【個】赤々と刃鳴散らす
切羽・夜風 2021年8月26日
体を扱うことに力を入れる赤のクラス。
その番長ともなれば相当な実力者であることは間違いなくて。
漏れ聞こえてくる噂だけでも『規格外』であることがはっきりとわかるような、そんな存在。
刃を交えたらどれほど収穫があるだろうか。
強さを求める身としてはそれはとてもとても魅力的に映るもので。
要約すれば胸をお借りしますという趣旨の手紙。
勝ち目はほぼほぼないだろう。
それでも、ただでは負けないという気力とおまじないを以て。
赤星番長の下駄箱にえいと巻物の如き手紙を突っ込んだのでした。
▼書き込み可能
#星見・晴
#切羽・夜風
2
切羽・夜風 2021年8月26日
(髪の色はまばゆい白に、瞳は爛々と輝く紅に。背には鴉のものに似た黒翼)
(刻逆により失われた姿。今はネメシス形態としてしか維持できないそれは――――)
“私”の全力。――――ぶつけるから!
(天狗と呼ばれる妖怪のもの)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月26日
(瘴気を帯びた刀を両手で構えふるう。上段からの切り下し、次いで逆袈裟の切り上げ)
(吹き飛ばされ遠い場所で刀を振るったはずが)
初見殺し、受け切れる?
(切り下した斬撃は二人の間の“距離”を切り飛ばし、目の前に近づいた番長の姿を逆袈裟斬りが捉えんと迫る)
(同時に、飛ばされたはずの斬撃が周囲を囲うように、増幅されて振り下ろされて)
星見・晴 2021年8月26日
――おう。呼んだか?(番長としての名前を呼ばれれば、嬉しげに返し)
それでいいさ。
好きなようにかかってこいよ――!!(武器をその場に突き刺し、身構える夜風に 此方も距離はあれど真っ向から向き直り、二刀を構えた。)
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
(現れるは、黒翼。紅眼と白髪。瘴気を携えし刃は妖のそれ。)
――"天狗"か――!!
(この取り残された新宿の中では、味方ではまだ見た事がねぇ種族。)
(――遠間から剣を振るうのは、鎌鼬か何かと警戒して気を引き締めるが)
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
――――ッ!!? (……違う、"距離"!!)
(あれだけ遠かったはずの夜風が目の前に。妖術か何か!)(と思う間もなくオレを囲う数多の斬撃剣閃。)
(――回避は不能。なら)
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
【――――】
【SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
CODE REWRITING...
>>[ID TO BE COSMO END.]
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
>>[*ID *O* BE CO*M* E**.]
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
>>[DID NOT BECOME SO.]
CODE REWRITING...COMPLETE.】
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=13861 】
《因果否定プログラム: "D.N.B.S."発――
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
.
やめろ。
星見・晴 2021年8月26日
(……作動し掛けた『緊急回避システム』が、ぴたりと止まる)
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
(……赤星は、"明星"。宵の明け口にあけき輝く星。)
(皆を夜明けへと――次へと導くのがオレのモットーなら)
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
ここで『なかった事』なんて
(夜風の頑張りを無為にするなんて)
――――漢が廃るよなあ!!!!!(獰猛に、笑う。)
(手に握るは、刀と竹刀。それを以て)オ――――
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
ラァァァァァァァァァァァア!!!!!
(剣戟を"弾く"。)
(一、二、四、八、十六、三十二――)
(十や二十なら凌いで見せた。だがそんな生易しい数と鋭さじゃねぇ。ガリガリと徐々に削られ、生傷が増え、それにこの瘴気。……何合打ったか定かじゃねぇが)
(無効票)
星見・晴 2021年8月26日
(嵐みてえな斬撃を、どうにかこうにか切り抜けた後は)
(服はズタボロ。肌は――赤々と染まりつつも)
……ぜぇ。 はぁ…………っべ。(生き延びて)
――つえぇなぁ、夜風。(それでも笑う。)
切羽・夜風 2021年8月27日
(ばさりと大きな黒翼を広げ。硬質化した腕で刀をしっかりと携えて)
正解! 梟と鬼の子だから、分かりやすくていいでしょ。
(こっちでは、悪さをしている同族しかいないみたいだけれど)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
(振るった刀は幾重にも。振るえば振るうほど増えていくその斬撃が一瞬かき消えそうになる、けれど)
(口の端に笑みが浮かんだのはきっと称賛のせいだろう)
(受け切ることを選んだのか、種が分からなければ体力が尽きるのが早かろうこの斬撃の雨を)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
(一瞬驚いたように目を見開く。どんな理由かと思ったら)
男の子って――――
(振るった剣劇が弾かれる。掠め、捉えることはかろうじてできてなお有効だは一撃たりともはいらない)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
.
ほんと馬鹿。
(刀を振るう。弾かれる。斬撃を増やす。弾かれる。弾かれる。弾かれる)
(これが全力だ。これ以上はできない。届かないけれど、この時間は悪いものではなくて)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
――それは、こっちの台詞。策があるのかと思ったら、全部そのまま受けられちゃうんだもん。
(その笑顔につられてこちらも笑ってしまう。どこまでもまっすぐだ。年もそう変わらないはずなのに、まっすぐで、つよい)
(まっすぐにその顔を見つめて、刀を構え直す)
星見・晴 2021年8月27日
……策あっても使うかはまた別問題だろ?
(ズルなんてしねー方がいいにきまってる、でのはまぁ個人的なポリシーだけど……)
――――あったりめぇよ、男子ってのはいつまでも馬鹿で……
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
だから難しい事抜き、やりてぇようにやるのさ。
(血塗れの面、髪をかき上げるようにして拭い――)
行くぞ
ライバル
今日のオレの 強敵。
(最後、眼鏡を弾く。)
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
. ――ID TO BE COSMO END――
《此は宇宙の最果て迄至る原我である》
《始動キー承認》
コネクト・パラドクス
《因 果 接 続》
コンバージェンス
《事 象 収 斂》
(――電子音声ととも、その場に姿を表すのは
真っ赤な機械甲冑の姿で)
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
「――ちゃんと見とけよ、夜風」
(――上段、何気なく構えた赤い赤い紅蓮の刃が、キィィィィィと音を立てて唸りを上げる。)
「とっておきでキメにいく。」
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
(――喩えばお前が、さっき放った刃の嵐をもう一度放ったとて)
(それを真っ向から斬り伏せてみせる、オレの"切札")
(その名を)
「唸れ――――」
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=6996 】
アウロラ
「天晴」
(赤く眩き、因果ごと切り裂く斬撃、一閃。)
(今のお前にはまだ届かないだろう、番格としてのオレの力、それを手土産に――この勝負を結ぶ。)
切羽・夜風 2021年8月27日
(強者の余裕? いいや違う。そうやりたいからしている。そういう類の信念)
本当に馬鹿。
(思わず浮かんだ苦笑いも今日は何度目のものか)
でも、うん。こういうのも悪くないかも。
・・・・
(ライバルと。そう呼ばれた。これだけの強者が自分だけを見ているなら)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
(対峙するのは赤い機械甲冑。騎士にも似たその姿。番長の切り札)
……見てるよ。だって、私も。
(諦めるのは違う。もう十分だ、無駄なことだと自分の中で響く声を無視して)
馬鹿をやりたい気分だから。
(手にした刀に再び瘴気を燈す。距離を断ち切るための刃。那由他の向こう側からも駆けつけるための)
(運命よりも早く、距離を刈り取り、その背後から機械鎧の隙間へと刃を立てようと試みるが)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
(目の前にもうその紅の斬撃が“ある”。どんな距離をも切り捨てる斬撃だって、因果を超える一撃からは逃れられない)
(その一閃を。最後の瞬間まで目をそらさず見届けて――――)
星見・晴 2021年8月27日
(ざ、と)
(風が吹くように、赤い斬撃が瘴気の斬撃を斬り払い、天狗を撃つ)
(――一撃を受けて、グラウンドに倒れるだろうお前を)
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
「……よ、っと」
(真正面から支えるようにして。)「……気ぃ失ったぽいか」
(――ガサゴソと胸元を漁ると、スマホを出して)
「……あ、出た。悪ぃシロ、大至急来てくんね?またちょっと派手に……うんオレとも一人」「わり、さんきゅ」
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
――――――
――――
――
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
……おーい。 おーい夜風よー。
(ゆさゆさと、まだ目を開けない夜風を揺する。……勝負の後、いくらか時間の経過した後である。)(なお、オレも夜風も治療が済んでる状態。……服はオレのはボロボロだったのでダチに連絡して服を持ってきてもらった。)
切羽・夜風 2021年8月27日
(倒れている間、少し夢を見ていた。父と母の顔。幼馴染たちの親。主の一家。送り出された日。こちらで、今度こそ守りたいと思った日。――頭に残った感触……………)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
(ゆさゆさと触れる感触がする。あれだけ多くの刀を振っていた割にはやわらかく年相応に細い)(幽かなキンセンカの香り)
ほわっ!?
(がばっと飛び起き、すぐそばの顔の傍へ)(ぱちぱちと眼を瞬いて)
遅刻した!? 今何時!? 家!? ここは!!?
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
(あれ)(同僚の誰か、だと思っていたらその顔は)(先ほどまで見ていたもので)
あれれれれれれれ!? 晴さん!?
(ええと、えっと、ようやく何してたか思い出してきた。確か、戦って最後の一撃を受け止めて、それで――)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
ひょっとして、運んでもらったり…………?
(少し恥ずかしくなってきた)
ご迷惑、おかけしマシタ。
星見・晴 2021年8月27日
(ゆさゆさやさ)……なかなか起きねえな……ん
(すん、すんと鼻を鳴らし)なんかいい匂い……
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
(がばっっと跳ね起きられて)うおわっっ!!!?(顔近ッッッッ!)
遅刻じゃねえから落ち着け!そうオレだ!
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
あー、いや倒れたまってたしな オレぁ大した事してねぇよ。
(よいせ、と立って)礼なら直してくれた奴にいいな。
……ま、何はともあれ手合わせおつかれさん。
――今日の所はオレの勝ち、ってことで。(にか、と歯を見せて笑って)
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
つーわけで、帰るとすっかい。……そーいや立てるか?
(体調も時間を遡る形で戻して貰ったと思うが、ふらついたりはしてねぇだろうかと。必要なら手は貸す所存。)
切羽・夜風 2021年8月27日
あああ、思い出した思い出した。うんうん、大丈夫。
(すすす、と離れた所へと戻って、気恥ずかしそうに笑って)
手合わせお疲れ様っ!
やっぱり番長は強かったよ。不意打ちの初見殺しでも全然届かなかったから。
報酬はゆっくり考えてね。忘れちゃってもいいけど。
(なんて、笑ったところで)
(つ、と頬に雫が伝う)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
(確かに楽しくて、かなり柄にもなく無茶をしてしまって。今までの学習のための戦いではなくて)
……あぁそっか。
(頭に残った感触。勝ってほしいというおまじない)
(初めてかもしれない。全力で戦ったのは)
(だからそう、きっとこの感情は)
(無効票)
切羽・夜風 2021年8月27日
……悔しかったのかも。でも楽しかったのも本当。不思議な気分
(力を出し尽くして及ばなかった。多分それは初めてのことで)
(取り出したハンカチで涙を拭って、困ったように笑って)
ごめんね、こんなんで、しまらないなぁ。
(お願いしようかな、なんて手を差し出す)
星見・晴 2021年8月27日
お、おう そりゃ何より。(此方もすすすと戻ったのち)(咳払い)
……ま、とにかくお疲れさん!
全然つー割にぁズタボロにされたけどなあ!(かんらかんらと笑って)
ああ報酬の……(話もあったな、なんて言い出そうとした折)ってえ
(無効票)
星見・晴 2021年8月27日
えっ何だどした痛いところでもあんのか!!?(ちょっと慌てた。)
…………。悔しかったのと楽しかったので泣くのか……?
(そんなもんなのか、と首を捻りつつ 涙を拭ったのを見てほっと胸を撫で下ろし)……いやビックリはしたけど。別に締まらねえなんてこたねーだろ
星見・晴 2021年8月27日
(手を取って、)
……涙出るほど悔しいってんなら、それがバネになってまた力になるさ。
たぶん。
(それとね)
星見・晴 2021年8月27日
(…………そういや結局、報酬?は思いつかないままだけど……)
あーーー んーーー……
……報酬は、そだな。ゆっくり考えてみるわ。その内なんか頼みたい事できっかもだし。(そんな風に呑気にいって、グラウンドを後に。)
切羽・夜風 2021年8月27日
あれを受けてズタボロ、で済んでるのがすごいと思うんだけどなぁ。
ん、痛いとかじゃないけど。……そう、だって全力だったから、出し切れてから。
これがバネになって、力になったら。
(じぃっと視線を向けて)
今度は届く?
(なんていたずらっぽく笑って見せて)
(それとね)
切羽・夜風 2021年8月27日
ん、考えておいて。どんなの来るか楽しみにしてる。
忘れても、いいけどね。
(んん、と咳払いをして)
じゃじゃ、戻るでござるかねぇ。次やるのも、楽しみにしてるでござるよ。
(にふふと笑って、グランドを後にした)