【個】ディスコーダンス・ヒアリング
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
12月12日。学園の一部ディアボロス達も戦争のファーストアタックに赴いていた頃。
セクメトの神殿で偶然見掛けたメイド、スィーリ・ラクタヴァーラ。
只ならぬ様相の彼女をトループス級の包囲より助け出し撤退した後。
二人は現在、鳳蓮荘・ロキシアの部屋に居る。とりあえず話を聞きたいから、と。
寮の共用洗濯機・乾燥機や部屋のユニットバスを使ってもよいと提案しつつ。
……新宿駅でスィーリを放ってさっさと寮に帰る。
きっとそういう選択肢もあったのだろう。
自分が接触しなくても、彼女の親しい人が何とかするだろう。
好奇心が勝った、というべきか。少しは助けになりたいという思いもあったのだろうか。
白煉瓦模様の壁紙に包まれ、足元と窓を黒色のお高めなカーペット・カーテンが飾るモノクロの一室。
眼前のテーブル上、カセットコンロと共に用意した鍋がぐつぐつ煮える音を背景に、
そろそろユニットバスからスィーリさんが出て来る頃かな、と考え始めたロキシアでした。
#スィーリ・ラクタヴァーラ
#ロキシア・グロスビーク
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スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
(シャワーの音が鳴り止む)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
(部屋へと続く扉が開く音と共にメイドが部屋に入ってくる)
(ぽたり、と髪先から雫をこぼし。真っ白なタオルのみを身にまとった、スィーリ・ラウタヴァーラがそこにはいた)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
(視線は遣らず、音を耳にしますと。
二人分のお皿にひょいひょいお肉や野菜を盛ってゆきます)
お鍋、出来てるよ。食べましょ食べましょ。
(と、急須から緑茶を注ぐまえに漸くお客様のほうを向いて)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
服!!!!!!!!!!!
いや拭いてない!!!
(なんということでしょう。
カーペットがスィーリさん水を絶賛吸っております)
(あとタオルだけってどういうことなのか)
(いやそちらはさておくとしても拭かねばならぬ)
(ばたばたと予備のタオルを取りに行こうとします)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
(部屋を出ていこうとする少年を遮るように一歩踏み出し)
(その腕を取り、きつく、握りしめる)
……必要のないものでしょう。対価に身体を差し出せというなら。
さっさと済ませてください。
(はらり)(タオルがめくれまっさらな素肌が──)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
(意識になかったものですから、あっさり動きを止められてしまいます)
(そして眼前の光景に)
――ッ。
(心臓が跳ねるかのように鼓動して)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
……いらないよ。
僕は、きみをそういうつもりで助けようって言うんじゃないんだ。
(タオルを拾い上げて)
それにね。サービスも半ばで支払いをする客がどこに居るんだい?
学園トップクラスの可愛い子のお部屋なんだよ。ちゃんと服着て。
(スィーリの身体を隠すようにタオルを押し付けようと)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
……私の身体なぞ襲う価値もないというわけですか。
(押し付けられたタオルを胸に抱き、昏い視線を少年にぶつける少女は)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
あぁ、それとも怖くて抱けませんか?もしや初めてで?
(まるで自ら破滅を望むかのように少年を煽るのでした)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
(わかっちゃいたけどかなりかなりの状態だなあと冷静に思考を巡らせて)
はい。(とてもはっきりとした声で)
リップさん相手に大立ち回りしたり、
蒋欽に立ち向かってた頃ならワンチャンあったかもしれないけれど。
ボロボロのボロのきみを襲うほど余裕がないわけじゃあないんだよ。
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
僕の歳で初めてじゃなかったら逆にヤバイよ。
……しょうがないな、もう。(言いつつエアコンに顔を向けて)
エアコン、温度上昇。
(音声認識機能で設定温度を上げました)
(エアコンが唸りをあげます)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
ずいぶんとはっきりおっしゃるんですね。
(自ら振った話題ではあるが、こうもきっぱり言われるとそれはそれで面白くない)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
はっ、いつ死ぬかも刻逆でなかったことにされるかもわからない世界ですよ。
好き放題したらいいじゃないですか。欲望のままに、ねぇ?
(誘うように少年の背中に肢体を押し付けるのでした)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
それだけきみを買ってるってことだよ。
きみは僕のことをあんまり知らないだろうけれど。
少なくとも戦う人としてのスィーリさんは知ってるから。
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
……申し訳ないけれど。
(柔らかさを背に受けて尚、ロキシアの【精神集中】は人ならぬ領域にある)
(痩せ我慢とでも言うべきか)
明日が分からないからといって。諦められるほど弱くはないんだ、僕は。
(密着した状態です。彼女の手を取りに行くくらいは簡単なはず)
きみをそんなにしたのは。何が原因?
話してみなよ。少しは落ち着くかもよ。
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
……情けない男(ひと)。
(取られた手を冷めた目で見降ろし)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
原因を聞いて、いったいあなたになんの得があると?
……あぁ、なるほど。弱っている女を慰めてる自分に酔いたいのでしたら、上等な手段かもしれませんね。
大した偽善ですこと。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
ヒマだから。(きっぱり)
ファーストアタック行くからって今日休み取ったの。
(努めて平静に答えて)
そうだね、自己肯定感を得たり陶酔も勿論したいし。
メンタルを癒せるからこそ、きちんと怒りを燃やせる。
だから僕はめっちゃ強い。
一人でジェネラル級に風穴空けるのもヨユーだし。技術力もある。
今のきみはどーなのさ。自分の管理、できてないでしょ。
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
暇だから……?
(あまりもな答えに毒気を抜かれ)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
……はは、そうですね。まったくもってあなたの言う通りです。
無茶な突撃をして、無様を晒して、あげく助けてもらった恩人に醜い身体をいらないといわれる始末。
(きゅっとタオルを身体に巻き付け。価値がないのであればいつまでも晒していても仕方ない、と)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
醜いとまでは言ってないじゃん。(ぶーぶーと口を尖らせて)
スィーリさんの身体は柔らかいし、きちんと綺麗です。
でも。(ずいと顔を寄せに行って)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
……不摂生。顔に出てるよ。
そこまでダメダメな状態なら、誰かに助けてもらわないとだめー。
僕は顔まできちんとキレーになったスィーリさんが見たいの。
だから助言させてよ。(と微笑んで見せて)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
ちゃんと見て、感じている辺りやはり男の子ですね。
(ふふ、と小さく笑みを浮かべ)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
(言われ、自分の顔に手で触れ)
……助けてもらうなど。私に、そんな資格は……。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
僕は男の娘だけれど、男の子を誤魔化すつもりはないんだ。
(それが可愛さの求道者としての信念ゆえに)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
きみは。(直視する瞳は紅玉めいて)
ここに来るまでに沢山努力したんでしょ。
勉強もしたし、戦ったんだろうし、お仕事とかもしたんでしょ。
生憎僕はその1割も見てないけどさ。想像は出来るから。
そーゆーのが全部。報われなくなるのは嫌。
(悲しいだとか、見てられないとかではなく、子供らしく)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
それは健全で何よりですね。
(男の娘。そういったジャンルが日本にあることは聞いたことがある)
(なるほど彼の様な人を指すのか)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
報われないのは、嫌……ですか。
(なんとも子供っぽい、だが)(少し救われたような気もするのはなぜだろう)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
それに、紅月荘には水着コンテストの時寄ったくらいだけれど。
あそこの人達を悲しませたくないなっていうのもちょっとはあるよ。
ちょっとは。
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
そう、ですね。寮の皆様に迷惑をかけるわけには……いきませんよね。
(しばらく帰ってないからか。ばつの悪そうな表情をして)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
でしょ。(良心が少しでも残っているなら、それに訴えるべきか)
この世界はすごく自由なんだ。
自由ゆえに自分の起こした行動の結果で不幸を得たりすることがあれば、
自分で自分を救う努力をしないといけない。
手を差し伸べる自由を選択するのは、凄く労力の要ることだからね。
きみはどうしたいのさ。
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
私、は……。
(どうしたいのか。そんなの、決まっている──)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
すべてを、元通りに。
取り戻すためならば、何もかもを捨ててでも。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
だーめ。(唐突なダメ出し)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月21日
欲張るんだよ。
幸福って、そうやって掴むんだから。
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月21日
よく、ばる……???
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
ここに居るのはふたりともディアボロス。
ヒトの枠を越えた超人。
捨てて何かを取り戻しに行くんじゃあなくて、
奮えるもの全てを利用して奪還しにいく。
それは人類史の刃であり、防人。
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
そうやって、今日ここまで戦って来たんでしょ。僕達は。
……きみの。失ったものは、なんだい。
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
(.)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月22日
私の失ったもの、それは……。
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月22日
積み上げた絆を。
これまでの軌跡を。
大切な思い出を。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
……だからか。(そりゃ深刻にもなるな、と目を閉じて)
失ったのなら。向き合って、奪還しに行くんだ。
その自由は、許されている。
きみが強いメイドさんなのは、僕もよく知っているから。
ただ、それは今日や明日じゃなくてもいい。
まだ心が痛むなら、誰かに寄り掛かってもいいし。
手が必要なら、きっときみの知り合い・友人・或いは良い人が支えてくれる。
未来に立つ権利は、誰にでもある。
僕が保証する。
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
奪還しに行って。それでもどうにもならなくて。
全てが失われたのなら。その時はさ。
死んだようなものだと思って、新しい人生をはじめなよ。
居場所に困ってるなら、僕が雇ったげる。
(そうならないことを、祈りながら)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月22日
(彼の言う通りかもしれない。失くしたのなら、奪い返せばいい)
(背中を向けたままでは、本当に取り返しのつかないことになる)
(暗く濁った瞳の中に、ほんの少し光が戻ったようで)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月22日
ふふ、生憎ですが。
私の主人はお嬢様だけと決めていますので。お断り、です。
(誠実にお断りを入れるのでした)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
(それでいい。と満足そうに頷いて)
味噌鍋……食べようか。腹が減っては戦ができぬ、でしょ。
あっ、服はちゃんと着てよね。
きみの身体は正直ずっと見ていたいけどさ。(なんて気障にウィンクして)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月22日
えぇ、いただきます。
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年12月22日
(彼の軽口に、一瞬きょとんとするも)
これ以上は有料ですよ。先ほど襲わなかったことを……ぜひ後悔してくださいね。
(そう切り返すと、着替えを取りに行くためにバスルームに戻るのでした)
(演出終了)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
ざんねーん。高くなっちゃったかあ。あーあ、僕ってばダメなやつぅ。
(なんて、ちっとも残念そうにしてない笑顔で)
(温め直すため、皿に盛った具を鍋に戻すのでした)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年12月22日
【このスレッドは終了しました!】
(演出終了)