【戦】掃除屋さんと戦花
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
近々行われる卍奪戦のに中てられて…と言うのもあるが多くの戦いを見て少女は思った。
何か護りたいのなら、何かを成し遂げたいのなら、『力』は必要であると…
しかし、女は刻逆以前から争いごととは無縁であり、頼りとなるのは此処に着て手にした遺産と扱いきれぬ妖精と悪魔の力のみ。
鍛錬をして慣れなければと思った時に思い浮かんだのは同じ色の先輩との何気ない会話だった。
戦場
MM学園:第二グラウンド
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雨風・蓮蜜 2022年7月11日
…いざとなると緊張するものですね~
(グランドの真ん中で着物姿の少女がソワソワとした様子で佇んでいる)
奉利・聖 2022年7月11日
(片手に携えるは、漆黒の龍骨。光を宿さぬそれは、長いこと使ってきた得物だ)(フル装備ではない)(どちらかといえば、今回は教導に近いそれだ)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
まぁまぁ、気を楽に。
サンドバッグだと思ってどーんとやってくださいね。
(緊張など欠片も無さそうに、地を踏みしめていた)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
先輩をサンドバッグだなんて恐れ多いっ…!
ですが、えぇ、存分に胸を借りさせていただきますね。
(ぺこりとお辞儀をすると自分の得物、白樺の鞘に納められた長ドスを引き抜く。真剣を用いるのは明らかに場慣れしている指導者に遠慮するのは逆に無礼となるだろうからだ)
奉利・聖 2022年7月11日
(長ドス──射程はこちらのほうが長いか)
では。
(──ギュオッ!!)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
(風を切り裂くような踏み込みから、刹那の肉薄)
(これでもまだ、抑えてる。目で追えるだろうか)
まずは初撃。
(何の変哲もない龍骨の横薙ぎを放つ)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
――ッッ!!
(あっという間に詰まる距離。振り払われる黒色の長物は女の目で何とか捉え)
ヤァッ!!
(馬鹿正直に刃で受ければ刃が折れる。両の手で握った柄を動かし刃の上を滑らせるように流すが、その勢いにたたらを踏み)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
グッ…!お返し…です!!
(なんとか竜骨を流しきると返す刃を振り下ろす。型には入っているがそれは実直な大ぶりの一撃。獣まだしも経験豊富な物には教科書通りの動きに見えるだろうか)
奉利・聖 2022年7月11日
力と体格で勝る者の攻撃は、『矢印』をイメージして迎え撃つべし。
これが早ければ早いほど受ける準備が盤石になる。
(こういう感じ、と)
(大ぶりに対して、龍骨の先をくんっとカチあげるような動き)
(そのまま身体ごと当たりに行くように、力で押し返す)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
──綺麗な型だ。
しかしフィジカルタイプに同じ土俵で勝負するには、工夫がいる。
(くるりと龍骨を回転させて)
(カン、と地に突き立てたらそれを支点に回転。足を払うような蹴りを放つ)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
勉強になりますッ…!
(力が出し切る前に抑えられ、更には押されてしまうと反射的に踏ん張って耐えてしまう。)
あっ!?
(くるりと回った龍骨に得物を持っていかれそうになり、そちらに注意が向いた所に足払い。横転しそうなところで翼をはためかせ地面すれすれを滑るように飛び一度距離を取る)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
…ふぅ(たった一合、それだけで汗を流す。きっと彼はまだまだ力を出していないのだろう)
ふふ、やはり修羅場をくぐってるだけあって私と違って無駄がありませんね。
(剣術を齧った程度では届かない。圧倒的な経験を少しでも埋めるなら…持っている物をすべて使うしかないのだろう)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
(ドスを地面に刺すと袖から黒塗りの面を取り出す。それは学園に来て初めて手にした遺産であり、自分では使うことはないだろうと思って飾っていたもの。)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
(剣獣の面、使用者に剣の業を継承する無位の遺産を身に着けて)
もう一合。お願いします。
(ドスを抜く。しかして構えずゆらりと近づくと、不意に距離がつまり男の得物の間合いの内から最小の距離で刃を下から切り上げる)
奉利・聖 2022年7月11日
(───ぎゅんっ、と)
(予想外の加速をしてきた。龍骨で受けられる間合いじゃない)
(突然動きが変わった……あの面…何らかの遺産か!)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
(この距離では龍骨はかえって邪魔。手放す判断は一瞬)
(切り上げの軌道に対し、背を反らすように避ける──否、額が浅く切り裂かれた)
技術を集約したものですか……!
(後ろに倒れ込み、ついでに手放した龍骨を蹴り上げ。そのまま逆立ちのような姿勢になって脚で再び蹴り上げ)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
(振り下ろすような、踵落とし!)
(モーションは大ぶり。わざとだ)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
あら、バレてしまいました…
(剣先が掠めた僅かな手応えすら感じ取れる慣れない感覚を少しだけ気持ち悪くなったりするが…今はそれどころではなく)
受け…いや
(刃で受け止めるかと考え、先の教えを思い出す。矢印そして工夫…男の支点は何処か、力の流れは…?)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
(帯から鞘を引き抜きそれを杖のように突き出す。先で踵の芯を捉え横へと力を流す)
できた…!
奉利・聖 2022年7月11日
……お、やりますね。
言われてこうもすぐできるとは。若い才能って凄いな。
(踵落としを流され、強引に着地する格好になり)
あ、ちなみになんですけど。
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
(上を指差した)
(さっき、蹴り上げたものがあったような)
(もしかすると、ちょうど彼女の頭に…なんてことがあるかもしれない)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
?(強引に着地した指導者へと追撃をしようとしていながら素直に上を向いてしまうのは女の未熟さ故だろう)
≪コーン!≫
――――イ"ッ"!?!?!?
(顔を上げたところに黒い影、追撃姿勢を取ったが故に迎撃できずしゃがむ様に避けようとするも頭にぶつかり気持ちの良い音が響く)
()
奉利・聖 2022年7月11日
周囲をよく、見ましょうね。
(追撃をしなかったのは、優しさゆえだ)
さて、どうしましょうか。
(ぱしっと、反動で戻ってきた龍骨を回収し)
まだやってみます?
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
…ご忠告ありがとうございます。身に沁みました…
(痛む頭を擦りながら立ち上がると面を外す)
いえ、やめておきましょう。お恥ずかしながら…
(見えるように裾を捲ると脚は筋肉痛の様に張っていて)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
まだ業に身体がついて行かないようで…先の歩方だけでこの有様です。
痛みは無視できますが筋を痛めてしまえば鍛錬も遠のいてしまいますので、今日は此処までとして頂けますでしょうか~?
奉利・聖 2022年7月11日
ふむ。やはりですか……無理矢理さっきの面に動かさせたのですか。
ひとかどの剣士のような動きでしたが…それ専用に鍛え抜かれた者でないと、肉体の駆動に無理が生じる。
現状では使えても短期といったところでしょう。
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
では、ここまで。
ありがとうございました。
(一礼をしてみせて)
頭、こぶになってないですか?
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
そのような感じですね。
鍛え方もそうですが…きっと私が不要な力を抜けきれていないというのもあるのでしょう…
まったく元の剣士の方に申し訳ないことです。
(面を布にくるむと袖に戻し)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
こちらこそ、お時間を割いていただきありがとうございました。
(同じようにお辞儀して)
……言われたら痛いのを思い出してしまいました
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
撫でていただけますか?(なんて冗談っぽく笑う)
奉利・聖 2022年7月11日
身体にしっかり適合していないから、でしょうかね。
日ごろの鍛錬と、そして経験を積むしかない。
…大丈夫、センスがありますよ。
実践ですぐにモノにしてみせましたもの。
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
はい?あぁ、いいですよ。
(この男に何か頼みごとをするとどうなるか)
(そう、なんでも安請け合いしてしまうのだ!)
(無効票)
奉利・聖 2022年7月11日
では、失礼して。
(そっと頭に手を伸ばした)
(──死人の手は、生者のそれと比べてとても冷たいだろう)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
ふふ、聖先輩のお墨付きを頂けました♪
当面は素振りと…武術系の部活にでもお邪魔してみましょうか。
(褒められ嬉しそうに笑っていると男の返事が聞こえて)
(無効票)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
へ?あっ!…あぅ(本当に冗談であったが、それを告げるのも悪い気がして大人しく撫でられる。いつも撫でる側であって撫でられるなんていつぶりだろう…?)
…やさしい手ですね。(人よりも冷たい手、しかしそんなの些細なことで、大きな手で撫でられるのは心地よい)
奉利・聖 2022年7月11日
女子の中でも背高いですよね。
同性の間だと、こういう身長差も中々無いでしょう。
(ひとしきりゆっくり撫でた後に)
そうですか?
ちょっと冷たいんですけどね。
(最後に軽くぽん、ぽんとしてから)
(継続)
奉利・聖 2022年7月11日
これで十分ですかね。
さ、戻りましょうか。
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
…本当に。同い年だとなおのこと、ですね。
(撫でられると心地よさそうに目を細め)
えぇ、大きくて硬くて…男性の手って感じです。
冷たいのもこの時期ならいっそ心地よいくらい。
(継続)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
あっ(離れる手に名残惜しそうに声を出すがすぐに頭を振って)
いえ、何でもありません。
参りましょう。(鞘に刃を収め先を歩く男の後を追いかけて行くのでした)
雨風・蓮蜜 2022年7月11日
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