私立MM学園

【個】「はーい二人組作ってー」

十埼・竜 2022年10月16日
トライデントシーズン特有の特殊カリキュラム
クラス合同「体育(VR)」。

「仮想空間は練習モードだけどー」
「ペアで色々設定変えて試してもいいしー」
「わかんなかったら適当なそのへんの黄クラスの子にいじってもらうことー」


「でー、そろそろ二人組できたー?」

#一之瀬・一貴
#十埼・竜





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一之瀬・一貴 2022年10月16日
ヨシ、もっぱつ。

(微動だせずに、ギロリと睨むように視線を返し。にじり寄る様に圧を掛けながら)
殴る先から顔逸らすな、目ェも瞑んなよ。最後まで見ながらぶん殴れ。 (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
(その通り、ギリギリで顔を反らしたし眼も瞑ってしまっていた)
(作られた手応えだけが伝わってくる。そもそもを知らなければやっぱりリアルだ)

(恐る恐る、きみの顔を伺って)
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十埼・竜 2022年10月16日
ヒェ
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十埼・竜 2022年10月16日
(すー、はー、深呼吸)
は、はい。
(また、拳を握る。えっと)
(握り方。……前に、教えてもらったことあったっけ。“バチバチにキマるゲンコ”ってやつ。)

(二度目だから上達する――――ということもなく。)
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十埼・竜 2022年10月16日
(ただ、群青の眼は素直にしっかり見開かれていたし)
(さっきみたいにずらそうとするなら、僅かに追随しようとした。) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(おう、と偉そうに腕を組んだまま頷いて)

(迫りくる拳を無視して、睨み返すように笑うその顔が、キミの拳に隠されて)

(めしり)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(明らかに曲がった鼻から、ぼたぼたと赤い色を零しながら)

ヒョロいお前のゲンコでも、気合い入れてまァ上手く当てりゃ、ってワケだ。

(平然と、いや)(血の臭いに誘われてか、ぎらりとした笑み) (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
. 、、、、
(笑われた、と思ったし)
(それで、思いっきり以上に、殴り抜いてしまったんだと思う)

(ノイズの嵐が砕くものならまだしも)
(単純に、ぼく自身の手で壊れたものを見ることって、ほんとうに、今までなかったから)
、うわ、え(今更、赤に怯む)大丈夫、保健室、いやこれVRだった……
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十埼・竜 2022年10月16日
……。
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十埼・竜 2022年10月16日
……なるほど、納得しました…………かずき先輩って、結構面倒見いいですね、
(血の付いた拳を見つめて、そろそろと息を吐いて。顔をあげれば、そこに――――血に飢えた獣みたいな眼光があった)
(……これは)
(その)
(まさか)

……“合った”んです? もしかして。 (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(曲がった鼻を、無造作に)(ぐき ばき)(と、真っ直ぐに戻して)

(ニィ)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
てもなァ、
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
「弱いものイジメになっちまうだろ?」
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(なんて、言われたらよォ)(お前は、どうする?) (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
(その通り)
(ぼくは弱者だ。弱者であることを隠さない、多人数を巻き込んで味方につけるのが生存戦略だ)
(一対一なんて望めない、まるっきり向いてない――――)
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十埼・竜 2022年10月16日
…………まあ、そうですね。
すぐに、すごーくつまんない結果になると思いますし。
現実、だったら。

(血がついたままの拳を軽く振る。ポップする仮想ウィンドウ。)
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十埼・竜 2022年10月16日
(――――それが、一瞬、空間を埋め尽くすほどに広がって)
(すぐに、消えた)

(獣の眼光に、人懐っこい笑顔を浮かべて)
今なら、さっきのコンクリとか鉄板よりは、長持ちしてあげられると思いますよ? (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
そいつァ

(楽しみだ、と)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(無造作に、鉄板数枚をぶち貫く程度の拳を、叩きつける) (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
(デジタルで構成された仮想空間とぼくは、そもそも相性がいい)
(信号そのものをリアルタイムで読み取るだけのセンサーと処理速度を備えている)

(籠められた威力を検知、算出して、障害物を即時生成)
(衝撃の吸収と発散、硬軟多層構造のパネルをその拳のまん前に――――)
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十埼・竜 2022年10月16日
(――――ばぁん!!!)

は!?

(吸収しきれなかったインパクトがパネルを派手に爆散させて、周りに真っ白な粉塵がぶわっと、雲が湧いたみたいに飛び散る)
(その奥で素っ頓狂な悲鳴が上がったのが、聴こえるだろう)
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十埼・竜 2022年10月16日
(置いておかれた「声」に万一気を取られて)
(横に滑り込む足音に気付かなければ)

(背後から思いっきり蹴飛ばされているのだ。) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(打ち貫く感触)(塞がる視界)(声)(足音)

(音のプロフェッショルであり、仮想空間への適性で言えば段違いに高い少年による欺瞞行動)
(情報量と言うのはそれだけで思考を縛る枷となり、「現実以上に現実感のある音声」は、聞くだけでノイズとなって判断を乱す)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(そんな、当たり前の、当然の、道理に沿った、計算できる、一切合切の過程を無視して)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(キミが見るのは、首だけで振り返り、笑うように睨み付ける瞳)

(キミが聞くのは、無造作に掴まれた足首が、ギリギリと軋む音) (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
うっ、わ
(絞り出した呻き声)
(“現実”よりはよっぽど痛みが少ないし、骨も潰れてない、けど)
(こっからどうする!?どうせアバターだし足削ぎ落す!?)
(じゃあその先がないだろ!)
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十埼・竜 2022年10月16日
(どうやら“リスナー”は次のネタをご希望だ。笑ってんだかキレてんだかわかんない目だけど、それはわかる)
(ぼくなんかにこんなことできるか、それを検討する前に)
(とにかく、前に進むことに決めた。)

(接地している方の足が、軽く跳ねた)
(ケンケンの要領、着地直前にその地点に弾性を付与――――二度目の跳躍は不意に大きく跳ね上がる)
(その程度で手を離して貰えるとも思ってない。体をきみの頭の高さまで浮かせて、)

――――っらあッ!!!

(足首握られたまま体を思いっきりひねる。親指方向にねじると握力減るんだっけ。それが功を奏するかはさておき)
(遠心力に任せて浮き足を、きみの側頭部に叩きつけようとした) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(がつん、と衝撃がつきぬけて)(思ったよりも、数段早い行動)(大胆な一撃)(視界がブレるが、)(瞳はぎらぎらと見据えたまま)(握力は、欠片も緩めずに)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
悪かァねえが、よォ

(体重が足りない、技術もまだまだ、殴り慣れてもいなければ、壊す経験も不十分、)

    、、、、、
(そんな細けえことじゃなくて)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
"テメーをぶっ潰す"っつー気迫が、お前には足りねえ!
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(握った感触、振り上げて。"テメーをぶっ潰す!"と、地面へと荒っぽく「その先」ごと振り下ろす) (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
(“聴こえた”。)

(そっか)
(壊したいときは、そんなふうに“叫べばいいんだ”。)
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十埼・竜 2022年10月16日
(――――だぁん!!と、白く細い身体が叩きつけられる)
(地面に張り付けられたテクスチャすらその破壊の気迫に欠け落ち舞い上がり、ノイズが飛び散って)

…………っ、てぇ……
(呻く)
(上げた顔も、半壊して半分くらいノイズに還っていた。)
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十埼・竜 2022年10月16日
……タイム、ちょっと補修させてもらっても? ログアウトギリギリなんで……
(足掴まれたまま、見ようによってはかなりグロテスクな顔で苦笑いした) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(言葉を交わさずとも、わかる)
(こいつは、折れていない)

(楽しいケンカの予感に、口の端を歪めて、拳を)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
…………おう。
(マジかー、と気の抜けた顔で手を、くっきりと手の痕が残った悪しく首を解放)

ブイアールっつーのも、そーゆートコ不便だよなぁ。 (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
先輩今もうちょっとヤれるって思ったろ。
……VRだったら最初のパンチの時点でぼく上半身と下半身が分かれてたからね?
(ぶつくさ言いながらウィンドウぽちぽち、顔を復元して)
うわ。足すっげ。握力何トンだよ……
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十埼・竜 2022年10月16日
(訂正:VRだったら→VRじゃなかったら)
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十埼・竜 2022年10月16日
……かずき先輩って、いっつもそういうこと考えながらブン殴ってんの?
(ちょっと緊張感の抜けた口調で問いながら、きみを見上げる)
コンクリとか鉄板とかから人間相手まで、おんなじに「ぶっ潰す」って? (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(バレたか、なんて快活に笑ってから)
っても、ヤるとなったらヤれんだろお前。
いや、ヤれるかじゃねえな。ヤるかだ。

(おー、直ってる。うっわ、ぐっろ笑)

テストとかは今イチ気ぃ入んねーから、わっかんね
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
んー、まァ、だいたいそんな感じ?
考えるっつーか、それが当たり前っつーか。

まとめるとそーかもだが、別に同じじゃねーぞ。
(シンガイな、と指折り数えて)
ぶっ潰すとか、ぶちのめすとか、ぶっ倒すとか、ぶち転がすとか、後はまァぶっ殺すとか。細けえとこはアイテ次第だぞちゃんと。
(うむ、とドヤ顔) (無効票)
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十埼・竜 2022年10月16日
(犯人に笑われた、クソ……)
(別に埃っぽくはないけど、お尻と膝を払って立ち上がる)

……語彙力が破壊方向に尖ってんなあ……
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十埼・竜 2022年10月16日
……んで。
「ぶっ潰す」をいただいたってことはー。
(ふぅ。)
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十埼・竜 2022年10月16日
弱いものいじめにはならなそうだ、ってこと?
(ちょっと胸を張る、ふてぶてしいほど得意げだ!) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(立ち上がって、猫のように伸びてから)

(ニ、と笑って。つかつかと歩み寄り)
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一之瀬・一貴 2022年10月16日
(頭を鷲掴み)

おーおーチョーシ乗ってんなーオイ

(笑いながらの口調は、明らかに冗談とわかるもので)
(ぎりぎりぎりと締まる頭も、まぁ冗談なのだろう。たぶん) (■)
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十埼・竜 2022年10月16日
いだいいだいいだいいだい!!!
(長年封印されし頭部だったので攻撃には大げさにビビる!)
すみませんすみません調子に乗りました!!!
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十埼・竜 2022年10月16日
(でも)
(その声に含まれる、心の"波"は)
(ちゃんと聴こえている)

(………ちょっとは距離が縮まったのかも知れない)
(なんて。)
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十埼・竜 2022年10月16日
……じゃあ、授業のつづき。
しましょっか?

(この世界を「試す」なり)
(それこそさっきの「もうちょっと」の先でも)
(……がんばろうと思う。) (■)
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十埼・竜 2022年10月16日
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