【個】夢の檻の中へ・Ⅲ
火撫・穂垂 2023年3月18日
燃える心に蓋をして。
燻る炎は淀んで。
籠るばかりの熱量は、どこにもっていけばいいの?
-発言可能-
#火撫・穂垂
#シエロ・ラヴィオン
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火撫・穂垂 2023年3月18日
(遺産の力によって、穂垂の夢――精神世界の中へと足を踏み入れた君)
(そこは、真っ暗で、広い――そう、ただ広い空間であった)
(あちらこちらに小さな火がくすぶっているが、それは熱や光を与えることはなく、自分の足元すら、自分の姿ははっきり見えるというのにわからない)
(とはいえ、ここは精神世界。歩けると己が信じれば、完全な暗闇の中でも歩くことはできるだろう)
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
( すと ッ …と、 降り立った世界は昏闇。僅かな焔が道標になるかどうかと言う空間。心許ないな──なんて、夢の世界で何言ってるんだか。)
(苦く笑いながら、躊躇い無く踏み出す。堕ちるならば、着地すら叶わなかった。ならば、“歩ける”と確信して。)
さて、来たは良いが何処に向かうべきだ?
……呼びかけたら何かあったり、は望み薄かもだが。
(さて、では。)
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
穂垂──ッ!!迎えに来たぞー!!(とりあえず、叫んでみた。)
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火撫・穂垂 2023年3月18日
『……また、来たの?』
『今度は、だぁれ?』
(知っている声が空間から響く)
(知っている声だが、その声色には、どこか怯えているような色が浮かんでいた)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
“また?”
(と言う事は既に誰かが来たか。随分とお人好しな──いや、僕が言えた口ではない。)
ご存知シエロパイセンだぞ。
お昼寝部部長さんよ、いないと昼寝しにいけないじゃんか。
(手を振る。見えているかはわからないが、フランクにまずは。)
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火撫・穂垂 2023年3月18日
使って、いいのに。
(ふわり、気配を感じれば、いつの間にやら後ろにその姿がある)
(精神体だからか、その輪郭はややぼやけている)
みんなにも、必要だと思ったから、用意した場所。
ボクがいなくても、みんなが、必要なら、使えば、それで、いいの。
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
お、居た居た。
(振り返り、手を軽く挙げる。)
ヴァーカ、居場所ってのは柱があってこそなんだよ。
作った本人が居なきゃ片手落ちで意味が無い。場所ってのはそんなもんだ。
(しかし、辺りを見渡すと。)
エライ殺風景だし、お前さんはボヤけてるし…。
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火撫・穂垂 2023年3月18日
柱……。
ボクが、柱……?
(反芻するようにつぶやいて)
(深く考えると時間がかかりそうだから、ひとまずそれは一旦おいて)
ここは、ボクの心の中。
(と言っても、わかってなければ来ようがないと思うので、わざわざ説明することでもないかもしれないが)
ここは、ボクの望み、ボクの在り様、ボクの今。
そう言う場所。
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
長、創った人間てのは柱だ。
其の人の想いに引き寄せられて──昼寝と言うな。
(もうちょいカッコ良い語りにしたかったな、と苦笑い。)
何があってこうなった。
(率直に聞いてみる。戦って、だけでこうはなるまいと。)
何を望み、何でこのままいるのか。そっちが気になるな…。
(さてはて、どうしたものか。じっと見つめ。)
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火撫・穂垂 2023年3月18日
ボクの内側。
ボクの中にある火。
気づいちゃったの。
ボクの火は、ボクが、何かを強く願えば、強く強く、燃え上がる。
(気持ちに応じて心に火が付く。それだけで言えば、誰もが起こりうる、人間として全く普通のことなのではあるが)
だけど、その火は、強くなりすぎて。
ボクだけでは、止められなくなる。
だから、こうして、何もないところに一人でいたほうが、
誰も傷つけなくて済む。
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
成る程、つまり心情かこれは。
情熱、熱情、熱意──成る程?何にしても熱はある。
つまり心情点火ってわけか。それが高まりすぎたら…どうなる?
(悪い事はないじゃ無いか、と。誰しも持っている熱さだ。)
はー…………(深く息を吐いた。)
(最近、こうして一人抱え込むのはトレンドか?額を抑えながら首を振る。)
傷つける、なぁ…。
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火撫・穂垂 2023年3月18日
ボクの中には、何かがいる。
ずっと、祭司として、周りを見てるだけだったら、気づかなかった何か。
(ぎゅ、と自分の胸元で手を握り締めて)
だけど、流れ着いて、みんなと過ごして、自分の事、考えて。
あの時、もっと強くと願ったら、それが、目覚める感じがした。
ボクの中の、バケモノみたいな、火。
知らずに、起こさずに、ずっと飼ってた、火。
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
何か、か。
(其れは何か。本人にすら解らないならば、推測は無意味。思考から外す。)
強く。力を求めた、ってわけか。
会長と戦うと、まあそれは嫌でも求めちまうよなぁ…。
(反則だ反則、とぶつくさ。ボコられた記憶が蘇る。)
………ふーん。
其れを飼い慣らしたり、制御したりは考える気はなく?
(よいせ、と地面に座る。話は長くなりそうだ。)
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火撫・穂垂 2023年3月18日
今まで、祭司として、視てるだけなら、良かったの。
ただそこにあって、皆の火を見守る。
でも、みんなと共にいたら、願っちゃう。
ボクのために、ボクの都合で、火を燃やしたくなっちゃう。
でも、そうすると、抑えられなくなる。
(穂垂の中では制御する=感情を抑えるということである)
(だけど、戻って、みんなと共にいると……)
制御するには、みんなといちゃ、いけないよ。
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
其れの何が悪いんだ?
(断言した。願い、思う事が何が悪いのか。)
自己都合、自分の為、大変結構じゃないか。
それで燃えるなら、遅かれ早かれ引きこもっても燃えちまうだろうさ。
(皆に会いたい、出たい。その感情が出ないとは限らない。)
何より?皆に危害?迷惑?ははは、お前さ。
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
皆を舐め過ぎなんだよ。
それでなんとかなるなら、学園今頃崩壊しとるわ。
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火撫・穂垂 2023年3月18日
ひ……
(びくっ。しゃがみこんで身を縮こませ)
ボクは、ただ……みんなに、自由にしていてほしいだけ。
怒らないで。睨まないで。
ボクは、ボクのせいで、みんなを不幸せに、したくない。
だから、ボクのために、怒らないで。
(今にも泣きそうな声で、震えだして)
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
あぁ、…悪かった悪かった。
別に怒ってなんか無いから怯えんな。
(手をひらひら振りながら、まあ座れと地面を叩く。)
そもそも、其れを不幸だ恨みだ考える連中か?
笑いながら吹っ飛ばすぞ?と言うか困らされて嫌うような奴らじゃ無いだろ。
巨大な竜でもぶっ飛ばしたんだから。
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火撫・穂垂 2023年3月18日
(おずおずと、へたり込むように座る)
(とりあえず顔をあげられる程度には落ち着いた)
……わかる。きは、する。
だけど、ボクが、怖い。
火撫・穂垂 2023年3月18日
傷つけても、困らせても。
みんなが、気にしなくて、優しくしてくれるかもしれないけど。
ボクは、祭司だから。
立派で、導いてあげられる、強い火で、いることを、ボクに課したもの。
祭司じゃないボクと、祭司であるべきボクが、一緒にいて、どうすればいいのか、わからない。
(言葉がうまくまとまらない)
(どうすればいいのか、そもそも自分の気持ちがどういう状況なのか、自分自身で把握しきれていないようだ)
(ぶつぶつと呟くとともに、周囲の火が、ついたり消えたりを繰り返す)
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
ま、未知の力ってのは怖いよな。
何が出来るか、起きるかわからないんだものな。
(自らの手を見つめ、小さく頷く。自分でもたまにあるから、理解出来なくも無い。)
導かなければならない、強くなければならない。
…義務や責任って重たくて敵わないよなぁ、たまにやんなるよなぁ。
(でもさぁ、と言葉を続ける。)
逃げたいけど、逃げたく無いよな。
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
なあ、穂垂。
はっきり言って僕らは未熟だ。力や感情に振り回されて、今もこうなっちまってる。
だけど、まだ熟す余地はある。ゆっくりかも知れないし、トチるかも知れないが…。
(よいせ、と立ち上がり、横に無遠慮に座り直す。)
諦めなきゃ、まあなんとかなるもんだ。ならなかったら…そうだな、僕が何とかしてやるってのはどーだ?
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火撫・穂垂 2023年3月18日
(隣に座られて)
(びくっと思わず跳ねるように距離を取ってしまった)
火撫・穂垂 2023年3月18日
……ごめん。
(悪気はないのだ。シエロという人物が嫌いなわけじゃないのだ)
……今はまだ、怖さに、勝てないみたい。
(ただ、今は、人の近くにいるということそのものに、恐怖を感じるのだ)
(一度植え付けられたそれは、簡単には取り除けない)
(差し伸べられた手を取るのは、簡単なようで難しい)
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
──ふむ。
(離れる様を見て、少し納得したように頷くと。)
なぁ、穂垂。
其のよくわからん炎、この場所で出せたりする?
(立ち上がり、そして距離をとるように離れた後、振り返る。)
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
例えば、そう。
…僕に向かってぶっ放したりとか。
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火撫・穂垂 2023年3月18日
……それは、ダメ。
さっきも、言ったけど、ここは、ボクの心の中。
ボクの中の火を、解き放つというのは、現実とは、話が違う。
ここを炎で覆いつくし、ここの外、ボクの身体の外まで、火を溢れさせるということ。
仮に、ここにいるシエロの心が耐えれても、
ボクが寝てる場所も、そこにいる筈の、シエロの空っぽの身体にも、溢れた火が、襲い掛かることになる。
(周囲に燻る火。今でこそ、密閉空間に閉じ込められたように、不完全燃焼のようにぷすぷすと煙を立てる程度であるが、それらがすべて、一斉に燃え上がってしまったら……という話になってくる)
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
──そうか。
(残念、と肩を竦めた。)
僕だけならどうとでもなったが、穂垂が焼けたら洒落にならないか。
或いはこの世界だけ焼けても、なんとでもなる自信はあった。
(そう言う事なら致し方ないか、と首を振る。)
………怖いのに、気は遣ってくれんだな。
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月18日
……だから、怖いのかな。
気にせずに、燃えられたら、怖くないのかな。
でも、ボクの願いは、
みんなが、健やかで、自由で、強い火であること。
それは、今も、前も、いっしょ。
(だから、気を遣うのは、当然のこと)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
気にせず燃えたら最悪だろ。
そりゃ厄災と変りゃしない。相反するだろ、願いと、
其の願いはさ、皆が穂垂に対しても思ってるこっちゃないか?
お前さんが健やかに(一緒に食堂で居たこと、食べて笑っで居たこと)
自由で(お昼寝しながら、良き夢を見て)
強くあり(一緒に戦って)
………居て、欲しいわけだわな。
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月18日
……みんなの、願い。
ボクの願いと、同じ……。
(今の自分の在り様は、確かに健やかとは言えない。燻る火は、いつか、静かに燃え尽きる)
(わかっている、そんなことは)
……ボクが、みんなの願いを壊すのは、嫌だな……。
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
だったら、乗り越えてみせろ。
強過ぎる炎?化け物?──笑わせるな、ふざけるなよと。
(ぱちん、と指を鳴らす。)
私達は生きて、暖かくも優しい火に当たりながら共に生きるのだと。
明日を迎えるのだと強く言い放て。
それでも化け物が聞かず、ピンチになるならば。
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
俺たちを呼べ、穂垂。
なぁに、皆で軽くノしてやらぁな。
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月18日
……強いね。シエロは。
(ちょっぴり、声が笑ったような気がした)
火撫・穂垂 2023年3月18日
……今はまだ。
この火と、向き合う怖さに、勝てないけれど。
戦う、決心がついて。
それで、負けそうになったら。
助けて、くれる?
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シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
任せな。
滅多に見せない俺の本気、俺の全力みせてやるよ。
ウッカリ惚れても仕方ないくらい決めてやるからよ。
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
だから、とっとと帰って来い。
また昼寝したり、適当におやつ摘みながらぐだぐたしよう。
…待っててやるから、ちゃんとな。
(遠くからだが、手をすっと出す。握手のポーズ。)
(無効票)
火撫・穂垂 2023年3月18日
(手に取ることは、しなかった。できなかったのかもしれない)
(だから、代わりに頷きを一つかえした)
(手を取れる勇気が持てたときまで、待っててほしいと)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2023年3月18日
(握手を一人でやる動作。)
(伝わったよ、との意思表示だろうか。)
んじゃ、僕はそろそろ起きるから。
あんま寝坊助すんなよ?
(薄っすら、身体が透けていく。)
(発言終了)
火撫・穂垂 2023年3月18日
(意識と共に、殺風景な景色が薄れていく)
(夢の世界を後にして、現実世界に舞い戻る直前、彼女の視線が君を追っていたのを見たかもしれない――)
(発言終了)
火撫・穂垂 2023年3月19日
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