【個】そこに居る
奉利・聖 2022年10月27日
──現在から幾らかの時を遡り。
死闘の末、入院してから目覚めた後。
数日間の療養期間、その時の出来事だった。
#ル・タッタ
#奉利・聖
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奉利・聖 2022年10月27日
(療養期間中は、基本的に暇だ。だから平時は別に寝る必要も無い身だが、せっかくなので眠りに耽ったりして時間をつぶすこともある)
奉利・聖 2022年10月27日
(ぱち、と意識の覚醒)
ん………。
(身を起そうとして───)
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月27日
(そのお腹に僅かな重さと)
(もさもさとした感覚を感じるだろう)
(身を起こそうとした彼の動きに、ぴくりと反応をして)
ル・タッタ 2022年10月27日
ん~~~~………?
(シーツから出てきたのは、毛玉みたいな女の子でした)
(無効票)
奉利・聖 2022年10月27日
………………………。
(??????????????)
(ちょっと待ってほしい)
(眠る前のことを思い出す…特に何も無かったはずだ)
(侵入されたわけもないし……眠ってる間に潜り込まれた?)
奉利・聖 2022年10月27日
(気づかなかった?僕が?)
(というか……誰だ!?)
………あの。
すいません、どちらさまでしょうか。
病室をお間違えではないでしょうか。
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月27日
…………ん~~?
ル・タッタ 2022年10月27日
(はた)
………………?
ル・タッタ 2022年10月27日
何を言っているの?
あなたとはこうして前にも寝ているわ。
(だから、何の問題もないのだと。当然のように)
あなたのためよ。労い、というものかしら。
(無効票)
奉利・聖 2022年10月27日
前も……前も!?
(いやまさか、そんなはずは……)
(あ、もしかして!?)
僕が意識不明の間にとということですか!?
奉利・聖 2022年10月27日
(それにしたって潜り込むことなんて……ん?)
(労い…労い?)
失礼…その、労いというのは?
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月27日
だってあなた、気持ち良さそうにずっと眠っていたから…………
(要するに、そういうことらしい)
ル・タッタ 2022年10月27日
(ん)
ル・タッタ 2022年10月27日
労いは労いよ。
あなた、がんばっていたのでしょう?
だから、わたしがこうして一緒に眠ってあげていたの。
気持ち良かったでしょう。わたしの体。
(無効票)
奉利・聖 2022年10月27日
………そ、そうですか……。
(じゃあこれ…もしかして。多分竜さんも知っているということで)
(後でちゃんと聞いておこう……)
奉利・聖 2022年10月27日
(コメントしづらい……!!)
え、えぇ…まぁ、悪くありませんでした。
(すんごい玉虫色の感想)
その…労いというのは。
(頭の中で、思い付くラインを考える。やはり…)
モールの事件…でしょうか。貴女も関係者?
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月27日
ふふ、そうでしょう?
(自信ありげにもふもふと髪を揺らして)
ル・タッタ 2022年10月27日
いいえ?“あの件には”、関わっていないわ。
なんだか変な空間に巻き込まれて、戦うことになってしまったぐらい。
ル・タッタ 2022年10月27日
そうしたら、ほら。あなたがとってもがんばって、疲れて眠ってるというじゃない。
だからね。こうして────
(すり、と抱きつくように擦り寄って)
ル・タッタ 2022年10月27日
がんばったあなたが、よく眠れるようにしてあげようと思って。
(満面の笑みを向けた)
(無効票)
奉利・聖 2022年10月27日
…なるほど、巻き込まれた形でしたか。
(聞くに、かなり大規模な影響が出ていたらしい)
(巻き込まれるのも無理はないだろうが……)
奉利・聖 2022年10月27日
……それだけの為に。
見ず知らずの僕の病室へと?
(頑張ったから、労った)
(方法はともかくとして、そこに至るまでの思考は……随分優しいんだな、と思った)
(…というかいつまで抱き着いているんだろう)
奉利・聖 2022年10月27日
……ありがとうございます。
おかげざまで、良く休めました。
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月27日
それだけのためよ。
あなたは、そうされるべき人間だもの。
その身が果てるまで、あの場所を救ったのだから。
ル・タッタ 2022年10月27日
ふふ、どういたしまして。
────ああそうそう。あなたに頼ってしまったって泣いていた子もいたわ。
あなた、かわいいお友だちがいるのね。
(無効票)
奉利・聖 2022年10月27日
…そんな大層なことじゃ。
ただ勝ちたかっただけですし……。
(結果的にそうなったとしても、最後には自分の欲を優先してこうなったのだ。賞賛されると、少しむず痒い)
奉利・聖 2022年10月27日
……頭に妙なものをつけてる子ですよね。
(頼ってしまった、か)
(気にするのも分かる。彼からの要請が発端だったのだし)
ん……話したのですか、彼と。
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月27日
妙な……(ああ)ええ、そう。その子。
あなたに頼りすぎたとか、あなたが気持ちよく眠っているのが辛いとか……
ル・タッタ 2022年10月27日
でもね、『ぼくは先輩とずっといっしょにいたいんだ』って言っていたわ。
それはそれはもう、あなたに嫉妬してしまうぐらい。
愛されているのね、“先輩”。
(無効票)
奉利・聖 2022年10月28日
………そう、ですか。
(ずっと一緒に居たい、かぁ)
(病室にずっと張り付いて、目覚めを待って……ここまで)
(愛されているか)
奉利・聖 2022年10月28日
そうみたいですね……。
何だか随分と、愛されてしまった。
(いや、お互い様かな これは)
奉利・聖 2022年10月28日
あの…多分、彼のことも励ましてくれたん…ですかね。
ありがとうございます。
知らぬ間にとてもお世話になってしまった。
このお礼はいずれさせてください。
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月28日
励まし……(励まし?)
わたしはあの子に、あなたが眠り続けていた方が都合がいいんじゃないか……とか、聞いてみただけよ?
ル・タッタ 2022年10月28日
……でも、それは嫌だったみたい。よかったわね。
一緒に眠り続けていたいというのも、わたしはロマンがあって好きなのだけれど。
ル・タッタ 2022年10月28日
(はて)(お礼?)
ル・タッタ 2022年10月28日
(それなら)
…………あのね、わたし聞いてみたかったの。
あなたがどんな風に戦って、どんな風に死んでしまったのか。
とっても興味があるのよ。
(無効票)
奉利・聖 2022年10月28日
(都合がいい?)
(あぁ……そういうことか。確かに、あのままでいれば)
(終われていたもの、なぁ……)
そうですね、それも悪くは無い思いますけど。
まぁでも、起きている方がいいかな。
奉利・聖 2022年10月28日
…はぁ、そこに興味が。
(どう戦い、どう死んだ?)(なんでそんなところ……いやまぁ、いいか)
ん-………。
最初はね、彼の頼みでした。あの事件の黒幕を始末するために、向かったのですが。そこでとんでもない護衛と戦うことになりまして。
奉利・聖 2022年10月28日
文字通り、なんでも斬れる剣豪と。
1対1の死闘です。とんでもなく強かった。正直負ける気しかしなかった。
でも最後には…なんだか無性に勝ちたくなっちゃって。
死力を尽くして……今はどうやったか分からないですけど、仙人への扉も開いちゃったりして…凄い戦いだったなぁ、あれは。
奉利・聖 2022年10月28日
で、まぁ…色々出し尽くして。
尽き果ててて死んだ…って感じです。かいつまむとね。
(無効票)
ル・タッタ 2022年10月28日
なんでも斬れる剣豪と……
(なんでも斬れる。というのは、ひょっとすると)
(あの現象の元凶なのではないか?)
(とするならば、俄然その剣豪にも興味が湧いてきた)
ル・タッタ 2022年10月28日
勝ちたくて仙人になったのに、死んでしまったのね。
(仙人と言うならば、死をも超越した者。というイメージがあるが故のふとした言葉)
(勝ちたくて、勝ちたいがために、文字通り死ぬまで全てを出し尽くして)
(結果一度死んでこうして眠り続けていたのなら)
(それはそれは、もう)
ル・タッタ 2022年10月28日
お似合いね、あなたたち。
どっちも、すご~く欲張りさん。
(もぞもぞと動いて、狭いベッドに量の多い髪を広げながら、彼の隣へ添い寝するように近づいて)
ル・タッタ 2022年10月28日
あなたのお名前は知っているけれど、改めて言わせてね。
はじめまして。わたしはルル。
────あなたと、竜の話。聞かせてくれる?
(。)
奉利・聖 2022年10月28日
………欲張り。
欲張りかぁ………。
奉利・聖 2022年10月28日
……それくらいが、人間らしいんじゃないですかね。
今は僕、結構そう思いますよ。
(欲こそが、最後の一線。望みを叶えんと燃える魂なのだ)
(だからこそあの時、果てに至れた)
奉利・聖 2022年10月28日
…改めて、聖です。
いいでしょう、ではそうですね…最初の出会いの時は───。
(ちょっと近すぎると思いはしているが)
(悪い人ではなさそうだし、そのままにしておくのだ)
(。)
奉利・聖 2022年10月28日
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