私立MM学園

【個】生についてのお話

ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
それは誰であっても持ち、誰もが必ず失う物。

だからこそ普遍的で、特別な物。

ならばこそ。

#奉利・聖
#ズィーベン・フィーア





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奉利・聖 2022年10月20日
その節は…ご心配をおかけしました。
ちょっと色々とありまして…外傷は大丈夫だったんですけどね

(釣られるように頭を下げて)
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奉利・聖 2022年10月20日
今はこうして、快復しました。
何とか復帰できてよかった。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
……いえ。
(濁すように否定形の言葉を発して。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
奉利先輩にしては、珍しいとは思いましたが。
……あれは、望んだ「死」とは違いましたか? (無効票)
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奉利・聖 2022年10月20日
文字通り、死力を尽くさねばならない状況でしたから。
……そうですね。そっちに転ぶこともできたのですけど。
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奉利・聖 2022年10月20日
此処に居ることを選んだ、といいますか。
今になっておめおめと、欲が湧いたって話です。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
そうですか……では、遅くなりましたが。
退院おめでとうございます。
(奉利先輩の望みが「どちら」なのかわからない以上、祝うべきか悩んでいて。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
……選んだのであれば。
それはきっと、『成長』というべきなのでしょうね。 (無効票)
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奉利・聖 2022年10月20日
ありがとうございます。
………成長。
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奉利・聖 2022年10月20日
そう、言っていいものですかね。
確かになんだか、すっきりしたような感覚があって。
そのおかげかどうか……枷が幾らか外れているように感じます。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
精神性が変わり、出来ることが増える。
……それとも、それも奉利先輩の求める成長とは違うのでしょうか。
(奉利先輩の言う『強さ』の概念は、私にはわかりかねる。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
全てを過去に置いてきても……此処にいる理由を新しく積み立てた。
此処を選ぶということはそう言う事ではないですか?
……それも私が決められることではありませんし、奉利先輩の納得次第ですけどね。 (無効票)
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奉利・聖 2022年10月20日
……いえ、求めるものではある…と思います。
なんだかこう、成長というよりは。
『戻ってきた』──これに近いかな、と思いまして。
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奉利・聖 2022年10月20日
新しく積み立てた……そうですね。それは間違いない。
ほんと、ちょっと子供っぽいんですけど。
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奉利・聖 2022年10月20日
敗けたくないな、って。何にも。
どんな相手にも勝ってやるって、そう強く願った。

これまでだったら……。自分より強い相手なんて幾らでも居て、それこそ番長や生徒会なんて雲の上……勝てなくて当然、そういう…妥協とか諦めが、どこかにずっとあったんです。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
構わないでしょう。
私から見たら先輩ですが、世間的には未だ学生です。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
……諦め。
難しい感情ですよね。何しろ、多くの場合は正しいのですから。

……であれば、来年度は卍奪戦でも狙ってみますか? (無効票)
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奉利・聖 2022年10月20日
そうですね。冷静に分析してみるのも大事です。
……ただ、やはり我々は。復讐者、なのです。

復讐とは怒りを燃やす者、それは負けるものかと己の魂を燃やすことに他ならない。そういう意味では、これまでの僕は復讐者として中途半端だった。
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奉利・聖 2022年10月20日
ようやく、復讐者らしくなった…とも言えるのかも。

卍奪は……番長になる理由が必要ですから。
でもそうですね……それも、悪くないかもしれません。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
私はクラスも違いますからこれは言っただけですけど。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
ええ、復讐者……ですからね。
……そう言う意味では私は未だ半端なのかもしれませんが。 (無効票)
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奉利・聖 2022年10月20日
おや、炊きつけていただいてもいいですけどね。
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奉利・聖 2022年10月20日
……未だ怒りを抱き切れぬ人も、確かに居るでしょう。
ただ僕は……誰もが強い怒りを燃やせるのだと思っています。
実体験だから、ではなく。
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奉利・聖 2022年10月20日
我々は、此処に居るから。
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奉利・聖 2022年10月20日
それが何よりの証左。だから再び、這い上がった。
いずれきっと、誰にでも煮えたぎるようなそれが訪れる。
僕はそう思います。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
焚きつけたところで、力になれませんから。
できることがあるなら、しますけどね。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
……私とて、怒りはあります。
復讐者ですからね。
ただそれを外に向けることは……
「己の魂を燃やす」……ですか。 (無効票)
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奉利・聖 2022年10月20日
真面目ですね。
(全然気にしないでいいのに、なんて肩を竦め)
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奉利・聖 2022年10月20日
肉体がどんなものであれ、そこに魂は宿る。
その魂が…最後の一線、生きるか死ぬか。突き通すか諦めるかを決める。
その時その時で、自分が一番望むことを。
問い続けるといいですよ。
望みなんてもう、なんでもいいんですよ。本当に。
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奉利・聖 2022年10月20日
それこそ──

こいつに勝ってやる。
護り抜いてやる
絶対生き延びてやる。
お前を許せない。
それを邪魔するなら蹴散らしてやる。

己を突き通す為の攻撃性は、魂の炎から湧き出る。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
一番望む事……
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
(暫し、沈黙。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
(後、口を開いて。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
奉利先輩は……
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
何を望んだんですか? (無効票)
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奉利・聖 2022年10月20日
あの戦いにおいては───
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奉利・聖 2022年10月20日
とんでもない強者。
それを前にして、心から願ったのは。

ただ、勝ちたいという欲求。
目的は達していて、別に大した意味があるわけでもないのに。
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奉利・聖 2022年10月20日
地に伏せ、諦めに沈んだ己が許せないから。
この相手を越えてやりたいという欲望が湧いたから。

勝利を望んだ。
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奉利・聖 2022年10月20日
…さっきも言ったような、なんというかちょっと子どもじみた理由です。
でも、気分はとても良かった。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
……強いですね。奉利先輩は。
(同じ自己嫌悪でもこうも違う……)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
奉利先輩をしてとんでもない強者と言わしめる相手……ですか。
……凡そ察しは付きますが、置いておきましょう。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月20日
ありがとうございます。
……参考にします。 (。)
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奉利・聖 2022年10月20日
…何かの助けになれば、幸いです。
それでは僕は、一度戻って仕切り直すとします。
屋上の風は、もう貴女のものにしておきますね

(よいしょ、とバケツを持ち直して)
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奉利・聖 2022年10月20日
強いんじゃないです。
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奉利・聖 2022年10月21日
ただ強く在ろうと、しているだけですよ。

(そう言い残して、屋上を後にするだろう) (。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月21日
そうですか……
それでは、遠慮なく。
(去っていく姿を見送って。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月21日
……
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ズィーベン・フィーア 2022年10月21日
強く在ろうとすることと、強い事の違いはどこにあるんでしょうね。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月21日
(そんな言葉は、誰に聞かれることなく風に消えて。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月21日
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