私立MM学園

【個】天に華を咲かせるは

ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
花火大会の一環、打ち上げ花火を体験できるコーナー。
自分たちで打ち上げ花火を作れるという企画に参加しようと人が集まる。

そこで出会ったのは、見知った顔。

書き込み可能
#グスタフ・カツラギ
#ズィーベン・フィーア




演出続行
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
【夜/打ち上げ花火の会場】
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
(周囲には、打ち上げのための機材や、花火玉の材料が揃っている。)
自分でデザインを決めることができる、と聞きましたが……
さて。
(用意された材料を前に、眺めるばかりで手を動かせずに。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
自分で決めるのは苦手ですか?

(その後ろに控えている男は上からちらりとその様子を見て)

それとも、打ち上がっているところをイメージができません?
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
そうですね、自分で選ぶのは……
打ち上がっている姿は、本職の方々が作っている物があるので多少想像はできるのですが。

(と、掛けられた声に返して。)
グスタフ先輩は、物を作る時デザインはどのように考えています?
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
僕は基本その人に合わせた専用のオーダーメイドを作る形なので、正直に言うと完成形ありきのスタイルになりますね。
「パーソナル」という点を想像しやすい人という対象だから、になりますが……。

(火薬に金属、それに小さな紙を掴んで) (無効票)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
もし人に教えるとすればありきたりですが、まずは普通や常道の模倣からになりますね。
まずは基礎の形。続いてアレンジ。完成形が崩れない程度であれば、それは味になりますから。

(配合し、包み、縒って一本芯を通せば)

最初から創造性を発揮するのは大変ですからね、まずは「いいなぁ」と思うものを、から発想が始まると言いますか。
(出来上がったのは至極一般的な線香花火だ)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
成程、模倣であれば私でも多少は……
(真似る様に、火薬を配合するのは慣れた様子で。)

原理は炎色反応、でしたよね。
(紙で包み、捻じるのは、慣れない手付きで。)
(不格好な線香花火が出来上がる。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
ええ、まぁ本職の人や工場で作ったりするものでしたらもっと色々混ぜているのかもしれませんが……理科の一端ぐらいで考えても大丈夫です。

ああ、ついでに言うのであれば一度作ったものから派生する、というのもありですね。
物は違えど同じ花火ですから少しばかりのノウハウはできているでしょうし。
(ひとまずつけてみます?と少し離れた場所を指し示して)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
市販される物であれば差別化に創意工夫を施す必要もあるでしょうからね。
私達が作る範囲では、そういう点は考える必要はありませんか。

(指示された場所に視線を向けて。)
そうですね。
作るだけで結果を見ないのであれば作った意味も……
見ることはあっても、自分で点けるのは初めてかもしれません。
(と、花火を試すのに適した場所に移動し、マッチを取り出す。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
少々聞こえは悪くなるかもしれませんが……今回に限っては体験で自己満足の範疇でよいのですから。
凝ったものを作りたいと考えるのであれば満足いくまで、形として作れたことに満足できるのであればその形をしっかりと。

ま、そこら辺が意外と自分ではわからなかったりもするんですけどね。
あ、火を貰ってもいいです?

(す、と斜めに線香花火を垂らす。火を付ければ少し間をおいて――) (無効票)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
(そのままぽとりと沈んで地面で赤くなっている)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
どうぞ。
(マッチに火をつけると、2つの花火に火を移し。)
完成した花火の出来を競う催しごとではなのですから、ね。
(自身の作った、まばらに燃える不格好な線香花火を見ながら。) (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
そちらの方が、基準が明確で助かる面もあるのですが。
一先ず、精度を上げる必要はありそうです……
(と、地面に玉が落ちる様子を、光を映さない眼で眺めて。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
やっぱり中身見ないでの再現は無理でしたか。
次は既製品を分解して確かめてみましょう。
(自らの手元に残った残骸とも思わしきそれを眺めて)

ご自分の中に基準を設けるのが苦手で?

(ふと、感覚的な話をする)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
少なくとも、花火と言える物を作れねば趣旨には添わないですしね。
(言いながら、視線をグスタフ先輩に移して)

そうですね、明確な基準があるならとにかく。
自己の満足、という物は中々……
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
少なくとも一つはそれらしいものを……ま、失敗するのも味ではあるのですがね。
完成させるだけなら真似するだけでいい、というのはありますから。
(視線に気づいてそちらの顔を見て)

成る程、ではやりやすいように……。
完成品に、一つだけアレンジ。そこをゴールにしましょうか。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
結果的に失敗することと、失敗を想定して作るのは違いますからね。
何か一つ……考えてみましょうか。

(ふむ、と言葉を受けて。)
一先ず、既製品を見てみましょうか。
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
まずは一つでやっと一つ、それでも一つかようやく一つか。
物作りは産みの苦しみに溢れてますからねぇ……ええ、一つ、頑張りましょう。

(先んじて完成直前の10号玉のサンプルの前に。流石にこのサイズは難しいので、実際に作るのは2号玉などだろう)
これですこれ、確かうちのクラスの人が作ってたやつだと思います。
……丸くなってるとは思いましたが、ずいぶんと色々と区分けされているんですねぇ。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
グスタフ先輩は物作りに関しては学内屈指だと思いますが、それでもですか。
……だからこそかもしれませんね。

(ふむ、と大きな花火のサンプルを見て。)
基準になってるのこの国独自の大きさの単位、ですか。
小さく作ると細工も中々難しそうですが、さて。
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
大量生産品ならまだしも、僕の場合はオーダーメイドの手製ばかりですから。
むしろ時間も材料も……掛け過ぎてしまうんです。それ故に金もかかるので費用も嵩み、皺寄せは発注者に。商売人としたら下の下ですし、大衆に向けてのものは、どうもね。
(少しばかり肩を竦めて自虐するように)

例えば、マトリョーシカのような。
中により小さな花火を用意し、空で続けて弾けるような……基礎を繰り返すだけでもこういうのもありますよ?
(もちろん、それを実際に出来るかは不明だが) (無効票)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
(ひとまず完成品をダウンスケールしたものを貰ってきて、それを真似て組み立てて)

まず僕は完成の土台から……ズィーベンさんはどうします?
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
作る腕だけあっても、ですか。
それも含めて物作り。難しい物です。

そうですね、まずはグスタフ先輩が作ったものを見せていただいて。
それを参考にしたいと思います。
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
まぁ僕の場合は腕もないんですけど。
(ヒラヒラ、義手を鳴らして笑い)

消費しきるものは実は不得手なんですがね……ま、参考にというのでしたら頑張らさせて頂きますとも。 (無効票)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
(まず形。既にある完成形と同一になるように)

(続いて中身。配置順、並びの意味、それらを理解しながらもう一度組み立てる)

(そして結果。影響する部分を除き、そこを置換させる。先に行ったように、今回選んだのは「星」と呼ばれる部分を――より小さな花火に入れ替える)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
それは失礼を。見ての通り、見る眼が無い物で。
(と、表情を変えずに頭を下げて。) (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
理由と結果、原則としては変わらない物ですから……
(組み立てる様子を見ながら、材料と合わせて視線を動かす。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
成る程成る程、これは一本取られました。

(入れ替え並べ替え組み換え、さてひとまずはイメージ通りになった。後はもう半分を被せ丸い形に仕立てれば感性と言えるが、中身は見えるように開いておく)

ちなみに、どのような形にするかイメージはもうできてるのです?
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
単純で、一つだけアレンジ。
原理に詳しくない以上何かを削るより、付け足したほうがいい。

空中に描き出す物である以上完成系は上下左右を問わない物。
……一般的に使われている技法だとは思いますが、円形の花火の外に、もう一つ追加で何か描き出せればと。
(どこが何に作用するのか、資料を見ながら。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月16日
良い着眼点です。完成品が何故完成品足るかを知っているのはその人だけ。
初めての人が削ったところで画竜点睛を欠くどころではないですからね。
積み上げるのは大変ですが、減らすよりは簡単な道ですから。

例えば、打ち上げる軌道にも何かを残すとか。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月16日
星、といいましたか。
火薬の球の配置を偏らせれば、花火の一部を違う向きに出来るのではないかと。
(三号の大きさの球に、二号の分の星を詰め。)
(その外部に、二号分の外周のみ開く星を配置する。)
(目指すのは一般に土星の環、などと呼ばれる花火の形。)
(サンプルの花火と見比べながら、花火の球を組み上げていく。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
ほう……となると……成る程。
(上から覗き見るように、その手元と配置から予想される絵を思い浮かべて)
平たい図ではなく、立体的な形になると。少々近いかなと思う分には割薬で調整して……元のサイズ差に合わせて飾りの大きさも変えれる……。

いいですね、素敵じゃないですか。
……一応、打ち上げる前に中身の写真を残しておきましょうね。
もし失敗した時、次はそれを参考に直す事も出来ますし、誰かにアドバイスを貰う事も出来ますから。 (無効票)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
それに、また作りたくなった時に思い浮かべるのにもいいでしょうし。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
あまり細かい細工は難しいので、単純な形ですが。
そうですね、次の機会があるかはわかりませんが、失敗した原因そのままのわけにも。
(黄のクラスで支給されている情報端末を取り出し、花火の内部写真を取る。) (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
……一応、グスタフ先輩の物も。よろしいですか?
(と、情報端末のカメラを向けて。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
存外単純なものほど発想に至るまで険しいものかもしれませんよ?
少なくとも僕の作るものは……その人の「欲しい」を突き詰めた物だったりするので。
(その結果が鈍な刀だったりするし、見た目ただの長剣であったりもする)

……はい?あ、僕のも?
うーん……折角ですしね、お願いしましょう!
自分が使うため以外で記録されるのはちょっと恥ずかしいですけど!
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
そうですね、単純な結論に至るまでに随分と遠回りすることもあります……
「欲しい」物も、案外自分ではなかなか気づけなかったりしますから。 (演出続行)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
資料ですよ。
グスタフ先輩も花火には慣れていないようですし、絶対はないでしょう。
(許可を得たことを確認すると、花火の中身の写真を取る。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
自分がどうであるかも、なかなかにわかりにくい事ではありますからね。
うーん自分で言ってて耳が痛い。
まぁ考える転機を貰っただけでありがたい話ではあります。 (無効票)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
ああいえね、自分だけでやるのでしたら好きなだけ失敗する前提でどこまでも失敗しまくるのですけど、こう、こういった手習いの時点で間違えるのは久々でして……あ、学業的なのを除いて。
自分の過失を他にも見られるって言うのはなかなかね、ない事ですから……。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
花火という性質上、失敗は衆目に晒されるのは前提ですし……
学校行事ですから。これも学業の一環です。

……それに、失敗すると決まったわけでもないでしょう。
成功した際の好例としての記録になるかもしれません。
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
理論武装がお上手で……。

わかりました、良いでしょう。
失敗はつきものですし、ほぼ確実にダメな例となりますが……ならいっそ成功するまでやれば過失も通り越して緑の意地を見せたことにもなりますでしょうし。 (演出続行)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
では早速、行きますか。
打ち上げに。
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
グスタフ先輩が先に言った通り。自己満足の範疇ですから。
満足するまで、やりましょうか。
(完成した花火を手に取って。)
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グスタフ・カツラギ 2022年10月17日
このちっちゃな球が……(パンフレットを見る)120m上まで上がって60mも開くそうで。
……思ったよりも大きいですね?

いやー失敗した時の肩透かし感が酷そうな気がします……気合を入れねば……。
(同じく、二人で発射場まで行き)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
(二つの打ち上げ花火が、天へと打ち上げられる。)
(まもなく天に描き出される光景が、満足のいくものかどうかは。)
(見てのお楽しみ。)
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ズィーベン・フィーア 2022年10月17日
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