【個】激闘！ 掃除屋vs女王蜂〜分蜂編
三光・蜜味 2022年11月14日
「めっちゃでっかい蜂の巣にすげえ蜂がたかっててめちゃくちゃ怖いからなんとかしてほしいんですよ〜！」
一般生徒からの頼みを受けて、校舎裏に出来たクソでかい蜂の巣の駆除に向かった掃除屋。
しかしそこには【接近禁止】の看板を掲げ来るものを威嚇する女王蜂の姿があった！
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#奉利・聖 🧹
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三光・蜜味 2022年11月14日
（バレーボールぐらいのサイズの蜂の巣に、何百という蜜蜂が群がってうごめいている、たしかに恐ろしい光景である、一般生徒の恐怖もごもっともだろう。）
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三光・蜜味 2022年11月14日
（しかし、近寄るものを遠ざける少女がいる、女王蜂である。聞く耳持たず、触れるもの、みなお尻の針で突き刺しかねない威嚇音を放ち、人を追い払っているのであった）（ここまであらすじ）
奉利・聖 2022年11月14日
（ハチの巣駆除といったらこれ！とばかりの防護服に身を包み、脚立と数本の殺虫剤を抱えてきたのはそう、掃除屋だね）
（ガチの駆除業者ぶりである）
奉利・聖 2022年11月14日
……………。
（で、来てみたらこれなのだ）
（ガーディアンよろしく立ちはだかるは、可愛らしい女王蜂）
（これでは駆除が出来ない）
三光・蜜味 2022年11月14日
シャーーー！！！
（険しい威嚇音、しかも……相手は、あいつだ）
（トライデントで変身した蜜味を「打撃」で撃墜した男だ）
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三光・蜜味 2022年11月14日
（それが完全なる駆除スタイルできたものだから、反射的にエゴドライバーに手をかけるのであった。もうボタンを押すと変身する一歩手前です）
奉利・聖 2022年11月14日
……………。
（ここでそんなもの知らねえ！！と強引な手に打って出ることは簡単だ）
（が、それは戦場の道理とそう変わらない。ここは学び舎、主義主張の違いは認めなばならない）（ので）
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奉利・聖 2022年11月14日
（防護服のヘッドカバーを外した）
（脚立も置いて、殺虫剤も置く）
何もするな、ということでしょうか。
三光・蜜味 2022年11月14日
（…………それ以上、一歩でも近づいてきたら、即座に変身するつもりだったが）
（蜂の巣の前で防護服を脱ぐのは、武装解除の証である。ゆっくりとエゴドライバーを胸の谷間に戻した。全部消えた）
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三光・蜜味 2022年11月14日
（それから、こくこくと頷いて）
（びしっと、表面を無数の蜂が取り囲み、わざわざとうごめく蜂の巣を指差し）
イマ、オヒッコシチュウ。
奉利・聖 2022年11月14日
（あれどうやって収納してるんだ…）（まぁいい）
（指の動きにつられて巣を見上げる）
引っ越し……？
ということは、彼らはこれから巣を別の場所に移すと？
（そこと決めたら定住する生き物だと思ってたが、違うのか）
三光・蜜味 2022年11月14日
ウン。
イマ、アキダケド、アッタカイカラ。
アタラシイ、ジョオウバチガ、ムレヲ、ツレテ、オヒッコシ、スルノ。
（頷いて、頷いて）
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三光・蜜味 2022年11月14日
アノコタチ、ワタシノ、コドモジャナイカラ。
アマリ、テヲダスノハ、ヨクナイ、ケド。
ホカノセイトタチ、コワガッテタカラ、オワルマデハ。
ミハッテヨウト、オモッテ。
奉利・聖 2022年11月14日
なるほど、冬が来る前に引っ越しておこうと。
そんなシステムがあったとは……不勉強でしたね。
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奉利・聖 2022年11月14日
だから人払いまで……そうでしたか。
では放っておけば、どこかに移動して……できれば人目の無きところに越して欲しいところですけど、問題はなくなるということなんですね。
そういうことでしたら、僕から生徒にはお話を通しておきましょう。
殺生は出来るだけ少ない方がいいですから。
三光・蜜味 2022年11月14日
…………イガイト、ハナシガ、ワカルヒト？
（結構無礼なことを言いながら、ほんとに？ と首を傾げて）
スヲツクリヤスイトコロニ、イドウスル、カラ。
モシカシタラ、ワタシノ、スバコニクルカモ。
ソシタラ、アンシンナンダケド。
奉利・聖 2022年11月14日
…もしかして僕、強硬手段とか使うようなタイプに見えてます？
いやまぁ使う時もありますけど……別に人に危害加えてないですし。
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奉利・聖 2022年11月14日
それに、同胞を護るという心意気には感じ入るものもありますから。
これで良い解決になるのでしたら、計画の変更は当然です。
（じゃあもう防護服いらないな。脱いじゃおう）
そちらの管理下になるかどうかは分かりませんが…そちらである程度は把握できるのでしょう？であれば、もういいと言うまで手伝いますよ。
三光・蜜味 2022年11月14日
（び、と相手の……厳密には、頬を指さして）
イレズミ、ワルソウ、コワソウ。
カタギジャ、ナサソウ。
（どえらい疑いようだった）
ワタシノコト、イッパツデ、タオスシ……。
（あれはあれで万全ではなかったのだから本気じゃ負けではないし試合には方から実質勝ちだしと自分の中で理屈をごねて文字実は事実であり、それがわかっているからこそ引きずっているのです）
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三光・蜜味 2022年11月14日
……ホカノセイトニ、イッテクレルンデショ？
ナラ、ソレデ、ジュウブン……キョウジュウニハ、ブンホウモ、オワルハズ、ダカラ。
奉利・聖 2022年11月14日
………それに関してはぐうの音も出ないのですが。
信じてくださいとしか言いようがないですね…。
（久しぶりにこの見た目で損をした気がする）
……まぁ、トライデントはほら。
制限かかりますから、皆さんに。
一応あの、僕リーダーなんでね？弱い訳にはいかないといいますか…はい。
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奉利・聖 2022年11月14日
（オホン）
分かりました。
では、そちらはお預けいたします。
何も知らず駆除に来た事、お詫び申し上げます。
大変勉強になりました。
（ぺこり。自らのパーソナリティを表すかのように、頭を下げて）
三光・蜜味 2022年11月14日
ワタシモ、リーダー、ダッタモン……！
（じだんだをふむ、わがままな十歳児であった）
アナタト、アサヒナ・ケイニハ、リベンジ、スルカラ……！
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三光・蜜味 2022年11月14日
…………デモ、ソノ。
キョウハ、アリガト。
ヨケイナ、コト、セズニ、スンダシ。
…………ワタシ、ヒトニ、セツメイスルノ、ニガテ、ダカラ。
（なにせ、声が聞き取り辛いものですから）
奉利・聖 2022年11月14日
じゃ、僕の方が上手だったということで
（しれっと）
いつでもどうぞ。
僕もやってみたいですし…トライデントの制約無しで、というのも面白そうだ。
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奉利・聖 2022年11月14日
ㅤこっち
「現 実」の方が、もっとヘビーにできるのでね。
（リソースに縛られない錬気と、異様なタフネス）
（そうでなくても経験豊富な戦士だ）
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奉利・聖 2022年11月14日
（最近ちょっと好戦的だな、なんて思いながら）
（脱いだ防護服と脚立を担いで）
お察しします。言わねば伝わらぬのが世の定め。
伝えにくさに歯がゆくもあるでしょう。
此度はその意を汲めて、良かった。
寒空の下でご苦労様でした。こちらはお任せください。
三光・蜜味 2022年11月14日
ウ、ウワテダッタノハ、ワタシダシー！
ゴールデンギガースヲタオシタ、ミゴトナサクセンダッタシー！
ソレニ…………
(無効票)
三光・蜜味 2022年11月14日
「コッチ」ノホウガ、ツヨイノハ。
ワタシダッテ、オナジダシ。
（これは――少女ではなく、女王としてのプライドの問題だ）
（王とは、敗けてはならない生物故に）
イイワ、コンド、シッカリ、ケッチャク、ツケヨウジャナイ。
ワタシモ、ホンキノ、ホンキデ、ヤルカラ
（ぷんすかぷん）
(無効票)
三光・蜜味 2022年11月14日
――ソレハ、ソレトシテ。
アナタノコト、キライデハ、ナイワ。
コノコタチ、チャント、オヒッコシデキタラ。
オイシイ、ハチミツ、ワケテアゲル。
奉利・聖 2022年11月14日
それはよかった。
蜂蜜…我らが寮の料理番にかかれば良いものになりそうです。
楽しみにしておきましょう。
（彼女と、忙しない蜜蜂たちへと手を振って）
(🐝 続ける 🧹)
奉利・聖 2022年11月14日
それではまた。
何かあれば緑のクラスまで。
（荷物を担いで、踵を返して歩いて行った）
三光・蜜味 2022年11月14日
（小さく手を降って）
ミドリノ、クラス、ネ。
…………デモ、アレ。
(🐝 続ける 🧹)
三光・蜜味 2022年11月14日
――――ホントニ、ニンゲン？
