【個】ほんの少し、欲しいだけ
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
光の花が、咲いている。
どんどんどん。色んな色を咲かせて散って行く。
其の儚さにきっと人は美しさをみるのだろう。
なーんてロマンチックな事を考えてしまったりもして。
つまりは時間を持て余している。
わっちは綿あめを食べながら、誘い合わせた人を待っているのだった。
★talk
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
いつもの味かぁ。……わからンでもない。いつもの味があるから、期間限定が輝く訳で。わっちはほら、ミーハーだけどさ。結局帰って来ちゃうんだよな。ポテチの塩とかさ、たい焼きはあんこだとかさ。そういう…安全牌みたいなトコに…
(判る、と深く頷き…)
過保護だよ。わっちはちっちゃいけど、転ぶ程幼くないモン。
……まあ、奉利さンらしいし、良いンだけどね。
(知ったような口きいて。大分小さくなった綿あめをまた一口、)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
そう! フロアサービス!
スカウト……では、ないンだけど…面接しに行った形だけど……で、でもでもでも! 受かったンだ!
そうだろ、凄いだろ! ……よっぽどいい腕かは、わかンないけど。
(照れくさくて、えへへ、と笑っちゃう。でも、褒められて嬉しい。この人ならきっと手放しに褒めてくれる。そう知っていてのわっちの打算だった)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
(無言の間、綿あめを食べる。食べないと小さくなっちゃうし。――……)
…うン。
わっちがフロアサービスになれたの、其の事件のお陰…お陰? せい? だから。覚えてる、よ。
(今でも思い出すと手が震える。沢山の大きな機械だとか、人々の喧噪だとか、歪んでしまったホテルだとか。)
……奉利さンもいたの?
(無効票)
奉利・聖 2022年10月17日
じゃ、今日は屋台でしか食べられないものにしましょうか。
せっかくですしね。
(ごくごくさりげない動きで、人混みを縫う時の壁のような立ち回りをしていた。綿あめを持ってるから、それが落ちないように)
奉利・聖 2022年10月17日
……あの事件のおかげ、ということは。
渦中に巻き込まれてしまったのですね。
そして腕を見込まれたということは……恐らく、とても重要な働きをしたということです。
どんなことをしたのかは、僕には分かりませんが。
奉利・聖 2022年10月17日
よく頑張ってくれました。
きっとすごく怖かったと思います。
それでもきっと、貴女の出来ることをしたのでしょう。
とても勇気のいることです。
最後の一線を越えられる人でしたね。
もうとっくに、立派な戦士ですよ。
(どんなことを頑張ったのか、分からなくても)
(頑張ったこと自体を、沢山褒めてあげたかった)
奉利・聖 2022年10月17日
…僕はね、あの場に居ました。
トラブルシューターとして………。
我々の敵になった者の……抹消です。
(わくわくモールが、ただ楽しくお買い物するだけの場所じゃないのは)(彼女も知っているはずだろうと、隠さなかった)
(混沌の中には、絶対に底に溜まった淀みがある)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
うン! 奉利さンも遠慮なく買おうな!
わっちに遠慮とかしなくていいからな!
(わっちはにぶちんだ。奉利さんが壁になってくれているのに、ちいとも気付きやしないんだ。ただ、人が沢山いるな、はぐれないようにしないとな、と思うばかりで)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
……。
…うン。その、お恥ずかしい話……リニューアルパーティーを…真に受けてしまって。入ったら、ホテルがめちゃめちゃになってて…
(本当に恥ずかしい話だ。綿あめに顔を隠したいが、もう其れだけの大きさはない)
……空間がめちゃめちゃになったろ? アレをね、直したンだ。
あ、も、もちろんわっちだけの力じゃ無理で。沢山の人に助けてもらった、ン、だけども……
(花火のうち上がる音が響く。其れでも、褒めてくれる言葉はしっかり響いた。そう其れは、ほんの少しでもいいとわっちが願ってたもの。この人から欲しいと思ったもの)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
……今日はね。
お祭りを、楽しみたかったのもあるけど。其れ以上に、……頑張った話をしたかったンだ。
ずるいよな。奉利さンなら褒めてくれる、認めてくれるって思ったンだ、わっち。……何でだろうな。
(視界が滲む。わっち、戦士なんかじゃないよ。だって、嬉しいのか悲しいのか判んないまま泣きそうなんだ)
褒めて貰いたかったンだ。奉利さンに、……「頑張りましたね」って、言ってほしかった。変だよな。ごめンな、吃驚するよな。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
……。
(あの場には、奉利さんはいなかった。という事は、別の場所にいたという事になる。)
――…敵の、抹消……
(何というべきだろう。凄いな? 流石? 戦えるなんて思わなかった? 其のどれもが白々しい気がして、結局何も言えなくて)
……其れで。戦って、……怪我をした、の?
(無効票)
奉利・聖 2022年10月17日
──勇気を出して、頑張った時に。
誰かに認められたいと思うことは、当然です。
全然変じゃない。勇気は、湛えられて初めて報われるんですから。
本当に、よく頑張りました。
貴女は素晴らしいことをしたんです。誰かを助けて、状況を好転させた。他ならぬ、その手で。
奉利・聖 2022年10月17日
貴女は凄い。自信を持って。
(見下ろす視線は、どこまでも穏やかだった)
奉利・聖 2022年10月17日
平たく言えば…敵の首魁を仕留めることでした。
その過程で強敵と会敵し……目的を達して、勝ちましたが。
奉利・聖 2022年10月17日
死んだ。
と、いうわけです。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
……みんな、褒めてくれた。
(雫が流れ落ちた。)
頑張ったねって、…言ってくれたの。
でもね、でもね、……わっち、巧く受け止められなくて。
わっちだけの力じゃないンだから、わっちだけだったらきっと何も出来なかったンだからって、……でも、…でも!
わっち、怖かった……本当に、怖くて…! 震えが止まらなくて…! 逃げたくて…! でも、やりきったって、頑張ったって、誰かに、言いたかった…!
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
(ぼろぼろぐずぐずの顔で、君を見返した。何処までも優しい視線に、穏やかな色に、ますますに涙が溢れてしまった。ああ、泣くもんかって思ったのにな。)
――え。
(そうして、目を見開く。死んだ?)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
えと、……其れは、…海に、流れ着いたって、意味……?
(無意識に手を伸ばしていた。君の手に。触れて、確かめたいと思って。)
(綿あめ、口で齧ってて良かったなんて、そんな事を思った)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
..
(無効票)
奉利・聖 2022年10月17日
………そうですね、一人の力じゃない。
それでも、その内の一つとして奮い立った。
貴女は頑張った。頑張ったんです。
(自然と、頭に手が伸びようとしていた)
奉利・聖 2022年10月17日
…そういうことになります。
(死人の肌は、冷たい。前よりも少しだけマシになったとはいえ、やはりこの肉体には元来の生命が宿っていない。どこまでもいっても、作り物のような肉だ)
ちょっとね、頑張り過ぎてしまって。
死力を尽くした戦いでしから。
奉利・聖 2022年10月17日
きっと色んな人に心配かけちゃいましたけど。
…でもなぜだか、あんまり後悔はしてなくて。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
……。
(泣くな。笑え。褒めて貰って嬉しいと、笑いたい。君に褒められると嬉しく思うと、笑いたいんだ)
(頭に触れる大きな手。この手が、何人を護ってきたんだろう。澱みを何度さらって、汚れを何度落として、そうして、どれだけ戦ってきたのだろう)
…頑張った、よ。わっち、頑張ったの。……でも、
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
奉利さンは、もっと、頑張った。
(真似っこだ。意趣返しだ。前に褒め殺されたおかげで、わっちは欲しがりになっちゃったんだ、責任を取って貰いたい。)
(触れた手はひやり冷たい。其れはきっと秋風の所為じゃない。――しるもんか! 奉利さんは、目の前で笑って、生きているんだ!)
わっち達、頑張った、よ。
奉利さン、えらい。すごい、ね!
(ひっくひっくと五月蠅い喉をなだめながら、笑ってやるんだ)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月17日
でも――そうだよ。
わっちだって、今すっごく心配した。すっごくすっごーーーーく、心配した。
(そして、誰より心配した人を知っている。まだ涙は収まらないけれど、ぷくりと頬を膨らませ)
――後悔してない? なんで?
(おや、この人にしては珍しい。と、目を瞬かせる)
(無効票)
奉利・聖 2022年10月18日
…ふふ、褒められちゃいましたね。
頑張った甲斐がありましたね。良い気分です。
(柔らかな頭をぽふぽふ、と軽く叩くようにして)
みんなで頑張って収束させた。
凄いことです、本当に。
奉利・聖 2022年10月18日
……物凄く自分勝手な理由ですけど。
勝ったからです。
死力を尽くした戦いで、僕が勝った。
奉利・聖 2022年10月18日
勝ちたいと思った戦いで勝ったなら。
良い気分でしょう?
(そういうことです、なんて苦笑した)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
勇気は称えられて初めて報われる……だろ?
(ぽふぽふと叩くように撫でられる。胸の奥がぽわっと温かくなった。涙の溜まっている瞳を細めて、相手の手を取ったまま笑う。嬉しい、と)
うン、……うン!
凄いって、わっちも思う!
…其の「凄い」にわっちも一緒にいられて、……嬉しい。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
……。
(ちょっとだけ、驚いたような間があって)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
……ふ、
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
ふふ、ふふふ…! あはは!
(とっても素直に耳に入ってきた理由に、思わず声を上げて笑ってしまった)
ご、ごめ、……違うの、あの、これは、違……! ふふ…!
ごめん、あの、……奉利さンも、男の子だなって……!
(無効票)
奉利・聖 2022年10月18日
(少し、目を丸くして)
奉利・聖 2022年10月18日
……そうですね。我ながら、ちょっと子どもっぽいかも。
色んな人に言われました。いやはや、やっぱりそうなんだなぁ。
(ちょっと気恥ずかしそうにしていた)
まぁ、おかげさまで長く眠りましたが…この通り、もう大丈夫です。
…あ、そうだそうだ。
奉利・聖 2022年10月18日
───再び幸せが訪れる。
奉利・聖 2022年10月18日
花言葉だそうですね。
、、、、、
スズランの。
(良い言葉ですね)(そう言った男の顔は、ちょっと笑っていた)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
ふふ、ふふ。
(目と鼻を真っ赤にして、泣いたり笑ったり忙しい。でも、純粋に嬉しかった。“この人が嬉しいと思える事があってよかった”と、何故だか思うのだ)
子どもっぽい、…とはちょっと違うかなあ。きっと男の人って、何歳になっても――というか、奉利さンはまだ学生だし。(此処、学園だし。)まだまだ男の子、で良いと思う。
……そっか。
大丈夫なら、よかった。わっちも――……もう大丈夫。「怖かった」も言えたし、「褒めて欲しいも」言えて、
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
……。(固まった)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
……ちが!!
(そうして今度は、あっという間に顔を真っ赤にするのだ)
ちちちち、ちがくて!! わっちも広範囲をハックした反動があって、そいで、名前が聞こえたからつい、いやあの、ちが、ちがくて!!
いやちがうっていうか、その、吃驚するだろ!? 1回仕事頼まれただけの人から花とか!!だから言わなかったのにい!!
(無効票)
奉利・聖 2022年10月18日
あれま。僕はスズランの花言葉を言っただけなのですが。
ははぁ、なるほど。病室にあったスズランは虚ヶ谷さんのものだったんですねぇ。
奉利・聖 2022年10月18日
(と、軽くいじっておくに留めて)
どうも、ありがとうございます。
一度仕事を頼んだだけの相手に、そういうことができるのは…心根が優しい証拠です。
奉利・聖 2022年10月18日
ご心配をおかけしました。
此処に居ますよ、おかげさまでね。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
あ!?
……い、意地悪ー!!!
引っ掛けたな!?
(文句の声はやまぬ花火の音に掠れていく)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
……。
……。
褒められて、嬉しい、デス。嬉しいですとも。
(ちーっともそう思ってなさそうな膨れっ面になって)
あと、……ワチカで良い、デス。苗字で呼ばれるの、慣れないから。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
ま、……心配したのは、ホントだよ。
…良かった。
(ほんの少し、笑みを浮かべて君を見詰め直した)
さてと、じゃあアレだな。奉利さンの快気祝いにいっぱい屋台回らなきゃな!
綿あめもなくなっちゃったし!
(握ったままの手をゆらゆら揺らす。強請るように)
(。)
奉利・聖 2022年10月18日
ふむ…ワチカさん。それとも呼び捨ての方がいいですか?
あ、そっちも奉利さんじゃ言いにくいでしょう。いいですよ、聖で。
奉利・聖 2022年10月18日
ほんとは人一倍自分も回りたいんじゃないですか?
それじゃあ行きましょうか。
ちょうどあそこなんか、ちょっと珍しそうで───
(なんて、手を握り合ったまま指をさしたのだった)
(。)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
呼び捨てでいいよ。奉利さ……えと。聖さンの方が年上だろ?
(呼びにくいならさん付けでも良いけど、と)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
えっへへ、バレた?
だってさー、わっちミーハーだから!こういう縁日の食べ物って美味しく感じちゃうンだよなー!
わー、何あれ! ねえねえ見に行こ!
(そうしてようやく、二人の姿も祭の中に滲んでいく。涙や気恥ずかしさなんてものは全部、此処に置き去りにして。)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月18日
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