【戦】喧嘩は夏の華なりて
奉利・聖 2022年7月24日
喧嘩しようぜ
承りました。
これだけで始まる、戦いがある。
#一恋・未樹
#奉利・聖
1
一恋・未樹 2022年7月24日
――お、っも、てぇ…な!!
(こちらの武器は木刀であって木刀にあらず。
未樹の封印が形になったものであり、未樹が死ぬまで壊れることは無いが……
衝撃を緩和する機能は無い。
よって手が痺れ、木刀を手放さないだけで精一杯だ。)
チ……
奉利・聖 2022年7月24日
(──随分と頑丈だな。この龍骨と同じく、不壊の力を帯びているのか?)
今の炎、やはり陰陽道に近しい気運がある。
(ある意味では、錬気とも遠くない技術体系の気もするが)
(いや、今は考えなくていいな)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
戦いは、攻守が入れ替わるものではない。
当然ですが…やり過ごさねば、攻め続けますよ。
(ぱっ、と龍骨を手放す。突然エネルギーが霧散するだろう)
(回転するような脚払い、そして続けざまのサマーソルト)
(跳んで避けるならその顎を蹴り上げんとばかりに)
一恋・未樹 2022年7月24日
(ガクンと重心がズレる。鍔迫り合いを拒否された結果、当然の帰結だ。)
んなこた、分かってるっての!!
(バサリと背の両翼を羽ばたかせ、脚を浮かせたバックジャンプ。
脚払いを逸らし、空にいるまま次の手を考えて)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月24日
ライトハンド
右腕開放――
ブロードキャスト
強制送信
(右の手袋が輝き出す。遺産の起動だ。
遺産「竜播」の右は「思考の拡散」。未樹の思考を周囲へ強制的に響かせる。)
――すぅ…
(つまり叫び声で頭の中を一色にすれば、それが音を介さず直接脳へと響き渡る。テレパシー式の猿叫だ。)
ドラゴンロア
竜咆伝心。
【オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォ】
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月24日
(思考の絶叫を撒き散らしながら、翼による制動で地に足をつけぬまま、武器を手放した掃除屋へと燃える木刀を叩きつけた。
奉利・聖 2022年7月24日
(脳に、響く)(けたたましい叫びが、絶え間なく)
(それに頭の中を埋め尽くされ、正常な判断が出来ないから)
ㅤ、、、、、、、、ㅤ、、、、、、、、、
(考えるのを止めて、前進することにした)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
(恐怖に足を竦ませたりはしない。そういう経験も飽きるほどしてきた)
(何より、真に恐ろしいことを心の真ん中に据えている。止まらない)
ただ、前に。
(叩きつけにいく未樹を迎え撃つように)
(身体ごと、当たりに行くように跳躍)
(叩きつけの威力も、炎による火傷も気にせずに)
(肉体ダメージを覚悟で、アッパーを繰り出した)
一恋・未樹 2022年7月24日
マジ、か!!
(拳と木刀で鍔迫り合う。先程の武器よりはマシだが、相手の武技はこちらと比較にならない研鑽が積まれている。
無論、押し込めない。)
(何より最初から「右手」を無視されたのは初めてだ。
何度も使えば効果が薄くなる奇襲だが、最初から最適解で対処出来たという事は。
精神がそれほどまでに揺るぎない事の証。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月24日
どこが強くねえだ。
見切りの速度が尋常じゃねえぞ。
(言いながら、左手で符を引き出す。
新たに纏わせるは黒の水。
粘性を持つ、スライムのような液体だ。
それが木刀から染み出し、鍔迫り合うその右手を含めた肉体を拘束せんと
ニュルニュルと触手のように伸びていく。)
奉利・聖 2022年7月24日
───これでもまだまだ、足りないことばかりです。
(揺るぎの無い精神。確かに、経験値の高い己はそう見られるだろうが。悩みが多く、成長を感じぬ我が身に焦りを抱いているのだ)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
足掻いてる。
──ちなみに、放っておくと崩れますよ。
(からみつく黒い水。ならばと、錬気の構成を変化させる)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=16288
(触れれば、不壊の力を持たないものはたちまち崩れ去ってしまう)
(そしてそのまま崩れ去るのであれば、空いた手でFARBLOSを抜いて)
(追撃の、銃撃を撃ち込むであろう!)
一恋・未樹 2022年7月24日
術…いや気の類か…!?
(肉体へ接触する前に、液体がぼろぼろと崩壊していく。
舌打ちを挟みつつ、符を破棄。
その瞬間、黒の水はパシャリと霧散していく。根本まで崩壊の力が飛んで来ない為だ。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月24日
だったら!
レフトハンド
左腕開放――
(今度は左の手袋が輝き出して…未樹の姿が一瞬ブレる。
そして薄い光が未樹を中心に周囲数mを
覆うように広がっていく。)
エリアインストール
強制改変
ドラゴンドライブ
竜胎界変
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=30686
(そう唱えた瞬間。
辺りの地面や空中から「炎」と「黒い水」が噴き出し奉利・聖の周囲を取り囲んだ。)
崩してみろよ。
奉利・聖 2022年7月24日
(領域を改変した!?ここまで広範囲に効果を及ぼせるのか!)
これは……まずいな。
(物量が多すぎる。崩壊が間に合わないのは容易に想像できる)
(──今取れる手段は、あの時よりも多い。やってみるか)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
(FARBLOSは超常遮断式──超常に対する特攻を持つ結界弾を放つ、レイ・シャルダンが作成した素晴らしい銃だ)
(故に、炎と黒い水という…噴き上がり続ける超常へも、効果が見込めるはず。これで、時間を稼ぐ)
(オークの護符に願う。魔力よ、此処に)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
(動きを物理的に止めてしまう黒い水が無ければ、正面から受けても良かったんですけど)
『光と風』
『原初の聖騎士』
(撃ち落とす。撃ち落とす──リロードの暇は無い。撃ち漏らせない)
『オルファスの最後通牒』
『嘆く理由を問う者は居ない』
(だがそれでも、物量が多すぎる。炎で身体が焼かれる。優先して黒い水を落とす)
『全ての命。全ての創造物』
『終焉を見届けよう』
(火傷があちこちで発生して、深くなり──そして)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
『──変則第四位階』
(ついには、その魔が結実する)
ㅤマジックシールド・アクトフォー
『殉 教 者 ノ 願 イ』
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=15460
(反射を備えし防御結界。災禍よ、侵略者に返りたまえ)
(これは、そういう力を籠めた聖なる護りである!)
一恋・未樹 2022年7月24日
(それなりの規模の魔術である。
無論、消費はそれなりにある。
が、それでも眼前の相手に対抗する為にはここまでするしかなかったのだが――)
捌くのかよ…。
(ぼやきが漏れた。
エンチャントを介さない魔術の使い方はまだ甘いとはいえ、ここまで対処されると、は……)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月24日
なんだそりゃ――
(壁、いや結界か。
ここで繰り出すという事は、恐らくは突破手段の足りない物に違いない。)
……ふぅ。
(息を吐く。集中する。)
そして。
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月24日
(炎と水の発生を取り止める。下手な攻撃は、逆効果だろう。)
(そして。
結界に対して撫でるようにゆっくり手を伸ばした。)
言って無かったが――
・・
ここは、オレの胎の中で。
オレは。
・・・・
オレの中の力を取り出す事が得意な術士だ。
(そう呟いた瞬間。
伸ばした手の先から。
眼前の壁――否、結界と同じ性質の障壁が、手を覆うように発生した。)
完全な再現は出来ねえが……多分、こういう…
(あくまで攻撃しないようゆっくりと、)
もの、だろ!
(確実に結界同士をぶつけ合った。)
奉利・聖 2022年7月24日
これは……!?
(不完全ではあるが、確かにこれは同じ魔法だ!!)
この領域なら、相手の業すらも!
(この状態で攻撃を反射したら、どうなるかといえば)
(当然、反射の反射が発生する。攻撃が行ったり来たりして、どこにも向かうことはない)
(あくまで害意の有るの攻撃を防ぎ、反射するものだ。そうでないもの、ひいては同じ性質の結界には何も効果を表さず…向こうも同じだろう)
(ならばもう、展開する意味はない。結界を霧散させる)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
素晴らしい手並みです。
(さて、結界は消えたが…彼の出したそれは、そのまま保存されるか分からない。残ると考えて、手を模索する)
(──しょうがない。ちょっと出力、絞るか)
セヴラト。
──軽くだ、軽く。
(龍骨に請う。『死』の力を、少しだけ使う)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月24日
(うぞり、と)(昏きが這い出し、闇が滲む)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=27241
(死を与えん。己から生まれ、模倣されたその業に)
(死の与え方はよく知ってる。オリジナルを振るう者なのだから)
(拳を振りかぶる。結界にだけ、死を与え)
(その先に居る彼の面に、重い拳を突き刺さんと!)
一恋・未樹 2022年7月25日
(――正解か。
花束みてえな事したが。……正直花束の無彩千変とは比べるべくも無い。
一恋・未樹には相手の力を解析する遺産も無いのだし。)
(ただただ、模倣元の術式が機能的である為真似しやすかったのだろう。)
(などと考えている内に、結界が消失し、そして――)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月25日
(おいおいおいおいテメェが頼りにした防御結界そんなに簡単に――)
―――ッガッッッッ!!
(クリーンヒット。
鼻先に拳があたり、血が軽く噴き出る。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月25日
………。
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月25日
上等。
(木刀を手放し。
右腕を全力で振り抜いた。)
(この距離なら何をどうこうするより。)
(拳が、早い!)
奉利・聖 2022年7月25日
(ズガッッ!!!!!)
(衝撃で脳が揺れて、黒ずんだような血が噴き出す)
根競べ…しますか!
(体力が底を尽き、動けなくなるまで)
(不死者は止まらない。悪魔的なタフは、殴り合いでこそ一番輝く)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
(こうなるとFARBLOSもあまり刺さらない)
(ホルスターに収め、そのまま左拳で一発!)
(続けて右拳で一発!)
(捻りを加えたパンチで、前へ前へ!)
一恋・未樹 2022年7月25日
っったりめえだろうが!!!
(喋りながらも殴る。殴る。 左の拳は頬に当たり。
右の拳は胸を打つ。)
(痛いのは当たり前だ。
辛いのは当たり前だ。喧嘩で勝負はそういうもんだ。)
(だから殴る。
だから振りかぶる。
ジャブ。
ジャブ。
右ストレート。
左フックにジャブ。
クロスレンジを逃げる気は、無い。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月25日
(体力差は歴然で。
体術の技量も歴然だろう。)
(だが。)
(それがどうした。)
(最後まで。
立っていれば良いのだ。)
(そしてこれはただの殴り合い《ボクシング》では無い。)
(喧嘩だ。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月25日
(鼻から血を垂れ流しながら、クリンチに行くような身体の倒れ方で
ヘッドバットをブチかました)
奉利・聖 2022年7月25日
(──惜しいのは、痛みを感じられないことだった)
(そういう機能が死んでしまっているから、仕方ないことなんだけど)
(ジャブも、ストレートも、フックも。こんなに響いて、熱を帯びているのに。肝心な中心だけが抜けてしまう惜しさ)
(あぁもう、疎ましいなぁ……)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
(ゴッッッ!!!!!)
(ヘッドバットが顔の真ん中に炸裂して、ぐらりと傾いだ)
(今のは、効いたな)
(何しろ、痛い───)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
(痛い?)
(今、痛いって思ったのか?)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
(これまで、色んな殴り合いをしてきた)
(その度に生命の熱に触れ、愉しくなって)
(自分の中の何かに、炎が灯る心地があった)
(それが、凌駕したのか?度重なるそれが、積み重なるそれが?)
(“苦痛の死”という代償を、たとえ一時だとしても?)
(越えたとでも?)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
フ、フ……フ。
(笑ってしまいそうになった。こうなれば、いけるとこまで。やれるとこまで。久しぶりの痛みを、感じに行くか)
お返しっ!
(意趣返しとばかりに、こちらもクリンチの如くヘッドバットを繰り出す!それこそ、己ごと砕けというくらいに強く!)
一恋・未樹 2022年7月25日
…?何笑って…?
(何か変な場所に当たったのだろうか?
頭を当てた直後だから顔が見えない。
少し顔を上げた先に)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月25日
――ガッハッッッッ!!
(お返しのヘッドバットが直撃した。
ただでさえ鼻血が出ていた所からさらに出血が出る。)
―ん、なろぉ!!
(放り込まれた頭部に対して、震える脚でアッパーを突き出す。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年7月25日
(そしてその拳を打った後。
今度は本当に、倒れ込むように身体を敵に預けてしまった。
今のは効いた。
いい頭突きだった。
けれどこちらから倒れる訳にはいかない。
そんな行動だった。)
奉利・聖 2022年7月25日
(スパンッ!!アッパーが顎に突き刺さって)
(たたらを踏んで───踏ん張って)
(この痛みをちゃんと噛み締めようと、立ち続けようと)
(倒れ込むような、彼すらも。地に倒してはいけないと)
(両者倒れるか、立つかにしたいという我儘がある)
ぐっ…おっ……!
っぜぇ…!!
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
た、互いに……負けず嫌い…ですね。
(両者、だいぶ効いている。死を凌駕するということは、即ち常識外のタフさも鳴りを潜めてしまうということ。割と根性だけで立っていた)
一恋・未樹 2022年7月25日
やっぱ、ケンカ向いてるじゃねえの、オメー……
(相手の震えを感じる。
どうやら脚に来ているかもしれない。
しかし先に倒れ込んだこちらの方が気合だけで立っている。
なにせこちらはもう脚が限界だ。)
(だが。
このままずるずると終わるような決着は。
嫌である以上に。
シツレーってもんだ。
)
(、)
一恋・未樹 2022年7月25日
(効かない脚の踏ん張りを放棄してバサリ、と翼を動かし、身体を回転させるように後ろへ引く。)
(そうして得た勢いを利用して、回転を乗せて。
もう散々握り込んで離せなくなった右拳を
奉利・聖の顔面に向かって突き出した。)
たお、れやがれやぁ!!
奉利・聖 2022年7月25日
皆さんの熱に…あてられました。
(痛いのは、辛くて苦しい。久方ぶりの苦痛に対する感想は、そんなものだった)
(でも、だからこそ。痛みも苦しみも、あるからこそ)
(生ける者はその中で、強さを磨き上げるのだ)
(逆に言えば、苦痛を感じない者にはそれが無い)
(負けるものかと、熱を滾らせられない)
(やっと、理解しかけている)
(これを真に取り戻さないといけないと)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
(最後まで自分らしく、ちゃんと呼吸をして、錬気を為して)
(拳にしっかり、力を乗せなくてはいけない)
(巨大な弩を引き絞るみたいに、筋肉を動かす)
(ビキッ───ギギッ!)
そっちこそっ!!
(城壁すらも砕かんと、拳を突き出す!!)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月25日
(そうして)
(、)
奉利・聖 2022年7月25日
(互いの右拳が、同時に突き刺さって)
(ばたり、と重なる音を最後に)
(後に残ったのは、静寂だけだった)
奉利・聖 2022年7月25日
【ダブルノックアウト】