【個】放課後お誘いクラブ
御掃除・すいすい 2023年4月2日
ある日の放課後、保健室に集う3人の乙女。
華麗にお誘いをするために。
自分らしさを見つけるために。
切磋琢磨するここは、秘密の花園。
3
十桜・ひとめ 2023年4月2日
そう。私だけのものにしたいって感情はとても大切よ。
思うのも、思われるのも。
気になる子の意外な一面────こうしてギャップの話をしているように、こういう『他の子が知り得ない部分』を敢えて出すと…………ドキドキしてしまって、否が応にも気になってしまうものよ。
春叶・マユ 2023年4月2日
私もまだ独占欲、というほどの気持ちはあんまりないかも……です。
(私がまだ子供だから、なのでしょうか)
相手の知らない部分……自分で考えるとなると、ちょっと難しいですね。
普段と違うことを刷れば何でもいいっていうわけでもないでしょうし……
御掃除・すいすい 2023年4月2日
そうですね。マユ様の言うように、知らない一面というのを意識的に出すのはなかなか難しそうです。
そういった場合、ひとめ様はどのようにされますか?
十桜・ひとめ 2023年4月2日
そんなのなんでもいいのよ。
本当は食いしん坊。本当は犬よりも猫が好き。本当は朝が起きるのが苦手。
言うのが恥ずかしいこと。本当は思っているけれど言えないこと。
そういったものをこっそり、その子にだけ教えてあげるの。もちろん、約束してね。
春叶・マユ 2023年4月2日
恥ずかしいことを教えちゃうんですか……!?
(想像もしていなかった答えに頬がほんのり熱くなります)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
それでも出てこないなら────作ってしまえばいいわ。
無闇に人には話さないけれど、少しだけ理解者が欲しい趣味とか。
我はあんまり隠し事はしないけれど、こう見えて重いものを持つのが苦手よ。
(自信ありげに話すが、印象からあまり外れていないことなのでした)
御掃除・すいすい 2023年4月2日
なるほど……いろいろあるのですね。
どういった一面をさらけ出すかによっても印象が変わってきそうです。
なかなか奥が深いですね。
御掃除・すいすい 2023年4月2日
(印象通りですね……という顔のすいすいです)
春叶・マユ 2023年4月2日
そっか、そこまで恥ずかしいことじゃなくても人にあまり話していない事ならいいんですね。
(印象通りだ……という顔のマユです)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
(あれ?)
春叶・マユ 2023年4月2日
じゃあ私は……夜一人でお部屋の外を歩くのが怖い……とか、でしょうか。
(やっぱりちょっと恥ずかしいかもしれません)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
(こほん)
刹那的なことでもいいのよ。
例えば、この前何もないところで躓いてしまったとか……可愛いでしょう?
得意そうなのに苦手なこと、好きそうなのに苦手なこと。
自分が周りにどう思われているかを意識するといいわ。
御掃除・すいすい 2023年4月2日
(可愛らしい秘密ですね……という顔のすいすいです)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
(かわいい!)
そういうことよ!とってもいいわ!
御掃除・すいすい 2023年4月2日
では私は……実はおしゃれするのが好きです。
いろいろな方に魅力を教えていただきました。
春叶・マユ 2023年4月2日
む、難しいですね……
ひとつひとつは思い当たることがあったりしますけど、自分が周りにどう思われて……というところまで考えると……
……え、こ、これでいいんですかぁ……!?
春叶・マユ 2023年4月2日
あ、確かに今日のすいすいさんの格好もそうですけど、おしゃれの幅が広いなってギャップがありました……!
(普段がメイド服だからもう少しゆったりした服を中心に着ているというイメージがあったので。)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
まあ!すいすいはオシャレに目覚めたのね!とってもいいわ!
十桜・ひとめ 2023年4月2日
マユは体が大きいから、ちょっと子どもっぽいところがある部分が垣間見えると、キュンと来てしまうわね。
それはとっても強みだと思うわ。むしろ、自然体の方がどんどんみんながメロメロになってしまうかも。
御掃除・すいすい 2023年4月2日
ふふ、ありがとうございます。
自分を魅力的に見せる、という行為は楽しいものですね。
これは私がサキュバスだからかもしれませんが。
御掃除・すいすい 2023年4月2日
なるほど……甘えん坊な様子を見せるマユ様など、とても可愛らしいです。
春叶・マユ 2023年4月2日
そ、そうなんですか……
身長高いことってあんまり良いって思ったこと無かったんですけど……それが逆に可愛くみえることも、あるんでしょうか……
(単に身長が高いだけならばいいのですが、小学校の頃から周りよりも大きいというのはコンプレックスだったから……)
自然体で……たまに甘えて……いいんでしょうか。
春叶・マユ 2023年4月2日
サキュバスだからだとしても、そうやって自分を見せることが楽しいって思えるのはちょっと羨ましいかも……です。
十桜・ひとめ 2023年4月2日
いいえ、いいえマユ。背の大きな子は可愛いのよ。
それこそ大きなギャップ萌えというやつね。
十桜・ひとめ 2023年4月2日
…………
十桜・ひとめ 2023年4月2日
(おいで、と両腕を広げてみせて)
(彼女よりも小さな体躯を無防備に晒しました)
御掃除・すいすい 2023年4月2日
こればっかりは安易にマユ様もいつかそう思えるようになりますとは言えませんが……自分を好きでいれば、きっと。
御掃除・すいすい 2023年4月2日
(おや、と両腕を広げるひとめ様の様子を微笑んで眺めています)
春叶・マユ 2023年4月2日
背の大きさもギャップ……
(そんなことは今まで考えたことも……いえ、考えても、ずっと違うんじゃないかって思っていて)
自分を好きになれば……
(この体の大きさも含めて、自分を……)
春叶・マユ 2023年4月2日
……え、ひとめさん……?
(両腕を広げたその姿は、どう見てもおいで、と言っているようで……)
(すいすいさんは、それを微笑んで見ています。)
えと……いいんでしょうか……。
十桜・ひとめ 2023年4月2日
そう怖がらないで──────いいのよ。マユ。
御掃除・すいすい 2023年4月2日
はい。そうすればきっと、好きな自分を着飾ることもよく魅せることも好きになれるはずです。
……ほら、ひとめ様も待っていますよ。
春叶・マユ 2023年4月2日
(ひとめさんみたいに綺麗な人にそんなに無防備においでってされたら……ほんとに私が飛び込んでいいのかなって、心配になっちゃって……でも……)
ひとめさんが、いいのなら……
(これが、誘惑されるということなのでしょうか)
(すいすいさんの言葉に頷いて……ふらふらと誘われるように、ひとめさんの傍へ寄って、その腕の中に……)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
──────そう。それでいいのよ。マユ。
(覆ることのない体躯の差。小さな己の体が、大きな彼女の中に取り込まれるように抱きしめられる)
(けれども、こちらからも。優しく抱きしめ返して)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
大丈夫。あなたの体が大きくても、ほら。
我は潰れることもない。痛くなることもないわ。
だから、そうしてあまり自分を卑下しないで。嫌わないで。
少なくとも此処に、二人。あなたを受け入れる存在がいるのだから。
(優しく、背を撫でながら)
春叶・マユ 2023年4月2日
ん……
(抱きしめたひとめさんの体は私よりも小さくて、でもなんだか安心するような、優しい感触がして)
(そんなつもりはなかったのに、もっと抱きしめたくなって)
………はい。
……はい。
(傍で聞こえるひとめさんの声に、何度もうなずきます。)
(まるで小さな子供のよう……ううん、これが等身大の私なんだって、今更分かったような気がします。)
春叶・マユ 2023年4月2日
……ありがとうございます、ひとめさん。
私、なんだか自分の事、もっと好きになれそうな気がします。
(その言葉を、傍で見ているすいすいさんにも)
御掃除・すいすい 2023年4月2日
(そんな様子を優しげに眺めています。きっとただ甘える以上の意味合いがあったことでしょう)
ふふ、でしたらよかったです。
きっとこれから感じ方なども変わってくると思いますよ。
十桜・ひとめ 2023年4月2日
ふふ、よかった。
もっともっと、好きになってね。
我が好きなあなたが、あなた自身を好きでいてくれることが、我はとってもうれしいのよ。
十桜・ひとめ 2023年4月2日
──────
十桜・ひとめ 2023年4月2日
すいすいも、おいで?
(少しだけマユと隙間を空けて、片腕をすいすいへ伸ばしました)
御掃除・すいすい 2023年4月2日
おや。……ふふ、喜んで。
(そんな言葉に微笑むと、自らも両手を広げてひとめ様とマユ様を抱きしめるようにします)
春叶・マユ 2023年4月2日
はい……!
ふふ、なんだかすいすいさん、実感がこもってますね。
(何となくそんな気がしました)
えと……きっと、ひとめさんのおかげで、そうなれるって思います。
私ももっと、私の事、好きになりたいから……
(そして、ひとめさんが私の事を好きだと言ってくれるのが、とっても嬉しくて)
春叶・マユ 2023年4月2日
ふふ、おいでませ。
(ひとめさんと一緒に、すいすいさんを迎え入れました。)
わ……三人で抱き合うなんて、なんだか不思議な感じですね……。
(すいすいさんは私と同じくらい背が高くて、スタイルもいいからなんだかすごいです……!)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
(抱きしめられてから気づきました)
(二人とも大きくて大きいので、まるで潰れてしまいそう!)
(自分が二人をきちんと抱きしめられているのかすら分かりません。むしろ自分が二人に抱きしめられっぱなしなような)
十桜・ひとめ 2023年4月2日
(でも、同時にとってもとっても幸せでした)
我、今とっても幸せね。
こんなに素敵で、可愛いお友だちと。三人でこんなことが出来るなんて。
ええ、ええ。──────大好きよ、マユ。すいすい。
御掃除・すいすい 2023年4月2日
はい。私もいろいろと変わってきましたから。
(抱きしめたまま、こくりと頷きます。大きな胸がむぎゅむぎゅと当たっていることでしょう)
私もお二人のことは好きですよ。
せっかくこうして近くにいるのですから……このまま、お誘いの練習をしてみるのもいいかもしれませんね。
(なんて、笑顔を見せるのでした)
春叶・マユ 2023年4月2日
はい、私もひとめさんとすいすいさんのこと……大好きです。
(ぎゅっと。天使の柔らかな感触が二人に伝わりますように。)
ふふ、こんなに近くでお誘いしあったらすぐにでもOKを出しちゃいそうですね。
(二人の大きな温かさを感じながら微笑みました。)
十桜・ひとめ 2023年4月3日
あら、いいの?
そんなこと言われたら我、本気で誘ってしまうかもしれないわ。
(なんて──────)
(三人で、ずっと。ずっと)
(陽が沈むことすら気にかけずに)
(弾む会話に、花を咲かせ続けたことでしょう)
十桜・ひとめ 2023年4月3日
【〆】