【個】おぼろの庭にて
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
「トンネルを抜けるとそこは薬湯でした」
一匹のきつねが迷い込んだのは、屋外を思わせる不思議な庭。
その真ん中には温泉に見立てた湯舟がくつくつと音立てて。
お湯の成分、おかしなものではない。
湯加減上々。
危険はなさそうだけど、あっても面白い。
じゃあ、浸かるしかないでしょう?
なんて、ところに不幸にして合流したのは……
◆ふろのなかにいる
#一恋・未樹
#マガミ・ゾーリンゲン
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マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
(ざばっと、と中腰)
(ちょうどあなたが湯舟前に近づいてきたのに合わせる風に)
(高さの差分、視線を下ろしたら大変ですね)(深い渓谷が)
……と、いうわけでまずはかけ湯から。
(と、桶を渡そうとする)
一恋・未樹 2022年9月20日
残念ながら、健康優良不良児童だからな。
……つうかまあ、他人よかだいぶイカれた性質があるせいか、「身体」は問題ねえよ。
(ズボンタイプの水着だけを着ている以上、上半身は曝け出している訳で。
しかし)
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
(眼前の彼女の槍で貫かれた傷も、
実の姉に斬り落とされた腕の傷も、
番長や学友達との喧嘩で受け、封印を解いた際の多種多様な傷痕も、
その身体には影も形も無い。
無論、この学園の治療が…白のクラスの能力の賜物でもあるだろう。喧嘩で後遺症など笑い話にもならないのだから。
しかし、致命傷レベルのダメージを受けた回数が一恋・未樹は高い。
誇ることでも無いが、それでもその身体には傷痕など、無い。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
(まあ、なんて事を脳内で考えたのは無論。)
(眼前の険しい山から意識を逸らすためである。)
(平静を装いながら桶を手にし、湯を体にかける。
トンネルを歩いて少し冷えた身体に薬湯の温度が沁みる。
そのまま無遠慮に湯船へと脚を入れ、足湯のような耐性をとった。)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
心身ともに優良を目指してもいいんですよ。
(どの面海賊)
……まぁ、でもそうでしょうね。
そんな風に古傷のひとつも残らないのでは。
(なんて、じっとあなたを見やりながら)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
よろしい。
(とか笑って)
(広い浴槽ではないけれど、わざわざ並ばなければいけないほど狭くもない)
(のに、ついでの様にあなたの近くを離れず、隣に並ぶように。こちらはお湯の中、背中を湯舟に預けて)
一恋・未樹 2022年9月20日
……花束に勝ってからな。
というかオレの幼馴染で何もかも優等生ってのは見当たらないんだが気のせいか?
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
(オレのが高い位置にいるせいで
このまま横に視線向けたら自然とマガミの顔と一緒にマガミのむ……山脈が視界に入る位置なのは狙ってんのか狙ってんだろうなチクショウ)
にしても薬効凄そうだなここ。
具体的な効能とかは載ってねえのかな……
(ので、話題転換)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
そう? ミラとか……。いや、どうかな?
(とか、ちょっと首傾げ)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
(言いながら。お湯を手で掬う。薬湯のにおいを軽く嗅ぐように)
……切り傷、筋肉。内蔵。それから、いくらかの体質改善……というところかな。
一恋・未樹 2022年9月20日
あー……そういやちゃんと会ってねえか?オレは……。
(自分の姉や海賊達が話題に上がらない事は突っ込まないようにしつつ)
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
マジか。
(匂いで分かんのかよ、って顔)
白のクラスの勉強の賜物、か?
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
(お見通しと言う顔でニヤニヤしながら)
すごいですよ。いろいろ。サイズ感が
(とか、余計な話を続けながら)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
まぁもともと、サバイバルの関係で勉強していたことにも含まれてるけれど……
最近は、そう。もっとちゃんと、勉強しようと思って、やってます。医術。
一恋・未樹 2022年9月20日
(サイズ感を意識しないよう、足湯をやめてずるずると湯船に入っていく。)
(顔は諦めの入った降伏宣言のようで)
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
……将来の為に、とかか?
勉強。
今のご時世で将来、なんて言ってもピンと来ねえけどよ。
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
どうして?
海賊ですよ。もしも将来ちゃんと船が戻ってきたら船医は絶対に必要だし、
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
まさか、あなただって、将来のことなにも考えないわけじゃないでしょう?
花束に勝てば終わりでもないだろうに。
一恋・未樹 2022年9月20日
そりゃあ、船医は必要だし、その為に勉強すんのも間違っちゃ居ねえか。
……そうだなぁ……
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
ピンと来ねえんだよなぁ。
このままマネージャーやるでもいいし、
それ以外の仕事だって勿論ある。
飯屋やってもいいし、裁縫もっと出来るようになるならなるで良いし、
……今考え付かないもんになるでも良いが。
……ピンと来ねえんだよなぁ。
(湯船に肩まで浸かりながら、そんな言葉を続ける)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
……ふーん。
(隣に体まで入ってきたあなたをじっと、みて)
未樹。
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
じゃあ、あなたも海。でてみます?
(なんて、くすっと笑い訊いてみて)
一恋・未樹 2022年9月20日
ん?
(マガミの方に顔を向けて)
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
海、か。
……海賊かぁ……。
悪くねえかもな、もしかしたら。
……つっても今オレが船に乗っても役割ねえだろ?
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
ええ。先のことがどれもピンとこないなら、探すしかないわけですから。
船乗り、海賊なら。お試しとしても悪くないでしょう?
広い海を見に行くものなら。
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
なら、平水夫から始めるしかないわね。
私からお仕事を教わるポジション。
(ふふん、と腕組みして胸を張る)
一恋・未樹 2022年9月20日
まあ、たしかに…やる事が無いなら探しに行くくらいの方が正しいわな。
マネージャーの仕事は……まあブーケトスのマネージャーやりたい奴なんて沢山いるだろう。
大丈夫か…?
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
せめて、炊事担当ぐらいにはならねえか……?海賊の食事っぽくはならねえかもしれないが。
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
まあ。
ありがとよ。
誘ってくれて。
どうなるかはともかく、もう少し考えてみるさ。
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
大丈夫でしょう。
マネージャーが天職だと思いきれないあなたより上手くやる人はきっといます。
(なんて、わざとらしく悪い口調で言いながら)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
そう。
(そんな答えが返ることをわかっていたように笑い)
その調子。なにがしっくりくるか、なんて。やってみて、探し回ってみないとわからないものだから。
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
(なんて言っていたら)
(いつしか、通路が消えていた浴場内に。入ってきたときとは別の新しい通路が開いていて)
ようやく、一回休みが解けたみたい。
一恋・未樹 2022年9月20日
そーいう言い方されると反発したくなるな…
まあ、でも自発的にマネージャーやってんだ。
辞めるならちゃんとした後任見つけてからだな。
それぐらいの誠意は見せねえと……
まあ、担当してる仕事に仁義通すのとやりたい事探すのは別だけどよ。
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
……開いたな……。
(なるほど、二人が一定時間一緒に湯船に浸かったら開く仕組みか。
…どんな仕組みだ。)
……なあ、マガミ。
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
これはさっきの、将来の話とは関係ねえんだけどよ。
もし、自分よりも自分が担当してる事をさらに上手く出来る奴がいたとして……
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
お前は、そいつに自分の席を譲る方が正しいと思うか?
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
まぁおかげでのんびりお湯を使うだけの楽なお仕事だったわけですし。
(とか言いながら立ち上がりかけて)
(止まって)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
(じっとあなたを見て)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月20日
───……なんでそんなことを訊くのか検討もつかないけれど。
(そう、くすっと笑って)
正しいこと、合理的なことばかりで歴史が出来上がっているなら息が詰まりますね。
一恋・未樹 2022年9月20日
ま、そんなもんだよな。
みんながみんな、そんなんで素直に変わる訳は無いし。
オレならそいつと喧嘩して確かめるが。
特に意味はねぇよ、特にはな。
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月20日
ほら、湯冷めしきらねえ内に行くぞ。
(同じく立ち上がり、手を差し出す)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月21日
ケンカっ早いなぁ。
ごねてごねて、相手の手札を覗くのが楽しいのに。
(とか、理不尽なことを言いながら)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月21日
(おや、と言う顔をして)
(♨ つづける)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月21日
(出された手)(を取らず代わりに腕を取り)
(胸元で抱くように。ちょうど、谷間にinする位置)
そうね?
からだ、冷めないうちに。(と、温泉で温まった体の熱を押し付けるようにぎゅうぎゅうしながら)
一恋・未樹 2022年9月21日
喧嘩しながら手札明かさせていくのも悪かねえと思うんだけどな……喧嘩の醍醐味はそっから勝つ事だが。
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月21日
………?
(手じゃなくて腕を……?)
(無効票)
一恋・未樹 2022年9月21日
………。
(腕が暖かさに包まれる。)
………………。
(♨ つづける)
一恋・未樹 2022年9月21日
おまえ、ほんっっとに………。
(かといって手を出したのはこちらからで。)
……勝手にしろ。
(そういって、ゆっくり歩き出した)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月21日
勝手にします。
ところで、何を知ってます?
(とか。歩くと振動がダイレクトに行くのを承知で歩き出すのでした)
マガミ・ゾーリンゲン 2022年9月21日
(閉店しました!)