【個】夢の檻の中へ・Ⅴ
火撫・穂垂 2023年3月23日
光が恋しい。
熱が恋しい。
後は、そこに向かって歩き出すだけなのに。
そこへ向かうための光がなくて。
暗い足元を歩く勇気がまだなくて。
歩き方が、わからない。
-発言可能-
#火撫・穂垂
#レイ・シャルダン
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火撫・穂垂 2023年3月23日
(未だ昏々と眠り続ける彼女の顔は、しかし幾分、血色はよくなっていただろうか)
(そんな彼女の心の中へ飛び込めば、ただひたすらに暗く広がる空間に、幾つもの火に囲まれた少女の姿を見るだろう)
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(夢の中に降り立つ、足元は見えない、周囲は暗く広く、所々に火がくすぶっている。)
(こんな所に1人、ずっと1人、今彼女は何処に?)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(まずは彼女を探さないと…)(頼りにならない視界をカバーする為に電脳ゴーグル『Boeotia』のテンプルを弾くも)
あっ…。
(その瞬間に『Boeotia』は光の粒子となって消えて行った。)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
んん…。(参りましたね。でも…探さなきゃ。)
(仕方ないと、暗闇の中をあても無く歩き始めた。)
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
(転々と、その場にあるのはわかるのに周囲を照らすことのない炎)
(歩いた先に、それまた暗闇の中にもかかわらず、はっきりとそこにいるのが視認でき、しかしながらどこか輪郭がおぼろげな少女が、膝を抱えて座り込んでいるのがわかる)
火撫・穂垂 2023年3月23日
……今度は、レイなんだ。
(少女はゆっくりと顔を上げると、そちらを向く)
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(『今度は』その言葉に少しだけほっとした。ボクと同じ様に彼女を想う人が居ると言う証左だから。)
今度はレイですよ。
こんな所で何やってるのかな?
そろそろ起きない?皆待ってるよ。
(目線が同じ高さになるように、しゃがみこんで彼女に話しかける。)
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
(何をしているかと言われれば)
考えてる。
このまま、戻って、大丈夫なのか。
まだ、ボクの中の火が、大人しくなったわけじゃないから。
(目線を合わせられると、気まずそうに目を逸らした)
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(あの時は、彼女が試練を乗り越えた。そんな感じで少し喜んでしまった自分がいた。)
(すぐに起きてくるだろうなんて安易に考えていたけど蓋を開ければこの有り様)
(正直少し申し訳なく思う気持ちもあり。)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
そっか…。
長い事1人で考えてたんだね~。じゃあ、今度は2人で考えよっか。
(彼女が目線を逸らした方向に回り込んで、隣に並んで座った。)
え~?なになに。
戻ったら何か困る事でもあるの?
火が大人しくなってないって?
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
(追っかけられた。俯いた)
ボクの中には、バケモノみたいな、火がある。
今までは、ずっと眠ってたけど……あの時、ボクが、負けたくないって思った気持ちに引っ張られて、目覚めたみたい。
自分の気持ちに、素直になるのは、大事。
だけど、素直になったら、またあれが出てきそうで、怖い。
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(ありゃ…。)
(…。)(そっと彼女に寄り添う様に肩を密着させて)
自分の中から出てきた炎が、自分の知らない物だったからびっくりしちゃった?
穂垂ちゃんの気持ちに応えて出てきた炎なのに?
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
(ぴくっ)
(身を竦ませた。今は、触れ合いに対して臆病になっている)
(なお、言ってみればこの精神世界そのものが穂垂であり、この姿は会話しやすいように投影しているだけみたいなものなので、物理的な触れ合いはできずすり抜ける)
火撫・穂垂 2023年3月23日
あれは……違う。
ボクが、心を開かなかったから、出ていく当てがなくて、閉じ込められていただけ。
蓋が外れて、溢れ出てきた、ただ強いだけの、暴れまわる、危ない火。
今までは、ボクが、乱されないように、在るがままを、受け入れようって、してたから、外に漏れることがなかった。
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(肩が彼女の身体にずぶずぶ沈んで行く様な、預けようとした体重が行先を無くしてしまって。自分の力で自分を支える。でも、それでも肩を寄せ合う様に)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
それで、穂垂ちゃんは炎が鎮まるのを待っているの?
炎が元の様子に静まって。
そしたらまた心を開かない穂垂ちゃんを演じて。
その危ない炎って思うその炎を、ずっと閉じ込めて行くの?
(それでいいの?)
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
ボクは、みんなといたい。
みんなと一緒に、ボクも、自分の気持ち、出せるようになりたい。
火を鎮めて、心に蓋をして、ずっと閉じ込めていれば、迷惑はかけないだろうけど。
それでも、ボクはそれを願ってる。
火撫・穂垂 2023年3月23日
……けど、そのためには、どうすればいいのかがわからなくて。
まだ、外に出る勇気が、出ないんだ。
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(……。)
(その答えは少し意外だった。きっと、もう少し以前の彼女なら…そう答えはしなかったんじゃないかな…。なんて。)
そっか…。
っそっかぁ…。(だから嬉しかった。)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
それでわかるまで1人で考えてたの?
あははっ。
レイ・シャルダン 2023年3月23日
何の為にボクがいるのさ、周りに友達がいるのさ。
まぁ、正直言って今のボクに解決方法を提示しろって言われてもちょっーっと無理だけど。
でも、一緒に悩んであげる事は出来るし、お話を聞いてあげる事も出来る。
1人で考え込まなくてもいいんだよ。
勇気が必要?ならボクが背中を押してあげるよ。
(ポンっと、背中をタッチするように。)
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
……ずっと一人で考えてて。
結局何もわからなくて。
手がかりもないのに、わからないまま、戻るのはなんか怖くて。
……それでも、戻って、良いのかな。
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
ん。
でもさ、1人で考えて分かった事もあったじゃない?
ボク達と一緒に居たいって事。
そして、自分の気持ちをもっと出したいって事。
正直さ、危ない炎がどうとかより、ボクそっちの方がずっと大切に思えたよ。
レイ・シャルダン 2023年3月23日
戻っておいでよ。
皆待ってるよ、花束ちゃんなんて冷や汗だらだらで待ってるよ(多分)
そうだなぁ…。
もし、戻ったとして…、
相変わらず自分の中の火がうるさく言うなら……。
穂垂ちゃん、優しすぎるからさ
今度は感情をむき出しにして、怒鳴りつけてやったら?
言う事聞けーー!!って。
意外という事を聞くかもしれないよ?
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
……やっぱり、みんなに心配かけちゃってるんだね。
ちゃんと、謝らなきゃ。
ボクが、優しすぎる……かは、わからないけれど。
でも、ボクが、その火に負けちゃうって、思うから、ダメなのかな。
だから、強い気持ちで、抑え込むのも、必要なのかもしれない。
火撫・穂垂 2023年3月23日
……できるかは、わからないけど。
できなきゃ、ずっとこのまま……だよね。
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
そだね。
きっと皆心配して待ってる。
だから、早く顔、見せてあげなきゃね?
必ずしも「そう」とは言えないけどさ
それでダメだったらまた一緒に考えようよ。
2人でダメなら3人、そして4人。
穂垂ちゃんの力になりたいって人はきっと沢山いる。
(思い当たる人も、きっといるはず。)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(今まで見た事ない…穂垂ちゃん。)
(…。それこそ、心に火が灯った、今のボクには、彼女がそう見えた。)
ええ!
1人で考える時間はもう終わりだよ!
(すっと立ち上がって、彼女に手を差し伸べる。)
帰ろう。
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月23日
……。
(何人もの、心の邂逅を経て)
(時に拒絶し、時に悩み、ずいぶん時間はかかってしまったけれど)
(ようやっと、何度も言われたその言葉に、こう返すことができると思えた)
……うん。
――でも
火撫・穂垂 2023年3月23日
ずっと、ずっと、一人で抑えて、悩んで、考えすぎて、ちょっと疲れちゃった。
だから、今度は本当に、一度おやすみしてからでいいかな。
(こうしていてわかるように、眠った身体の中で意識はずっと動き続けていた。言ってしまえば、ずっとレム睡眠状態でいた感覚に近い。そういう意味では、精神の疲弊は正直なところ激しかった)
大丈夫。今度は……今度こそ、本当に起きるから。
(無効票)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
(伸ばした手を、彼女の頭に、この手が触れあえないと分かっていても、頭を撫でる様にして)
そっか、うん…。頑張ったね。
レイ・シャルダン 2023年3月23日
大丈夫だよ。
信じているから、おはようって言って貴女を迎えるから。
そしたら…そうだな。
まずは美味しい物でも食べにいこっか。
(なんてね。と笑って手を振り。)
レイ・シャルダン 2023年3月23日
それじゃあ。
・・
先に戻って待ってるね。穂垂。
(そうして彼女は歩を返す、もう心配はいらない)
(決して振り返る事無く、彼女は精神世界を後にした。)
(発言終了)
火撫・穂垂 2023年3月23日
(現実世界に戻ってきた君の耳に)
(すぅすぅと、小さな寝息が聞こえてきたかもしれない――)
(発言終了)
火撫・穂垂 2023年3月23日
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