【個】一縷落下して、…間。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
かしゃん、と音がした。
#日日日・らんか
#虚ヶ谷・ワチカ
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
其処の人、……サングラス知らない?
わっち、いま落としてしまって、それで、
(だいぶ直ってきたと思って来たが、強い光にまだ目が適応してくれない。相手の容貌も、この弱った目ではまだ捉えられない。女性のようには見えるが)
日日日・らんか 2022年10月9日
(そうして覗いたグラスの先。ぼんやりと仄暗く赤ばんだ世界の中、1人の少女がしゃがんで何かやっていた。)
……あ。
(まさか。そう思い声をかけようとしたら、先に向こうから話しかけられた。)
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日日日・らんか 2022年10月9日
(背は自分より少し高く、歳は同じくらいだろうか。一際目を引いたのは、緑と翠の異色の虹彩。確かオッドアイ、とか言っただろうか。 )
……綺麗。
(無効票)
日日日・らんか 2022年10月9日
あ……ええと。多分、これだと思う。
(口から漏れ出た呟きを、自分の物だと認識するには少し時間が必要で。その間ずっと握っていた申し訳なさを隠すように、そっと、その小さな手に包ませた。)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
(逆光でうまく見えないが、――だからだろうか。湖面のような相手の瞳だけはよく伺えた。)
――へ?
(己が想っていた事と同じことを相手が呟いたものだから、僅か驚いたように瞬きをして)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
あ、……これだ! よかったあ……!
(手に触れた感触は良く慣れたもので。其れをかちりと開くと、瞳の色を隠すように掛けた。これで相手の顔も判る。――大人っぽい女の子だ。)
ありがとね。
わっち、ちょっと目を悪くしてて……拾ってくれなかったら、ずっと探してたかも。
(へにゃり、と冗談を言いながら笑う余裕くらいはある)
日日日・らんか 2022年10月9日
(隠れてしまったその色に、少し名残惜しさを感じつつ。
新たに咲いた別の色を見て、まあ良いかと思い直す。)
いえいえ。どういたしまして。
(たまたま拾っただけなので、少し照れくさい。)
目を……まあ、今日は一段と眩しいもんね。
(確か、オッドアイな人の中には羞明な人もいると聞く。目の前の彼女もそうなのだろうか。わたしも眩しいのには余り強くないから、その気持ちはよくわかる。)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
ほんとにアリガト。
見付からなかったらずっとわっち、ここでウロウロしてたかも。
(冗談ではないのだが、冗談のように言って笑う)
うン。……あ、でも、いつもこうじゃないんだよ?
今はちょっと、怪我をしてて……もう少ししたらサングラスを外しても大丈夫なンだけど。
そうだね、……今日は夕日がとても眩しいね。わっち、夕焼けは嫌いじゃないけど……だから、ちょっと悔しいな。サングラス越しにしか見えないから。
日日日・らんか 2022年10月9日
なら、ここを通って良かったわけだ。
(この縁に感謝だね。そう笑いかけて。)
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日日日・らんか 2022年10月9日
あ、そうなんだ?
ふーん……じゃあ。外した時は、より綺麗に見えるかも、ね。
(見えなかった分。見れた時の喜びは一入、かもしれない。)
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日日日・らんか 2022年10月9日
っと、そうだ。
座らない?
(話すなら、どこかに座りたい。それにさっき、探すように腰を曲げてたから。)
(歩道の植え込み。ちょうど座れる高さのコンクリートブロックがある。どうかな、と手を差し伸べて。)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
うン、とっても助かった。
(にひ、と笑い)
……外した時、かぁ。
そうだね。もう明後日くらいには外れるはずだから、……目を慣らしておかないと。
確か今は、花火大会をしてるって聞いたし。明日も綺麗な夕焼けだと良いな。
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
……!
(わたわたとした)
わ、わっち、気が回らなくてごめン! うン、座ろう!
立ち話もなんだし、ね!うン!
(差し出された手。……とっても良いのだろうか。逡巡の後、そっと小さな手を差し伸べ、相手の手に乗せる)
日日日・らんか 2022年10月9日
(フラペチーノの消化に、少し遠回りをしてよかった。眩い笑顔を見ながらそう思った。)
ホントもうすぐだ。
……きっと、見えるよ。綺麗な夕焼け。
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日日日・らんか 2022年10月9日
あ。ううん。
(慌てずに、慌てずに、と落ち着かせようと)
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日日日・らんか 2022年10月9日
(自分の掌の中。その感触を確かめるように包み込む。自分と同じくらい……いや少し大きめだろうか?そうした握りしめた手を引いて、コンクリートブロックに腰かけた。)
ん。どうぞ。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
……そうかな。
(見えない時は、見えるようになるか不安で。見えたら見えたで、ちゃんと見えるようになるか不安で。だけど、少しだけ融け残っていた氷みたいな不安が、ふわりと溶けていく)
……アリガト。
夕焼けも、花火も、ちゃんと見えると良いな。
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
ハッ。ご、ごめん。
(慌てても何にもならない事に気付き、すうはあと息をする。)
(傷一つない手だった。マメもなく、戦う人間の手ではない。)
――ありがとう。
あの……名前、教えて貰って良い?
わっちはね、ワチカ。虚ヶ谷ワチカ。白のクラスだよ。
日日日・らんか 2022年10月9日
隣に誰かが居たら、もっと綺麗に見えるかも。
(なんて。少しクスリと冗談めかして。)
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日日日・らんか 2022年10月9日
ううん、いいんだけど……飲む?……飲みかけだけど。
(先程まで飲んでいた、抹茶フラペチーノを差し出す。ちまちまと飲むのか、まだ半分くらい残っていた。)
落ち着くかなって。
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日日日・らんか 2022年10月9日
(傷一つない、きれいな手。私の手とは、少し違う。)
うん。
(こくりと頷く)
日日日(たそがれ)・らんか。
紫のクラスの、中等部3年。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
と、隣に!?
――…そ、想像できないな……
(とはいえ、女の子だから少し想像してしまう。例えばあの人とか。例えばその人とか。隣で一緒に見たら、いつもより綺麗に見えるのかって。……知らず知らず、頬に赤みが差して)
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
え、良いの?
(ぱちくりと瞳を瞬かせる。シェア自体には別に忌避感はないのだけれど)
じゃあ、……イタダキマス。
(「美味しそう」に「初対面なのに申し訳ない」が負けた。そっと受け取って、ストローでずびび、とクリームを吸う。)
……!
(はっとして口を話し、まじまじとフラペチーノを見詰めた)
美味い。美味しいね、これ。何処の? 購買?
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
たそがれ……あは。
(笑う)
たそがれ、かあ。なんだか運命みたいだ。夕暮れ時に出会うなンて。
宜しくね、らんか。わっち、最近入学してきたばっかりだからさ。判らない事とか教えてくれると嬉しいな。
紫って芸能関連だっけ……? モデルとかやってるの?
日日日・らんか 2022年10月9日
隣に。
(誰か——と言いかけて、朱色に染る頬が、その答えを物語っていた。なんだ、いるじゃん。)
(思ったよりもコロコロと変わる表情が、可愛らしい娘だ。)
日日日・らんか 2022年10月9日
ん。大きめだから、そんな飲めなくて。
(どうぞ、と頷く。甘いものは別腹だが、時間はかかる。だから問題はなかった。)
ううん。購買じゃなくて、中に併設されてるカフェの方。
(友人が働いているそこを思い浮かべて、詳細な道を教える。他にも美味しいメニューが多くて、居心地も良い場所だ。)
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日日日・らんか 2022年10月9日
……ほんとだ。
運命、だったのかも。あたしがここを通ったのも、運命で。
(むしろ、この名前だったから、今日この日この時間にここを通ったのかも。なんて。)
うん。よろしく、ワチカ。
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日日日・らんか 2022年10月9日
1年前から居るから、なんでも聞いて。
モデルは……。
(ふと、考えて)
こっちに来てから、時々、時間のある時に?
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
と、となり……
(女の子だもん、恋ってなにかしらと考えたことがない訳ない。あの人が好きなのとはしゃぐクラスメイトを羨ましいと思った事もある)
――ら、らんかはどうなンだ? ほら、隣にいて欲しい人とかさ、いるンか?
(でも、わっちばっかり顔が赤いのは気に食わないのだ。あわよくば彼女の頬も染めてしまおうと)
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
そっか。フラペって確かに、割と量が多いもンな。
(遠慮なく戴く。――といっても、大喰らいではないのでそこそこ飲むに留まるが。ぷは、と口を離すと)
ありがとう。
(少しだけ減ったフラペチーノをお返ししようと)
あ、そうなのか?
へえー…抹茶美味いな。わっちも今度、買ってみようかな……
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虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月9日
そうだったらすごいよな。
たそがれに、たそがれさんと出会って。――サングラス拾って貰って。
ふふ、宜しくな。
あ、じゃあ1年センパイなんだな? らんかセンパイだ。
――マジでモデルやってンのか!(ひょえ、と飛び上がった。)すごい! 雑誌とか載ってる?
日日日・らんか 2022年10月10日
隣。
(フ、と微笑みかけて)
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日日日・らんか 2022年10月10日
……あたし?
(少し、素っ頓狂な声が出た。まさか自分に矛先が向かってくるとは。……いや本当は、軽く予測はついていたのだけど。)
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日日日・らんか 2022年10月10日
あー……。
(右へ左へ視線が揺れる。)
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日日日・らんか 2022年10月10日
えーっと……。
(無効票)
日日日・らんか 2022年10月10日
……居る。
(頬がやんわりと、熱を帯びる。)
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日日日・らんか 2022年10月10日
行けるかなと思って、グランデ頼んだのも間違えた。
(うん、と頷いて)
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日日日・らんか 2022年10月10日
……でも、それも正解になったけど。
(フラペチーノを受け取ると、口をつける。シェアに全然忌避感のない現代っ子)
他にもキャラメルとか、ダークモカとか。色々あるよ。
(買ってみるのも、いいと思う。そう頷いて。)
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日日日・らんか 2022年10月10日
そういうことに、しておかない?
(なんて。少女の戯れだ。)
ふふ。
(先輩と呼ばれて嬉しい様子。)
時々ね。時々。先月号には載ってたかな。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月10日
そう、らんか!
わっちは…その、恋というよりは、もっと仲良くなりたいなっていうキモチだし。そういうのはセンパイの方が詳しいのでは? ではでは?
(そうして相手の頬が桃色に染まると、にやりと笑うのだ)
いるんだ。いるんだー! どンな人? かっこいい?
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月10日
この時期にフラペのグランデは割と勇気がいるぞ。
寒くなって来たしな。
(夕暮れの風は陽光を含めども暖かいとは言えない。でもフラペは飲みたい。乙女のジレンマ)
――そうだね。そういう事にしとこ!
(えへ、と笑って頷き、)
そうなのか! バックナンバーあるかなァ。
モデルのらんか見てみたいー。いや、もしかしたら見た事あるかもな…?
日日日・らんか 2022年10月10日
いや、あたしもそうだよ!?
(恋というには不確かで、恋と呼ぶにはまだ淡く。友情とも恋慕ともハッキリつかない感情。……てか、1人だけとかじゃないし。誰のことだし。)
(無効票)
日日日・らんか 2022年10月10日
えと、カッコ良く……は、ある。
(こくりと頷いて)
日日日・らんか 2022年10月10日
いやホントそれ……。
行けるかなと思ったんだけどなー……。
(ダメだった……と首を振る。日が傾いてきたのもあって、ダブルパンチで寒さが来る。)
(無効票)
日日日・らんか 2022年10月10日
そうそう。
(うんうん、と何度も頷いて)
(、)
日日日・らんか 2022年10月10日
ただどっちかって言うと、モデルよりダンスとか、そっちの方が有名……かな?
(モデルはこっちに来てからやり始めたことだけど、昔からやってるのはそっちだし。まあ動画やログが残っていれば、の話だけど。)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月10日
え、そうなの?
反応からしててっきり……す、す、…すき、なのかと…
(好き、という言葉をはばかってしまう乙女心。)
そっかあ、かっこいいかあ~!
どんな人だろ。ふふふ。
(、)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月10日
ケーキとかでもやるよな、行けると思って大きめの頼んだら案外駄目だった、みたいな……
(喫茶店あるあるだよね…と目を伏せる)
ダンスかあ! ダンスかあ……そっちは全然知らないな…
動画とか残ってるかな…今度探してみよ。見付けたら高評価付けとくね。
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月10日
でさ、ねえ、ねえ、その人とはさ、どんな関係?
ねえねえ。ねえねえー。
(つんつん、肘で相手の肘をつつく仕草をしながら。)
(たそがれに、乙女は二人語り合うのでした)
虚ヶ谷・ワチカ 2022年10月10日
【〆】