第6試合:剣閃×死線×攻防戦
三隅・彩乃 2022年10月24日
ステージ:オフィス街
戦 場:高層ビル
高層ビルを駆け上がりながら、戦場で二つの影が切り結ぶ。
黄金の巨人は未だ出現せず、先に相手を倒したほうがこの試合を制する。
生じる戦闘は、まさに決戦。
天賦の剣と、死を超えた者の戦いに。
黄金の女王が介入する。
#奉利・聖
#朝比奈・蛍
#三光・蜜味
1
三光・蜜味 2022年10月24日
(敵意をむき出しにした蜜蜂が、皮膚に毒針を突き刺そうとしていた)
(無効票)
朝比奈・蛍 2022年10月24日
(気功、かな。そういえばらんかちゃんも使ってたけど流行ってるのかな)
並みの……否、戦闘に長けた一流の復讐者を一刀両断してもおかしくない間合いだった。
それを不敵な笑みで返されては――――
朝比奈・蛍 2022年10月24日
滾る、と一歩を踏み込もうとしたその瞬間。
まるでアニメか特撮ヒーローのように変身する蜂の少女が表れて……
「……」
あっけにとられたように動きを止めて。
てっきり漁夫の利を狙ってくると思っていた最後のチームのプレイヤーが表れて。
朝比奈・蛍 2022年10月24日
「――なるほど」
いくら小さいとはいえ。その敵意に気が付かないほど鈍感ではなく。
そしてこの身は復讐者になる前から銃弾を刀で切り払う天賦の剣である。
無造作に蜂に向けられた刀の切っ先が蜂の針とぴったりと拮抗して。
「我慢できずに飛び出してきた口かな。好ましい性質ではあるけれど」
(無効票)
奉利・聖 2022年10月24日
──気の網に引っ掛かった反応が、爆発的に大きくなった。
自然、意識をそこに向けざるを得ない。
ここにきて明確な脅威が増えた……それでも尚。
「面白い」
役者は揃ったのだ。愉しまずにはいられない。
奉利・聖 2022年10月24日
そして同時、小さな『死』の点を感じ取った。
なるほど、こういうこともできるか。
警戒を強めなくてはならないな。
ヒュオウッ………漆黒の龍骨を抜き、払うように振り回す。
「どうやら」
奉利・聖 2022年10月24日
「今この場が最も重要な戦場のようだ」
──現れた少女。
能力が未知数だ。機先を制して動くには、嫌な予感がよぎっていた
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月24日
(レイピアの鋒をゆらり、と揺らしながら、反対の指をついと動かす)
(刀とぶつかり、振り払われた蜂が、衛生のように戻ってきて)
――――――【宣言】する。
(それが、シータエゴのパラドクス)
三光・蜜味 2022年10月24日
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【飛翔する物体の軌道】は
【感覚器官】より
【上位】である
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三光・蜜味 2022年10月24日
(《秘蜜重罪(シークレット・ミルフィーユ)》)
(それは世界の法則を改ざんし、物事の【優先順位】を書き換える、女王の命令である)
(今、【飛翔物の軌道】は【感覚器官】の上に置かれた)
(すなわち――――――)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=29150
三光・蜜味 2022年10月24日
(――――――飛翔する蜂を)
(視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚・感覚では――――知覚できない!)
(再び、蜂を二人に仕向けると同時に――――――)
三光・蜜味 2022年10月24日
『アサヒナ・ケイ』
『――――――一度会いたかった』
(朝比奈に向かって、背中の翅を広げて、飛翔した――その軌道すらも!)
(知覚不可の、感覚外からの攻撃!)
(無効票)
朝比奈・蛍 2022年10月24日
消えた――ようにしか思えなかった。
ありえない、という理性。限界まで引き上げている自分の知覚能力は事実上、ディアボロスの理想値に等しい。それが捉えられないなど……。
(……だけど)
間接的な感覚。蜜蜂と蜜味が動く空気の流動を感じる肌感覚だけを頼りに。
朝比奈・蛍 2022年10月24日
「……情熱的な言葉を貰えて嬉しいよ」
背中から冷や汗を流すほどの緊張感の中、普段の彼からすれば驚くほど雑に刀を振るい、その初撃をぎりぎりのところで防ぎ。
「でも、記憶力には自信があるんだ。初対面だと思うんだけど……それとも声をかけるタイミングをうかがってたシャイちゃんかな?」
(無効票)
奉利・聖 2022年10月24日
────『死』の点が突如として消えた。
いや、感じられなくなったというべきか…これは五感を特化させる力故に、そもそもそれが五感で捉えられないものになってしまったとしたら……!!
奉利・聖 2022年10月24日
即座に感覚を切り替える。気の網にて対象を感じ取る──
『探』
探知の為の気功。範囲をより狭め、より網目を細かくする。
既に鼻先まで迫っていた!!
「…これは。どんなマジックだ?」
仕向けられた蜂の針を身を翻してやり過ごすと同時。
奉利・聖 2022年10月24日
向こうは彼に執心のようではある。
便乗して2対1にしてもいいところだが───
未知は大いなる脅威。ここは彼女を落としにかかる。
機構銃、FARBLOSを抜いてBLAMBLAM!!
「流石、モテますね」
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月24日
(装甲に身をまとっていなければ――これを凌ぐのか、という顔を見せていたことだろう)
三光・蜜味 2022年10月24日
(そう、多分こんな顔をしていたはずだ。見られなくてよかったね)
三光・蜜味 2022年10月24日
『初対面。そして、これは単なる――――嫉妬』
(レイピア状の剣――トワイライトエゴと、刀がぶつかり合う。静止すれば、飛翔物ではない。【知覚】の範囲に収まって、その姿を現し)
『――――――――――』
(《秘蜜重罪》によるルール制定は、一つ制定すると、前の変化は時間を置いて自動的にもとに戻る)
(だから【蜜蜂】が【男性】を上回っている時間は、そう長くない。鍔迫り合いになれば不利となる――――だから)
三光・蜜味 2022年10月24日
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【宣言】する
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三光・蜜味 2022年10月24日
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【武器】は
【生物】より
【下位】である
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三光・蜜味 2022年10月24日
(新たなルールの制定)
(すなわち【武器】は【生物】に対して下位存在となり――――)
三光・蜜味 2022年10月24日
(――――放たれた弾丸を、甲殻の腕で受け止め、握りしめ)
(レイピアを手放すと同時に)
、、、
(蹴りで)
(相対者の刀を弾き飛ばしにかかる)
(単純な肉体の力比べでならば――――女王蜂の体躯は、脅威となる!)
(無効票)
朝比奈・蛍 2022年10月24日
「残念ながらモテててたわけじゃないようですが……嫉妬は」
朝比奈・蛍 2022年10月24日
本来――という言葉選びが適切かはわからないが。
純粋な身体能力というだけならば、常時リミッター解除している身体能力に武術を収めている技量、そして復讐者として物理的な運動現象の操作を自在に操る蛍にとって、決して対処できない蹴りではなかった。
もしくは蜜味の蹴りが復讐者として身体能力が特別優れていないのであれば、あるいは対処できたかもしれない。
朝比奈・蛍 2022年10月24日
だが、動き出せばまた感覚から外れる蜜味の動きに対処は後手後手に回りこみ。
そしてその空気を切り裂くするどい蹴りに手の甲に鋭い衝撃をうけ、刀が一本、ビルに突き刺さり、その切れ味をもって刺さったまま地面へと滑るように落ちていく。
「穏やかじゃ……ないねっ」
刀を落とされるなんて何年ぶりだ、と内心で自分に毒付きながら。
だが、面白くなってきた、とその視界にとらえる二人を熱く捉えた。
(無効票)
奉利・聖 2022年10月24日
FARBLOSの弾丸を肉体で容易く弾いた?
大した防御的行動でも無いし、彼女が異様に硬いとも思えない。
そして今、レイピアを手放した。
何故?わざわざ武器を捨ててまで蹴りに拘った。
何故彼は容易く刀を落とされた。
ㅤㅤㅤㅤ、、、、、、、、、
まるで、今は生身の方が強いみたいじゃないか。
得た情報を元に、一つの疑念をを芽生えさせ。
疑念は仮説となり、実証を必要とした。
奉利・聖 2022年10月24日
FARBLOSと龍骨を収める。
純然たる生身。身一つで再び呼吸を深くする。
呼吸は錬気を成し、身体を巡り、力を宿す。
陰の気による道を繋げて、空中を走る。
『軽』『爆』『衝』
踏み込みと同時に超加速。少女へと肉薄する。
回転するような身の捻りに、爆発のような推進力を得て。
衝撃浸透───当たれば莫大な衝撃がその身を突き抜ける。
つまりは。だ
超早く動いて、凄まじい威力の拳を見舞う。それだけだ。
「貴女───もしかして」
奉利・聖 2022年10月24日
「───この場のルールを、強弱を変えましたね?」
凶拳を、伸ばすッッッ!!
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月24日
(残光が残る速度で、迫る凶拳に向かい合う)
(シータエゴに変身した蜜味の身体能力は――四肢に収めた蟲達の総量を上回り、通常時のそれを遥かに凌駕する)
三光・蜜味 2022年10月24日
(――――――が)
三光・蜜味 2022年10月24日
(一つ、トライデント内で三光・蜜味の全能力を再現することが根本的に不可能であること)
(一つ、そうまでして強化した肉体であったとしても、未だ幼き女王蜂の経験と能力は“奉利・聖”にも“朝比奈・蛍”も総量としては及ばないこと)
三光・蜜味 2022年10月24日
(故に彼女がこの一撃を凌ぐには、《秘蜜重罪》によるルール制定が必須である)
(だから――――告げる)
三光・蜜味 2022年10月24日
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【宣言】する
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三光・蜜味 2022年10月24日
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【蜜蜂】は
三光・蜜味 2022年10月24日
(――――拳が、突き刺さる)
(自らが定めたルールだ、【武器】は【肉体】より【下位】である)
(能力の弱点の一つに、定めたルールには蜜味自身も従わなくてはならない、という物がある)
(受け止める手段も、回避する手段もなかった)
(鎧がひび割れ、砕け散る――――――その刹那に)
三光・蜜味 2022年10月24日
.
、、、、、、、、、
【ゴールデンギガース】より
、、
【上位】である
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三光・蜜味 2022年10月24日
(鎧がくだけ、変身が解除される)
(めり込む拳から伝わる、体内をかき混ぜるような衝撃が全身を駆け巡って、女王蜂は堕ちる)
(が――――――その頃、屋上で)
三光・蜜味 2022年10月24日
👱 🐝~
三光・蜜味 2022年10月24日
Σ👱🐝 チクッ
三光・蜜味 2022年10月24日
ウワー 💀🐝 ヤッタゼ
三光・蜜味 2022年10月24日
(予め派遣されていた一匹のミツバチが、小さな毒針を突き刺して、ゴールデンギガースを、仕留めていた)
(――――なお)
三光・蜜味 2022年10月24日
(能力の乱用、及びその一打で持って、リソースの尽きた女王蜂は)
(残る二人を、それはそれは親愛の情を込めた、敵意の瞳でにらみながら――――落ちて、消えていった)
(演出終了)
朝比奈・蛍 2022年10月24日
根が戦闘狂……喧嘩をよしとするわけではないが、腕試しも本番も好きな蛍にとって、それこそ燃えてきた、と気合が入ったその瞬間のことだった。
高い戦闘力を持つ聖、不思議な能力を使う蜜味、そんな二人と今まさに雌雄を決するとしたそのすぐに。
朝比奈・蛍 2022年10月24日
落ちて消えていく金色の少女の瞳を見つめながら――そして試合会場に鳴り響くゲームセットを知らせるアナウンス。
今まさにゴールデンギガースが割られたという事実に。
「…………はぁ、やられたな」
戦いが終わってしまった中途半端に燃焼した気持ちと、試合に勝つ手段を最後の最後まで冷静に持っていた少女への称賛を込めて、大きなため息をついた。
朝比奈・蛍 2022年10月24日
「……少しばかりでしたが。楽しかったですよ。思っていたよりもずっと――」
斬りがいがありそうでした、と最後までは言葉にならず。
残った男二人、聖へと視線を投げかけながら。
試合終了とともに体が分解され試合会場からログアウトしていった。
(演出終了)
奉利・聖 2022年10月24日
「……なんともまぁ、クレバーでしたね」
気の網の範囲を狭めたのもあって、蜜蜂の存在を感知できなかった。
恐らく読みは当たっていたろうが…最後の最後であんな真似をしてくるとは。上手くやられた。彼女の勝ちだ。
さて、それはそれとして。
奉利・聖 2022年10月24日
不完全燃焼感は否めないところだ。
「こちらも……やっぱり強い人だ」
残光と共にログアウトを示す崩壊が始まっていた。
奉利・聖 2022年10月24日
「……いつでも、仕掛けてきていいですよ」
「そちらもあまり、満足はいってないようですので」
そんな言葉は聞こえていたか否か。
試合終了と共に、現実へと帰還していった
(演出終了)