私立MM学園

【個】おめめぐるぐる回転寿司

三隅・彩乃 2022年11月16日
豊饒祭が間近に迫っている日に、校舎裏で。

豊饒祭の準備はとても大変です。
目が回るほどに忙しいのです。

あれが足りない。これが必要。用意したはずなのにどこかへ行った。用意したはずなのに数が合わない。
もとの発注数じゃ足りないと判明したからもっと持ってきてほしい。
おなかすいた。
ねむい。
……などなど。
作業現場のそこかしこから、また管理指揮する陣営から、陳情やら指示やら確認やらが飛び交います。

11月16日。この日は大至急で回転寿司を用意してほしいと言われました。
寿司そのものでなく、回転するレーンのほうでした。


書き込み可能
奉利・聖
三隅・彩乃




演出終了
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三隅・彩乃 2022年11月16日
どこか、体に痛むところとか……ないの? (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
同じ作業ばかりしてると、精神的にしんどいですからね。
想定の倍以上の作業ともなれば猶更。

(ぱんぱん、と手を払って)
(こちらもぐいーん、と伸びる)
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奉利・聖 2022年11月16日
ん?あぁ…特に外傷もないですし、後遺症も全然。
入院してたのも暫く意識不明だっただけで…状態は全然良好だったんですよ?

どこ触っても全然痛くない…や、元から痛覚は無いようなものなのでしたね。 (無効票)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(外傷なし。後遺症もなし。そういえば寮で一緒に食事などしていて彼が不便するような様子はなかったように思いました、が)

しばらく意識不明って。それはとても大変なことが起きないとそうならないんじゃない……?
(彩乃は白のクラスじゃないので人体についてぜんぜんわかりません。でも、何日も意識不明になるようなものなんて聞いたこともありませんでした)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
一体どうして意識不明になったの? (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
………ん。
まぁ、なんといいますか。
あまりこう……そう、怒らないで聞いて欲しいのですが。
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奉利・聖 2022年11月16日
少々……かなり久しぶりに、死んでしまいまして。
海岸に流れ着いたものでして。 (無効票)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
だいじょうぶ。私ほとんど怒ったことは――、
(まあ最近ないわけじゃないんですが)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(でも)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
え……?
(小さな、水槽に一滴垂らした墨のような、声が漏れました)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
ど、どうして……?
何が起きたの? ディヴィジョンに行っていたの?
(墨はゆっくりと混ざっていき、やがて水槽の水全体の色を変えました。まずは焦りと困惑です) (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
……いえ、ディヴィジョンではありません。
どころか同じ復讐者同士で…平たく言えば、殺し合いをしました。
理由については話せば長くなるのですが。
譲れないものがあった、ということでご理解頂ければ。
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奉利・聖 2022年11月16日
殺し合いの末に、僕は勝ちましたが。
死力を尽くした闘いでは、僕も無事では済まなかった。
文字通りの死ぬ気、故に死ぬのは必定。

そうして暫く、僕は夢の中をさまようように目覚めることはなかった。 (無効票)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
なぜ。
(そう話されてもなお、この言葉を出さずにはいられませんでした。水槽の色は、ゆっくりと暗色へ進んでいきます)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
な、ぜ……。
(なぜ、この新宿島で。復讐者同士が争う必要があったのでしょうか。なぜ殺し合いになってしまったのでしょうか。水槽の色は、もう彼の襟を掴んで揺さぶるような色になっていました)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(でも、違います。いまそれをするのは間違いです。そんな責めるために問いただすような真似は。ましてや怪我人だった彼に)

……この新宿でも、そういうことが起きるのね。
(この楽園でも)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
あなたが戻ってきてくれてよかったわ。……本当に。

きっと、あの病室にお見舞いをした人のなかには、戦う理由を知ってる人もいたんでしょうね。
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三隅・彩乃 2022年11月16日
その戦いはまだ続いてるの?
……それとももうおしまい?
(その戦いについていま確認するのは、おそらくこれだけでいいのでしょう) (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
……闘いに心囚われ、渇望する者と。
望みを手にするのに闘いが必要な者。
たとえそれが、同胞同士で殺し合うことになろうとも。
理由があるのなら…闘いは起きてしまう。
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奉利・聖 2022年11月16日
あの戦いはもう、終わってます。
そこは大丈夫……禍根はありません。

ご心配をおかけしました。
蓋を開ければ、本当にごく個人的な理由でこんなことになった。
ただ……後悔はしていません。 (無効票)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(闘いに心囚われて渇望する者。望みを手にするのに闘いが必要な者。心のなかで、言われた言葉を繰り返します。たたかいにこころとらわれて。のぞみをてにするのに。いつの間にかスカートを手がぎゅっと握っていました)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(聖の戦った相手が何者であるか、彩乃にはわかりません。学園の生徒かもしれませんし、そうではないかもしれません。ただ、たとえ時間を巻き戻したとしても両者は戦っただろうということはわかりました)

聖さん。
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(後悔してないのもわかりましたが)

戦ってよかった?
得るものはあった? (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
─────「欲」
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奉利・聖 2022年11月16日
途方もなく強い相手だった。番長や生徒会に匹敵する戦士だった。
そんな相手に……無謀にも「勝ちたい」なんて「欲」が湧いた。
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奉利・聖 2022年11月16日
「欲」とは「生きる」こと。

それを理解した。
理解した今……今を生きているのが、前よりも楽しい。
何にだって勝ちたいと、燃え滾るような熱がある。 (無効票)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
欲。
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三隅・彩乃 2022年11月16日
……それは、よかったわ。

ねぇ、聖さん。
前にあなたは合わせて数千年もの人生を送ってきたといったわね。
いくつもの別れを繰り返して、人との関わりに消極的になってしまったわね。
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三隅・彩乃 2022年11月16日
その欲は素晴らしいものね。

あなたはこれから、『己から求めていく』と、そう思っていいのね? (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
………えぇ。
もう失うのは恐いからと、尻込みしたりしません。
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奉利・聖 2022年11月16日
僕は此処に居ます。
此処に居続けたい。

(ゆっくり彼女に近づいて)
(そっと、彼女の手に向かって、こちらの手を差し出して)

ちゃんと居ます。ね? (無効票)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(暗闇で何かが動きました。少し考えて、それが腕だと理解しました)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(そっと手を取ります。自分より涼しいけれど、決して冷たくはない手。微かな熱のともった手)

あらためて歓迎するわ。私たちの楽園に。
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三隅・彩乃 2022年11月16日
それじゃあ得たいものをどんどん挙げていきましょう!

まずは――、
(彼は先ほどなんと言いましたっけ)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
番長や生徒会にも、勝ちたい?
(彼らに匹敵する戦士だけでなく、彼らにも) (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
出来るだけ居座ろうと思うので。
愉しませてくださいね?

(これはちょっとした茶目っ気だ)
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奉利・聖 2022年11月16日
大きく出ましたねぇ………挑む理由はともかくとして。
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奉利・聖 2022年11月16日
そりゃもう、勝ちに行きますよ。
その為には強くならなきゃ。貪欲にいきますよ、えぇ。 (無効票)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
(ふふ、ふふふ。笑いが雫のようにこぼれていきました。色のついていた水槽はもうすっかり透明です)

頑張って、応援してるわ。
それと――。
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三隅・彩乃 2022年11月16日
いまの聖さん。とっても好きよ。
頼もしく思えてくるわね。
(彩乃はどんな人間もほとんど好きですが、貪欲に前を進もうとする人間はもっと好きなのです)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
数千年の重みを押しのけるくらいの思い出は、もう作る必要がないかもしれないけれど。
私も欲張りだからやっぱり作りたいわ。

お互い、たくさん思い出を作っていきましょう。
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三隅・彩乃 2022年11月16日
――というわけで聖さんにはもっと欲望を挙げてもらいます!

はい次! 欲しいもの、それか成し遂げたいもの!
(もうひとつ上げろと指をピーンと立てます!) (無効票)
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奉利・聖 2022年11月16日
…お、嬉しいですね。
僕も彩乃さんのこと、とーっても好きですよ。

(ニンマリと、微笑みを返して)
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奉利・聖 2022年11月16日
勿論、学園生活はまだまだ続きますから。
思い出も山ほどできますよ!

…む、成し遂げたいものですか。
ふーむ、そうですね。
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奉利・聖 2022年11月16日
差し当たってまずは……。

(すっと、指差したのは)
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奉利・聖 2022年11月16日
あのレーン、完成させちゃいましょうか。 (演出終了)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
……はーい。
(まだまだ作業の途中であることを思い出す彩乃でした。休憩はもう十分なはずです)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
それじゃ気合い入れて頑張りましょう!
(紙ヤスリを手にして再び取り掛かります。積み上がる皿、そびえ立つ木の粉は努力の証)

……は、
(そして)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
――――くしょん!
(そしてくしゃみで舞い上がる粉塵はご愛嬌、ということで) (演出終了)
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三隅・彩乃 2022年11月16日
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