【個】古書の香りの中
風花・葡萄 2022年11月6日
VRと言うのがびっくりしてしまうくらい、目の前には荘厳な図書館──
その聳え立つが如き本棚と蔵書の山がある。
ハリー・ポッターの世界はホグワーツ、図書館の中。
何やら面白い本に会えるかもしれない、という期待を込めて、本廻りを始める僕だった。
#風花・葡萄
#石・トーマ
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風花・葡萄 2022年11月6日
（──話を聞いた所、黄色のクラスの生徒が概ねこの仮想世界の構築を担ったという話で）
（まぁまぁ、よくもここまで作り込んでるものだと感心してしまう。）
風花・葡萄 2022年11月6日
（パラパラと本を捲る。）
『古今東西秘薬集』、ねぇ……
（パッと見た感じ本当にそれらしく編纂されてる。材料や作り方まで事細かく記載されてるこれは、多分薬品庫とかで材料集めれば本当に作れるんだろうな。）
凝り方が半端じゃない……。
（世界を構築した方もその構築する為のデータを用意した方もちょっと正直やべぇなと思うくらいの気合いの入り方を感じる。）
（とりあえず、持ってた本は一度閉じて、何となく持ったままにしつつ）
風花・葡萄 2022年11月6日
他に何か面白い本無いかな……あ、そうだ。
……えーとVの頭文字の本、V、V……
（ふらふらと、探したい題材の頭文字を探しつつ図書館をうろつき始め）
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石・トーマ 2022年11月6日
(そんな彼の背後に、)
(ひた…ひた…と殺した足音が重なる。周囲の探索に夢中になっていても、周囲の静寂からあなたはその足音に気づくかもしれない)
石・トーマ 2022年11月6日
("だが、例え振り返ってもそこに人の姿はない")
(無効票)
風花・葡萄 2022年11月6日
────、
（なんとなく、首筋がゾワゾワするような気がした。微かな足音も僕の足運びに重なって聴こえるようで）
風花・葡萄 2022年11月6日
（後ろを振り返る。）
……。
（誰もいない。）────気のせい？
（……じゃあ、無い気がするんだけど。）
(無効票)
石・トーマ 2022年11月6日
(振り返ると、一瞬足音が止まって)
(けれどあと少しの距離なので、相手が歩き出すのを待たずして姿のないそれが足を進めて……、)
石・トーマ 2022年11月6日
あッ
(ずでーん！と、"透明マント"の裾を盛大に踏ん滑った少女の頭だけがマントの外に露わになる)
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風花・葡萄 2022年11月6日
うわぁ生首。（素の反応。）
風花・葡萄 2022年11月6日
……じゃなくて、何だっけ。透明マントか。
（ある種のチートアイテムだよなこれ。）
（ていうか結構勢いよくずっこけたな……）
大丈夫かい、トーマ。
（対面するのは二度目だけど、まぁ知った顔だし……とりあえず近寄っていって。手を貸した方が良いなら、助け起こしたりする為の準備はしとくので好きに手を借りても良い。）
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石・トーマ 2022年11月6日
ま、まだ歩くの慣れてへんからぁ……。
(コケたのをちょっと恥ずかしそうにしながら。変なところはぶつけていない様子だが、手を差し伸べてくれるなら喜んでその手を掴むだろう)
グレちんが何か探してるなぁ～思て、ちょっと驚かせよーと思ったんやけど……えへへ。
(失敗しちゃった。と苦笑いを浮かべる)
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風花・葡萄 2022年11月6日
赤ちゃんみたいな事言うなぁ……。
（なんか学園きたばっかで階段昇るのにもひいひい言ってた頃の自分思い出す。）
（よいしょ、と君の手を引っ張って起こして）
ああ、折角だし色々探してみようと思ってね。
……ストーキングはよくないぞ？
（窘めるように言いつつ。）君も図書館に御用かい？それとも僕追ってきただけ？
(無効票)
石・トーマ 2022年11月6日
えー、ダメなん？
(口を尖らせて精一杯の反論を述べようとする。が、持ち合わせの正論もなく)
せっかく透明マント見つけたから遊んでみたかったんやけどなぁ。
(と、肩を落とした)
ん、ウチ？
石・トーマ 2022年11月6日
ウチはねぇ、本が好きやからね！
正確には紙の匂いやけど……VRいうてもここまでぎょーさん本があると、ウチの好きな匂いがしてるよーな錯覚まで感じてまうな。
(だから、)
目的は違えど、やってることはグレちんと一緒やな。
(と、にへらっとした笑みで言って)
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風花・葡萄 2022年11月6日
どちらかと言うとだめ。
（めっ。）
……まぁ遊び半分なら僕は構わないけど。相手は選びなよ？
（口をとんがらせられると何というか、ちょっと判定甘くしてしまうな。……まぁ、僕にする分にはいいか。特に困んないし。）
（婉曲な許可を出しつつ）
そんなアイテムあったら遊び心疼くのはわかるっちゃわかる。
（これ手触りいいんだっけ。マントを触ってみようとしつつ）
風花・葡萄 2022年11月6日
匂い。
（ちょっぴりこないだの件がフラッシュバック。）
……あぁ、でも。うん。わかるよ、古い紙の匂いって……なんか不思議な落ち着く香りするよね。
……そ、僕と一緒か。……折角なら、何か興味の出る本でも君も探してみたら？
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石・トーマ 2022年11月6日
……もしかしてウチ、誰彼構わずちょっかいかけると思われてへん？
(きょとんとした顔で気づく。流石に人は選ぶのである。やっても怒んなさそうな人とか)
石・トーマ 2022年11月6日
(遊び心の共感を得ると、)
ね、ね？分かるやろ！
グレちんにも後で貸してあげるでー。
(なお、手触りに関してはあまり分からない。何せ記憶にある布類は病室のシーツか自室のお布団くらいなものだから)
うん。一緒に探そぉ！
ウチ好みの本、何かあるやろか……。
(と言いながら、彼の隣に並ぶ。……ちなみに透明マントはまだ羽織っているので、傍から見ると首だけスライド移動しているように見えるだろう)
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風花・葡萄 2022年11月6日
えっ人問わずじゃないの？？
（至って真顔である。）
風花・葡萄 2022年11月6日
（原作だとなんか液体に近いみたいな表現されてた気がする。するするとしてて滑らかな感じは確かにあるな、とか思いつつ）
ん。……全然良いけどずっと生首でいる気かい？？
（割とねえ、慣れてない人にはホラーな絵面なんだよそれ。）
さて、僕は魔法生物とか……あと占術のとか見てみたいなとか思ってたけど。
……まずは自分が興味ある事をとっかかりにしたらいいかも？
（Vのとこは……トーマが一緒ならやめとくか、と思いつつ。適当に、君の隣に立ちつつゆっくり歩いてく。急ぐと君の足がもつれるかもだし。）
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石・トーマ 2022年11月6日
まぁまぁ、大丈夫やて。
魔法の世界なんやし、空飛ぶ骸骨とかおってもおかしくないやろ～。原作知らんけど。
(少なくともゾンビの世界にはいないだろうし、なんて)
それとももしかして……この透明マントの下が何か、気になるん？
(と、ちょっと怪しげに微笑んだり)
石・トーマ 2022年11月6日
んんー、ウチの興味あるとこか……。
(と、少し悩んで)
……あんまり思いつかへんし、グレちんについてってもええかな？魔法生物とか占いとか、どんなんあるかは気になるし。
(なんて言いながらふと、さっき向かってた方向とちょっと違う？とか思うものの、気のせいかなと流して)
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風花・葡萄 2022年11月6日
まぁねぇ……確か主人公が丁度おんなじ事してたし。
空飛ぶ骸骨はどーだか忘れたけど首が殆ど斬れてる幽霊はいたなあ。
（……あの世界のゴーストってどんな設定だったっけ、そーいえば。とか思いつつ）
……ん？？マントの中？
風花・葡萄 2022年11月6日
（こないだの一件をちょっと思い出す。）
……、な なんのことかなあ。
（ふいと視線を逸らす。いやいやまさか。またビキニ姿ってことは流石にないだろ。）
風花・葡萄 2022年11月6日
（こほん。）ん、あぁ いいよ、勿論。
（そんなこんなで、図書館をてくてくと歩いていく。）
（暫くすれば、占いのコーナーに辿り着き。簡単なものから難解な星座・水晶etcの占いまで色々な本のある一角をまざまざと見る。）
……なかなか圧巻の品揃えだねぇ。
風花・葡萄 2022年11月6日
……お、タロット占い。
（馴染みのあるタイトルが見えて、つい手に取る。）
魔法世界もタロットとかあるんだ……まぁ不思議では無いか。
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石・トーマ 2022年11月6日
(その後をてくてくとついていって)
わ……すごい。
背表紙を見てるだけでもわくわくするなぁ。
(と、ぐるりと身体を回転させて、周囲を見渡して)
タロット……？
(現実でもあるものだが、そういったものに縁がない生活だったからか、首を傾げて)
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風花・葡萄 2022年11月6日
（ページをぱらり。アルカナごとの挿絵とその註釈、意味などが載っている────のに加え、どうやら本自体に魔法が篭っており）
（はらりとめくれた空白のページにじわりと文字が浮かぶ。『汝、運命を知る事を願うか』と。）
……どうなら本が占ってくれるみたいだね。
やってみるかい、トーマ？
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石・トーマ 2022年11月6日
ええの？
(というか出来るんだ？あんな難しそうなの、という気持ち)
じゃあ、お願いしよかな……と。その前に、
石・トーマ 2022年11月6日
(おもむろに、透明マントをがばっとはためかせて――ふたりを覆うようにかぶる)
えへへ……せっかくやし、こうして布被ってた方が雰囲気あるんちゃう？それに案外、光も入るし。
(本が読めなくなるとか、そういう不安はないだろう)
石・トーマ 2022年11月6日
(それはさておき、)
(彼女の服装は以前遭った時の布面積の少ないそれ――ではなく。この世界観にあった、緑色の制服であった)
これなぁ。
組み分け帽子言うんに「緑の制服着たいからくださーい」言うたらくれたん。
どう、似合ってるやろか？
(無効票)
風花・葡萄 2022年11月6日
ん、それじゃ……って、んん？
（がば、とマントの中に君ごとすっぽり包まれて）
風花・葡萄 2022年11月6日
……？？？？？？
（🍇、宇宙に行く。）
（なんでクラスメイトの女子と一緒の毛布被るみたいな状態になってるんだ僕は？？？？？？？）
（というか近いし近いしなんか良い香りがする気もしてきた。）
あ、あの？？？ いや雰囲気はあるけど……
（なんというか占いするには丁度いい感じの明かりと暗さだけど）
風花・葡萄 2022年11月6日
え あ うん。可愛い。
（ぽろりと本音が出る。）
…………。
（僕こういう素直な子には案外弱いのかもしれない。そんな事を思った。さておき）え、えーと……とりあえず占い。（表紙に、トーマの手をかざさせて）
風花・葡萄 2022年11月6日
【14/22＝0、余り14……正位置、『節制』】
（杯に水を酌み交わす天使の絵。節制。）
（それを載せた本の頁が、ぱらりと開かれて字が綴られていく。）
（「調和・中庸・柔軟性──白ではなく、かと言って黒でなし。どちらに依ることもなく、中道をゆく。」「いかな場所、人の間にあれ、あるがままの自然体で、汝は汝らしく征くが良い────」）
風花・葡萄 2022年11月6日
……誂えたように君らしい結果だね。
（ほう、と結果を読みながら。）
(無効票)
石・トーマ 2022年11月6日
せっかくの魔法の世界なんだから、雰囲気も楽しまんとね。
(どうやらやれることはなんでもやる、くらいの勢いで楽しむつもりらしい。もしかしたらどこかにチェックシートでも持ってるんじゃないかってくらい、部屋の外の世界をこれ以上なく楽しんでいる様子で)
えへへ～、……ありがと！
(可愛いと褒められれば、はにかんだように笑う)
石・トーマ 2022年11月6日
へぇ……絵柄と向きだけで、こんなことが分かるんや。
(と、感嘆の声を零しつつ)
つまり……ウチ、今日みたいに自由気ままに好きにしてていいってコトなん？
(無効票)
風花・葡萄 2022年11月6日
（しかし緑……スリザリンか。）
僕も同じ色の制服かもなぁ、組み分けしたら。
（ぽつりとそんな事を言いつつ）
……楽しむ気満々でいい事だ。
（その様子に、ちょっぴりおかしそうにくすりと笑う。）
風花・葡萄 2022年11月6日
よくできてるよね、これでなかなか的を射てるから侮れない。
（うーのはなかなかよく当たるんだよな。）
…………まぁそういう事だよね。
（すげーー君らしい結果だなぁほんと。）
風花・葡萄 2022年11月6日
……でもまぁ、いいんじゃない？
君に振り回されるのも、そう悪いものじゃなさそうだし。
（被弾した人間としての一意見。）
(無効票)
石・トーマ 2022年11月6日
？ グレちんも緑好きなん？
ええやん、きっと似合うで～。
(原作未読ゆえに、組み分け帽子の意味を知らない少女が言う。彼女にとって組み分け帽子は今のところ「好きな制服選ばせてくれる機能」ぐらいの認識である)
えへへ……なんだかそう言われると照れるなぁ。
照れる、照れ……誉め言葉よな？それ。
(そうであると信じてるので、これは確認というよりも念押しである)
ほんなら……
石・トーマ 2022年11月6日
もーっと、振り回されてみーへん？
せっかく透明マントあるんやし、ほら。
他の学生にちょっかいかけにいこー！
(かぶったマントの頂点を叩くようにおー！と拳をあげる。本の匂いときみと、ボクの香りのするここからは、まだ出すつもりはないらしい)
(。)
風花・葡萄 2022年11月6日
……褒めてるよ。
いい事だと思うよ、一旦の曇りもない、あるがままの自分。
（僕はもう望むべくもなさそうだから、ちょっと君の在り方は眩しい。……羨ましい、とはそこまで思わないけど、尊いとは思う。）
──緑は目に優しいしね。
あと確か……うん。「身内想い」な寮だよ。
風花・葡萄 2022年11月6日
……このまんまで行く気なの？
（ちょっとそれは、とも思ったけど。でも振り回されてあげると言った手前断るのもあれか。）
……仕方ないな。（ひょろろと片手をあげ、おー、とやって）
風花・葡萄 2022年11月6日
それじゃ着いてくよ隊長。
我ら良からぬものを企むものなり、だ。
（原作じゃそんなセリフだったよな、なんて思いつつ。まぁ、あとは風のふくまま、君の興味の赴くままに。）
(。)
風花・葡萄 2022年11月6日
【〆】
