【個別】あおのそら、ひかりとかぜ。
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
世界は変われど、気候も空も変わらない。
されど崩壊した世界において、無駄に資源も乱用出来ぬ。
つまりは──まあ、暑かった。暑いのだ。
残暑厳しい気温の下、其れを凌ごうと訪れた屋上。
涼しい風、物陰、とくれば人と会うのも当然の摂理と言うもので──。
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#御掃除・すいすい
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シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
(ぱたぱた、と手持ちの団扇を煽ぐ。温度は推定でも30は超えているだろう。幾ら屋上でも、日向となれば熱量の上昇は防ぎようが無い。そんな中で、陽射しを浴びようものなら──だ。)
……ッはー……暑、…氷の魔法とか使えたらな…。
(故に、より風が吹く高い場所──屋上。それも物陰で、手持ちの背負ったリュックを投げ置き、だらりと座る姿があるのだ。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
(がちゃり、と屋上の扉が開く。屋上へとやってきた掃除機はそのまま一歩日向へと歩みだした。この暑い中屋上に何の用事があったのか。答えはもちろん、掃除である。屋上でご飯を食べたりたこ焼きを焼いたりする生徒がいる以上、屋上であっても掃除の必要性は生まれてくるものなのだ)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
(シートを敷いて、コンクリート壁の冷えた部分に背中を預け、冷を取る。深く息を吐き、なるたけ熱量が上がらないように脱力を──)(がちゃり?)
ん…ッ?(人──か?ぎょろりと瞳を動かし、紫色の其れに姿を映せば。)
………あ、と。(確か、名前は聞いた事があるような。陸さんから聞いたような、確か──と眉間に皺を寄せながら、思案。ともあれ。)
こんにちは?
御掃除・すいすい 2021年8月28日
(地面に手をかざしまずは小さなゴミや砂埃を吸引──しようとしたところで声をかけられた。そちらを見れば、いかにも休憩中といった様相の男性がいる。同じ青のクラスの先輩だ)
こんにちは。休憩中でしたか。お邪魔してしまいましたね(ぺこり、と一礼をして)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
(そう、確か。) 御掃除さん、だったかな。(名前を思い出し、ぱっと明るく笑顔になる。塵を吸い込もうとする姿を見て、ぴんと記憶が蘇った。)
(いや、と首を横に振りながら、ゆっくり立ち上がり。))邪魔な事は無いとも。暑いから脱力していただけだからね。…君は、今日もお掃除、かな?(ふ、と地面を見る。外、さらには利用者も多いから、塵はよく出るか。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい。御掃除・すいすいです、シエロ様。
そうですね、お掃除です。この学園はお掃除する場所が多いので助かります。無論お掃除できるように散らかしてほしい、というわけではありませんが(階段の掃除をして、それから上がってきたという形である)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
(様呼びは慣れないな。)(軽く肩を竦めるも、強要は出来ないかと割り切り。)
掃除出来る方が助かる──か。いやはやお掃除する人の鑑ではあるし、実際助かります。(うん、うんと頷く。)
だけど、一人でやるには大変じゃないかな?ほら、今日は生徒も疎らではあるし…。
(何せ、広い。無論一日中掃除と言うわけでもない、とは思いながら。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
そう言ってもらえると、私もありがたいものです。サキュバスはそうでなければ生活できないそうなので。
(サキュバスは精神エネルギーを糧として活動している。精神エネルギーとは感情が喜びへと移ろったとき、感情が揺らいだとき、良い御掃除を見たとき[要出典]などに発生する。掃除をして喜んでもらうことは掃除機にとって趣味であると同時に生活するにあたって不可欠なものでもあった)
私とて毎日学内の全てを掃除するわけではありません。予定を決めてそこをお掃除しています。毎日常に全てを綺麗に、というのはできませんからね。
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
成る程、感謝等のプラス感情をエネルギーに…ですか。確かに、綺麗にして頂いて、感謝はすれど、悪感情が湧くことはそうないですからね。
(他種族の生態等は未だ不勉強故に、納得とばかりの感嘆の声。其れも、清掃は生きる事で相応に必要な事だから、循環としても効率は良い。ふむ、と頷くと。)
それもそう、か。………。(しかし、しかしだ。うむ、と目を閉じ。) もし、邪魔でなければ、お手伝いしても構わないかな?ほら、…して貰ってばかり、はね。
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい。喜んでもらうことでエネルギーが得られるというのはとてもよい機能かと思います。掃除をしてエネルギーも得られる、一石二鳥というものですね。
……よろしいのですか? はい、お掃除仲間は大歓迎です。
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
はは、確かにそうですね。
人の為になる事をして、活力になるとはまさに最高の循環だ。
(緩く頷き、柔和な笑顔を浮かべて。)
勿論。何せ、青のクラスの仲間だし、一人の力に甘んじ続けるのは、私の性分が許してはくれないから。
(掃除道具は何処だっけ、と、出入り口扉を開き、中を見る。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
ありがとうございます。それでは、私が砂埃などを吸いますので、拭き掃除をお願いしてもよろしいですか?
(そう言うと、改めて砂埃などをすいすいと吸い込んでいき)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
吸い──?おぉ……。
(名前の通り、掌に吸い込まれている。目をまん丸く見開き、物珍しそうに視線が追いかけて。いやはや、世界は凄い。今は新宿しかないけど。)
ッと、いけない。見惚れている場合じゃなかった、道具、…道具。
(一旦屋上から出て、近くの用具入れを漁り。モップとバケツを手に、階段をだかだか走り降り、暫し後にまた戻りきて。)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
お、っ…またせ、とりあえずこれで、いいのかな?
(水の雫が、揺れる水面からぴちゃりと飛び散り。モップをバケツに押し込み、ばちゃばちゃ音を奏でる。雑。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい、大丈夫です。私が吸ったところから拭いていってください。
(一度吸うのをやめて、ぺこりと一礼すると、再び歩きつつ吸い込みはじめ。歩くたびに尻尾と翼が揺れている)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
(水に浸す。絞る。水滴の音が響く。)(指示を受け、座れた場所からモップを滑らせる。一瞬湿気を帯びるが、すぐに陽射しの熱で乾いてゆく。)
よ、…っと、ほっ…あ、ガムを踏んだ跡みたいなのが。こっちは──染み?何か赤黒、……………(言葉を止める。ごしごし。)
い、意外と汚れっちまっ──(ちらり。翼と尻尾が、瞳に映る。特に尻尾だ。そりゃあついてる場所が場所だ。ちら、ちらとみる。おとこのこだからね。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
皆様、意外と屋上をいろいろなことに使われているようですからね。結構掃除をする甲斐があるものです。……どうかしましたか?(喋りつつ掃除を行う途中、ふと振り向いて。視線を感じたのか、あるいは精神エネルギーが貯まったのを感じたのか)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
いやいやいや何でも無い、無いデスヨー。
(ふい、と視線を逸らす。女の子のを目で追いかけてた等とバレれば、明日から女子からの視線が絶対零度かドブを見る眼差しになる。其れだけは、避けたい。)(張り付いたガムを濡らして削り、また拭いてと繰り返すと、綺麗に剥がれた。)
まあ屋上って、のんびり出来ますからね。食事したり、人とお話したり、遊んだり。….御掃除さんは、そんなスポット無い?ほら、落ち着く場所とか。
御掃除・すいすい 2021年8月28日
そうですか、何でもなければよいです(特にそれ以上詮索することもなく前を向いて)
落ち着く場所、ですか。私は掃除をしているときが一番落ち着きますが……場所となると難しいですね。
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
(チラ見。矢張りサキュバスは、うむ──心で親指をぐっと立て、掃除を続けよう。そう、これは掃除。吸い込んだ後を追いかけるのは、ごく自然な話だ。)(と、自らに言い聞かせて。)
成る程、行為自体が既に、と言うものですか。まあ場所と言うと、思い出にある環境や、場所──まあ世界がこれだから、似通った場所とか、ですかね。誰かと行った、居たとか。
御掃除・すいすい 2021年8月28日
思い出と言うとやはり家になりますが、今は坊っちゃんたちも帰ってきませんからね。そういう意味では、今後この学園が思い出の場所になっていくのだと思います。私、生き物一年生ですから。
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
家、か。(手が止まる。) 私も、そうだ、ったなぁ….帰る場所、帰ってくる場所が、如何に偉大かよくわかったよ。(喪ってから気付くものは、あまりに──)
学園が、か。…なら友達とかと過ごす時間や、青の仲間と過ごせる時間、沢山出来たら良いね。一緒に掃除をしてみたり、或いは何か──こう、何か。(浮かばなかった。苦笑い。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい。帰って来た坊っちゃんたちを出迎えられるのがいかに幸せか、こうなって改めて身に沁みました(いつの日にかまた出迎えられるとよいですが。そのときの私は、きっと元の姿に戻っているのでしょうけど)
そうですね。これからの日々を大切にしていきたいものです。様々な方と掃除をしたり、それ以外のことをしたり。
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
そう、だね。(とうさん、かあさん。じわり、と胸に熱が宿る。其れを振り払うよう、首を振る。泣いてなど、やるものか。瞼がぴくぴく震えても、我慢。)
きっと楽しい毎日になりますとも。色んな事が出来るようになれば、その主なんかにも、良いお話になったりするのかも。
(日記とかつけてみてさ。人差し指を立て、そう提案。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
日記ですか。よいですね。つけてみることにします(そうすれば、私が話せずとも坊っちゃんたちに何があったのかは伝えられますから。すいすいは頑張りましたよ、と)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
(健気で、真面目で──いやはやまた、青を好きになれそうだ。一層、好きに。そう微笑しながら、モップを立て掛ける。)(記した記録はいつか、話のタネになるのだなぁ、と表情がふんわり。)
さて、だいぶ拭きましたが、これくらいで大丈夫でしょうか?或いは仕上げとかあったりします?
(ふぃー、と息を吐く。暑さからか、汗が頬に滴るが。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
いえ、専門の人がやるような大掛かりな仕上げはできませんから、これで完了ですね。
道具の片付けはゴミ捨てと一緒に私がしてきますのでおまかせください(そう言って、掃除道具を受け取ろうと近づき)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
ああ、ありがとう。…実は、業務以外の片付けや掃除が苦手ではあったのですが、中々どうして。(そう、何かすっきりした。日光は暑いのに、身体は汗でべったりするのに。心に、風が吹き抜けたような──)
良きものですね、清掃とは。…ありがとう、貴女のおかげで、私はまた一つ知る事が出来ました。
(モップを差し出しながら、柔らかく微笑んで見せよう。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい、掃除とは良いものです。場を綺麗にし、心を綺麗にし、そして人に喜んでもらえる、そういうものだと私は思っています。
……いえ、私のおかげではありません。掃除を手伝うと言ってくれたのは、他ならぬシエロ様なのですから。
(モップとバケツを受け取ると、ぺこりと一礼をして。それから、ゴミ捨て場に向かい一度屋上を離れた)
(演出継続)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
(……数分後、戻ってきた掃除機の手にはスポーツドリンクのペットボトルが2本握られていた)
改めて、お疲れさまでした。こちらは私からのお礼です。
(そう言って片方を差し出して)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
…────。(綺麗にする。恐らく教師やその類に言われても、そうですねと其れで終わりだ。だが、何か違う。何が違う?彼女は、心の奥底、根っこからそう言っていると、頭が理解出来る。) …うん、私も、もう少し掃除、頑張ってみようかな。(だから、自然と唇から、そう漏れた。)
それでも、貴女が日々頑張ってるのを知ったから、私は動きたくなったんだよ?君は、凄いね。
(揺さぶられた。こんな子も、いるのだと。屋上から出る背中を見て─心あれ?戻って来た。)
(演出継続)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
ふ、ぁ?や、これは──(見る。彼女を、ドリンクを。)(普段ならば、遠慮した。だけど。) あり、がとう。…いや、お疲れ様でした、かな?(ふにゃり。笑って、ドリンクを受け取る。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい、お疲れさまでした。今日は暑いですからね。水分補給は欠かさないようにと陸様からも言われています(そう言うと、自身も当初男性が休んでいた陰へと移動し、腰を降ろして。それからペットボトルのキャップを開けて飲んだ)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
へぇ、陸さんから。…じゃ、頂きます。(蓋を開き、ボトルを傾け唇に運ぶ。水分が身体に染み渡り、普段の数倍美味い気さえした。) ふ、…美味し。(物陰に移動し、吹き抜ける風が、汗を、身体を冷やしてゆく。)
暑いけど、もう8月も終わりか。…早いよね、ホント。
御掃除・すいすい 2021年8月28日
そうですね。時が過ぎていくのはとても早いものです。この学園に来てから知りました。
(ロボットとして、時計が内蔵されている以上今までの時間間隔は完全に均一なものだった。この身体になってから、この学園に来てからはそうではなかった。一瞬一瞬が新鮮で、いつの間にか一日が終わる、そういう経験があるのだと掃除機は知った)
秋になると暑さも和らぐと聞きましたが、まだすぐにというわけには行きそうにないですね。……シエロ様、少しよろしいですか?(すっ、と男性の首筋に手をかざして)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
確かに、この学園に通い始めてからは激動ですね。
(からからと笑う。番長との出逢い、慣れない養殖や牧畜。畑は親のお陰で何とかなったが、学び始めたらあっという間。あっという間に──過ぎたら、世界が戻った時、どうなるのかなと。)
へ?あ、…うん、どうかしました?(手が、首筋に。)(どくんと心臓が跳ねる。女の子が、距離が、近い──!)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
(かざした手の辺りから男性の首元へ……まるで冷房のような冷えた空気が放出された)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
…────ッ(ひんやり。熱を帯びた身体が、冷やされていく。首から、服の中へ。小さく震え、目を見開きはした。した、が。)
はは、冷房みたい。…ありがとう、すいすいさん。暑かったのが、楽になったや。
(口調が少し砕けた。嬉しかった。何か、この子はきっと、裏も表も無い、純粋に良い子だと理解出来たから。警戒の扉が、開いた。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい、冷房です。先ほど中に入ったときにタンクに冷房の空気を吸い込んできました。もちろん、ゴミをすべて出したあとですのでご安心を(本来だと空気を吸い込んだあと放出して敵を吹き飛ばすのに使うものだが、出力を抑えればこういうこともできるのです)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
はぁ〜…すんごいね、そんな力まで。(瞬き。サキュバスって凄い、改めて思った。世の中のサキュバスの標準装備かな──と、あらぬ誤解を生み出しながら。)
さて、っと。(ドリンクをぐびっと飲み干し、息を吐いて。)
そろそろ、牧場で動物にご飯あげに行かなきゃ。すいすいさんはこれから?(どうする?と。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
私は掃除機ですからね。吸引するのはお手の物です。
私はこのまま他の場所を掃除しようと思います。人がいないときじゃないとなかなか掃除できない場所もありますからね。
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
私の知ってる掃除機と造形がめちゃくちゃ違うけどね。
(ふふ、と笑うと、シートを折り畳み、鞄に放り込んで。)
お、おお…そう、なんだ。まああまり遅くならないようにね?また、明日か明後日に。
(夜はなんだかんだあるからね、と、告げながら。別れの挨拶と共に手を振り、屋上から去り行く。)
御掃除・すいすい 2021年8月28日
はい、お疲れさまでした。そうですね、気をつけます。
(男性を見送るとペットボトルを飲み干して、それから次の掃除場所へと向かうのでした)
シエロ・ラヴィオン 2021年8月28日
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