【個】赤の星騎、青の孤竜
竜城・陸 2021年8月28日
【本模擬戦に於ける残留効果の使用は、特例として生徒会騎士団の許可を得ています。
しかしながら、通常、学園内に於ける残留効果の使用は、
特別な理由のない限り全面的に禁止となっております。
全校生徒に於かれましては、日常生活、日々の戦闘訓練や模擬戦等での
安易な模倣を避けるよう、厳に配慮願います。】
◆8月28日・新宿島近海
「あん時ゃああ言ったけどさ、陸」
出し抜けな言葉に、僅かばかり首を傾ぐ。
「まぁアレだ。今のオレ達ぁ竜と英雄でもドラゴニアンと人間でもねえ」
「ただの学校の同級生で、ただのダチだ。んで」
「ダチだから出来る馬鹿だってあるよな」
にやりと笑った彼に、どんな顔を返したろう。
自分の頬に触れても、答えはわからない。
「一丁派手に喧嘩してみよーぜ陸ぅ!!」
「理由なんざ……てめぇのダチの強さを見てみてぇ! それだけで充分!!!」
けれど、嗚呼、多分。
そんなに悪い顔はしていないのだろう。
だって、
「さあ!! やろぉか!!!」
――あんなにも彼が、楽しそうなのだから。
◆
日時:
8月28日、夕刻
戦場:
新宿島近海・洋上
書き込み可能:
『赤星番長』星見・晴
『蒼海番長』竜城・陸
2
星見・晴 2021年8月29日
「めっっっっっちゃカッケェじゃんお前なにそれそんなん隠してたの!!!?!?」
(なにそれ聖●士星矢的なやつか!!?!)
「はーーーーお前 ずる カッコいい……くっそ」
「負けてらんねぇ!!」
「よっしゃ続きだ続き!!」(ひび割れた片腕なんてなんのその、その割られた腕で今一度、顔――ゴーグルに触れ、)
星見・晴 2021年8月29日
(――最初、変身した時と同じように、それを弾くと)
I BET SECOND DOOM!!
「――オレはまだ見ぬ未来に賭ける!!」
(新たなキーコードを入力した。)
星見・晴 2021年8月29日
【SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
CODE REWRITING...
>>[ID TO BE COSMO END.]
星見・晴 2021年8月29日
【SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
CODE REWRITING...
>>[ID TO BE COSMO END.]
>>[IBE*S E**N*D***.]
星見・晴 2021年8月29日
【SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
CODE REWRITING...
>>[ID TO BE COSMO END.]
>>[IBE*S E**N*D***.]
>>[I BET SECOND DOOM.]
CODE REWRITING...COMPLETE.】
星見・晴 2021年8月29日
. セカンドドゥーム・ブーステッド
《"第 二 運 命 線" 確 認》
チェンジ・パラドクス
《因 果 編 竄》
リコンバージェンス
《事 象 再 斂》
星見・晴 2021年8月29日
(――赤く光り変形する鎧装。)
(異形とまでに大きな、新たな腕と それが持つのは)
ライバル
「――――行くぜ、今日の強敵」
「ド派手にドォンと――ケリつけようや!!!」
星見・晴 2021年8月29日
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=14436 】
《MODE>>POLARIS :起動》
(ビルの高さに匹敵するかの如き、弩級大太刀!!)
(それを唐竹割りに、陸に向け叩きつけたのち)
「まだまだぁ!!!」
星見・晴 2021年8月29日
(その斬撃の余波が残るうちに、またゴーグルを弾き)
. セカンドドゥーム・ブーステッド
《"第 二 運 命 線" 確 認》
(また、鎧が赤く光ると同時)
星見・晴 2021年8月29日
(瞬時に、消え)
星見・晴 2021年8月29日
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=14433 】
《MODE>>ALTAIR: 起動。》
(空を翔ける赤い翼を持つ、細身のシルエットになり――)
「お らぁぁぁっっ!!!」
(乱気流の如く、目にとまらぬ疾さで舞う小太刀六刃を、鎌鼬の如く飛ばしながら――)
(もう一度、宙でゴーグルを叩く。)
星見・晴 2021年8月29日
《MODE>>DAYBREAK: 起動》
《因果否定プログラム: "D.N.B.S."発動。
――――エンチャント対象: "DAYBREAK"》
「行くぜ」
星見・晴 2021年8月29日
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=14741 】
(我流剣術奥義、「流星」。極限に研ぎ澄まされた自前の集中力の元、)
(剛力形態"極熊")(高速形態"天鷲")(二つの形態の斬撃を重ねつつ)
(無論、最後に放つのは――!!)
「唸 れ」
星見・晴 2021年8月29日
. アウロラ
「 天 晴ァァァァァァァァアア!!!!」
(赤色の、極閃斬撃を、今日の決着を齎すだろう一撃として!!!)
(無効票)
竜城・陸 2021年8月29日
(過ぎたる力は、あらゆるものから全てを奪う。)
(“そういうもの”として生れ落ちた。そうして生きるよりほかなかった)
(だから)
竜城・陸 2021年8月29日
(受け入れられていないのはむしろ、過去の在り方のほうだった)
(信じていないというのであれば自分ではなく、他人のことだった)
(何処に在っても、独り。そう在るべきなのだと思っていて)
竜城・陸 2021年8月29日
(――だけど)
(何度も相対した彼らの姿が教えてくれる)
ヒトリ
(――もう、竜は、孤独でなくていい。)
竜城・陸 2021年8月29日
――いや、しかし。
(「殺すつもりでやってほしい」とは言ったけど)
容赦ないなあ……俺じゃなかったら五回は死ぬよ、晴、これ。
(零した言葉が向こうに届くかは定かでないが、まあ、聞かせるためのそれでもなし。)
(――それに、)
(“半端な真似は出来ない”のだ。どんなに容赦がなかろうが、切り抜けるのが筋というもの。)
竜城・陸 2021年8月29日
では、まずは。
(振り下ろされる大質量を前に、割れたはずの海は瞬く間に元のそれへと戻り、術者の姿を覆い隠してゆく)
このすがた
(――“過去の権能”を前面に出したネメシス形態とて。有する“竜”としての権能は健在である)
(いかな大質量とはいえ、“ただの物理攻撃”である。文字通りの大海を切り裂くまでの権能を秘めはすまい――よしんば切り裂けるとしても、水の抵抗で速度は大幅に落ちる。回避の余剰は十分に生まれるだろう)
竜城・陸 2021年8月29日
(海面を突っ切って空へ逃れた、その先には既に赤い翼持つ鋼騎が控えていて)
(“何かを投じた”ということだけは読み取れて、然し、その正体も、数も、定かではなく――)
(けれど、)
竜城・陸 2021年8月29日
うん、問題ないな。
(――氷晶の加護なくとも。“感知し、干渉し、応手を為す”、反射式は健在である)
(飛来する刃のひとつひとつが、竜人に近づく順に速度を落とし、やがて凍り付き、ひとつずつ墜ちていって――――)
竜城・陸 2021年8月29日
(――――しかしその応手を待たずして、)
(再びに空を斬り伏して“それ”が迫る)
(天災さえ退ける紅色の極閃)
(そこへ――――)
竜城・陸 2021年8月29日
――――こうだろ!
(躊躇いなく、踏み込んだ)
竜城・陸 2021年8月29日
(水底で、刹那、自身の“元の権能”に思いを馳せた)
(“それ”が奪ったものの多さを知ればこそ、厭ったその力を)
(もし、再びにこの身に降ろすとするのなら――――)
竜城・陸 2021年8月29日
(右腕を、翳す)
(腕を覆う籠手が形を変じ、光輝纏う盾を成して――)
(――――眩い光を纏い、紅閃を受け止める!)
竜城・陸 2021年8月29日
(あらゆるものから全てを奪う、力)
(全てを焼き尽くす、光の権能)
(厭ったその力を、もし、再びにこの身に降ろすとするのなら)
(――――それは徹頭徹尾、守る為のものとしたいと)
(そう、思った)
竜城・陸 2021年8月29日
(未だ形を持ったばかりのそれは、彼の操る剣閃の極致には及ばずとも)
(幾重に重ねた浄化の権能――水の結界と。あらゆるものを停滞させる権能――終滅の氷と。“竜”としての権能を重ねて)
(文字通りの、自分の全身全霊で、受け止めながら――――)
竜城・陸 2021年8月29日
(――――進む)
(少しずつ。押し返し、押し返されながら、それでも)
――――晴、
(声が、届くまで)
竜城・陸 2021年8月29日
(――「竜ってのは英雄に殺されるか、世界から切り離されて生きるしかないだろ」)
(――「でも、そうじゃなくていい世界があるのなら、それを信じてみたいんだよ」)
(――「だから、」)
どうだい、晴。
竜城・陸 2021年8月29日
(――「見せてあげるよ、」)
――――どうだい。
(距離は、目前、)
“英雄に簡単に殺されるような竜じゃない”だろ?
(無効票)
星見・晴 2021年8月29日
(――斬撃全部に"因果否定"載せられるなら話が速かったんだろうが、あれはだいぶ"メモリ"を喰うからそう簡単には無理、つーのが"相方"の話。)
(弩級大太刀の斬撃も、小太刀六刀の鎌鼬も、因果を捩じ伏せる力は乗っておらず、易々突破されたが――構いやしねえ、本命はこの一閃。)
星見・晴 2021年8月29日
《――警告。鎧装出力低下》
《25秒後にパージ》
(……斬撃ブッパのツケが鎧の方に来てっけど、それでも構わず)
「――――ァァァァァァァァア!!!!!」
(盾携えて、じりじり進むダチに負けじと、剣閃を叩きつけ続ける)
星見・晴 2021年8月29日
《20》
《10》
《――――5、4、3、2、1》
星見・晴 2021年8月29日
《――エネルギー残量:ゼロ》
《――稼働、停止》
(――パキン、という音ととも、鎧装が砕け散る。)
――――おっ、わっ、とぉ!!!
(急に生身で宙に放り出される形になり、つんのめって)
とっとっとっとっと……
(二度、三度と【エアライド】で宙を蹴ったのち、)
……もうこっちでいいか。
(【浮遊】を使った。……歩くような速度でしか浮かばないこれは戦闘にはあまり向かない。つまる話、)
星見・晴 2021年8月29日
……今日はもう鎧使えなくなっちまった!
――つーかオレも割と限界だわ。……おひらきだな。
(ダチの面を見て言いつつ、)んで
星見・晴 2021年8月29日
……ああ。
オレのダチぁやっぱ。 簡単に死ぬようなタマじゃなかったわ。
(にへら、と笑って言った。)
(無効票)
竜城・陸 2021年8月29日
(――晴の鎧装が砕け散ったのとほぼ同時に)
(盾が砕けて)
(そのまま、腕を覆う籠手から、順に、鎧がほどけ、光の粒子になって消えていき)
竜城・陸 2021年8月29日
(――そのまま海に落ちていく直前で、)
わ、と、……と、……あぶな。
(こちらも【浮遊】してどうにか、海面に落ちるのは避けた)
竜城・陸 2021年8月29日
……俺ももう無理だな。ちょっと魔力使いすぎたね。
引き分けってやつかな、これは。
(――竜たる身は、無尽に魔力を生むが)
・・・・・・・・・
(生命力が続く限りは、である)
(つまり、燃やす薪がなくなれば、文字通り命ごと尽きてしまう)
(…………ので、実は立っているのもやっとなのだが、そこは魔力の恩恵で一見、平然とした風を装えている)
いやもう。容赦なさすぎでしょ。
頼んだのはこっちだけどさ。…………ま、
竜城・陸 2021年8月29日
それが証明できたなら何よりかな。
……俺もなんとなくわかったよ。知りたかったこと。
(無効票)
星見・晴 2021年8月29日
おーおーおー、平気か?
(平静装ってるが珍しくキツそうに見えるダチを見つつ。……まぁこっちも身体は遥かに丈夫だが色々無茶が祟った、既にバリバリ酷めの筋肉痛だ。)
……だな。勝負はまたお預けってとこかね?
星見・晴 2021年8月29日
――加減したらお前の約束破った事になっちまうだろ。
つーかお前もバリバリ本気だったじゃん。
(オレも鎧なかったら余裕で死んでたわ。真顔で言いつつ)
……まぁでも うん。はしゃいでなかったつったら嘘になる。……んで
星見・晴 2021年8月29日
――オレもおめーの力になれたんなら
それが今日の1番の成果だな!(へら、と笑った。)
…………うっし! あてて(浮いたまま、ぐっと伸びをし……筋肉の訴える痛みに顔を顰めたのち)……腹ぁ減ったな。飯くわね?飯。なんか元気になるもん食いたいわ
(そう言いつつ、いこーぜ、と。学園のある方へ足を進め始め)
(▼)
竜城・陸 2021年8月29日
む。(さすがにバレるか、と嘆息して)
……大丈夫。多少ふらつくけれど、歩けないわけじゃないさ。
竜城・陸 2021年8月29日
ん? そりゃ、序盤から卍器投げてきて、あんな斬撃を何回も叩き込んでくる相手に加減なんかしたら死ぬだろ、俺が。
(なんてこちらも割合さらりと言い放ちつつ)
……あー、ああ。うん。そうだな。
腕試ししたい男の子の気持ち、的なのも、確かに。少しわかったかも。
竜城・陸 2021年8月29日
ああ、……お陰で次からはもう少しうまくやれそうだ。
食事? ああ、構わないけれど。
俺、購買か学食しか使わないんだよな……晴、どこか宛はある?
(なんて言いつつ、隣に並んで)
(▼)
星見・晴 2021年8月29日
そっか?ならいいか。……まーその辺はお互い様だわな。
"次"がおっかねえなー。(なんていう割には、いつものようにヘラヘラと 楽しげに言ってのけて)
星見・晴 2021年8月29日
あ、んじゃ三丁目の方行こうぜ。
よっちゃんでもいいけど……そうだな、勝善にすっか!
あそこのカツ丼くいてー気分だわぁ。
(などと言いながら、歩いて行く。……その折、隣に並んだお前を見て)
星見・晴 2021年8月29日
(やっぱダチは隣にいてこそ、だよな――)
(なんて、思ったりした。そんなとある、赤と青が鎬を削った海辺の事だった。)
星見・晴 2021年8月29日
【赤星vs蒼海 ――結果:引分け!】
【このスレは終了しました】