【個】少年少女の足湯紀行
フラン・ベルジュ 2022年9月24日
温泉島というだけあって、このユフィーンには数多くの温泉があります。
旅館の名湯に裏山の秘湯。
そして……温泉街の足湯！
そう、温泉というのは何も全身を湯につけて楽しむばかりの施設ではありません。
足元からじんわりゆったりと体を温めるのもまた一興です。
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日日日・らんか 2022年9月25日
そうなの？袋を当てて深呼吸すれば落ち着くのは知ってるけど……。
あれかな。驚くと溜まった空気が排出されるから。
……？
(何をする気だろう……？と首を傾げつつ、ちょっとドキドキした表情で)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
ね！ 一緒に居て楽しいお友達！
素敵ですよね、こういう関係って。
（傍に居てくれる人の尊さは、もちろん相棒のおかげで知っていますけれど。学園へ通い出して、たくさん出来た友達にも、それをいっぱい教えてもらったから）
（だからこうして貴女と過ごすひと時も、彼にとってはとても尊い時間です）
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フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（さて、らんかさんのすぐ隣へと座り直した少年。何をするかといえば、少し腰を浮かせて）
…………
（ちょっとだけ躊躇って、意を決したような表情。自分がされてビックリすることなら、彼女もビックリしてしゃっくりが止まるだろうと）
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（らんかさんの耳元へと顔を寄せて）
（ふー、と軽く息を吹きかけるのでした）
日日日・らんか 2022年9月25日
……うん。そうだね。
素敵な、関係だと思う。
(ゆっくりと、大きく頷くと、フッと笑みを形作って)
——そんな友達に、なれて。きみと出会えて、良かった。
(ふわりと優しく微笑めば、あなたの頬を撫でるように、そっと、手を伸ばして)
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
……！？
(え、ほんとに何をする気なんだ……！？と、その意を決した様な表情に、ドキドキはさらに増して。なんなら、そのドキドキでしゃっくりも止まりかけるほどで——)
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
(——途端に、生温かいきみの吐息が、耳へと、その内へと届いて)
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
ひゃうぅっ……！？
(その吐息に、残響するきみの温度に、飛び上がるようにして跳ね起きる。さながら驚いた猫のように。そして少し距離を取りながら、くるりときみへ振り向けば)
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
なっ、ななっ、な——っ！？
(なっ、何をするかな！？と言いたい。言いたいのに、あまりの驚きに呂律が上手く回らない……！)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
え、えっと、ええっと。
こうしたらビックリして、しゃっくりも止まるかなって……
（予想以上の反応に、申し訳ないやら気恥ずかしいやら、そんな感情が綯い交ぜになって、ちょっぴり頬を赤らめて）
ど、どうですか？
止まりましたか……？
（驚かせることには成功したようですが、しゃっくりの方は、果たして）
日日日・らんか 2022年9月25日
あっ……そっ、そう……！
（申し訳なさをにじみ出しながらも、しかも自分も恥ずかしかったのか、頬を赤らめながら謝る姿に、毒気も怒りも気力も抜かれて、項垂れるしかなかった。…………へっぴり腰のまま。）
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
（何分、先程の様子は驚きだけではなくて。耳に吐息がかかった瞬間、おしりから背骨を通り、そのままうなじを突き抜け頭頂部と至るるような、寒気とも興奮とも快感ともつかない、言いようのないゾクゾク……ッとした感覚が全身を駆け巡り、割とマジで腰が抜けそうになったからであって何なら今もへっぴり腰になっちゃってるんだけど、何だったんだ今のは……。）
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
（そういえばしゃっくりを止めるためだった……。衝撃がすごすぎてすっかり忘れてた……！）
えっと、うん。それは、もう。すごく、止まったから。ほんとに。
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
……！
よかったぁ……！
（どうやら無事にしゃっくりも止まったようで、少年は一安心です）
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フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（けれども……へっぴり腰で立ったままの彼女の様子を見る限り、やっぱりちょっとやり過ぎだったのかなと不安になって）
お、驚かせすぎちゃったみたいで、ごめんなさい。
自分だったらどういうことされたらビックリするかなって考えて、あの、それで……
（なんて、言い訳めいたことを言い出すのでした）
日日日・らんか 2022年9月25日
えと、その、あ、ありがとう……。
(その笑顔を見る限り、限りなく善意であって、本当に心からしゃっくりを治そうとしてくれていて。その心意気はとてもありがたい。いや本当にありがたくて、こんな状況でなければハグしちゃってもいいくらいなんだけど、その、手段が、まさかこんな手段だとは……！)
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
う、ううん……驚いたというか、なんというか……。(言えない。驚きよりその後に続いた感情の方がインパクト大きかったなんて、言えない。)
確かに、これはびっくりするわ……。
(それは本当。いや本当に不意打ちここに極まれり、と言った感じだったし。)
日日日・らんか 2022年9月25日
(ていうか、自分がされてということは、つまり……されたことが、ある……？)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
あ……
えへへ……どういたしまして！
（どうやらやり過ぎたわけではなかったらしいと認識して、少年はほっと胸を撫で下ろして）
…………？
どうかしました？
（何やら怪訝そうにこちらを見てくるらんかさんに小首を傾げるのでした）
日日日・らんか 2022年9月25日
……。
日日日・らんか 2022年9月25日
(スっ、と手を挙げて)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
……？
（きょと、と、貴女が手を挙げるのを不思議そうに見つめて）
日日日・らんか 2022年9月25日
自分がされてびっくりする、ということは、フランくんは耳が弱いんですか？
(記者か、あるいは講義を受ける生徒のような口振りで質問をして)
あと、やられたことがあるんですか？
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
えっ。
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
そ、それは、そのぅ……
（マズいことを口走ってしまったなぁ、と思いますが後の祭り。ちょっぴり挙動不審になって、けれど観念したように）
えっと、えっと。ニールと……あ、相棒のミニドラゴンなんですけど。
一緒に寝てる時になんですけど、たまたま寝息が耳のすぐ近くに当たって……
その時、すっごくビックリしちゃったから……
日日日・らんか 2022年9月25日
……。
日日日・らんか 2022年9月25日
(思っっっっっっったより、だいぶ可愛らしい理由だった………………っっっっっっっっ！！！！！)(後悔を噛み締める顔)
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
そ、そうなんだ……。
それはその、ドンマイっていうか……あ、でも一緒に寝てるんだ。仲良いね。
(必死で話題を逸らすかのように、そう続けて)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（何か変なことを言ってしまった……！？）
（なにやら難しそうな顔をするらんかさんに、また不安がぶり返す少年ですが……）
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（ニールとの仲を聞かれると、すぐに嬉しそうな表情に早変わり！）
えへへ、はい！
ニールとは、新宿島に流れ着いた時から一緒の仲良しなんです！
寝る時もー、お風呂も一緒！
日日日・らんか 2022年9月25日
学校でも、いつも一緒だもんね。
(友人でもあり、家族でもあり。ときどき保護者みたいになってる気もするけど、本当に仲が良いのだということは、傍目から見ていても伝わってくるほど)
あれ？そういえばそのニールは？
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
ニールはね、ちょっと用事があるみたいで今は別行動！
この辺りで待ち合わせの予定だったんですけど……
（と、足元に流れるお湯へと視線を落として）
足湯を見つけたから、楽しみながら待とうかなって思ってたところにらんかさんが！
（そういう経緯なのでした）
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フラン・ベルジュ 2022年9月25日
…………
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
……用事がある、って言ったけど。
多分、気を遣ってくれてるんです。
普段は一緒なんですけど、僕が誰かとお出掛けする時とか、何かと理由を付けてついて来ないこともありますし。
きっと今日も、一人の時間を作ってくれてるんだろうなって。
日日日・らんか 2022年9月25日
そっか。だから足湯に居たんだ。
(なるほどなるほど。納得。)
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日日日・らんか 2022年9月25日
良い子……いや良い龍？なんだね。ニールは。
というか、ニールの言葉が、わかるの？てか、喋るの？ニール。
(何となくこちらの会話は理解していそうだったけど、喋るは愚か鳴いている姿すら見た事ないような気がする……。)
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日日日・らんか 2022年9月25日
じゃあ、ニールが来るまで、待とっか。
炭酸でも飲みながら。
(さすがに慣れたから、もうしゃっくりは出ないと信じたい……！)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
はい！ ニールはとっても良い竜です！
ちょっぴり乱暴だけど……強くて、優しくて、気遣いも出来て。
最高の相棒です！
（相棒が褒められて、まるで自分のことのように少年は喜んで）
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フラン・ベルジュ 2022年9月25日
ふふー、ニールはジェスチャーも得意ですからね。
何を言いたいのかだいたい分かりますし……それにこっちの言葉は分かってくれるから、確認すれば大丈夫！
（なんて、ちょっぴり得意そうに言って）
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
……あ、そうだ！ サイダーだけじゃなくって、食べるものも用意してるんですよ！
（と、再び買い物袋から取り出したのは……）
じゃん、温泉饅頭！
一緒に食べながら、ニールを待ちましょっか！
日日日・らんか 2022年9月25日
ふふっ。
本当に、ニールのことが大好きなんだね。
ジェスチャーかぁ。じゃあ、仲が良くないと分からないわけだ。
なんか、2人にしか通じないって感じで、良いね。
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
わ、ほんとに準備が良いね……！？
(無効票)
日日日・らんか 2022年9月25日
おぉ〜。
温泉と言えば！ってやつだね。
(まああたし温泉初めてだけど！と喜んで)
ありがたく頂くね。ありがと、フランくん。
(と、温泉饅頭を手に取ろうとして)
(演出継続)
日日日・らんか 2022年9月25日
(あ、そうだ……と思い出したように)
……その、さっきのこと、それにあたしが耳弱いってことは、誰にも言わないでね……！お願い……っ！
(と、顔をものすごく朱色に染めながら、きみの耳元でぼそっと呟いた)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（「大好きなんだね」）
（その言葉を肯定するように、何度も嬉しそうに首を縦に振って）
えへへ、なんたってお互いに最高の相棒ですから！
僕達だけで通じ合える気持ち……あるのかもしれません！
（なんて、喜色を湛えた表情を浮かべ）
はいっ、遠慮なくどうぞ！
（と、温泉饅頭を差し出して）
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
……？
（動きを止めるらんかさんを、不思議そうに見つめて）
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（すぐ傍へと近寄ってくる貴女の顔。ちょっぴりドキドキしながら事の成り行きを見守って……）
ひゃわ……っ！
（耳元で呟かれた声に、くすぐったそうに身を縮めて）
(無効票)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
……ふふ。
大丈夫！ 二人だけの秘密、です！
（なんて。素直に、けどちょっとだけ楽しそうに応えて）
(演出継続)
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
（そうして、ニールが帰ってくるまでの暫しの間、二人で足湯とサイダー、そして温泉饅頭を楽しんだのでしたとさ）
フラン・ベルジュ 2022年9月25日
【〆】
