【個】君と空に咲く花と
三光・蜜味 2022年10月20日
花火が打ち上がる少し前。
「穴場」がある、と囁いて、やってきたのは学園、青のクラスの縄張り……みつみはにーふぁーむの裏手。
高く高く建築したエイトハニーの屋根の上に乗って空を見れば、遮るものはなにもなく、寝転がって見上げれば、真下から花火を見られるでしょう。
打ち上げまだ少し時間があるから、少し、お話でもしながら。
🌸 発言可能 🍯
#夢境・イドラ
#三光・蜜味
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夢境・イドラ 2022年10月20日
あっ! トライデント!
姉さまが出るという話は聴いていたが、はちみつと組んでいたとはのう。
(同じチームだったんだぁ。その話か~なんて、思っていたら)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
えっ……!?
……………………蛍兄さまと……?
(わかりやすく、ぽっと頬が染まってしまって)
な、なんでわらわにその話を……?
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………コイバナ、した時」
「イドラが、名前に出してたから」
(頬を赤らめたその様子に……少しだけ、むくれて)
「状況次第だから、実際に交戦するかは、わからないけど」
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「……ハニー、負けたくないから、本気でやるけど」
「……先に、説明しておかないと、誤解されちゃうのも、やだし」
「あと、できれば…………」
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「もし、ぶつかり合う事になったら……戦いを、見届けてほしい」
「…………かな、って」
夢境・イドラ 2022年10月20日
た、たしかに名前を出したけれどもぉ…………
(あれ、なんでむくれているのだろう?)
(疑問に思うも、今は自分のことでいっぱいっぱいで)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
蛍兄さまは強いからのう。
はちみつも本気を出さないと厳しいと思うのじゃ……。
…………誤解?
(なんのだろう?)(と、小首を傾げつつも)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
見届ける――――観戦ということかのう。
うむ、わらわでよければはちみつの勇姿を見せてくりゃれ。
(こくこく。了承するように頷いた)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………そんなに」
「強いの?」
(これは、単純な興味からだったようで)
(もとより、細かい人物像は、まだ知らないのだが)
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………うん、見ててくれたら、嬉しい」
「ハニー、頑張るから」
夢境・イドラ 2022年10月20日
前に赤の番長と戦っているところを見たことがあるが……うむ、よき戦いぶりであったのじゃ。
(剣士の中では一二を争うと称しても過言ではないのでは、と)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
くふふ。本気のはちみつ、楽しみじゃのう。
いっぱい応援しちゃうのじゃよ。
三光・蜜味 2022年10月20日
「そっか…………うん」
「…………がんばろ」
(小さく頷いて、ぐっと、手を握りしめて)
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………怖がらないでくれると、嬉しいなあ」
(そんなことを、ポツリと呟いた)
夢境・イドラ 2022年10月20日
(気合を入れる様子を微笑ましげに眺めていたものの、)
……………………怖がる……?
(耳に届いてしまったので、思わず聴き返してしまって)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………本気のハニーは」
「ちょっと、怖い姿になるから」
夢境・イドラ 2022年10月20日
……………………怖い姿……?
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
…………それを言ったら……わらわもそういう姿、あるかも……
三光・蜜味 2022年10月20日
「イッ、イドラなら!」
「ど、どんな姿でも、ハニーは平気……よ?」
夢境・イドラ 2022年10月20日
………………ほんとう……?
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
…………じゃあ、わらわもはちみつがどんな姿になっても大丈夫じゃ。
どんな姿になっても、はちみつははちみつじゃからの。
(大切な友人ならどんな姿でも平気だと。その言葉で気付かされたようで)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………本当」
「それは、絶対に」
(そう思えば……あなたのことばも、きっと信じられることに気づいて)
「…………ふふ」
(嬉しさから、溢れた笑みと、ほぼ同時に)
三光・蜜味 2022年10月20日
.
ドンッ、と
.
三光・蜜味 2022年10月20日
(夜空に…………大きな花が咲いた)
夢境・イドラ 2022年10月20日
そっかぁ……よかった……。
…………ふふふ。
(こちらも同じく笑みが溢れていれば)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
――――――――わっ!
(花火の上がる音に、ぱっと空を見上げる)
きれ~~~~っ! わらわ、こんなに大きな花火見たの初めてじゃ!
三光・蜜味 2022年10月20日
「おお…………」
(一発が上がれば、続けて、どん、どん、と空に色とりどりの花が咲く)
(一度散ったと思ったら、後から火花が湧いてくるもの)
(連続で何度も打ち上がるもの――――)
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「――――凄いね、手を伸ばせば」
(少し、腕を持ち上げてきて)
「届きそう」
夢境・イドラ 2022年10月20日
壮観じゃのう……。
(ほわぁ、と感嘆の息を吐きながら暫し夢中で眺めて)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
(あなたの持ち上がった生身の腕に、おもむろに自分の手を伸ばして)
えへへ、届いた。…………なんちゃって。
(上機嫌に、あなたの手に指を絡めてみたりして)
三光・蜜味 2022年10月20日
(触れた指の感覚――今なら、温度も、感触も伝わるから)
(跳ね上がる心臓と――――そういう事するのはズルい、という、我がままな気持ちと)
(この瞬間だけは、彼女と自分がつながっている、という喜びと――――)
三光・蜜味 2022年10月20日
「――――まだ、届いてないよ」
(その手を、ギュッと握り返して…………)
「見て」
(もう片方の手で、空を指差す)
(――一発の花火が、空に打ち上がる)
三光・蜜味 2022年10月20日
(桜色の光が、まず、ぱっ、と大きく散って)
(その周囲に、まるで桜の花びらが舞うように、続きが咲く)
(――――桜をもした、打ち上げ花火)
三光・蜜味 2022年10月20日
(……今回の企画は、生徒の打ち上げたい花火を、やってくれるっていうから)
(…………これを、見せたくて)
(二人で、見たくて)
夢境・イドラ 2022年10月20日
ふふふ。
(尻尾がゆらゆら。脚をぱたぱた)
(絡めた指をにぎにぎしたりしていれば)
…………まだ?
(言われるままに、指をさした先の空を見上げる)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
――――――――――――――――っ!
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
桜じゃ……!
空に桜が咲いているのじゃ! すごーいっ! 満開なのじゃ!
(わぁっ! っと感動したように、繋いだ手をぶんぶん揺らして)
(すごい! きれい!)(と、何度も何度も感動したように声を上げて)
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
もしかしてはちみつが……?
(打ち上げてくれたの? と思い至って)
三光・蜜味 2022年10月20日
(喜んで…………くれた、という安心で、少し力が抜けてしまったのもあって)
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「あ、う」
(繋いだ手が揺れるのに、身体を任せるままで)
(なんどかこくこく頷いてから)
「びっ、びっくり…………」
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………させたかったの」
「花火は、みんな、見れるけど」
「…………この瞬間は、ハニー達二人だけの、花火に、なったらいいなって」
「……思って」
夢境・イドラ 2022年10月20日
(そのまま身を寄せて、あなたのほうへ、しなだれかかったりして)
びっくり……? ふふふ、それならば大成功じゃの。
とってもびっくりしたのじゃ。さぷらいずというやつじゃの。
(無効票)
夢境・イドラ 2022年10月20日
うむ。
あれは二人だけ――――はちみつとわらわの花火じゃ。
ふふ、時間まで贈り物にしてくれるとは……さすが女王様じゃの。
(この花火の意味も、今ともに過ごす場所も――――合わせれば二人だけの特別な時間だから)
三光・蜜味 2022年10月20日
(――――――あの温泉の一件から)
(距離が近いと、今までよりもドキドキして、今までよりも存在を意識してしまう)
(体温も、息遣いも、髪が擦れる音だって、全部)
(………身体に感じる重さも、全部本当で、それが幸せ)
(無効票)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………来年も、見ようね」
「今度は、もっといっぱい」
「夏の空に、桜吹雪を咲かせよう」
夢境・イドラ 2022年10月20日
(甘えるように、体を預ける)
(楽しくて、嬉しくて、心の裡がぽかぽかと温まって、満たされた心地だった)
(有り体に言えば、幸せというのだろう)
(――――あなたの感じる幸せとは、同じではないかもしれないけれども)
(🌸 続ける 🍯)
夢境・イドラ 2022年10月20日
うむ! 約束じゃ!
来年はわらわがさぷらいずをしちゃおうかの。
(なんて、宣言してしまっては意味がないのに。そんなことにすら気付かないほど今は浮かれていた)
三光・蜜味 2022年10月20日
「…………今言っちゃったら、意味ないよ、イドラ」
「そうだ」
(🌸 続ける 🍯)
三光・蜜味 2022年10月20日
「来年は、二人で作ろうよ、花火」
「そしたら、もう、絶対に、二人の花火だもの」
(自分も、肩を預けて)(手を、ギュッと握って)
(いつか、少し先の未来では……この感触をつかめないとしても)
(この瞬間は、確かにこの手の中にあるのだと、信じながら)
夢境・イドラ 2022年10月20日
なんと妙案であろうか……!
うむ!
二人で考えれば、とんでもなくすごいのができちゃうのじゃよ!
(無邪気に何度も頷いて、今から来年の花火に思いを馳せ始めて)
(暫くはこのまま二人身を寄せあって、空に咲く花々を堪能するのだろう)