【個】海図を広げて
薬袋・凛杏 2022年8月26日
海は大波 青い波
ゆれて どこまで続くやら
――――童謡『海』より
...
雲一つ見つからない、快晴の空の下
海と空の境界すら見失うような
視界全てが澄んだ蒼に染まった夏漣祭のビーチ区画
涼しい潮風が吹くこの地に
熱き乙女たちの戦いが繰り広げられようとしていた
#薬袋・凛杏
#緋野・氷織
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薬袋・凛杏 2022年8月26日
(同年代の少女の可愛らしい反応ににこりと微笑んで。)
賭け…ですか。
確かに、模擬戦闘ではないとはいえ勝負は勝負ですからね。
そういった要素を作れば、いつも以上に力を発揮できる可能性もありますか…。
(ふむ、と水の上で考えながら)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
構いませんよ。
それで、緋野さんは私にしてもらいたいことでもあるでしょうか?
(彼女であれば、そこまで無茶な願いをしてくるわけではないであろう。そう考えながら言い出しっぺの彼女に聞いてみる事にした。)
緋野・氷織 2022年8月26日
そこまで真面目に考えなくてもいい。
勝った時のちょっとしたご褒美くらいに考えておけばいいから。
(なんて真面目に考え込む様子に小さく溜息を吐き、)
緋野・氷織 2022年8月26日
……まあ、そうだな。
じゃあ、負けた方がこの後、勝った方に屋台で何か奢る、というのは?
勿論、凛杏が勝った時は別の条件を出してくれてもいいが……。
薬袋・凛杏 2022年8月26日
…乗りました。
諸事情あって少しダイエットも考えていますので、大層な物をこちらも要求はしませんが…緋野さんと一緒に頂く、日野さんにご馳走になるご飯ならきっと美味しく食べられますから。
(受けましょう、と頷く。)
緋野・氷織 2022年8月26日
諸事情?
……十分細いと思うんだが……?
(思わず)
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月26日
ともあれ、ならそういうことでいこう。
僕も……友達(小声)……と一緒に食べるなら、楽しいと思うし。
薬袋・凛杏 2022年8月26日
(ハッとして)
き、聞かなかったことにしてください…。
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
決まりですね。
…おや。
(水面でにこりと笑ってそう話しながら振り向くと、岸から随分と離れビーチに見える人影も随分と豆粒ほど小さく見えるようになっていた。)
緋野・氷織 2022年8月26日
そう言われると気になってしまうがな?
(なんてちらりと見て)……とはいえ、夜通し起きていることも多いなら多少食べ過ぎても十分カロリーも消費できると思うが。
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月26日
ああ、決まりだな。
……しかしこう、岸から離れるのはなかなか……海だとやはりプールとは違って、少しばかり浮動感というか、落ち着かなさもあるな。
(振り返った岸を見ながら、そんなことを呟いて)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
…夏漣祭用の水着なんて何でも別に構わないと思っていたので、お姉が買って来るからと言っていたので任せていたら…。
殆ど身長も体型も同じお姉の体型でオーダーメイドした水着の、スカートが…。
(後は察してください、と目を逸らして)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
海水の分浮力も高いですからね。
息継ぎなんかすれば、思ったより飛び跳ねてしまい時間をロスする…なんてこともあり得そうですし、気を付けないとですね。
さて…そろそろ、ですかね。
緋野・氷織 2022年8月26日
ああ、なるほど…………。
(今気にしてもタイミング的に遅いのでは、と思ったが言わないでおいた)
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月26日
お前くらい体力があれば強引に突破しても問題なさそうだが。
……とはいえ時間のロスはロスか。まあ、ミスはないに限るだろうな。
そうだな、もうそろそろ……あそこに見える赤い浮きが10kmだな。
さすがにここまで来ると足もつかないか。
薬袋・凛杏 2022年8月26日
ふふ、技術は貴方よりは稚拙ですから。
その分、パワーで差を少しでも縮めさせてもらいますよ。
(と、少しだけ自信気にそう言って。)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
ここまでくると、波も少しだけ強くてどこまでも流れて行ってしまいそうですね。
10kmですか…相手にとって、不足は有りません。
(今日のライバルは隣の少女であり、またこの揺れ動く波である。)
(しっかりと彼女を視界にとらえながら、10km地点を指す浮きの隣でくるりと岸の方を向く。)
緋野・氷織 2022年8月26日
言っただろ、僕もあくまで「それなり」だ、って。
(なんて軽く言ってみせて笑い、)
距離に、波。水温もそうだが……日差しも大敵。
敵だらけだが、同じく、相手にとって不足なしだ。
(勿論、隣の彼女も。そんな気持ちで一度ちらりと彼女を見遣ってから、)
(岸の方へ向き直る。もうすっかり、陸があるということくらいしかわからない距離)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
…何、一番の強敵が隣に居ますから。
気は抜きませんよ、一瞬たりとも。
…スゥゥッ。
(と、言い波の上で、潮風を思いっきり肺に取り込む。)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
(そして、ゆっくりと吐き出しながら。)
始めましょう。
(一言、彼女に伝える。)
緋野・氷織 2022年8月26日
ああ。……では、始めるとしようか。
(こちらも大きくひとつ、深呼吸をして――)
……あそこの海鳥が飛び立ったと同時にスタート、で。
(指差した先に、羽を広げようとする白い海鳥の姿。それを一瞥した後は、真っ直ぐに前を見て)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
(一瞬の静寂。)
(波と波がぶつかり合う沖合で、自身が唾を飲み込む音すら大きく聞こえる緊張感の中。)
(海面をゆっくりと漂う白い海鳥は……)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
(大きく翼を広げ、空へと羽ばたいたっ!)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月26日
(次の瞬間、ザバンッ!と大きな音を立て海に自身を突き立てるように、指先から海へと一瞬潜りながら、すぐさま水面へと顔を出す。)
(水泳など誰かに倣ったことなど一度もない。)
(まるで、海獣が海を掻き分けるかのように体力のモノをいわせたクロールで陸へと駆け始めるのであった。)
緋野・氷織 2022年8月26日
(静かに息を吸って、吐いて)(それを繰り返しながら――)
(じっと機を待って)
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月26日
(羽搏きの音とほとんど同時に、こちらは打って変わって静かな滑り出し)
(大きく水を掻きながらのクロールで、波間を滑るように泳ぎ出し)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
(軽やかで滑らかに波を切り裂く氷織の姿を後ろから見つめる形で勝負が始まる。)
(冷たい海の飛沫を浴びながら、血脈は確実に身体を巡り熱さを増す)
……くっ、流石に速いですね……!
(相手が自分より速く泳ぐことが出来る泳ぎ方を知っているのであれば)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
なら、私は自分の体力を力にします!
(回転力(ケイデンス)を上げるのみ!)
(遠泳によって冷えていた身体がだんだんと熱を帯び始める。)
(オールを高速で回すように肩と腕に力を籠めながら、彼女に向けてか、自分を鼓舞するためか大きな声を泳ぎながらも放ちながら泳ぎ続ける。)
緋野・氷織 2022年8月27日
(――追い上げる速度が速いな、と思う)
(緋野氷織はサッカー選手だ。視線を向けずとも周囲の状況を把握する術に長けており、それは水中であっても変わりはない)
(しかし、追い上げてくる相手に抜かれまいとやみくもに速度を上げては、残体力の勝負になる終盤で競り負けかねない――)
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月27日
(……別に、意地の勝負でも負ける気はなかったけれど)
(あくまで自分はアスリート。相手に有利を取らせない駆け引きと技巧で、状況を有利に運ぶべきだろう)
(――そう思い直して、あくまでペースは崩さずに。真っ直ぐ陸を目指して)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
(離されていた距離も次第と手が届くまで近づく。)
(とて、彼女が手を抜いている訳ではない。)
("タイミング"を見計らっているのだ。)
(だからといって)
私は…私の戦い方でっ!
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
(自分は自分の"体力"というアドバンテージを活かすのみ。)
(薬袋凛杏はアスリート選手ではない。ペース配分という言葉も、テレビや本の上で見かけたことがあるただの"文字"である。)
(陸までの距離はもうさほど遠くはない。)
(凛杏はただ、力の限り力を緩めずに、ただその腕と脚と心臓を頼りに泳ぎ切るのみであった。)
緋野・氷織 2022年8月27日
――。
(動いてきたな、と明らかに速度を上げた相手の様子を感じて)
(陸も見えてきたこのタイミング、そこから一気に速度を上げる)
(あとはもう、相手の様子を窺う必要もないとばかり。一心にその先に在るゴールを目指して――――)
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月27日
――――――
――――
――
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月27日
(ゴール用に張られたフラッグの下を駆け抜ける一瞬、)
(――先を行く彼女の背中が、見えていた)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
(殆ど差があるわけではなかった。)
(ほんの、ほんのコンマ数秒だけ、自身の身体はフラッグを先に通り抜けていただけなのだ。)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
ぇ…ぜぇ……ぇ……。
(体力があるとはいえ、無尽蔵というわけでもない。)
(波打ち際で流されるように緩やかな波の上に身を預けながら、10kmを殆どスピードを落とさずに駆け抜けた心臓をいたわる様に、ゆっくりと呼吸をするのであった。)
緋野・氷織 2022年8月27日
(対してこちらは、消耗が彼女ほどあるわけではないが――)
(逆に“そうである”ことが勝負の分かれ目だったのかもしれないとちらりと思った)
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月27日
(数度、呼吸を整えるように浅く息を繰り返し)
(はあ、と大きく息を吐いて、膝立ちの姿勢から立ち上がる)
……大丈夫か、凛杏?
(立てそうか? と、手を差し出しながら)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
(すぅ、はぁ、と深い深呼吸で肺に空気を取り込みながら、ゆっくりと体勢を整えて。)
は、はい…。
普段は長い距離でもそこまで速くは泳いでいなかったので、少し張り切りすぎました…。
(まだ少し浅い呼吸を少しずつ整えながら、ぐっ、と彼女が差し出した手を取り足の付く位置で身体を起こす。)
緋野・氷織 2022年8月27日
(起こした体を支えるように手を添えて)
体力が自慢と聞いてはいたが……予想以上だったな。
あの速度、あの勢いで泳ぎ切るとは……甘く見ていたわけではないが、正直、驚かされた。
薬袋・凛杏 2022年8月27日
(立ち上がれる頃には呼吸もようやく落ち着いて)
無我夢中でしたから…その、もう少し長かったりしたら、力尽きていたかもしれませんから…。
(ゴール直後は目の前もチカチカとしていたため、酸欠目前だっただろう。)
(無効票)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
でも…この勝負は、いただきました。
(しかし、それ以上の謙遜はせずに、しっかりとそう言い切って。)
緋野・氷織 2022年8月27日
(む)(と一瞬、悔しそうな顔をするくらいには負けず嫌いではあるのだが)
(無効票)
緋野・氷織 2022年8月27日
……そうだな、今回は僕の負け、ということで。
(手を離して、少し離れた審判用のブースへ)
(なにせ主催側のクラスである、勝手知ったる感じでそこからタオルとドリンクを持ってきて、彼女に手渡し)
もう少し落ち着いたら屋台に繰り出すとしようか。
何か食べたいものの希望は?
薬袋・凛杏 2022年8月27日
(わふ、とタオルとドリンクを受け取り、)
はい、ありがとうございます。
(陸に上がって顔などについた水滴などをしっかりと落としながら、置いていた白衣を回収して彼女の後ろについていく。)
(演出継続)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
ふふ、ではそうですね…。
身体もまだ少し冷えていますし、二人で温かい焼きそばや鉄板焼きなどをシェアで…。
(二人で少しずつ色々食べてみませんか?と提案しながら微笑みを浮かべるのであった。)
緋野・氷織 2022年8月27日
(歩き出しながらの彼女の提案には頷いて、)
ああ、いいチョイスだ。
あとはそうだな、温かいものなら折角の海だ、浜焼きの店なんてあったら覗いてみてもいいかもしれないな。
(獲れたてを食べるのもいいものだぞ、なんて言いながら、)
(演出継続)
緋野・氷織 2022年8月27日
(行こうか、と)
(楽しそうに笑って、告げるのでした)
薬袋・凛杏 2022年8月27日
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