奴崎組

【新参】火撫・穂垂【組員】

奴崎・娑婆蔵 2021年8月28日
……。……?
(何やら小柄な少女が後をついてきている。隠れているわけではないのですぐに気づくだろう)

……ねぇ、そこの人。
(しばらく離れて様子をうかがっていたが、てけてけ近づいてきて声をかけてきた。まじまじと包帯姿を眺めている)
……あれ、違うんだ。
てっきり、ボクと同じだと思ったのに。
(そういう少女の左腕には、掌から二の腕にかけて包帯が巻かれており、その下に夥しい火傷と裂傷の痕があるのが隙間から見える)
ボク?ボクは、穂垂。火撫(かなで)の、穂垂(ほたる)。
火撫の祭司……の、跡取り。
ねぇ、おじさんは?おじさんは術士じゃないよね。それなのに、布巻いてるの?どういう人なの?
(何やらずいぶんと少女の興味を惹いてしまったらしい。このままついてきそうな雰囲気だ……)

          ※

●新参組員:「火撫・穂垂」
【12/女/人間:レジェンドウィザード×デストロイヤー】(9/18生)
https://tw7.t-walker.jp/character/status/g00006

・スレ設置期間【~9/4(土)】
・組員みんなでこのスレに書き込んで新参者を囲もう!




0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月28日
…。……。………。? ??
(何やら…ちみっこいのが、着いて来ている…?)

(……ねぇ、そこの人。)
――アア、へい? (あっ声掛けて来なすった)

(……あれ、違うんだ。てっきり、ボクと同じだと思ったのに。)
ンン? なんだなんだ、なんの話でござんすか。それよりあれだ、お嬢、そちらさんはどこのどちらさんで? (まあお互い包帯グルグル巻きファッションがアツい所ではあるが)
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月28日
(ボク?ボクは、穂垂。火撫(かなで)の、穂垂(ほたる)。火撫の祭司……の、跡取り。)

――ははぁ。察するに、火に関する「まじない」を生業とする血筋だり…ってなァ所でござんすか。

(ねぇ、おじさんは?おじさんは術士じゃないよね。それなのに、布巻いてるの?どういう人なの?)

おじッ (凹む)
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月28日
――奴崎組組長、奴崎娑婆蔵たァあっしのことでござんす。 (気を取り直して名乗り返しーの)

ここは奴崎組。奴崎組…「新宿島本部」。ディアボロス各々方に呼びを掛けて、力ァ合わせてぼちぼちやろうってェ寄合所帯でござんす。あっしはその〝仕切り〟でさァ。
0

火撫・穂垂 2021年8月28日
奴崎 娑婆蔵。奴崎の、娑婆蔵?
(どうにもあまり『苗字』というものに馴染みがない身の上らしい。新宿で概念こそ学んだようだが、慣れてはいないように見える)

仕切り。みんなの、まとめ役?
そっか。じゃあやっぱり、ボクと同じかも。父上も、みんなをまとめてたんだ。
(ミニ丈袖なしの和服という身軽そうないでたちの少女の表情は変化が薄い。が、なんとなくはしゃいでいるようにも見える)
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月28日
…。……。………。 (立ち止まって、屈み込んで、目線の高さを合わせて――)

「火撫の」――、ははぁ。察するに、そりゃ「地名」でござんすか。 (「姓」に馴染みなさゲな様子をそのように嗅ぎ付ける) どこそこの、誰々の…と。
して? 祭司の、跡取りで、父上が、まとめ役…ってェと――成る程? まじないを主とする界隈の出の娘っ子ってなァ所でござんすか。
0

火撫・穂垂 2021年8月28日
そう。
父上は、火撫の里の、一番すごい術士で、だから祭司だったんだ。
(なので、一応戸籍上は『火撫・穂垂』で『かなでの・ほたる』となっているが、『火撫』は『かなで』と読むのが正解なのである)

みんな、すごい火に飲まれてなくなっちゃったけど、ボクはこうしてまだ燃えてるから、今は祭司の仕事は、ボクの仕事。
(火を熾して、保って、消えないように、まわりを焼かないように。その場でくるりと回って見せながら、口ずさむようにそんなことをのたまった)
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月28日
成る程、お前さんが一人…ディアボロスとして…この島に。 (カナデチャンの言うことをふむふむ頷きながらジワジワ理解を進める図)

祭司の仕事なァ…? 随分と苛烈な稼業であるようで。火傷だらけじゃァありやせんか、お前さん。
0

火撫・穂垂 2021年8月28日
だから、おじ……娑婆蔵も、火撫の者かと、おもったんだけど。
(違ったみたい、ちょっと残念。そう娑婆蔵に向き直って)
(ん?と包帯の奥の視線に気づく。それが自身の左腕に向けられていると知れば)
これ?
ボクらは、みんな火を燃やして生きてる。火は、強すぎると薪をすぐ焼き尽くしちゃう。
だから、これは自分が焼き尽くされないようにって、戒め。
強すぎる火を、求めすぎちゃいけないの。ボクらの使う火は、そういうものだから。
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月28日
おじィ (二度目のダメージが入る)
…ン゛ン。 (咳をしても29歳。)

――アア、成る程? 包帯グルグルを見て、自身の他にも『火撫の者』がこの島に流れ着いていたのかと。そのように思いなすった? そいつァ…期待を抱かせちまいやしたかねえ。いや申し訳ねえ。

ともあれ――、ははぁ。常に自戒と共にある術でござんすか。人を呪わば穴二ツ、とも申しやす――お前さんの時代にゃァ「ある」言葉でござんしたか? 匙加減を常に見誤るまいってェ気組みは良い縛りでさァ。
0

火撫・穂垂 2021年8月28日
その言葉は……うん、聞いたことはある、気がする(そもそもが、その語源は平安時代の陰陽師の話につながる、かなり古いものであるゆえに)。
焼き尽くすほどに強い火は、自らをも焼き尽くすことを心せよ。
火の御するを知り、火の御せぬを知れ。そう、教わったよ。
(わかってる人だ、と、ご機嫌な様子である)

火撫の者じゃなかったのは残念だけど、娑婆蔵は、たぶんいい人。
ねぇ、その奴崎……組?ってところ、ボクも行っていい?
娑婆蔵が、まとめてるところ、見てみたいな。
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月29日
よござんす。 ( ボ ゥ )
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=10944

(目端から、黒い焔が一条。薄く細く棚引くように噴き、霞んで消えた)

――あっしの灯す焔は、諸人を癒し温め文明を育むそれでなく。
地の獄で亡者共を只々灼いて苛むだけの、娑婆で掲げるにゃ難儀極まる代物じゃァありやすが。
0

火撫・穂垂 2021年8月29日
それを、自分で理解してるなら、娑婆蔵は大丈夫。
それも、火の一側面。それで焼くべきものは、わかってるんでしょ?
(ふふ、と悪戯っぽい笑みを浮かべて)

……それで焼くものを間違えたのなら、正すのがボクの仕事。
火を見て、その在り方を正すのも、火の祭司の役割。ボクは、ちゃーんと見てるからね。
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月29日
…? ――成る程、こいつァ。およそ〝火〟の類、全てをひッくるめての祭祀でござんしたか。「火撫」ってェのは。

おうおう、気の行くまで見てなせえ。あの世の火を借りてくべようってェのに、筋道違えたらコトでござんすからねえ、カハハ。
0

火撫・穂垂 2021年8月30日
そう。
火とは命。ボクらもみんな、火を持っている。
魂を種火に、血肉を薪に燃える、命の火。
火撫の祭司は、命を視る者。

……ほら、早く行こ。
(と、今度は急かすように体をふわふわと揺らして見せた)
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月30日
火は命である。してお前さんは、であればこそ、命を視る者である―― (急かされれば、へいへい、と頷きながら、ぼちぼち先導するように歩き出そう)

カハハ、こりゃァ気の抜けねえこって。
せっかく娑婆に帰って来たってェのに、重ねて死人を気取って怠けでもした日にゃホタルちゃんに叱られるやつでござんすね、こいつァ――
0

奴崎・娑婆蔵 2021年8月30日
【このスレッドは終了しました】
0