【地上階】にぎやかな日常・B【3】
濡羽・霊 2022年7月4日
大きなネオン看板をくぐれば、賑やかなアーケード街がお出迎え。
いらっしゃいませ!
ニュー新宿わくわくモールへ、ようこそ!
正面入口アーケード街、その先は次々枝分かれする細い路地にお店、お店、またお店。お店は増えるよどこまでも。
何度来ても新しい、いつ来ても何だか違う……?
迷ってしまったら、遠慮なくお近くのスタッフへ。
【ルール】
・最初に入った人が参加人数の上限をアンケートで指定、シチュエーションを決めてください。
・続いて参加する人は、最初に入った人のアンケートと同じものを選択してください。出て行くときは全員【退場】をお願いします。
・レスが400を超えたら建て替えをお願いします。
・建て替え時にはアンケートをお忘れなく。分類は【誰でも発言閲覧OK】にしてください。
ごちゃごちゃ乱雑なショッピングモールです。
極端な高級品と違法な商品以外、だいたいあらゆるものがあります。
治安は一般的な新宿駅前程度です。
シチュエーション例)
・アーケード街 ・細い路地 ・スーパーマーケット ・ゲームセンター ・映画館 など
【入場:3人】
【入場:4人】
【入場:5人】
【退場】
2
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
失礼、御二方のお名前を聞いたのに名乗ってはいませんでした。
(と、情報端末に眼を通し。)
(自らの名前を確認し。)
……ズィーベン・フィーア……だそうです。
お恥ずかしながら。自らの名前も、こうして確認する必要がありますね。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
ズィーベン・フィーアね、覚えておくわ。
その様子だと一度忘れてしまったものはまた覚え直すことも難しそうね。
わたしのことはアルルナリアと呼んでちょうだい。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
ズィーベン嬢だネ。
私は…先程アルルナリア嬢に呼ばれたが、ヘイ・ヴェルメリオと。
(ぱしんと両手を合わせ、開く。すると不思議、掌には名刺がある)
忘れるならば、思い出す媒体を渡せばいいのではとネ。
アナログが存外カウンターになるものよ。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
ありがたく。
アルルナリア様、ヘイ様……ですね。
(名刺を受け取り、情報端末にお二方の名前を入力する。)
ノートに取ったり。最低限の対策はしているのですけどね。
覚え直す、というのはどうしても、付け焼刃のようで。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
あとはあなたのことを記憶してくれる人間を増やすのも手かしら。
まだ覚えてる友達がいるなら、いまのように事情を話しましょう。
きっといままでのあなたのことを教えてもらえるはずよ。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
実感がないということね……。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
そうだネ。
記憶というのは、心身に刻み込むようなものだ。それをdeleteされれば、新たに刻んでもまた違った感覚。
(ふ〜ヤレヤレと首を振る)
どこの誰か知らないが、全くろくでなしにも程があるヨ。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
……いいえ、効果が薄いということかしら。
それにしてもヘイ・ヴェルメリオ。あなた呪いと聞いても平然としながら案を出してるけれど、関わったことがあるの。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
知識としてしることはできますが……ええ。
過去の自分を演じるようなことは、出来るかもしれませんが……
……まだ、記憶に残っている人はいますから頼ってみます。
多くを忘れている身としては、後ろめたさもありますが。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
おっ、と。
(サングラスのフレームに指を当て、ズレを修正する)
長く生きていると、人生山あり谷ありサ。
とはいえ解呪ができるとか、そんなビックリ案はないがネ?
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
ぜひそうしなさい、ズィーベン・フィーア。
あなたが頼らなくては、あなたの友達は手を貸すことができないのだから。ついでにあなたの交友関係も補完してもらいなさい。
あら。否定はしないのねヘイ・ヴェルメリオ
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
解呪の当ては一応。あるのですが。
すでに忘れてしまった記憶がどうなるかは……ですね。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
私は嘘が嫌いだからサ。
(白い歯をキランと輝かせる)
アテがあるならば良かったネ。ただまあ、困ったらいつでも私の店に来たら良いネ?お友達と一緒にサ。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
……確かに。
解呪できても記憶が戻る保証はないのね……。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
あら、店の宣伝以外の意図はきちんとあるの。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
忘れても、紡いだものは消えぬ。
喪っても、再度築くことは出来る。
飲み食い馬鹿騒ぎしたら、また新しい思い出となって上書きされていく…と思うがネ。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
アルルナリア嬢は私を畜生か何かと思ってないかネ?!
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
それを先に言えばいいのよ。先に言えば。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
何かしら、手を打つ気ではいますがね。
上手くいくかはさて……試したことが無いので。
お店……
ヘイ様は、経営を?
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
まったく、お嬢には敵わんネ?
(HAHAと口を大きく開けて笑う)
ああ、ダイナーを営んでいるヨ。
勿論酒を飲めなくても、パーティメニューからジュースまである。さらにいうとアルバイト募集中ネ。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
……まだ見つかってなかったのね。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
ダイナー……
(食事処の一種でしたか?)
仕事の存在を忘れてしまいそうなので、生憎と今の私は……
手が足りない時の日雇いならば、でしょうか。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
給金はよくしてあるはずなんだがネ…何が悪いのか。
(ガッチリした肩幅から伸びる腕で腕組みしながら、首を捻る)
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
Fa!?
(驚きのあまり素っ頓狂な声を上げた)
ホントかネ?日雇いだろうがなんだろうが構わないヨ?
賄いも出すから安心設計ネ!
(ものすごく、必死)
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
ズィーベン・フィーア。
呪いがなかったとしてもこの男の下で働く気になるかしら。
現実を突きつけてやりなさい。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
え。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
人手が足りない時でも連絡してくだされば。
……憶えているかは分かりませんが、優先事項が無ければ断ることはないでしょう。
(情報端末に視線を向けて。)
(ノートのペンを走らせ、連絡先を書いたページを破り、手渡す。)
生憎と、名刺は用意してませんので無作法ですが。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
構わないヨ。
君が来たい時に、好きなタイミングで構わないネ。店の裏口のセキュリティコードも教えておくヨ。
(指をぱちんと鳴らす。するとひらひらと紙が舞い降りて、ズィーベン嬢の前へ)
作法なんぞ気にしなくていいヨ、これからは契約関係だ。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
えって何かえって。
どうヨ、苦節しばらくようやくバイトが入ったネ!
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
ズィーベン・フィーア……そこまで追い込まれていたのね。
ごめんなさい。あなたの苦悩に気付いてやれなくて。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
仕事があるのはありがたいことですから。
恐らくは、この呪いとは無関係に断ることはなかったと思います。
(落ちてきた紙に眼を通すと、懐にしまい。)
アルルナリア様も手が必要であれば、お声がけしていただければ。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
アルルナリア嬢の中の私の評価はどーなってんのかネ!?
ウチのバイトは基本ホワイトヨ?
(お金はこれだけ出るし、賄いあるしと指折り)
Hnm....
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
ええ、頼らせてもらうわ。
あなたの呪いが解決してからね。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
ヘイ・ヴェルメリオ、自分が胡散臭いって自覚してて言ってるでしょう。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
で、あれば大事なバイトに一つ。
如何なる状況に陥っても、お友達や自分を信じるコトネ。
最後はそれがものをいうのヨ、呪詛って相手には。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
そうですね。失礼ながら、アルルナリア様やヘイ様のことも、忘れないとは言えませんから……
それでは、気分もよくはないでしょう。
何れ、その機会があると良いのですが。
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年6月25日
おぉっとコイツはヤブヘビだったかネ?
噛まれる前にオカイモノに戻るとするヨ?BYE-BYEネ。
(HAHA HAと笑いながら、すたこらさっさと逃げて行きました)
(【退場】)
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
……しょうがない子ね。
気分がよくないなんて話ではないの。
人を助けるならきちんと健康で、両足でしっかり立てるようになってからという話よ。いまのあなたは助けられる側でしょう。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
逃げたわ……。
ズィーベン・フィーア、考え直すならいまのうちよ。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
助けられる側……
(なのかもしれませんね。)
あまり、自覚はないのですが。客観視するならばそうですかね……
ええ、ヘイ様、覚えていれば。何れ。
(一礼し見送る。)
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
……そこまで因縁があるので?
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
冗談よ。私もアルバイトに誘われたことがあるだけ。
彼は胡散臭い振る舞いをしてるけど、半分は自分からそう見せてるだけでしょうし。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
少なくとも、さっき彼が言ったことには私も同意するわ。
自分が失われる呪いならそれこそ、他人に補完してもらいなさい。助けてもらいなさい。
ひとりで立ち向かおうとするのは呪った者の思う壺よ。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
偽悪的、というとまた違いますけど。
人の考えを読むのは難しいですからね。
仕事はあくまで、仕事です。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
……ですね。
一人では、いずれ忘れたことすら忘れるでしょう。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月25日
そうね。
あなたが忘れたことに気付いてやれる人が必要ね。
安心してちょうだい。私のことを忘れたら教えてあげるわ。
ズィーベン・フィーア 2023年6月25日
ええ、その時は、お願いします……
忘れていること、呪いを受けていること。
それをこうして聞いていただけているだけで、非常にありがたいです。
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月26日
どういたしまして。
(杖で床を突き、足を外へ向ける)
私はもう行くわ。
次また会うときに答え合わせをしましょう。
ズィーベン・フィーア 2023年6月26日
ええ、私も、本日の目的は終えているので。
アルルナリア様も、お疲れ様でした……
ええ、忘れて、いなければ。
(そう言って一礼し、店の外へと歩き去った。)
(【退場】)
アルルナリア・アルフェニア 2023年6月26日
(小さな背を見送る)
呪い、ね……。
(一体何者があの小さな少女を呪ったのだろう。答えのない思考に頭を巡らせながら地下へと歩いていく)
(【退場】)