私立MM学園

【卍】 黄之卍奪戦 鳴神七条 【卍】

カノン・ダウンワーズ 2022年7月11日
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─━==卍奪戦 第弐試合━==ニニニ==━─ ─━==ニニニ==━─━==ニニニ==━─

“黄泉國姫”カノン・ダウンワーズ
               VS
                “天網恢恢”ズィーベン・フィーア

━==ニニニ==━───━==ニニニ==━───━“黄泉國魔王城”ロストウェブ==━─


🌐 基本ルール 🌐

【 大魔王からは逃げられない 】
 世界の主、大魔王“黄泉國姫”が行う全ての行動に対して、回避や防御、反射、相殺、逃走等の行動阻害の一切を禁ずる。



 ──此処は、世界の終着駅。精霊の加護も届かぬ最果て。
 
   自分も 世界も 主観も 客観も 認識も

   全ては、童女の掌の上。





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カノン・ダウンワーズ 2022年7月11日
───弾丸は、カノンの頭を確かに貫通した。

それ自体に、一切の嘘はない。

しかし、彼女にダメージは一切見られない。

 ・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・ 
“黄泉國姫”が、ダメージの存在を許可していないからだ。

「────地に堕ちただけで、地獄になんざ着けねぇよ」
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月11日
「───ようこそ。此処が黄泉だ」 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月11日
(全ての兵器には、製造された目的がある。)
(世界を認識し。)
(世界へと干渉する。)
(その目の役割は。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月11日
(機械化ドイツ帝国。)
(【刻逆】により立場を得た、【クロノヴェーダ】。)
(故に、彼らのうち、一人はこう恐れた。)
(再度の【刻逆】によって、彼らの歴史が打ち崩されること。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月11日
(ズィーベン・フィーアの“眼”は……)
(“今”を知り尽くし。)
(世界の果てを定義し、歴史の書き換えに抵抗するためのものだ。)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=31763
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ズィーベン・フィーア 2022年7月11日
……御邪魔します。と、言うべきでしょうか。
(今、この一回限り。少女の肉体は、黄泉國姫の権限の外。) (無効票)
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月11日
「──発言を許した覚えはねぇが」
「世界の外なら、仕方もないか」

クツクツと、喉の奥で笑って。成る程、理外の者に対する防衛の、答えの一つだ。
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
「──お誂え向きじゃねえか。他所の世界からきた存在が、魔王を打倒する。チープな御伽噺だ」

雷鳴の糸───鏖殺弦が、無数の武器を空に編み上げる。

「魔王らしいコトでも言ってやる。人間風情が何処まで出来るか──足掻いてみせろ」 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(なおも、この地は黄泉國。)
(この地を認識するほどに、この地の影響を受け入れてしまう。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(この身もまた、“眼”を中心に、離れるほど影響を受ける。)
(ならば。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(……それは、多くの機械化ドイツ帝国の手の入ったサイボーグに、共通した機能。)
(限界以上。稼働させ続けてきた機械の両目より。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(その“眼”から、超高熱の熱線が解き放たれる。)
(限界を超えた熱は、ズィーベンの“眼”を焼き付け。)
(それは、ズィーベン・フィーアの付けた眼鏡のレンズを溶かし。)
(黄泉國姫を、焼き消さんと、迫る。)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=610 (無効票)
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
───幾つもの刃が貫かれ、解け、崩れ、砕けて。

   周囲に飛び散った武器の欠片達が、糸へと戻って。

   その中を───小さな、小さな魔王が征く。

   「────繋がれ、
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
オウサツケン
鏖殺鍵────PHASE:2 鳴神七条」
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
───手に握られたのは、一本の鍵剣。
この世界に、存在するはずのないもの。

                      ピュアメモリア
忌むべき血を宿した白亜の天使が振るう───無垢なる追憶。
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
──天使の遺伝子によって造られた模造品。

偽りの生命を宿したニセモノの少女。

マリオネッタ・カノン───「桐生・花音」だからこそ扱える、IFの一振り。
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
「───無垢に還れ」


振るわれた一撃によって、全ては無へと昇華する。

悠然と凱旋を征く魔王の切っ先が、ズィーベンの首元に触れて。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(熱線が消える。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(その“眼”は焼き付き、視力を失い、世界の認識は断たれる。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(真に、この【世界】の全ては黄泉國姫の物となった。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(その刃から逃れる術はない。) (無効票)
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
キン───と、甲高い音が響く。
天高く掲げた鍵が、結晶へと戻って。
卍器は、番長の手の中へ。

「───番長連合黄組筆頭、黄泉番長「カノン・ダウンワーズ」の権限に於いて。黄之卍奪戦の終了を此処に宣言する」

ぽん、と手を頭の上に。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(視力を失った、何も見えない闇の中。)
(黄泉國姫……否、カノン番長の宣言が、聞こえる。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(届かなかった。黄泉の果ては、私では見通せなかったと。)
(されるがまままに。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
……ああ。
勝ちたかった。
(その口から、そんな言葉が漏れ出た。) (無効票)
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
「──ふふ。負けてその言葉が出るなら、こちらとしては何も言うことはありません。より一層の研鑽を願います。ていうかこの結果になんか言う奴がいたらカノンちゃんがボコす」

とん。
指先が、ズィーベンの額を突いて。

     ・・・・
「っと。 怪我の許可は出していません。今すぐなおれ。そしてかわいいカノンちゃんをみなさい!」

雷鳴が瞳を穿ち───、焼けた瞳の怪我だけを貫き殺す。現実では出来ない裏技だ。 (無効票)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
(突かれて体がよろめくと同時に。)
(焦げたレンズが元に戻るよう、その瞳は光を取り戻し。)
(その瞳にカノン番長を映す。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
……失礼しました。
ええ、カノン番長は、何時も魅力的です。
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
何時になるかは、わかりませんが。
何れ、また。……その時まで、番長で居てくださいね?
(そんなことを言いながら。)
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ズィーベン・フィーア 2022年7月12日
……それでは、この場は。
「次」に譲りましょう。 (卍)
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
「さて、カノンちゃんが死ななければ或いは?」

適当に相槌を返しながら頷いて。

「では、失礼しましょうか。みんな、ログアウト忘れないように!」
「あと───」
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カノン・ダウンワーズ 2022年7月12日
「──“コレ”の努力と結果を笑いたいやつは、いつでも来な!!」

それだけいうと、もう仕事は終えた、とでもいうかのようにその場からかき消えた。
──世界の崩壊が始まる。 (卍)
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