【個】ヒエヒエを求めて
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月17日
連日、新宿島民はアツアツホットな日々を過ごしている。
「嗚呼、ここまで暑いと冷たいものが欲しくなるナァ」
なんて、呟きたくなるほど暑いのだ。
そう、ならば行こう。冷たいものを。
求めに行こう、涼み行こう。
そう、だから、きっと見つかる、かき氷屋さんが……!
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スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(🍓を一粒氷に乗せて)
(ぱくり)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
……あぁ、とても。とても、おいしゅうございます。
(惚けたように小さく漏らすのだった)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
(スプーンで白い山へ入山。雪を掬い、口へ運ぶ)あーーむっ
………んん〜っ
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
(削られた氷は雪のように軽い。口の中でさらりと溶け、上に乗ったソースが実に心地よい)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
おいしい〜〜! ラズベリーかな、甘酸っぱいソースと甘いミルクの味が合う〜
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(ふわ)
(もぐもぐ)
(ふわふわ)
(もぐもぐもぐ)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
リュヌ様。
(いったんスプーンを置いて)
ありがとうございます。このような素敵な食べ物と出会わせていただいて。
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
うまい、うまい(上はエスプレッソ。ほんのりほろ苦く、けれど甘い。これもミルクと合わないわけがない)
ふわふわ、うまい…!
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
えっ
(畏まられ。こちらもスプーンを置いて姿勢を正した)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
は、はひっ。(噛んだ)
こっ、こちらこそ。どういたしまして
(思わず頭を下げてしまって)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(慌てて姿勢を正し頭を下げるリュヌ様を見て)
(ぁ、やってしまったなと思うメイドでした)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
申し訳ございません、ただ感謝の気持ちをお伝えしたかっただけなのです。
(決して場の空気を固くしようなどと思ったわけではなく)
(けれど、してしまったものは仕方ない)
(ここは逆転の一手を)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
気を取り直しまして。
(再びスプーンをかき氷に、ふわり)
はい、リュヌ様。こちらのかき氷も美味しゅうございますよ?
(スプーンの下に手を添えて。リュヌ様へと差し出したのだった)
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リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
や、やあ。わかるよ、わかるとも……オレ、こういうのちょっと慣れてなくって、つい。
(ごめんねー、と照れ臭そうに返すと。スプーンを手に取る姿が目に映り)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
いいの!?
欲しい欲しい! いったたっきまーす!
(あむっ、と差し出されたものへ口を伸ばし)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
むぐむぐ…。
うぅーん、こっちもおいしい〜
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
……はっ。
じゃあ、オレもお返しな!
(いそいそ。スプーンでこちらも掬って、ミルクとエスプレッソを乗せて)
はいっ、あーーん!
(差し出すのでした)
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スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
えぇ、イチゴの甘酸っぱさとソースの甘さがまたたまらないんですよね。
(うんうん、と同意するように)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
あら、嬉しいですね。
では、遠慮なく。あーん♪
(リュヌ様のかき氷をぱくっ)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
ん。甘さとほろ苦さが調和していて、こちらもとても美味しゅうございますね。
(ほぅ、と。幸せをかみしめるように)
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リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
おいしーねぇ。
そうそう、イチゴもやっぱりいいな。甘酸っぱさが口いっぱいに広がる〜
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
でしょでしょ!
ちょっと、こう…大人っぽい感じ?って言うのかな。
いいよな!
(これで大人の仲間入り〜、なんて嘯いて)
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スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
大人の仲間入り、でございますか。
(ふむ、と一考)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
なるほど。だから間接キスなども余裕だったわけですね。
(ぺろり)
(先ほどリュヌ様が咥えていた自分のスプーンを一舐めしてみせ)
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リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
えっ
(言われ、固まって)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
……
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
え?
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
かんせつ…
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
きす……
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
え、え、
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
わぁあああっ
(気付き、思い出し、取り乱し、恥じらい、隠れ──)
ご、ごごごめ……!(慌てふためいた)
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スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(あぁ、なんて可愛らしいのでしょうっ)
(次々と表情を変え、恥じらうリュヌ様。その初々しさに身を震わせ)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(だが、ここで追撃の手を止めるわけにはいかない)
(そう、メイドは心を鬼にした)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
なぜ、謝られるのですかリュヌ様。
あぁ、なるほど……。
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
スプーン越しとはいえ、私などと。
唇を交わすのはお嫌でしたか……。
(うつむいて、肩を震わせた)
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リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
えぇっ!?
(そんなつもりでは! まさかスィーリを思って謝ったのがこんな裏目に出るなんて…!)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
ち、ちがっ。そうじゃなくて。
えぇっと、なんて言うか、その逆で。
スィーリみたいな綺麗な人と、その……
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
か、間接…(ぐるぐる、目が回る)……キスだなんて…
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
き、嫌いじゃなくて……むしろ、それで言うなら、良い、というか……。(もごもご。少し言葉に詰まりながら、吐き出して)
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スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(ぴたり)
(リュヌ様の言葉に、震えていた肩の動きが止まり)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(ずいっと机の上に身を乗り出して)(おでことおでこがくっつきそうなくらいまで)
リュヌ様。
私はそのお言葉、はっきりと聞きたく思います。
(ね?と改めて緑翠の瞳を間近で見つめ)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
ひえっ…。(顔が……近い)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
え、えぇとんんと。スィーリが、良いです……
うぇええ──(頭から煙が出てきそうな。そんな様子だった)
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スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
ふふ、ありがとうございます。
(そっとリュヌ様の唇に人差し指を当てると)
私も、リュヌ様だから嬉しかったですよ?
(なんて。ウィンクしながら言ってみて)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
は、はい………………。
(柔らかい。唇から伝わる感触を受け。
その表情を翡翠色の目に収めるでした)
え、と。うん。ありがとう……
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
(身体を戻し、席に座り直す)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年7月18日
さ、溶けてしまう前に食べきってしまわないとですね!
(くるんとスプーンを手の上で回転させ)
(目の前のふわふわかき氷に向かっていったのだった)
(演出終了)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
そ、そうだね……。
(再びかき氷に向かい合う。
けれど、その速さは先程よりもかなり劣ってある様子で。やっぱり味わっているように見えた)
あむ、あむ…
(一口、一口。丁寧に)
(演出終了)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
(ふわりと軽いかき氷が直ぐにも溶けてしまいそうになるくらい暑く、熱い。
此処には涼みにきた筈なのに。どうして今こんなにも、顔と体がこ火照ってしまうのだろうか)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年7月18日
ヒエヒエを求めて 【終】