【個】“今か来年末の内にやりたいこと”
藤永・えみり 2023年3月31日
「今か来年末の内にやりたいこと」を考える。
そんなことを貴方に言われて、ふと頭に浮かんだこと。
“MM学園プロム”
ふと頭に浮かんだのは、
去年は参加できなかった卒業シーズンに行われるダンスパーティのこと。
こちらから誘いの言葉を口にするのは、レギュレーション違反ですけれど、
遠回しに、自分の意志を伝える手段なんて、いくらでもあるわけで……
そんなことがあったのが昨年の12月の頭の事。
そして、時は巡って、ホワイトデーの日。
改めて、貴方からのお誘いを受けた時は、たまらなくうれしくて。
今日という日が来ることを、一日千秋の思いで待ち続けていたのです。
本日は、そんな待ちに待ったダンスパーティでの一幕です。
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#鳳・橙
#藤永・えみり
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藤永・えみり 2023年3月31日
……ありがとうございます。
色々と考えたのですけれど……やっぱり、この色かなって。
ええ、はい。せっかくですから、普段と違う感じを見せたくて。
どうでしょうか?
(無効票)
鳳・橙 2023年3月31日
へへ……へへっ。
そっかそっか……
(褒められれば心底照れたように笑って)
(襟なんかをクイッとやってみたりして)
鳳・橙 2023年3月31日
ああ、えみりの色って感じだもんな。
(見るところが多すぎて、ワンポイント部分までは目が行かず)
確かにいつもと一味も二味も違う感じだな……
どうって、そりゃあ……
(綺麗だ……とは、既に言ったばかり)
(でも今は先ほどよりも言葉が出て来そうだ)
鳳・橙 2023年3月31日
……ああ、髪おろしたえみりも、すっげー良い。
雰囲気がいつもと違うっつーのもそうだけど……ドレスとよく合っててさ。
……正直、見惚れちまったよ。
(照れくさそう頬を掻きながらも、まっすぐに言葉にして)
(無効票)
藤永・えみり 2023年3月31日
ふふっ。
(照れたように笑ったり、どこか気取ったようなポーズをとったりの橙さんの様子を見て、少し落ち着いた気がしつつ、普段の様子で微笑んで)
藤永・えみり 2023年3月31日
青は好きは色ですから。
それに……どうです、このリボンとかも、いい色合いでしょう?
(なんて、“オレンジ”色のリボンを示すようにして)
藤永・えみり 2023年3月31日
み、見ほれ……
(まっすぐな言葉に、言葉に詰まり)
藤永・えみり 2023年3月31日
……橙さんは、本当に、そういうことろ……
(なんと返していいかわからなくなって、そんなことをもごもごと言って)
藤永・えみり 2023年3月31日
(そして、困り果てた結果として)
……そっ、そろそろ、行きましょう?
(無効票)
鳳・橙 2023年3月31日
へ、リボン……?
(言われて、視線を腰元まで落として)
お、おお、青色の中にオレンジ色がハマってて良い感じ…………え。
(オレンジ……橙……)
そ、それってもしかして……
鳳・橙 2023年3月31日
やー……そこはほれ、ホントの事だし……
(言ってしまえばもうあとはどうとでもなれの精神だ。)
鳳・橙 2023年3月31日
お、おう……そうだな……
いよいよあの中に入る……んだな……
(ドレス姿の衝撃ですっかり飛んでいたが、本番はここからなのだ)
すぅー…………おしっ!
い、行こうぜ……!
(深呼吸して、えみりに手を差し出す)
(無効票)
藤永・えみり 2023年3月31日
……まあ、その……橙色も、イイかなって、思いまして。
(それだけ答えて)
藤永・えみり 2023年3月31日
……まったく。橙さんは、まったく……
(自分だけ恥ずかしさがいや増している気がして、なんとなく不公平な気がしてきますが、それが不当な感想であるという理性も働いておりました)
藤永・えみり 2023年3月31日
(なので、会場を前にして、再び緊張した様子を見せる、橙さんをみて、逆に落ち着いた気がして)
……はい、行きましょう、橙さん。
(差し出された手に、おずおずと自分の手をそっと乗せるようにして)
(無効票)
鳳・橙 2023年3月31日
それは……えみり、お前……
そ、そうか……
(それはもう完全に……それじゃんかよ……!!)
鳳・橙 2023年3月31日
(まったく、ひと緊張去ってまたひと緊張。今日は一体どうなってしまうんだ……と頭の中をぐるぐるさせつつ)
……おう。
(重なった手を、握りしめる。)
(クリスマスの日にはあれだけ躊躇した手を、今度はしっかりと)
鳳・橙 2023年3月31日
(そう、プロムとは男子が女子をエスコートするもの。)
(つまり言い換えれば男を見せる日……!)
(ここからが、本当のプロムなのだ……!
鳳・橙 2023年3月31日
……俺から離れるなよ、えみり。
(そうして手を握ったまま、プロム会場へと歩き出す)
(弾む心臓の音は緊張と……そして期待の音だ)
(無効票)
藤永・えみり 2023年3月31日
そうです……
(何がそうなのか、明確な言葉に出来るかといえば難しく、でも、そうなので、それだけ答え)
藤永・えみり 2023年3月31日
(橙さんの大きな手。鬼人特有の硬さのあるその手の感触が、しっかりと感じられて、ないはずの心臓が高鳴るような気がして)
藤永・えみり 2023年3月31日
(そんなところで――)
(『俺から離れるなよ、えみり』)
(なんと言葉が聞こえて)
藤永・えみり 2023年3月31日
……はい。離れてなんてあげません、橙さん。
(手を引かれて、プロム会場へと歩き出し)
(無効票)
鳳・橙 2023年3月31日
……!!
(えみりの返事がまた心臓を跳ね上げさせる)
(言葉は返さず、ただもう一度手を握りしめて)
鳳・橙 2023年3月31日
(そうして――いざ会場の中へと入れば)
鳳・橙 2023年3月31日
お、おお……やっぱプロムってすげえな……
(会場はすでにドレス姿やタキシードで着飾った面々が集まってきており、特有の熱気を放っているようにも感じる)
(普段なら用意されたご馳走に目が行くところだったが、今は正直それどころではなかった)
(無効票)
藤永・えみり 2023年3月31日
(自分の返した言葉に、橙さんの握る手の力が強まったのを感じて)
……橙さんも、離してはくれませんね。
(照れたようにそう言いながら、会場の中へと入り)
藤永・えみり 2023年3月31日
(気圧されたような様子の橙さんを見て)
ええ、皆さん素敵なお姿です。
藤永・えみり 2023年3月31日
……でも、私だって負けていません。
(無効票)
鳳・橙 2023年3月31日
……離すわけ、ねえだろ。
(そう言った顔は少し朱が差していて)
鳳・橙 2023年3月31日
……えみり。
(その言葉を聞いて、その表情を見て)
(胸の奥にじわりと一つの感情が湧いてくる)
(同時に、少し目が覚めたような気分にもなって)
鳳・橙 2023年3月31日
ふ……ふふ。
ああ、そうだな!
(わははっ、と笑って)
ああ……ここはあえて言っておくぜ。
今日この中で、えみり……お前が一番、最高だ。
(無効票)
藤永・えみり 2023年3月31日
……はい。
(こちらも、同じように朱が差して)
藤永・えみり 2023年3月31日
……ありがとう、ございます。
(まっすぐな橙さんの言葉が、なんとも気恥ずかしくなりますが)
藤永・えみり 2023年3月31日
(ここは、ぐっと耐えて)
……橙さんも、一番です。
藤永・えみり 2023年3月31日
さぁ、踊りましょう?
(無効票)
鳳・橙 2023年3月31日
……さんきゅ。
(まっすぐえみりを見つめて、頷いて)
今日の俺は、お前と並べる男だぜ!
(えみりに、あるいは自分に言い聞かせるように、どんと胸を張って)
鳳・橙 2023年3月31日
おうっ!踊ろうぜ!
今日までずっと楽しみにしてたんだ、えみりと踊れるのをさ!
(笑顔で応えて、再び握った手を引いて)
鳳・橙 2023年3月31日
リードは……任せな!
(無効票)
藤永・えみり 2023年3月31日
……
(橙さんをじっと見つめ返して)
……今日だけ、じゃないですよ。
(ぽそりと言って)
藤永・えみり 2023年3月31日
私だって、ずっと……ずっと楽しみにしてたんですよ。
(生真面目な少女は、昨年の12月に話したときから、こっそりとダンスの練習にいそしんできたのです)
藤永・えみり 2023年3月31日
ふふっ。お任せします、橙さん。
(機械仕掛けの身体の全スペックをもって、応じます)
(……足を踏んづけたりしては大事ですからね)
(無効票)
鳳・橙 2023年3月31日
え……。
そ、そか……。
(カッコ付けたつもりが、思わぬカウンターを喰らってしまった。)
鳳・橙 2023年3月31日
へへ……そりゃあ、なにより。
(先の事を楽しみに考える練習……そう、始まりはそんな感じだった。)
(その練習はどうやら最高の結果だったようだけど、今は正直、そのことは気にしちゃいない)
(ただ、同じ気持ちであったことが心底嬉しい。)
(……ちなみに、こちらもこっそり練習しまくった。)
鳳・橙 2023年3月31日
応!任された!
(今自分にできる限りのすべてで以て、えみりと踊ろう)
(握った手を引き寄せ、優しくその腰を抱いて)
鳳・橙 2023年3月31日
(俺たちの、プロムが始まる――)
(演出終了)
藤永・えみり 2023年3月31日
そ、です。
藤永・えみり 2023年3月31日
(橙さんの手が腰に回されるのが、何ともこそばゆい気がしつつ、優しさが感じられて、再度、そのような形では存在しないはずの心臓が高鳴る思いがして)
藤永・えみり 2023年4月1日
(……今は、この心音のない身体に感謝です)
(そうでなければ、きっと、この高鳴る思いが、抑えようもなく伝わってしまったでしょうから)
藤永・えみり 2023年4月1日
(そんな、ドキドキなプロムの時間が過ぎて行くのでありました―)
(演出終了)