【卍】 黒之卍奪戦 暗闇鏡界 【卍】
林・蓮花 2022年7月14日
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─━==卍奪戦 第参試合━==ニニニ==━─ ─━==ニニニ==━─━==ニニニ==━─
“極夜番長”林・蓮花
VS
“夢幻万魔鏡”大門・錦
━==ニニニ==━───━==ニニニ==━───━“極限異能冥界”タルタロス==━──==
❖ 特殊ルール ❖
【 闇を恐れよ、されど恐るなその力 】
卍器、鏖殺顕・クラヤミの効果が超過駆動状態で常時展開されています。
両者共に、制限が解除された状態で【卍器】の力を使うことが出来ます。
――『有資格者』よ。『真理』への『道』は『拓かれ』ました。
『わたし』は『あなた』の『望み』を『歓迎』します。
『汝』の『望み』を『言う』が『よい』でしょう。
────────────【 七月十六日 二一〇〇 開戦 】
2
林・蓮花 2022年7月16日
(左手に、黒い番傘が握られる)
クラヤミ……悪を殺せ。
林・蓮花 2022年7月16日
――『有資格者』よ、『望み』を『実行』します。
『遍く魔』を殺害します。
ただし、『提示』された『望み』の大きさに見合う『範囲』に『縮小』されます。
『範囲』は『1cm』です。
林・蓮花 2022年7月16日
悪滅。
(悪魔から、悪を消し去ればどうなるのだろうか)
(まぁ、答えはどうでも良い。 それが受け止められると言う結果があるのであれば関係ないのだから)
(私なら、これくらい大丈夫だ)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=28541
林・蓮花 2022年7月17日
(『黒の番長ならなんとかするだろう』)
・・・・・・・・・・・・・・・
{そう、信じる人間が居るのだから)
(極光に飲まれながらも、傘の石突きが黒き光に穴を穿ち続ける)
これで、本気なんですか?
私はまだ、立っていますよ。
(無効票)
大門・錦 2022年7月17日
あら。意地でも抜かないのかと思っていましたけれど。
抜きましたわね。卍器。
(そもそも卍器、クラヤミをお互いに使える、というルール。もっと振るってくるかと思っていた。)
大門・錦 2022年7月17日
抜いたならば。
こちらも相応の手を使いましょうか。
――恨まないでくださいね?
大門・錦 2022年7月17日
クラヤミに命じます。
・・・・・・・・・・・
一定時間機能停止なさい。代償に、私は卍器クラヤミの使用権限をこの戦闘中放棄しますわ。
大門・錦 2022年7月17日
――『有資格者』よ、『望み』を『実行』します。
『クラヤミ』を機能停止します。
ただし、『提示』された『望み』の大きさに見合う『範囲』に『縮小』されます。
『範囲』は『1分』です。
大門・錦 2022年7月17日
(手にした黒色の手鏡がそう答えたのを皮切りに。くるり、と回した右掌に乗るのは七枚の花弁を持つ花。かつては白かったその花弁も、今は全てが黒く染まり。)
(その花の名は罪花(ざいか)。ネメシス形態の段階を進行させるという力を持った遺産の一つ。)
(だが、錦のネメシス形態に段階など無い。今見せている姿が原点にして頂点。つまりは無用の長物……とは限らない。)
大門・錦 2022年7月17日
(罪花の花弁が一つ一つ散りゆく。そして全ての花弁が落ちた後。残されたのは血の色にも似た、憤怒を感じさせる赤い果実。)
(はくり、と。錦はそれを口に含み、咀嚼して飲み込む。これが罪花のPHASE2。花である以上実を結ぶのは必然。即ち、罪果。)
(その力は元の力と似て非なるもの。以前がネメシス形態の段階の進行ならば、こちらはネメシス形態の純粋なる強化。)
大門・錦 2022年7月17日
(そして、続けて錦は取り出した小瓶から、宝石を一つ摘まみだし、それも口へと含み飲み込んだ。)
(これもまた、遺産。名を、完璧な治癒薬(サクセサーエリクサー)という。)
(飲んだ人間の病気や怪我、体調不良を一瞬で治癒し、“強制的に進化を促す”力を持つその遺産のリソースを、罪花と同時に使用することで進化の方向性を決定づけ。)
大門・錦 2022年7月17日
(そして、錦の全身を通っていた魔力の帯が消えていく。だが、それは消失を意味しない。)
(溢れ出るしかなかった膨大な魔力が、錦の内へと治まっていく。それは即ち。錦の魂の位階が上昇したことに他ならず。)
『時よ。汝はあるがままに流れよ。正しき道の果てにこそ真の樂土は顕れん。
大門・錦 2022年7月17日
(錦の口から詠唱が零れ出る。それは、世界に対する宣言。世界を侵し、書き換え、支配する為の詔。)
正しき世界には正しき姿が相応しい。穢れを祓い微睡むが良い』
(この世界は間違っている。純然たる事実にして、錦の怒(いの)りの源は、遂に世界へと流れだし。)
『涅槃寂静・久遠調和樂土(コンシステント・アタラクシア)――』
――
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=31993 ――
大門・錦 2022年7月17日
(そして、矛盾なき静謐がタルタロスを包み込んだ。それは、任意の事象を消去し、それに纏わる因果さえも否定し抹消する、極限の静謐を齎す世界。)
(その静謐とは、錦の主観によるものとなる。錦の思う正しき世界とは、錦が生まれ育った世界。即ち。サイキックハーツの世界である。)
(ダークネスと呼ばれる超常の存在に灼滅者(スレイヤー)が勝利し、人類すべてがサイキックハーツとなった世界。)
大門・錦 2022年7月17日
. ・・・
(そこに復讐者は存在しない。パラドクス(矛盾)は存在せず、ただコンシステント(調和)のみが世界を支配する。)
(世界法則は既に置き換えられた。復讐者も、クロノヴェーダも、『バベルの鎖』を持たぬ者は等しく一般人と化す法則に。超常の存在はサイキックエナジーによるものだけが存在しうる。無論、今は機能を停止している卍器もまた、その法則からは逃れられない。)
(無論、錦自身もこの世界の影響は受ける。だが、錦は元々ダークネス。翻って、極夜番長はどうか、と。視線を向けて。その視線の先に。先ほどから留め置かれていた、圧縮魔弾が飛来して。)
(無効票)
林・蓮花 2022年7月17日
ええ、本音では使いたくありませんよ。
・・・
私は、これ(傘)が大嫌いですから。
林・蓮花 2022年7月17日
(手の中の番傘が消えていく)
(クラヤミの機能停止か……まぁ、良いか。 大した問題じゃない)
(何もなくなった左手をぐっと握って圧縮、ぱっと開放)
林・蓮花 2022年7月17日
枝葉は違えど根っこは同じ。
魔法や魔術、超能力、幽霊や怪異、遺産も……全て根っこは第一質料――プリマ・マテリアによって成り立ちます。
林・蓮花 2022年7月17日
.
――その瞬間、世界が脈動し、急速に朧にかすみ始めた。
林・蓮花 2022年7月17日
ラゲツアリュウ
螺月亜流……。
シンカン
――深閑
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=32012
林・蓮花 2022年7月17日
崩れたビルが
朽ちた街灯が
罅割れた道路が
構築された術式が
構築される前の術式が
全てが粒子となって天へと昇る。
ありとあらゆる神秘が紐解かれ、第一質料――プリマ・マテリアへと還元されてゆく。
林・蓮花 2022年7月17日
漂白された世界。 天高く、頭上に"それ"は姿を現す。
真白く渦巻く、大気の円環。
あらゆる神秘を始原へと回帰させる無限螺旋の環。
漂白された世界でその内だけが上層大気を抜き取ったかのようなダークブルーに蒼々と輝き、円環の姿を浮かび上がらせていた。
林・蓮花 2022年7月17日
それは、神秘などではない。
それは、力なき者が堕ちたダークネスに対抗するために編み出した技術を源流とし。
それは、暴走したケルベロスに対抗するために磨き上げた、ただの武術。
林・蓮花 2022年7月17日
内にあろうが外にあろうが、全ての神秘を還す天の環――『螺月亜流・深閑』であり『螺月流・天環』である円環が送り込む膨大なエネルギーが急速に身体を活性化し、癒していく。
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=32095
林・蓮花 2022年7月17日
螺月流門下、林・蓮花……推して参ります。
(無駄なまでにブーストされた身体が一足飛びに加速する)
螺月流・徹拳!!!
(振りかぶる傘はなんて事のない一撃)
(だがそれは、膨大なエネルギーの下に、ただただダークネスをぶっ飛ばすことに特化した螺月流の一撃)
(無効票)
大門・錦 2022年7月17日
(漂白された世界で、蒼天に渦を巻くそれを、見やって。)
成程。神秘と定義される全てを太源へと還元して利用する武術。
私が知らないだけであの世界にもそういった技術があったのでしょうねぇ。
(そう、神秘の塊は呟く。事実、先ほど放たれた魔弾はいつの間にか消失していた。)
大門・錦 2022年7月17日
(大いなる流れ、激流には木の葉であれば流されるだけだろう。)
(だが、既に法則は流れ出た。そう、法則。万有引力のように。既に布かれた法は消えず。川底の巨岩は徐々に削られるも、其処に在り。未だ流れ出続ける法は河の色を染め上げていく)
大門・錦 2022年7月17日
(振りかぶられた拳が眼前に迫る。ただの、拳だ。バベルの鎖という法則に守られた錦にはかすり傷にもならない。だが、この流れの中では錦の魔法も覚束ないだろう。)
(拳が掌と衝突する。その余波は錦の背後の漂白された大地を砕き。)
大門・錦 2022年7月17日
降参しますわ。
(そう、極夜番長の拳を受け止めたままの錦が告げる。一個の世界を侵す存在になろうと。錦に素手の戦闘技能はない。だが、同時に一個の世界でもある錦を拳で倒すことは出来ない。文字通りの千日手だが、何度差し直しても、現状では同じことだろう。)
大門・錦 2022年7月17日
(こちらが挑戦者である以上、上回れなかった時点で負け。)
(結果は結果と受け止めて、極夜番長に向き直り。)
では、もう一年。番長宜しくお願いしますわね。
(無効票)
林・蓮花 2022年7月17日
まぁ、私も対異能術と言う以外はあまり詳しいことはしらないのでアレですが……。
まぁ……なんか……強いです。
(凄く曖昧なことをのたまった)
林・蓮花 2022年7月17日
えっ…………するんですか? 降参。
(意外そうな顔で首を傾げ)
(正直、このままステゴロで持久戦か、もう一枚の手札を切るか悩ましかったけど……まぁ、そう言うことなら良いか)
林・蓮花 2022年7月17日
えぇ、来年も来てください。
上を目指すものが多いのは良いことですから。
ですが、番長を目指すなら一つアドバイスです。
(ぴっと指を立て)
林・蓮花 2022年7月17日
・・・・・・・・・
番長を選ぶのは卍器です。
上手く使えたり、気に入られる人物でなければなりません。
お前要らん、なんて言ってたらそっぽ向かれますよ?
……まぁ、私が言えた義理ではありませんが。
(無効票)
大門・錦 2022年7月17日
しますわ。殴り合いは私の専門外ですもの。
(こうなったからには多少齧った方が良いのでしょうか、なんて思いつつ。なお、才能は絶無。)
大門・錦 2022年7月17日
あら? 卍器は個人に適応した形になる、のではなかったでしょうか。
クラヤミは私の卍器ではありませんもの。要りません、と言うのは道理では?
それに。使わない、という使用法もあるでしょう?
……ところで。
(極夜番長をジッと見つつ)
大門・錦 2022年7月17日
戦っているうちに思ったのですが。
私は前に立たない貴女に不満がある。つまり。
貴女が前に率先して立つようになれば良いのでは?
(無効票)
林・蓮花 2022年7月17日
私も殴り合いは専門外ですよ、向いていません。
(と言うか、螺月流の型の習得はこれ以上望めないし……)
林・蓮花 2022年7月17日
枝葉違えど根っこは同じですよ。
形や能力が違っても同じ卍器……だと思いますし。(曖昧模糊)
それはまぁ……いや、どうなんでしょうそれ……。
はい?
林・蓮花 2022年7月17日
それこそ向いていませんよ。
そもそも、黒のクラスは個人主義の人の方が多くありませんか?
貴女然り。
(無効票)
大門・錦 2022年7月17日
個人主義だから、と声もかけないのはおかしくありませんか?
せめて先ほどの方針を大々的に掲示しましょう?
階段の踊り場、掲示板が空いていましたでしょうか。
……というか。私、個人主義に見えまして?
権威、番長という制度を否定しているわけではありませんが……
(いえ、と口を噤んで)
大門・錦 2022年7月17日
この場の勝者は貴女。
負けた私が何を言っても繰言ですわ。
ただ、こういう考えの女が貴女の下に居る、ということだけ、覚えていてくださいまし。
(そう言って、身から流れていた法則を止める。二重の遺産使用によって底上げされていた霊基も、徐々に落ち着いていき)
(無効票)
林・蓮花 2022年7月17日
(レインコートを着直して眼鏡を装着)
そも、今だからそう言えますけれど、最初期になんでもかんでもやれと言われても無理ですよ。
私、刻逆前までただのごく普通の一般的な小学生ですよ?
この一年でなんとか体裁整えれるようにはなりましたけれど……。
物凄く個人主義に見えます……。
林・蓮花 2022年7月17日
……まぁ、覚えてはおきますよ。
さて、そろそろ戻りましょうか。
(無効票)
大門・錦 2022年7月17日
(再び体に浮き出始めた魔力の線が治まり、服装も学園制服へと戻る。)
えぇ。覚えていてくださいね。
では……と。
(踵を返そうとしたところで立ち止まり。)
大門・錦 2022年7月17日
(深々と、お辞儀をして。)
大門・錦 2022年7月17日
戻りましょうか。
(そうしてから、タルタロス……だった空間を後にした。)
(卍)
林・蓮花 2022年7月17日
(錦を見送り……)
さてと……。
林・蓮花 2022年7月17日
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アレ
……深閑、どうやって止めよう…………。
(頭を抱えるのだった)
(卍)
林・蓮花 2022年7月17日
卍!