【個】朝露の中にて
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
昨夜振った雨は、早い時間に上がったらしい。
早朝、朝露の残る時間帯。
セミもまだ眠っているらしく、辺りは涼しく爽やかで、静か。
空の天辺を目指し、ゆっくりと上り始めた陽に照らされて、
少女は一人、ベンチに腰掛け、本を眺めていた。
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◆発言可能な人
・波瑠乃あわゆき
・先着１名様（面識の有無問わず、どなたでも）
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波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（バン、ね。って、胸張る様子に微笑ましげに頷き）
ねこ。（『にゃー』）（こっちは、声を出さずに鳴くまねをした）
かう……あのね、育てているの。海で溺れている子、拾ったから。
（このぐらい。両手で、その小ささを表しながら）
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雨風・万李 2022年7月22日
おー。こねこだ。（興味津々といった様子で）
こねこ、元気になった？お名前ある？
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
元気。とっても。（お隣、座る？ ぽんぽんと叩いて示す）
ある。つけてもらったの。
セラスチューム。セラスって呼んだりもする。
(無効票)
雨風・万李 2022年7月22日
いいの？（わぁい、と喜んでちょこんと隣に座ります）
せらすちうむ。かわいい名前。どういういみ？
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
もちろんっ。
（お隣に座ると、相手の旋毛が見える背の差。ちっちゃくて、少し家にいる子猫を思い出したりしていた。ら、）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
いみ。（いみ）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
きいて、ない。（名前に意味があるだなんて、発想してなかった）
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雨風・万李 2022年7月22日
そか。（なるほどなー、と頷いて）
せらすちうむ……せらすちうむ。（気になったのか、携帯端末を起動してぱちぱち入力しています）
雨風・万李 2022年7月22日
バンはね、母様の名前がせんりだから、せんりより長いばんり。
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（調べてくれている少女の手元を、見て、その結果が出てくるのを待ち）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
そうなの。素敵な名前。ね？
（彼女が家族のことを大切にしているのは、これまでの話から知っているから。彼女の母が意味を考えてつけた名前は、素敵なものなのでしょうと思って、そう言い）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
わたくし、名前は、こちらに来てからつけてもらった。
（海に流れ着いて、出会った人につけてもらった。そういう意味では、自分も子猫のようなものだったのだと思い出して）
すぐにね、融けそうだから、はるのあわゆき。（なのだって）
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雨風・万李 2022年7月22日
消えちゃうの？（じ、っと隣にいるお姉さんを見つめて）（話を聞いて、心配しているのかもしれません）
雨風・万李 2022年7月22日
あ。（検索結果が見つかったようで）
せらすちうむ、お花の名前だって。別名、なつゆきそう。（端末に表示された情報や写真を見ながら、楽しげにぴこぴこと獣耳めいた癖っ毛を揺らします）
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波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（きょと）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
それが、望まれるのであれば。
（誰に？ 誰かに。或いは、誰にでも）
（至極当然と、少女は答える。それを心配されている等とは、露とも思わず）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（そして、先の返事を全く気に留める様もなく、結果を聞いてうんうんと頷きます）
お花の名前なの。なつゆきそう……ゆき、お揃いだった。ね？
（なるほどと、頷く。名づけの主は、そうとは言わなかったけれど、お花が好きなのかもしれないと思いながら）
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雨風・万李 2022年7月22日
それはこまる……。（むむむ。と唸りつつも）
雨風・万李 2022年7月22日
ん。かわいいお名前。あわゆきとおそろい。（ぱちぱち拍手します）
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
こまる？（どうして？ 少女とは反対側に、首を傾げた）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
ありがとう。
今度、スノウにも、お礼言う。
（お揃いにしてくれたのだろうから。少女の拍手よりもゆっくりとした拍手で返し）
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雨風・万李 2022年7月22日
お友だちがいなくなっちゃうとこまらない？（むむ、と反対側に傾げられた顔を追うように、ぱたんと首を再び傾げて）
雨風・万李 2022年7月22日
スノウ。そのお友だちも雪のお名前。おそろいだね。
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波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（『おともだちが、』）
（『いなくなる』）
（少女の動きが止まった）
（本を抑えていた指が、離れて──、 独りでに、ぱたり。と、本が閉じた）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
……、
（困るような気がする。そういう場面が、あったと思う。でも、）
（今の少女には、それが、そのとき、どんな気持ちだったか、思い出せないのだ）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（なので、困った顔で笑って、首を左右に振るだけに留めた）（ごめんねの気持ちを込めて）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
そうなの。おそろい。
だから、おともだち、なれたんだと思う。
ばんりとも、お揃い、あったら面白かったのに。ね？
(無効票)
雨風・万李 2022年7月22日
んーん。（いいよ、と言うように、ふるふる首を振り返します）
だから、いなくなる前にちゃんと教えてね。（無茶です）
雨風・万李 2022年7月22日
むむむ……バンもおそろいほしい。あわゆき……ばんり……はる……あまかぜ……。
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波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（無茶を、無茶だと思わない「無知」は、少女の欠点でもあり、美点でもある）
はい。約束。
いなくなる前に、ちゃんと、ばんりに教える。
（口先だけではない。本当にそうできると信じているし、守るつもりの言葉）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
「あ」が、同じ。ね？
（苗字と名前という差はあるけれど、それは些末なことでしょう！）
(無効票)
雨風・万李 2022年7月22日
ん。（よろしい）（いなくならないのが一番なのですが）（人は意外とすぐにいなくなってしまうことを、娘も知っているのでした）
雨風・万李 2022年7月22日
おー。あ。おそろいあった。（わぁい）
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
ばんりとお揃いあって、わたくしもうれしい。
もっと、仲良くなれた気がする。ね？
（たった一文字ですが、お揃いがあるというのは、嬉しさをくれるものなのです）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
それに、雪、融けたら雨になる。ね？
ばんりも、わたくしやセラスとお揃いなのかも。
（広義に言えば自然現象！ 軽く手を握って、少女には珍しくちょっとがんばってそんな説を唱えてみたり）
(無効票)
雨風・万李 2022年7月22日
おー。雨と雪はなかま。（なるほどなー）
おそろいいっぱいあった。うれしい。（握られた手を嬉しそうにぷらぷら揺らします）
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（相手が嬉しいと言ってくれると、花咲くように、顔を綻ばせた）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（『そうだ』）
（思いついた顔で）
ばんりも、今度、セラス、会いに来る？
（さっき、興味がある様子だったから、そんな提案）
(無効票)
雨風・万李 2022年7月22日
いいの？（ぱっ、と無表情な顔を輝かせて）
バンも会いたい。お天気なかま。
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
もちろんっ。（彼女が座った時と同じ返事を、同じように）
セラスも喜ぶと思う。お天気なかま。だもの。
(無効票)
雨風・万李 2022年7月22日
わぁい、わぁい。じゃあ会いにく。おみやげ何がいいとおもう？
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（うーん。考える。ネコ、喜ぶもの何だろう？）
ネコ、必要なもの、おうちにあるし……、
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
！
セラス、あそぶの好き。遊ぶもの持ってきたら、きっと喜ぶ。（と思う。って）
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雨風・万李 2022年7月22日
おー。わかった。遊びどうぐもってく。（こくこく頷いて）（無表情ながら、楽しげに羽がゆらゆらゆれています）
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
はい。でも、いくつかはわたくしの部屋にもある。
だから、ばんりが持ってこれるなら、で、大丈夫。
（そう言っていれば、）
波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
（予鈴が鳴りました）
（閉じた本を手に、ベンチから立ち上がって）
ばんり、一緒に校舎、入る？
（尋ね）
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雨風・万李 2022年7月22日
ん。いく。（ひょこ、っと元気に立ち上がって）
手つなご、手。（と、甘えん坊な娘らしく手を伸ばします）
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波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
はい。（伸ばされた小さな手に、自分の細く薄い手を重ねる）
ばんり、今日はどんな授業、あるの？
（そんな取り留めないことを聞きながら、校舎へと向かっていくのでした）
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雨風・万李 2022年7月22日
（ふにふに、と嬉しそうに手を握って）
今日？今日のじゅぎょうは……。（なんて、とりとめのない話をしながら歩いて行きました）
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波瑠乃・あわゆき 2022年7月22日
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