるとなんだか気恥ずかしいですね」
ぼろぼろの手で、頬を掻く
「俺も補佐はしますが、聖様なら心配はないと、確信していますよ」
(🧹 続 🧹)
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
今度は観戦している者へ向けて
「だから皆様、新しい緑の番長、奉利・聖をよろしくお願いします」
深々と頭を下げた
奉利・聖 2023年7月29日
ぶは、と息を吐き出して。
(🧹 続 🧹)
奉利・聖 2023年7月29日
「……流石に、疲れた」
ようやく、気を抜いた。
岩に腰かけ、緩くを息を吐く。
これから色々な手続きなどあるのだろうが……後は、その時で考えよう。
クリスタ・コルトハード 2023年7月29日
【この卍奪戦は終了しました!】