【個】〝赤星〟と〝腕白〟
星見・晴 2021年8月21日
「いや、風の噂で聞いたんだけどよ。
入学早々番長に喧嘩売った威勢のいいヤツをすぱーーーん!!と素手ですっ飛ばしたってよ!
どんなもんか興味あるわマジで。一丁手合わせしてみねえ?」
……火傷を方々にこさえ、頭をチリチリにした姿で
治療をしてもらった日の他愛無い会話が、キッカケとなった。
――という訳で年下の、頼り甲斐のある魔女っ子を呼んだのは
天気の良い昼下がり、第一グラウンド前。
#星見・晴
#ミーレ・ベルンシュタイン
3
星見・晴 2021年8月21日
? 同じが嬉しいつーとシロはちょい違う感じか?
(『陽キャのゴールデンレトリバー』と謳われたりもする男は犬並みに勘が良い。表情を見て、自分とは感じ方が違うらしいと言うことを察し、)
(拳は止めないままに会話も嗜まんとする。)
流れかあ、オレぁ『一度技見るか触れるかしたら』だなぁ。
なんかこう……ピンとくるっつーかギュンとするつーか(だいぶ感覚的な話をしつつ)
星見・晴 2021年8月21日
(反撃は手足でガード……するとジンジン痺れる。ヤベェ。)
(『芯に響く』つーのが相応しい。長年やってた剣道でもそうだったけど、ガチの熟練者は力なんざ込めなくても鋭い面打ちだけで意識を刈り取ってくる。シロのもそう言う一発一発だ。)
(さっき見た『手の甲で逸らす』を使っていなしたりしながら……膂力は普通の女子と変わらなさそうだと言う事を理解し、身体スペックを利用する形でじりじり追い詰め)
――、
星見・晴 2021年8月21日
(少し、空気感が変わったのを肌で感じる。)
――――なるほど?
加減は(……次の一撃を躱す術が、相手にはない。それを理解した上で)無粋だよなあ!!
星見・晴 2021年8月21日
(拳を、その土手っ腹に。)
(――――一見、何の変哲もないボディブロー)
(しかし、実のところ『EXP-ert』でこの上なく再現性を高めて放つのは、)
星見・晴 2021年8月21日
(拳の着弾と同時、独特の捻りを加える事で拳を二度当て)
(その衝撃をより深い箇所に浸透させる。)
(――――『るろうに剣心』登場の岩をも砕く拳技、その名を)
星見・晴 2021年8月21日
――『二重の極み』ッッッ!!!!
(弩ッッッッ!!! と、鈍い音がグラウンドに響いたろうか。)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(その、音は――美しく響くことは、なく)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
『Lauf』(押し当てるような奇妙な拳圧に、囁くと)
(その場から、ミーレの姿が消えた)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(『同時』。不発に終わってから、ですらない。一度目の衝撃を放ってから、二度目の衝撃に入る、その瞬きにも満たない刹那の間に――)
(晴の、真後ろ。『全体重をかけて振り抜いた蹴りが、もうあと数センチで晴の背に突き刺さる』。そんな命中直前の体勢で、現れた)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(種から言えば、これは「加速」だ。けれど限りなく時間停止に近い。「避けて、回り込んで、振りかぶって、攻撃する」過程をすっ飛ばして、命中直前に現れた)
(加速がそのまま運動エネルギーになるわけではない、何故か慣性は乗っていない。そういう意味では、起きた現象自体は単なる『ワープによる回り込み』に近いが――)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(それでも、「力の流れ」の扱いを極めた才が、防御を度外視して放つ一撃は。
人間一人の身体を目の前のアスレチックに向けて叩きつけるには余りある、猛牛の突進に等しい威力を帯びていた)
(無効票)
星見・晴 2021年8月21日
(――腹に触れた筈の拳の感触が、異様に薄い いや)
あ?
(既に目の前に――――いな)
星見・晴 2021年8月21日
がッッ(理解するより早く、真後ろから足が刺さる。)
――――ッッッッ!!!!
(足が触れてから刹那、反射的に身体を動かし打点をずらす。真芯で受ける事は回避するが――それでもスーパーボールを思い切り投げつけたみたいに、アスレチックに身体が叩きつけられ、出鱈目な軌道で弾み、地を転がって――)
星見・晴 2021年8月21日
(――丁度、近くにあった鉄棒に引っかかる様にして止まる。)
――あ゛ーーーっでで イイの貰ったな……
…………今の魔法ってやつ??(転がり破けた制服のまま、ズキズキ痛む背中のダメージはどうにか堪えて。)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
あら。――流石、ずらしますのね。
(くすりと、笑って。追いかけるでもなく、その場に佇み、目で追って)
ええ。流れを見るのがわたくしの、ベルンシュタインの魔道。
力の流れを、魔の流れを、命の流れを。そして秘奥にいたれば――
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(消えて、)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
刻の流れを。
(その声は、すぐ傍から)
(鉄棒を握り、腕で身体を支えて逆さまに――ぐるぅり。鉄棒を軸に落ちるように回転、両膝を叩き込む――!)
(無効票)
星見・晴 2021年8月21日
【SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
CODE REWRITING...
星見・晴 2021年8月21日
【SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
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>>[ID TO BE COSMO END.]
星見・晴 2021年8月21日
【SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
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>>[ID TO BE COSMO END.]
>>[*ID *O* BE CO*M* E**.]
星見・晴 2021年8月21日
SYSTEM [UBEL CODE]: ACTIVATE
CODE REWRITING...
>>[ID TO BE COSMO END.]
>>[*ID *O* BE CO*M* E**.]
>>[DID NOT BECOME SO.]
CODE REWRITING...COMPLETE.】
《因果否定プログラム: "D.N.B.S."発動。》
星見・晴 2021年8月21日
(――拳が空振りした時、オレが何をしたか分からなかった様に)
(お前にも、何が起こったか理解はしそびれたろう。)
(何せ、音も気配も何もなく――――『オレが蹴りを叩き込める位置からいなくなってた』のだから。)
わりぃ。ズル一回だ。
(ぱし、と眼鏡のブリッジをなぞる男は、鉄棒から数メートルほど離れた所で)
星見・晴 2021年8月21日
. ――ID TO BE COSMO END――
《此は宇宙の最果て迄至る原我である》
《始動キー承認》
コネクト・パラドクス
《因 果 接 続》
コンバージェンス
《事 象 収 斂》
星見・晴 2021年8月21日
――――「オレもちょっと本気だ」
(これまでで、随一の加速で)(丁度膝を振り下ろしてきた時のお前に合わせる様に)
(赤い鎧姿での、ラリアットをぶちかます――――!!!!)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
………………………!?(空振る。すとんと、着地する)
(いや、それはいい。それよりも)
(これは―――)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(いかにも、その「ズル」とやらが分からない。機械の鎧だから、ではないだろう。間違いなく何らかの神秘を根底に稼働している。でありながら、初見とはいえあまりにも分からない、この力の流れ)
・・・ ・・
(この理解不能加減、まるで、別の――)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
……あは。
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
いいですわね、いい。とても素敵。――『Lauf』!
(再び加速する。――だが、かわそうとはしない)
(「命中を潰された」のと同じように「回避を潰される流れ」の予感がしたから――とか、そういう理由もなくはない。けれど、一番は)
(――かように未知の神秘の齎す結果を、その身で確かめないなど。探求者として、考えられない)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(真正面。神速をもって、かわすことなく迎え撃つ)
(ラリアットをまともに受けながら、地に足を、受けるであろう衝撃を逃しながら攻撃に転化し、赤鎧の胸の中心目掛けて拳を叩き込む――狙いは、そんな、)
(変則的な、クロスカウンター――!)
(無効票)
星見・晴 2021年8月21日
(今度こそ、腕が真っ向からシロにぶつかる。)
(……と、同時に クロスカウンターも胸のど真ん中に突き刺さり)
(ど ぉ ぉ ん ッ ッ ッ ッ ! !)(と)
(ダンプが真っ向から正面衝突したか、もっとどでけーようなインパクトと衝突音をグラウンドに奏でた。)
星見・晴 2021年8月21日
(――突風で巻き上がる砂埃。)
(……煙が晴れるまでには、今暫く掛かるだろうか。)
「――シロ。」「一つ良いか?」
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(砂煙の、中から)
(けほ、と、軽い、咳の音と)
………………ええ。なんですの、赤ちゃん?
(聞き返す、声だけが)
(無効票)
星見・晴 2021年8月21日
(……砂埃が晴れるうち)
(胸元に亀裂のある赤い機械甲冑が見え始め)
「…………うん」「あのな」
星見・晴 2021年8月21日
「今日はこの辺にしとくか。」
「…………これ以上はしゃぐとグラウンドやべーし」
(ある方向に指を刺す。)
星見・晴 2021年8月21日
(衝撃波の余波で破損してる鉄棒とか)
(ひしゃげたアスレチックとか)
(その他、ちょっと「はしゃいだ」結果が視界に映る事だろう)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(首筋を、確かめるようにさする姿)
(その姿に、怪我をした様子はない。――正しくは、手応えからして割にエグいダメージが入ったはずだが、もう「巻き戻して」治したのだろう)
(それでも。さすがに効きましたわね――と、ほんのり苦笑して)
――ええ。そういたしましょう。
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
続けると、長引きそうですし――校舎がなくなってしまったら、さすがに怒られるではすみませんもの。わたくし、物は直せませんし。
ええ、……今日のじゃれ合いは、このくらいで。(くすっと、笑って)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(その視線は、壊れたあれこれから微妙にそらされている……)
(無効票)
星見・晴 2021年8月21日
(手応えからして、ダメージは入ってる筈なのに五体健在。)
(時の流れを操る、って言ってたからそう言う能力で回復したんだろう、とアタリをつける。)
「いやぁそうだな 校舎修繕班に大目玉食らっちまうからな」
「……でも楽しかったわ。またやろーぜ!」
(鎧姿で顔の奥は見えないだろうが、にかりと笑ってる事は分かるだろう)
星見・晴 2021年8月21日
「あ、そうだ 時間戻せるなら今壊したのも」
「……あ、だめか」
「…………」(目を地味ーに逸らしてるシロを見つつ)「うん」
星見・晴 2021年8月21日
「――なぁに、安心しろシロ」
「怒られる時は一緒だぜ!(ゝω・)v ミ☆」
(ちっとも安心できない事を言ってのけるのだった。)
星見・晴 2021年8月21日
(……ブォン、という音と共、鎧姿も解け)
……と、と。(ややよろける。)
んーー、いやぁ楽しかった。(が、身体の有り様とは逆に満足げな様子で、スマホを片手に取り出し何処かへと連絡しつつ)
……んじゃ、長居は無用だし引くとすっかい?(校舎被害の)連絡はしといたし。(お説教は直にこっちに飛んでくるだろ。)
(演出終了!)
ラール・ケレス 2021年8月21日
人間専用ですのよね……あれ。本来的には、わたくし用ですので(なんて、苦笑してから)
うふふ、やったことは、仕方ありませんね。(おとなしく怒られましょう、と、くすくす、笑って)
――ですけれど、ええ。わたくしも、楽しかったですわ。
あの鎧のことも気になりますし――良ければ、ぜひ。
(そう笑いながら。ちらりと、あなたを見て)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年8月21日
(※間違えたよ!!!)(何もなかった!!!)
分かっておりましたけれど、強い、ですわね。
ええ、改めて楽しみです。――どんな風に、誰が超えていくのか。(なんて、ぽつりと零して、小さく笑みを残して)
ええ、ええ、それでは、参りましょうか。(背を、翻し)
(演出終了!)
星見・晴 2021年8月21日
過ぎたことは仕方ねえわな!(からからと笑いつつ)
あ、でも背中は後で治してもらえっと嬉しいかも 結構効いた……
――ん、『コスモノート』気になる?かっけぇだろ。
星見・晴 2021年8月21日
ダチ公がな、オレにって寄越してくれたんだ――
……頼りになる奴だよ。マジで。
(褒められた事の嬉しさと)(一握りの侘さを言葉にこめつつ)
星見・晴 2021年8月21日
……そうだなあ。
これからが楽しみ、って奴だな!
(そんな事を言いつつ、グラウンドを後にしていく。)
――――
――
ー
星見・晴 2021年8月21日
【LINEメッセージ】
(陸ーーーーー!!>
(グラウンド派手目にやっちった>
(めんご(ゝω・)v ミ☆>
星見・晴 2021年8月21日
(さてはて、蒼海番長宛に送ったふざけた内容のメッセージで)
(赤星番長が怒られたりするかもしれないが、それはまた別のお話。)
(どっとはらい。)
星見・晴 2021年8月21日
【このスレは終了しました】