【戦】その道の先へ
竜城・陸 2022年7月2日
――それじゃあ、ちょっと付き合ってね。
そんな話をして、形成したのは大氷塊のフィールド。
【アイスクラフト】の恩恵も合わせて組まれたそれは、“停滞”を帯びた不壊の足場。
肩を並べる友と相対して、竜は微かに笑みを刷く。
戦場:
新宿島近海・洋上
書き込み可能:
#星見・晴
#竜城・陸
1
星見・晴 2022年7月3日
(──それでも泣き言は吐けやしねぇ。)
(そんなでゴネてちゃあ「隣に並び立つ」なんてできねえもんな。)
「いいぜ」
「斬らせねぇてんなら構わねぇよ」
「そんならオレは──」
星見・晴 2022年7月3日
(次の瞬間。)
(戦場内に渦巻き、迸り、燃え盛っていた筈の雷と炎が)
(瞬きの間もなく消えた。────否)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(その全てが、コスモノートに取り込まれた。)
星見・晴 2022年7月3日
「こじ開けて、押し通る」
星見・晴 2022年7月3日
(浄化の剣、一振り一振りが光の如きスピードで飛び来る。)
(それを)
(一本来るならば、それを弾く様に打ち払う。)
(生半可な一撃として来るならば、やはり剣ごとブチ砕く。そんな力量を籠めて。)
星見・晴 2022年7月3日
(そしてそれが仮に砕けずとも)
(押し返せるだけの力を籠めて、弾き)
(その間に別の剣が来るのだろう。)
(同じように弾く。)
星見・晴 2022年7月3日
(弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。)
(弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。弾く。)
星見・晴 2022年7月3日
(弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く────!!!!!!!)
(剣を弾く音だけで、滝の怒涛かの如き音が鳴り響こうとも。速度は衰えずむしろ一層上がるかのような、鬼気迫る太刀筋を以て全ての剣をいなし返す。)
星見・晴 2022年7月3日
(高速形態:天鷲/アルタイル)
(剛力形態:極熊/ポラリス)
(これらに並ぶ別形態にして"烈攻"を冠する形態が、"双獅子/レグルス"だ。)
(この形態には天鷲ほどの高速も極熊ほどの剛力もない。しかし他の形態にない唯一無二の特徴がある──それが、"エネルギー吸収"だ。)
星見・晴 2022年7月3日
(放った斬撃に乗せられた「炎」と「雷」。そこからコスモノートの稼働エネルギーを吸収し、リソースを回収する。)
(先に放った剣戟の炎と雷を全て回収し)
(今もなお剣戟の中に炎と雷を散らせ。無限にエネルギーを発生、同時に回収させつつ、溜め込んだエネルギーをその端から爆発燃焼させる事で鎧を超過駆動させる──!!!)
(そして、赤く燃えるような剣を携え迫るお前に)
「────お、」
星見・晴 2022年7月3日
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=24844
《エクストラコード・承認》
《"ACE IN THE HOLE"顕現完了。》
(──己が最も信を置く鎧。その製作者が託した騎士剣を)
(信を置く限り何にも負けない、最硬の剣にして盾を)
("マフラー状のエネルギー塊"が絡めるように振り)
「──らぁぁぁッッッッッッ!!!!!!」
(ぎちり、と。鍔迫り合いに抑え込むだろう。)
(無効票)
竜城・陸 2022年7月3日
(真っ直ぐ、迷いなく駈け出しながら、)
半分くらい呆れてるけどね?
(なんて、軽口をひとつ、)
……よく言う、百近くを一閃で削り取っておいて。
竜城・陸 2022年7月3日
(ほら、そんなこと言って)
(ちゃんと、追いついてくるじゃないか)
(俺が追いかけたら、手を伸ばしてくれて)
(俺が追い越したら、すぐに追いついてきて)
(そんなの――)
竜城・陸 2022年7月3日
(――――期待に応えるしかなくなってしまう、)
……だろう?
(呟きに、)
(一拍遅れて、呆れたような小さな苦笑が、口元に浮く)
竜城・陸 2022年7月3日
(放たれた炎が、雷が、その持つ熱が鎧に収束していく)
(――さいごの剣が弾かれると同時に、生まれた騎士剣が振り下ろされる、そこへ――)
竜城・陸 2022年7月3日
閃け、
Claidheamh Soluis
――“ 光 輝 の 剣 ”。
(“不敗の剣”の伝承帯びた赤熱する刃を真っ向から、振り切るように薙げば)
(その二者が噛み合って、刃は彼の鎧までは届かずに、留められる――)
竜城・陸 2022年7月3日
(が、)
(――当然。彼とて忘れてはいまい、)
・・・
(この竜は、魔術師である)
(彼と、彼に挑戦を叩きつけた友から学んだその剣は、)
(相手を斬り伏すためのものではなく、)
・・・・・・・・・・・・・・・
(ただ魔術を創出するだけの間隙を生むためのもので――)
竜城・陸 2022年7月3日
(振るった刃が押し返され、)
(否、)
(自身で引いたのだ。相手の態勢を僅かでも崩すために、力の均衡を自ら崩した)
(当然ながら刃が自身の身に食い込むことは覚悟のうえで、)
――有難う、晴。
お陰で――
竜城・陸 2022年7月3日
――形に成った。
(射したのは陽の光、)
(否、そこから編み上げられた――光の槍)
(神の権能とそれにまつわる伝承を糧として織り上げ、自身の力として昇華した、)
(正真正銘の“竜城陸の”魔術であり、パラドクスとして確立された、)
さあ、穿て、
竜城・陸 2022年7月3日
. Luin
――光神の戦槍。
(放たれるそれは――摂理法則を捻じ伏せ、運命さえ穿って“必中”の因果を引き寄せる、あらゆるものを浄化せしめる不敗の槍撃)
(それが有するは“必中”の因果だけであるが――)
(それ“だけ”に絞ったがゆえに、その因果は法外な現実強度を有する)
(世界の法則を改変せしめるほどに強固な現実改変能力を有す竜城陸の“認識”で世界に固定されたその因果を、外力により改変することはほぼ不可能であるというほどに――)
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=31693 】
(無効票)
星見・晴 2022年7月3日
(いや防御性能もやべーけど攻撃性能もエグいんだわ。)
(つーかアレだな!!"カタさ"が攻撃性能に転化されてる感じ!!)
星見・晴 2022年7月3日
(──さぁてどーする)
(ざわざわとコスモノートの力が反応してる辺り"因果"を司る能力があるとみた。お前の事だから「必中」辺りだろう)
(つまり当たる事は避け得ない。)
(だが逆に"当たる"さえ済めば良い。)
星見・晴 2022年7月3日
(簡単に言えば身体にちょいと触れた段階で切るなり弾くなりしちまえば相殺ができると見た。)
(もしくは触れた段階で発動要項を満たすなら、発生するダメージそのものを「未来を指す時計」で飛ばす事もできるだろう。)
(ならどっちを選ぶ?)
星見・晴 2022年7月3日
「────どっちも」
星見・晴 2022年7月3日
「NOだね!!!!!!!!!!!!!」
(なんでかって?)
(なんか負けた気がするからだよ!!!!!!!)
星見・晴 2022年7月3日
(だからこっからはオレの糞意地だ。)
(お前にどうしても並びたい 負けたくねぇって言うオレの我儘だ。)
("因果"はどうあれ"因果"。強度が鬼ほど高かろうがそれは変わらない。)
星見・晴 2022年7月3日
(そして)
("因果"を断つのがオレの)
(コスモノートのチカラで)
(星見・晴の剣戟だ)
(だから)
星見・晴 2022年7月3日
(尋常のやり口じゃあ切れない)
(「天晴」でも「我流天晴」でも恐らく切り負けそうな強度の"因果"なら)
(オレがする事は至極単純!!!!!!!!)
星見・晴 2022年7月3日
(オレ自身と言って相違ない剣を真っ向から振り下ろし)
(「我流天晴」にて光の槍とカチかわせつつ)
「──ぶっ」
「叩っ」
星見・晴 2022年7月3日
(全力の──)
(「天晴」のリソースをもその剣戟に叩き込む!!!!!!!!)
(何処までもシンプルな「天晴」と「我流天晴」の合わせ技!!!!!)
「斬れろぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」
星見・晴 2022年7月3日
(光の槍。)
(極光斬撃。)
(その二つがぶつかり合い、あまりにも眩い光を生む────!!!!!)
(無効票)
竜城・陸 2022年7月3日
――、
(それこそ魔術師なんてものは手数の多さと攻撃範囲の広さ、軌道の自由さ、即時発動性etcが売りであって)
(要は、真っ当にクレバーな魔術師であれば)
(真っ向撃破を彼が選択した時点で、それ以外の魔術を重ねることを迷いなく選択しただろう)
竜城・陸 2022年7月3日
――――。
(足を止めた彼を――その鎧の強度を貫くことこそ容易ではないだろうが――四方から貫くでも、頭上から圧し潰すでも)
(通るかどうかは未知数だとして、そういった択を取るのが、定石だ)
(定石、だが――――)
竜城・陸 2022年7月3日
ふ、はは、そうこなくちゃな――!!
(――そんな無粋な真似などするものか!)
(二つの天晴を重ねたそれを叩きつけてくるのなら、)
(こちらとて当然、注ぐ光槍へ重ねるのは――――)
竜城・陸 2022年7月3日
(神話・伝説・伝承を基に織り上げたそれを補強するのならば、)
(当然同じ系統の魔術であるべきというのは、道理であろう)
Brigandia
――“ 神歌の調 ”。
(故郷の地の守神とも云われた、火と豊穣、詩歌の女神の名を冠したそれは)
(――そこに在った詩歌、呪歌、伝承や神話、逸話や寓話に込められたものを昇華し、魔術と為したもの)
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=19881 】
(それに載せた“光神”の伝承を、右手で握り締めた光槍に重ねて)
(押し込むように真っ向から、その刃へ叩き込んで――――)
竜城・陸 2022年7月3日
(辺り一帯を晦ませる眩い光は、今暫し拮抗しあうようにますます、煌めいて、そして――――)
竜城・陸 2022年7月3日
(――――やがて、互いに食い合うようにして、)
(激しい光と、それが生む熱と蒸気を散らしながら、ほどけて消えていく――――)
(無効票)
星見・晴 2022年7月3日
(──辺り一体、白く染め上げるような光だった。)
(やがてそれも窄むように消えてゆく中)
(声が一つ。)
星見・晴 2022年7月3日
──ここで悲しいお知らせです。
星見・晴 2022年7月3日
リソースがな。マジですっからかんになった。
(鎧が解けた状態の星見・晴として、闘技場にまた姿を現しながら。)
…………。
どする?まだやる??
(一応確認をとる。……流石に鎧なしはキビシーなこれ。)
(無効票)
竜城・陸 2022年7月3日
やってもいいけど……。
(乗り気じゃなさそう的な声音のトーン。口調も語調も、“俺”のそれに戻っている)
一回消滅してるから俺実は結構消耗してたりするんだけど。
(無効票)
星見・晴 2022年7月3日
…………。
(まぁなんか本懐は果たした訳っぽいし?)
星見・晴 2022年7月3日
──っし!!今日はここまでだなあ!!!!
あーーー流石に疲れたわぁ。
戻ってなんかくおーぜ!甘いモン食いてえわ!
(無効票)
竜城・陸 2022年7月3日
一応俺、ヒトから生まれた以上ヒトということになっているから。
世界と同化するのも世界から自分を復元するのも、パラドクスの体を借りて成り立ってるけど、普通に何のリスクもデメリットもなくできるわけじゃないんだよね。
(一応疲れます。と手を振ってあぴーる)
……何回もやってると復元しきれなくなるしね。
脳が消耗した状態だと正しいカタチを思い出せなくなるというか。
竜城・陸 2022年7月3日
ま、そうだね。
……大事な部分はきっちりこなせたから、大丈夫だよ。
ありがとね、晴。
奢るよ、何食べに行く?
(無効票)
星見・晴 2022年7月3日
えっ何結構やべーのその技??
……いややべぇ技そうそう気軽に使わねえしその辺の匙加減お前が間違える事もねえか。
(何回でアウトかはしらんけどまあ大丈夫なんだろ、たぶん。)
星見・晴 2022年7月3日
……ん、そか。そりゃ何より?
(にへへと笑って)
んーーーーなんか冷たいもんにすっか!!
アイスとかどーよ?最近暑いし!
星見・晴 2022年7月3日
(なんて言いつつ、氷で出来た闘技場を後にするのだとか。)
(▼)
竜城・陸 2022年7月3日
すっごい雑な喩えするけどさ。
俺は「世界」っていう水の入った袋みたいなもので、さっきのは袋の口を開けて海に流してるようなものなんだよね。
袋に同じだけ水を入れれば元通りだけど、袋が破れてたら「同じだけ」は入れられないでしょ。
(そういう感じ、と)(言いつつ)
……まあ気軽に使ってる間は大丈夫だよ。
気軽に使わなくなったらあいつ疲れてんなーって思っ……これ余計な情報与えたな??
竜城・陸 2022年7月3日
ああ。お陰で約束の日には全開を見せられそうな気がするよ。
……それとも今日ので満足したかい?
(なんて軽口言いつつも、横に並んで)
ああ、いいね、そうしようか。
コンビニで美味しいやついくつか買って山分けでどう?
竜城・陸 2022年7月3日
(そんな話をしながら――)
(手応えを確認するように胸に手を当てて)
(並んで、その場を後にしたのだとか)
(▼)