【個】黒鉄に篝火を映して
殴打・鎚壱 2023年5月11日
魔女達が楽し気に騒ぐ夜、ヴァルプルギスナハト。
そんな賑やかな祭りの外れ、篝火の光が少し遠目に見えるレジャーシート。
ただそこにいただけか、誰かを待っていたのか。
自分でもどうなのかわからないまま座っていた僕の元に、君は来た。
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#小女子・在処
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小女子・在処 2023年5月11日
んっ。
金槌おぶ金槌。
みたいなモノだね。
(見せられたシンプルな鎚にはそんな感想を述べます。)
殴打・鎚壱 2023年5月11日
え、え、え、えっちな本なんて流石にこんな人の多いところに持ってこないよ!
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
……そ、そうだね。まあ、金槌で間違いないよ。
(息を整えて落ち着きながら、金槌そのものを彼女にも見せる。)
小女子・在処 2023年5月11日
オトコノコはそういうものを拾って見せ合うと聞くが。
まあそういうものか。
(慌てるあなたを頷きながら見。)
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小女子・在処 2023年5月11日
私は詳しくなくて。イメージの話しかできないから。
詳しいなら。鎚の話をしてくれるかい。
ガベルというのは小さなものだったか。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
現代だと中々そういう文化も無くなってきている気もするけど……いやいや、僕は何を話しているんだ……。
(少なくとも僕は持ってきたことはない。)
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
ああ、そうなんだ。
(そういうのも、珍しくないというのがこの新宿島であることを思い出す。)
えっと、そうだね。これはいわゆる金槌。
持ち手は木だったり鉄だったりすることもあるけど、これは木の持ちてに文字通り鉄で出来た鉄の頭がついた、所謂工具ってやつだね。
ガベルは……競売とかで使う、木で出来た小さなハンマーだからさ、このくらい質量と重量があるもののほうが、落ち着くんだ。
(手渡すことは諸事情的に出来ないが、彼女に手の中の物を見せながら説明する。)
小女子・在処 2023年5月11日
古い習慣を。
伝えているのかもしれないな。
大事なことだ。
(どこまで本気がわからないが。呟きました。)
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小女子・在処 2023年5月11日
ああ。落札したときに鳴らすような。
何かの番組で見たような。
今持っているのはこの2つなのかな。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
(大事だと思うことを後世に今のことを伝える、大切なことだとは思う。まあ、その内容がどうであれ。)
ああ、そうそう、ハンマープライスってヤツだね。
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
いや、実はまだ沢山持ち歩いてはいるんだけどもね。
(学生服の中や隠しポケットから、鉄以外のハンマーもちらりと見せる。)
流石に、おおっぴらに全部は持てないしね。
あと、黒以外は目立つから。
小女子・在処 2023年5月11日
おお。いっぱい。
んっ
鎚であることが大事なんだね。
用途は関係なく。
(なるほど。なるほど。などと相鎚を打ったり。)
そうか。目立つのは好きじゃないか。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
実際の用途で使うことなんてそうそうないからね。
あっ、いやっ、別に『それ以外』で使うってわけでもないよ!
僕はただ、持っていると落ち着くだけだから。
(初めの言い回しが不味いと思い、僕は訂正しながら慌ててそう言う。)
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
ただでさえ目立つ髪色と背丈があるからね。
慎ましく生きたいと思っているよ、僕は。
(本当に。)
コウナゴさんは、目立つことが好き?
小女子・在処 2023年5月11日
ああ。私も誤解させてしまったかな。
用途で言えば。音を鳴らすためのバチも近いように思うけど。それじゃあダメなようかなと。
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小女子・在処 2023年5月11日
そうか。
(じぃっと。あなたをゆっくり。上から下まで見て。)
そうだな。大きいな。
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小女子・在処 2023年5月11日
私は好きというか。必要があってそうしているね。
気持ちを向けてもらうことが。エネルギー水面とだから。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
あっ、僕も勘違いしていたよ。
……そうだね。
僕は、鎚以外でこの『欲』を満たすことは出来ないし、鎚ではないものを鎚として認めることが出来ない。
はは、難儀だよね。
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
(まじまじ見られると恥ずかしくなって僕は座ったまま少し身をよじる。)
あ、改めて見られると恥ずかしいね。
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
(ちょっと落ち着くと、彼女の言葉に引っかかる。)
……えっと、必要があるって……気持ちを向けてもらうことが、か……。
小女子・在処 2023年5月11日
んっ。
でも自分で「こう」と。
わかっているなら。いいんじゃないかな。
無論。私には君の大変さはわからないから。楽なものだと言うつもりはないけれど。
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小女子・在処 2023年5月11日
私はいくら見られても大丈夫だよ。
(そういうと。ふわりと浮かぶみたいに。ゆっくりとその場で回ります。)
(つばさ。服の裾。尾。)
(くろ。しろ。くろと。見せつけるように。目に映るように。)
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小女子・在処 2023年5月11日
んっ。自分に向けられる感情がエネルギーになるんだよ。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
はは、正体不明の苦しみに苛まれるよりは、『鎚を持っていないと動悸が起こる』なんてわかりやすい症状なのは、確かに楽かもしれないね。
(僕は、これを手離さなければいいだけだから。)
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
(世闇の中、白と黒で成された彼女。その姿が浮かぶ綺麗さに、惚けるように目を奪われる。)
(じっと見入ってしまうのは、きっと不可抗力だろう。)
(そんな僕も、今彼女にエネルギーを与えているのだろうか。それは、僕にはわからない。)
小女子・在処 2023年5月11日
ふふっ。ゴチソウサマ。
(視線を向けるあなたに向き合うと。芝居掛かった礼をして。)
わたしも「こう」だとわかるまでにはちょっと苦労したしね。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
あっ、いえ、こ、こちらこそ、どうも。
(はっとする。見つめていたことすら無意識だった自分が途端に恥ずかしくなる。つい敬語になってしまうのは、これも無意識のせいだろうか。)
(正直、綺麗だった。それを面と向かって口に出すのは、まだ少し男としての勇気が足りないが。)
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
……でも、自分のことを分かるって、意外と難しいことだよね。
僕は気が付いたら『こう』なっていたから、それを見出すまでの時間はなかったからいいけど……。
(苦労した、ということは気が付くまでに時間がかかったはずだ。その間は、彼女は苦しんでいたのだろうか。)
小女子・在処 2023年5月11日
暗闇と篝火は雰囲気作りの味方だからね。綺麗に見えるものさ
(種明かしだ。とでも言うように伝え)
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小女子・在処 2023年5月11日
んっ。
そうだね。
特殊能力とかじゃなくても。
自分の考えも想いも。
自分の限界も果ても。
それがわかっている人の方が少ないかもしれない。
それをいきている間に見つけられることは幸福なのかもしれない。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
(ムードっていうやつ。実際に頭で理解して体感することは、意外と珍しいかもしれない。)
(そうだとしても、彼女が綺麗だという僕の感想に変わりはないのだから。)
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
……自分のことを知らずに、死んでいくっていうことも……きっと、あるんだろうね。
僕たちは、それよりは少しでも……幸福、なのかな。
(少なくとも、あの苦しみには皮肉にも生きている実感はある。それを感じられること自体が、幸福だという人もいるだろう。)
小女子・在処 2023年5月11日
む。
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小女子・在処 2023年5月11日
訂正しよう。
純真な目線は。少し。くすぐったいな。
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小女子・在処 2023年5月11日
そうだね。
こんな時代だから。余計。
さて。どうだろうね。
私は迷ったら。良いように考えることにしているが。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
(目線は時に口よりも物を言う。つまりそういうことだって彼女の口から伝えられれば。)
ごご、ごめん!いや……君が綺麗なことには、変わりはないよな、って……。
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
良いように、か……それは、そうかもしれないね。
生きているのなら良いことがある。
確かにそう考えたほうが、絶対楽しいもんね。
小女子・在処 2023年5月11日
なんだい。追撃かな。
いぢわるだね?
(言葉には相応しくない。からかうような声色で言ってから。)
ふふっ。ありがとう。
(無効票)
小女子・在処 2023年5月11日
んっ。
どうにもならないことはたくさんあるからね。
どうにかできることくらいは。楽しもう。ここはそうするのに適した環境であることだし。
殴打・鎚壱 2023年5月11日
(そういうつもりはなかったが、そういうことになった。でも、やっぱり伝えられることは悪くないなって、彼女の感謝の言葉を受け取りながらそう思う。)
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殴打・鎚壱 2023年5月11日
確かに。やりたいことは精一杯応援してくれるところだからね、ここは。
でも、環境だけじゃない……僕も、皆の……君も含めて、楽しむために出来ることは手伝うよ。
先輩のためにね。(同い年だけど、先に入った彼女の手助けになりたいという気持ちを込める。)
小女子・在処 2023年5月11日
もっと慌てるかと思っていたが。
想像を上回る善良さだった。
(無効票)
小女子・在処 2023年5月11日
それは。是非。
お互いにね。
私は『学生らしいこと』を沢山したいと思っているから。
先輩面をして後輩を導くのはやりたいことのひとつだった。
(ふふん。とばかりに胸を張って。羽根を広げ。尾をあげて。)
(精一杯。。大きく見せるのです。)
殴打・鎚壱 2023年5月11日
正直、顔から火が出そうなくらい熱いよ。
(篝火の赤で紛れてはいるけどもね。)
でも、さっき話した通りで、良いことはちゃんと考えて、伝えたほうがいいって……今はそう思うから。
(明日からの僕は、もしかしたらもっと火が出てるかもしれないけれども。)
(演出継続)
殴打・鎚壱 2023年5月11日
(とても頼もしい先輩だ。僕はこの子のような背中を支えてあげたいって、それが一つの目標なのかもしれないななんて思う。)
じゃあ、学生らしいこともいっぱいしよう。
幸い、ここにいる年月的には先輩と後輩だけど……僕たちは同級生できっと普通よりは、ちょっと話がしやすい環境だろうからね。
小女子・在処 2023年5月11日
そう。そうだね。
良いと言われて悪い気はしないし。
そう言い続けて貰えるよう。努力しようという気にもなる。
私の場合は実もあるしね。
(演出継続)
小女子・在処 2023年5月11日
んっ。
じゃあ。改めて宜しく。
(そう言って手を差し出します。)
殴打・鎚壱 2023年5月11日
こちらこそ、これからもよろしくね。
(いつもであれば恥ずかしがって出来ない女の子との握手も、篝火の熱さに紛れて自然と行うことが出来る僕であった。)
小女子・在処 2023年5月11日
んっ。
男の子の手だなぁ。
(手を握ると。しみじみそんなことを言います)
殴打・鎚壱 2023年5月11日
(彼女がそんなことを言うのなら、僕は意識から意識的に外していた、女の子と握手しているということを急激に意識し、顔が篝火の赤よりもさらに紅潮してしまう。)
(そんな僕たちの、賑やかしくも慎ましい、魔女たちの夜であった。)