【個】魔法世界で肝試し
囗囗囗・囗 2022年11月7日
まぁ魔法世界ってだけあって
トロールにドラゴンにバジリスクにゴーストに吸魂鬼にと、そこそこ怖い生き物に事を欠かない世界でもある訳なんですね。
ところで今僕たちは森の中で迷ってます。
#囗囗囗・囗
#ミアンダ・コギトエルゴスム
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
ええ、折角きみ達と約束して修学旅行に行けることになりましたから、出来る限りは共に楽しんでいきたいと。
(本当なら今もVRの外からモニタリングで確認してしまっていた所だったので、少し嬉しそうなトーンで無表情のまま答える)
ミアは逆にいつもより身体能力が上がっているので、去年もでしたが不思議な感覚でs
(と、茂みから立ち上がろうとしたその瞬間)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
あっ。
(暗い森の中、砂埃があがる。ずっこけるように、足を地面の落ち葉に滑って転んでしまった。)
(勿論茂みも近く、落ち葉なども散乱しているところで派手に転んでしまうと……。)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
『GUOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!』
(少し離れた場所から、こちらをガン見しながら叫ぶ巨人の影。)
(ずしんずしんと、VR世界の床を地響きで揺らしながら、その巨体は走って近づいてくるのであった。)
(無効票)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
(ちょっぴりと語尾が跳ねるような、そんなトーンの一言。何となくこちらも気分が良い。)
『せやな、味わえる限りは味わいつくしとこ。すぐ倒れてもーてもつまらんもんな!』
(ひそひそと喋りつつ)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『ああ、成る程。しかし油断は禁物、普段との落差で足がもつれる事も…………』
(\どてーん!/)(\グオオオオオオ!/)(ずしーんずしーん)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『まじかぁぁぁぁぁ!!!?!?』
(もう声を殺す意味もねぇだろう、と向かいくる地響きをチラッチラと確認しつつ叫び、そして)
『ミア!!!行くぞ!!!』
(だ、と手を取って──足を取られて立ち上がるのが難しいようなら、掬い上げるように抱いて走っていこうと。幸いトロールはでかいがバカで遅い、抱きかかえてても何とか追いつかれない程度には走れると思う。)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
すみません、普段あまり歩くことをしていないので身体の感覚が脳の信号と異なりもつれてしまったようで。
(冷静に、成程と先程の事象の原因を突き止めながら人差し指を上げて答える)
(そうこうしている内に彼に抱きかかえられるようにされるであろう。幸い体重は本当に軽く、小学生低学年くらいの女児ほどしかないため復讐者であれば軽々持ち上げられるであろう。)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
(遅いトロールはどんどん姿が小さくなり、やがて追う事を諦めたのかその気配を感じなくなるところまで逃げ切ることが出来たであろう。)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
……撒けたようですね。
すみません、一緒に逃げていただくことになってしまいまして。
(VR世界といえど、体力は設定されているのかきみは疲れてしまうかもしれない。)
(身体を下ろされながら、無表情ではあるがきみの様子を心配するように隣にちょこんと座りながらきみの顔を見上げる。)
(無効票)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『Don't worry! Take it easy!』
(すぽっと腕の中に収めた監査殿は大変軽くあらせられる。)
『ネコチャン一匹抱えてる程度の重さしかあれへんしなんも問題ないわ!』
『てかちゃんとご飯食べてる??』
(軽口ぶっ叩きつつ、身体能力制限されてる割にはそこそこの速さで、慣れた足取りすら感じさせるようなスムーズさで森の中を駆け抜けていく。)
(とは言え体力はそこそこ消費し、トロールの姿が見えなくなる頃には息が上がっており)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『……はぁ、はぁ……ま、撒けたよな?』
(ミアを下ろしたのち、肩で息をしつつ膝に手をつく。)
『いえいえ、おやすい御用……それにちょっとドラマチックで楽しかったです』
(息上がってても軽口は相変わらず叩きつつ、心配そうな顔にへらりとした笑顔(黒塗りでわかりづらいが)で応じた。)
『というか疲労感も再現してくんのすげーな……』
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『……しかし、私たち今どの辺なんでしょうね』
(必死こいて走ってたからあんまり逃げる方向とか意識してなかったな。)
(辺りを伺うように見渡して)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
体質上、カロリーは殆ど脳処理のエネルギーに使われてしまいますからね。
ただでさえ、殆ど成長することの無い身体なので食べる量も増やせずですし、中々そういった体型の変化も起こらないのです。
(それが良いのか悪いのか、というように彼に答えながら)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
どらまちっく、ですか……。
確かに、ミアも少し前に読んだ"レンアイ"小説というものにも、女性を抱きかかえながら"トウヒコウ"する場面がありましたね。
(抱きかかえられ方は今と違いましたが、と思い出しながら、そういった小説などの創作物のような体験が出来たことには少し嬉しそうで)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
しかし確かに、現在地は依然不明ですか。
周りも先程と同じく暗く、なにやら空気の質も更に重くなっている気がしますね。
(湿ったような、それとも他の何らかの原因か。今の状態では判別不能な"よどみ"を見つめながら、彼の側でふうむと観察する。)
(無効票)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『摂った栄養殆ど情報処理で帳消しになるんか……』
(そうか……セクシーダイナマイトミアを拝める可能性はとても低いのか……)
(とかどうでも良い事も思いつつ。普通に体質的に成長ができないてのもなかなか厳しいな。)
『大人びたミアもちょいと見てみたい気ぃもするけどなぁ、惜しいわあ。いや今も今でええねんけども』
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『またなかなかこてこてのモノを読まれましたね、それは……』
(ていうか恋愛小説読むんだな。)
『因みに読んでみた感想、どうでした?』
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『……なんか空気がどんよりしてる気がするな……』
(少し寒気もするような。──気のせい、じゃあ多分ねぇんだろうなこれ。)
(すぅ、と呼吸をおちつけつつ、しゃんと立って、ミアをすぐ庇えるような位置どりを意識し身構える。)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
大人びた、ですか……。
ホログラムであれば、黄金院アスカ様などのお体の情報をお借りした、顔だけミアにしたモノはお出しできたりしますが、流石にミア自身の成長がどうなるかは、正直なところ予想は出来ませんね。
(ボンキュッボンッ、といったような虚像であればつゆしれず、今のところ成長することがない自身の身体がどうなっていくか予想不可能であると伝える)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
……正直な感想を言うと、まだミアには面白さというものは理解は出来ませんでした。
恋とは、愛とは。
ミアにはまだ感じたことが無い感情でしたので、共感というものは得られずで彼等が何故全てを捨ててでも逃げ出したのかが。
……しかし、それほどまでに人に影響を与えるものであるのならば。
ミアもいつかは知ってみたい、そう思ったのですよ。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
ふむ、VRの身体ですと魔力などの感知は利きませんが……恐らく、それに近い"何か"が漂って……。
(と、話していると視界の端に黒い布切れが通る。)
む?
(と、辺りを見渡すと、洗濯物が中に舞ったかのように、黒いマントのような大きなボロ切れが空中に浮かんでいる姿が目に入るのであった。)
(無効票)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『それ多分雑コラいう奴やと思うねん』
(我儘お嬢様ボディに顔だけミアの無表情がくっついてるのが浮かぶ。)
『まぁでもあれだわ、スラっとしてて今のまま背が伸びたくらいのクールビューティもええかもなぁ。似合いそう』
(司書さん的なイメージが浮かぶんだわ。とまぁ、ここまで俺の勝手なイメージ。)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
(ちょっとどんなタイトルの読んだのか気になるな……)
(さておき、)
『愛も恋もまぁ難しいわな……俺だってそこまでようけわからんし、ミアなら尚更やろ』
『──私だってそうなんですから、ミアもゆっくり理解して行けば良いと思いますよ……──』
(宙に、黒いマント。俺よりも尚濃い、中の窺い知れないマントの中身を垣間見た気がして)
『ミア、難しい事言うけど』
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『逃げる用意と』
『"自分にとって幸せだった事"を思い浮かべて下さい。可能な限り強く』
(──ミアの手を引く用意をしつつ言う。多分だけど、あれが何かを知ってる気がする。アズカバンの囚人初出だっけか。)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
スラっとしてて今のまま背が伸びたくらいのクールビューティ……。
(そういう姿が、彼は好きなのでしょうか。と静かに考える)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
"幸せだった事"、ですか?
(事態があまり飲み込めていないのか、ふうむと静かに考えながら)
逃げる準備が必要なことは、理解致しました。
(VR世界では羽が背中についているだけのただの人間なので、彼の側に近づきながら手を握り、慣れていない"走る"という動作を構える。)
(こんな時だからこそ、新たに感じること。彼の手は存外大きく、"安心感"と言う物を感じるかもしれないのであった。)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月7日
(しかし、"幸せだった事"。)
(その感情について精査し、記録にタグを付けながら掘り起こすにはほんの少しだけ、身体の動きが鈍ることになるであろう。)
(無効票)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
『クールビューティ。』
(こう……本を胸前に抱えてる感じのメガネの似合う。図書室でカーテンが揺れる中静かに本を読んでそうな。)
(やすい男なのでこんな妄想でも幸せをチャージできる。大変良い。)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
(──まぁ、これもこれで結構幸せなんスけども)
(とか思いつつ、自分より幾分小さい手を取って)
『ええ子やミア。』
『──走るぞ』
(駆け出す。)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
(────黒いマントが、風に力無く吹かれるように。)
(しかし、ぬたうつ蛇のように、着実にこちらに向かってくる。)
(底冷えするかのような、怖気のする寒さを齎しつつ。)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
(『吸魂鬼』。作中屈指の悍ましい邪霊であり、極悪の闇魔法使い達を収監する監獄、アズカバンの看守。魂を吸う鬼。)
(その息遣いだけで人の気力を削ぎ、その接吻は人の魂を吸い尽くし、人を息をするだけの屍にする。)
(対抗できるのは、強い意志と『幸福な記憶』、そして作中に登場するとある呪文のみだが────)
囗囗囗・囗 2022年11月7日
(とりあえず今は走るのみ!!!)
(思い出せ俺プールとかプールとかナイトプールとか温泉とか温泉とか温泉!!!!!!)
(もうどうしようもないくらい俗な『幸せ』を思い浮かべつつ全力疾走する──)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(──が、)
『──っ!!』
(手を引くミアの動きが、鈍い。)
『──、ミア!!』
(名前を呼びつつ、先ほどしたように抱きかかえて走る方にシフトしようとするが)(その間にも、吸魂鬼との距離は縮まっていくんだろう)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
(『走るぞ』、という言葉は確かに耳に入っている)
(少女の手を掴む彼の大きな手が伸びきり、立ち尽くしている自分を引っ張りながら逃げようとする行動に一瞬行動が遅れる)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
(四方八方から風に吹かれるかのように不規則に舞う黒いマントは確実に、着実にこちらに間合いを詰める)
(普段感じることの無い"寒さ"が肌を覆うようにまとわりつく。)
(思い出すのは"始まり"の記憶。冷たく、静かで、何も無い。物音一つすら立つことの無い静寂が不意に起こされた。)
(ふわりと身体から何かが抜け落ちる、そんな感覚に襲われる。)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
(―――――否。)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
(少女の"名前"を呼ぶ声が頭に飛び込んだその時、記憶の中の"情景"が塗りつぶされるように書き換えられる。)
(陽が沈んで暗くても、証明の灯りがいつまでも灯り続けたあの日。)
(周りの音が聞こえながらも、明瞭な声。)
(冷たい水の中でも、その他の全てが暖かかったあの日の記憶。)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
(彼が少女に"表情"という、自身が"人間"であることを教えてくれたあの日の光景を脳裏に浮かべ、ぎゅっと彼の手を握りながら。)
行けます。
逃げましょう、ナナシ様。
(少女は力強く立ち上がり、逆に彼の手を引きながら走り始めるのであった。)
(無効票)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(──じわり、寒気と怖気が記憶を呼び覚ます。)
(呪われた。"名前"という自分の証明を塗り潰された。誰も正しく俺の事を認識できない。『入学早々話し掛けたあの三人』も。『俺が校舎に書いたもの』も。誰も。誰も誰も誰も、俺の事なんて見えてない────)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(────────いや)
(「ミアはミアの権限と興味を持って、これからもきみを観測し続けることを誓いましょう」)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(誰も見えてない、なんて。寒さに負けた弱音だと知ってる。)
(いや、前も言った覚えあっけどよ。)
(「見てもらえる」事に、すげーー救われる奴もいるんだわ。俺とか。)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(まぁ、そんな想いは今は胸の裡に秘めて、足に力を入れりゃいいわけで。)
(他にも、見えない筈の俺を見つけてくれた時の嬉しさとか。こないだのハロウィン、写真撮った時の喜びとか。向けてくれた笑顔とか『いつもきみを視てます』とかを思い浮かべて。)
『──よっしゃ!!!』
(握る手の先、力強い返事も聞き届けて。)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(あとは、振り向かずに走っていく。)
(────うまく切り抜けられれば、きっと暗く澱んだ森からも、抜け出せてるだろうか。お互い息は上がってるかもだけど。)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
(風を切って、走る。)
(ひたすらに走る。後ろを振り向かず、彼の手をしっかりと握って。)
(そうして走っていると、いつしか氷るような寒さも消え去り……)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
(息が上がる。)
(でも、いつもほどの疲労感は無い。)
……はぁ、はぁ……。
抜け出せ、ましたかね。
(辺りを見れば、薄暗いながらも人の賑わう場所まで出ることが出来ていた。)
(別のフィールドへと辿り着くことが出来たのであろう)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2022年11月8日
すみません、幸せな記憶……少し、思い浮かべるのに時間がかかってしまいました。
(どんな場面であったかは言わない。しかし、表情は彼であればどこで見たことのある顔であるかは、恐らくわかるであろう。)
(。)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
『はぁ、はーーーーーーー……(げっっほ)(スゥーー)っっはぁぁ……』
『そ、そうだと思います……──』
(人がいるところまで来た、ってこたぁ安全圏だろ。)
『ああーーめっっちゃ走った……ん?』
(すみません、という声に反応して。ミアの方を見て、)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(見えたのは、いつか夏の夜にみたような笑顔で。)
(──どんな記憶を思い浮かべたのかはわからないし、聞くのも野暮だろうから聞かねえけど。)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
『そ。』
『でもアレから逃げ切れるくらいの幸せがあんなら、良かったよ』
『まあアレや、結果オーライってヤツやな!!』
(へへ、と笑って言う。)
(笑顔を見て思うのは、もしその記憶が俺が関わったものだったら、ちょっと嬉しいし誇らしいな、ってとこで。)
『……さて、人ぎょうさんいる所に戻ってこれたし』
『もう少し散策してみましょうか。』
(『喉渇いたし飲み物探すか』とか言いながら)
囗囗囗・囗 2022年11月8日
(もう暫し、仮想空間の魔法世界を楽しんだ事だろう。)
(。)