【個】波に千鳥
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
「海で、沈みかけた。ね?」
「まずは泳ぐ……いや、水に慣れる練習、しような」
そんなお約束を果たす日が訪れて、夏漣祭初日、水泳のレッスンが行われました。
とはいえ、『運動する』という行為自体にまだ体が追いつかない少女ですので、水に浮かぶ方法。それから、簡単な遊泳法を教えてもらって、後は追々という形に収まったようです。
さて、一通り指導が終わりましたらば、以降は休憩兼遊びの時間。
流れるプールでのお話。
🌊発言可能
#波瑠乃・あわゆき
#枯井戸・ミチル
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波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(という事で、ビート板を持って、今はちゃぷちゃぷ、プールに立って目の前の少年を見ています)
泳ぐ。大変。
でも、楽しかった。ね?
(教える側は大変な労力でしたでしょうけれど、相手の苦労も知らず、少女はにこにこしながらそんなことを言うのでした)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
…………ああ、そう言ってもらえると、何よりだ。
(ぐーっ、と身体を伸ばして、心配で張り詰めた心と身体をほぐしながら)
(素直なのと、素直すぎてやりすぎないかを考えながら言葉を選ぶのが大変だったようで)
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
それじゃあ……さっきも言ったように。
出来るだけ離れないように。はぐれたら、岸へ上がってから声を出すように。
安心安全第一に遊びましょう、ってことで。
(飲み込みが早かったとはいえ水遊び初心者の2人、気をつけるに越したことはないと声をかけ、プールの流れへ乗っていき)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
はい。分かりました。
(素直な返事を返す。学校の授業もそうだけれど、「~しましょう」「~しないように」という指導的な言葉は、言ってしまえば少女には馴染みやすい言い回しのようである。慣れている。あるいは、安心感がある)
最初、何する?
プール、ずっと泳いで遊ぶ?
(また泳ぐかと、ビート板を水面に浮かせ、準備してみせ)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
いや、このプールは……。
(足を離すと、流れに押されて自然と距離が空き)
(足を付けて、また距離を詰めて)
こんなふうに流れがあるから、それに乗るのを楽しむ……らしい。
(流れはそれなりに力強く、涼しい水に身体が押されるのは、不思議な楽しさを感じます)
これなら、水の中で動くのに慣れるのも楽しいかな、って。
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
なる、ほど?
(流れに。乗る。
海に馴染みのない少女には、あまりその楽しさが想像できませんでした。ぱちぱち、虹色を瞬かせながら。でも、)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
足、離せばいい。ね?
(とりあえず言われるままに何でもやってみようというのが少女のいいとことは言い難いですが、悪いところではあります。
ビート板につかまったまま、ふわっとプールの底から足を離し……当然のごとく、それなりのスピードで水流に流されていきます。ひゅーんっ)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
………あっ。
(おそらく、ビート板に乗ってるし、軽いし、水着もひらひらしてるし)
(予想していなかったスピードで流されるあわゆきに一瞬、あっけを取られて)
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
時々足つけてスピード調節しなー!
(と、大きな声で伝えた後、自分も流れに乗って追いかけて)
(身体が重い分でしょうか、距離を離さないようにするのが精々で、あわゆきが止まるまでは追いつけないでしょう)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
足を、つけて。
(何だかミチルが遠くにいます。ぱちぱち、しながら、)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(ちょんちょん、と、つま先をプールにつけて止まろうと試みます)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(が、先ほどまでのレッスンでも少年には伝わっているとおり、この少女には、筋力というものがほとんど無いので、止まろうとする努力空しく、その筋力だけでは水流に抗えず、足を滑らせ、ばしゃぁーっと水中に一度沈みました。
少女を置いて駆け抜けて行くビート板だけが見えます)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
…………。
(沈んでいくあわゆきを見て、内心とっっっっっっっっても焦りながら。底を蹴って加速しながら流れに乗り)
(不幸中の幸いか、体勢を崩したことで減速したあわゆきに追いついて)
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
(とっさのことで手段を選ぶ余裕もなく、あわゆきの脇に手を入れ、子どもを抱き上げるようにして顔を水面に引き上げて)
……だ、だいじょうぶ……か?
(少し息を切らしながら、無事を尋ねます)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(抱えあげられて、返事より先に、こほ、こほっと咳き込むのが聞こえます。溺れかけるのは二度目ですが、今回は不意打ちだっただけに呼吸を整えるのに少し時間がかかって)
(ようやく、すぅ、はぁ、と深めの呼吸をできるようになれば)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
大丈夫。でも、少し、驚いた。
(プールの水か涙か、判別し難いけれど、目の端には雫)
(髪や耳の先からも、ぽたぽたと、雫が零れます)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
…………良かった。
ごめん、ちょっと油断してたな。
ええと……。
(あわゆきを基点にくるりと周り、下流に自分の身体を置いて)
(流れのゆるやかなところで、あわゆきの身体を離して)
これなら、急に流されることは無いかな……。
不安だったら、オレの身体、どっか掴んでてもらっていいか?
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(少年に運ばれるがまま、少女は大人しくしていて。水の浮力もあるとはいえ、その体は少年の想像通り、とても軽く)
(そして、降ろされる。弱めの水流に押されて、ととと、っと、少し揺らいだが、今度はがんばってその場に自分とつなぎ止めました)
いいえ、わたくしも、ごめんなさい。
止め方、聞いてからにすればよかった。ね?
(とは言え、先の様では聞いていたとはいえ止まれなかった可能性も高いのですが)
(また、心配をかけるのも良くありませんし、苦しい想いも望むものではありませんので、少年の申し出に有難く、腕を借ります。
するりと自分の細い手を回し、少女としては頑張って捕まりました)
助けてくれて、ありがとう。ミチル。
腕、お借りする。ね?
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
(持ち上げた事で、改めて少女の儚さを認識して)
このぐらいなら、全然。
……せっかく一緒に遊ぶんだから、楽しい思い出に、して欲しい、から。
(ちらちら、進行方向を確認するふりをしながら)
(近い顔、触れる肌を意識からそらして)
……一人の時は、気をつけてな。
海とか、川とかでも。
(そらした結果、注意喚起になるあたりが生真面目というか、風情が無い男でした)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
ミチル、優しい。
(くすりと笑う)
そう。わたくし、台無しにしてしまうところだった。ね?
今からは、ちゃんと気をつける。から。
(楽しい思い出になるように。そうお約束を伝えます)
(振れる肌は、少しひんやりと涼しい。異常という程ではないけれど)
はい。気をつけます。
川……は、まだ、遊びに行ったことない。
でも、遊ぶときは気をつける。
(真面目に返すのは真面目。少女はいつだって、一応は、真面目にしているつもりなので)
ミチルは夏休み、川とか、行った?
(夏らしいことをしてないと憂いていた彼は、会うまでの間に、夏らしいことをできたのでしょうか? 覗き込むようにしながら、首を傾げます)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
…………友達が、危ない目にあうのは嫌なだけだから。
(優しい、と言われるとむず痒くなるので、やんわりと否定して)
(……否定しきれているかは別として)
いや、遠出は……してないな。
その分……夏漣祭の間は、こうして泳いだり、釣り……とかもして。
たくさん、遊びたいなって思ってるけど。
せっかく、学校指定じゃない水着も買ったし。
(時々、あわゆきが人にぶつかりそうになるのをぎゅっと引き寄せ避けたりしながら)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
ふふふ。そう。ね?
おともだち、大事にしないと。ね?
(少女にその遠回りな否定は伝わらなかったようです。友達を守るために、というのも含めて、相手の優しさを肯定しました)
そう。じゃあ、たくさん遊ばないと。
……つり。何?
(釣りは、少女の知識にはないものでした。きょとんとしながら尋ね)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(それから、そういえば、と、相手の言葉で思い出したのでした)
ミチルの水着。
黒と紫、何だかミチルみたい。似合ってる。
(言いながら、相手のフォローに身を委ね。たまに、床からふわりとつま先を離して、安全に流れを楽しみます)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
……………。
(腕はあわゆきに貸しているので、ぷいっと視線だけそらして)
釣り。水中に居る生物を取る方法の一種。
糸の先にくくり付けた針に餌を付け、川や海、生け簀などに投じ、食いついた生き物を引き上げる。
糸の長さの確保や引き上げのため、竿やリールなどを使う方法が一般的。
(あわゆきの疑問に、辞書的な答えを返して)
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
…………あり、がとう。
(目をそらす先が無くなって、か細い声でそう返して)
あわゆきの水着も、白くて透き通ってて、あわゆきらしくて、似合ってる。
かわいくて、綺麗だ。
(褒めの語彙力が足りていない男である)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(説明を聞いて、ぴくぴく、長耳が動きます。
一言一句、聞き逃すまいとしている様子)
ん、んん。
(竿やリール、は、分かりませんでしたが、糸と針と餌で水の生き物を捕まえる。というのだけは分かりました)
ミチルは、つり、好き?
(普段からやっているのかしら。それとも、夏だからやってみたいのかしら。そんな疑問と、口に出す質問)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
ありがとう。
わたくし、これ、自分に似合ってるか分からないけれど、たまが選んでくれました。
(なので、変ということは無いだろうと、片手だけ少年の腕から離して、腕を広げてみせます。水泳練習の今は、さすがにティアラやグローブといった小物はつけていませんが)
かわいい。きれい。本当? うれしい。
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
いや、やったこと無いから、好きかどうかわからない。
身近にできる機会があるなら、やろうと思って。
…………魚は、好きかな。
シャケの焼いたのとか、美味しい。
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
……うん、ウソは、なるべく言わない。
ちゃんとあわゆきに似合うかどうか、考えながら選んだんだろうなって思う。
(待ち合わせて、着替えて出てきた時に一瞬見とれた記憶を、ぱっぱとフォルダ分けして隠しながら)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
すてき。
色々やってみるの、いいと思う。
(思わず手を離して拳を握ろうとしましたが、ふわっと攫われかけたので、また急いでミチルに捕まりなおしました。ぎゅむ。
危険、危険)
わたくし、魚、お肉、あまり食べてない。かも。
(自分から進んでは、という意味で。出されれば、もちろんいただくのですが)
野菜の方が、食べやすいみたい。
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
ミチル。うそつくことも、ある?
(あまり、そんなこと考えた事もありませんでした。
じぃっと見つめます)
ふふ。たまにも、伝えておく。喜ぶと思う。きっと。
(思念が使える頃ならともかく……今は少女に他者の考えを聞く力は備わっていないので、少年のそんなちょっとした苦労にも気付くことはないのです)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
あ…………………ああ。
(この腕は今、あわゆきの物。オレじゃない、オレの腕じゃない……)
(自己暗示することで腕に伝わる柔らかさなんかをカットして)
そうなんだ。
(動揺を隠しながら。情報をインプットすることに集中)
野菜か……屋台で食べようと思ったら……サンドイッチとかかな。
遊び終わったら、飯、食べに行くか。
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
……必要なら、言う。
必要じゃないなら、言わない。
(絶対にウソなんてつかない、という方が不誠実だと思っていて)
(だって、記憶喪失で過去の自分を知らないミチルは、常にウソをついているようなもので)
(自分自身を否定するようなことを、意識してできるほど器用じゃなくて)
(じぃっと向けられる視線を、まっすぐ見つめ返しながら)
ん……まあ、そうか。
(恥ずかしいから、伝えなくてもいいんだけど……)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(そんな当の少女本人は、な~んにも気付かず、ふにふにふよふよしているわけですが。でも、波に揺らされているので、多少ふわんふわんしてしまうのは仕方ないですね。少女の自己意思ではなく揺らされているので)
そう。サンドイッチ、食べれる。
後は、フルーツジュースとか、スムージー?
(そう言ったものは、これまで食べさせてもらったことがあります)
はい。ミチル、おなか空いたら、行こう。ね?
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
そう。……。
(隠すまでもなく、少女は、『うそ』というものに、あまり免疫がありません。以前は嘘をつかれても分かりましたし、少女自身も嘘をつく必要がなかったので)
わたくし、ミチルがウソついても、分からない。ね?
(相手から嘘をつかれると思っているわけではないのですが、少年から、というよりは)
ウソ、つかれたら、困る。かも。
(もし嘘をつかれたら、今の時分には見分ける手段がないことに、今更気付いた、という風でした)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
(…………空、綺麗だな。水、冷たいな。うん)
ああ。
好きな物、色々教えてくれ。
同じもの、食べてみたいし。
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
そっか。
…………苦手そうだもんな、そういうの。
(詐欺被害防止の啓発ポスターに載ってるような言葉がよぎって)
悪意があっても、無くても……つかれると傷つくウソも、ある。
見分ける……のは、オレも難しい時があるし、かといってすべてを疑うのも、大変だし。
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
…………オレは。
あわゆきを傷つけるようなウソは、つかない……………。
ように、がんばる。
(ミチルとしてできることは、このぐらいかな、と)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
はい。
(好きな物──というと、少女の喪失からすると正確ではないところがあるのだが、それについては、少年は元より、少女すら自覚の薄い所なので、素直な返事だけが戻される)
ミチルも、好きな物、教えて。ね?
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
(少女は考えるというのが苦手なので、そも、嘘が必要な場面・嘘をつかなければならない心境というのが想像に難く。だから、前提として、相手が嘘をついているという発想自体が、すぐには出てこないのでした)
ん、んん。
そう。難しい。すごく。
(そんなことを、視線を落として考えていたら、)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
──、
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
……ありがとう。ミチル。
(微笑んで)
わたくしも。
ミチルに嘘、つかない。ね?
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
……ウソを付け、って言う方が難しいか。
ま、お互い無理しない程度に、な。
(その微笑みに、思わず頭に空いている手を伸ばし、くしゃっと撫でて)
(無効票)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
あわゆき。
……そろそろ上がって、ご飯食べに行くか。
十分流されたし……お腹、空いた。
(あと腕から感覚を切り離している(ように自己暗示をかける)のも限界で)
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
はい。
(頭を撫でられて、にっこりと笑みを深めました)
無理しない。大丈夫。
(🌊(発言継続))
波瑠乃・あわゆき 2022年8月26日
はい。ごはん、行きましょう。ね?
(もう、殆ど床からは足を離して、ミチルの腕に頼っているような状態でしたので。ふわふわ。
足を付けて、ちゃぷちゃぷと岸の方へゆっくり歩いていきます)
プール、楽しかった。
ありがとう、ミチル。
(誘ってくれて、というお礼)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
ふうっ。
(万が一流されないよう、フォローできるよう気をつけながら)
(軽くなった腕に一安心、と息をはいて)
こちらこそ、楽しかった。ありがとな。
(こうしてできた一夏の思い出……を、精神安定のため、一部切り取り編集しながら)
(二人でゆっくりと岸へ上がり)
(🌊(発言継続))
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
(…………この先の秋も、冬も、また来る春や夏も)
(同じように楽しい時間を過ごせれば、なんて)
(眼の前の少女に願うのでした)
枯井戸・ミチル 2022年8月26日
(このスレッドは終了しました)