【戦】新劇場版:星空の魔女vs光輝の神灰
竜城・陸 2022年6月26日
「ちなみにドラム缶の貯蔵は十分かいウィチカ」
「正直たまりすぎてどうしようってぐらい溜まった」
「おや、じゃあここらで少し消費しとくかい?」
というわけで、模擬戦と相成った。
またの名を、ドラム缶の一斉処分セールともいう。
ドラム缶を使用しての彼女の魔術がどの程度の規模かと言われれば、
五つ使って大銀河を模した大規模魔術式を展開する程度であり、つまり――
今日もやっぱり、危ないので海の上である。
場所:
新宿島・洋上 大氷塊の上
書き込み可能:
#ウィチカ・アイリアス
#竜城・陸
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竜城・陸 2022年6月26日
ん、……おや。
(さて次は――というところで足元の妙な魔力の流れに気付いた)
(気付いたが)
竜城・陸 2022年6月26日
(どういう魔術になるか楽しそうなので放っておくことにして)
(準備ができるまで適当に遊んでいよう、みたいな気分で後背に光の剣を生み出して、彼女へ向けて投射した)
(とはいえ、“槍”ではないので――必中の因果は載らない)
(ただ「命中したら人体が一瞬で蒸発する程度の威力」を秘めただけの、単純な投擲攻撃だ。避ければそれだけのもの)
(――数が百を下らない程度であることを除けばだが)
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
数が多いんですけど!!!!(ドラム缶が10ばかし落ちてくると解け巨大な砲門を構築し対空斉射を開始した。とりあえず自分に当たりそうなやつを優先して落としていく。この希望の執煌武装の効果のいいところは、割意外と魔法の制御に割くリソースは少なくても良いことである。なにせ運良く成功するのだ)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(そして一息深呼吸、乱れるように尾が揺れ九本の尾となると印を構え)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(陰陽術には他の魔術の類にはあまり見られない珍しい性質を持った術が多々存在する。その中の一つが式神であるが、これは妖怪の類を使役するには本来留まらない。神を式にする。つまり神を使役するという一神教関連では先ず無い珍しい性質である。故に、この狐はその要素をいくつか見繕って術式を構築した)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
急々如律令、槍の元に神を調伏せん。和式、ロンギヌス!!!!!!(光り輝く槍を掴むと、その対神に特化してついでに西洋の神殺しまで輸入した槍をぶん投げた)
(無効票)
竜城・陸 2022年6月26日
先程数千数万レベルで魔力弾を投げつけてきたのは何処の誰だったかな?
(涼しい顔で言い返した)
(相殺されていく光の剣の行方を見遣りながら、)
竜城・陸 2022年6月26日
おや、怖いな。
今世の者たちは簡単に神を殺そうとするね。
(――本筋の伝承に於いてその槍が貫いたのは、自身の定義とは異なる神であり)
(ゆえにその槍それ自体は、別段、自身を傷つけるものではなかっただろう)
(――が、)
(彼女が、“それで神を殺せると信じて術式として構築した”のなら、その信仰の支配権は彼女にある)
(彼女が信じる限りの威力は、出せてしまうだろう)
竜城・陸 2022年6月26日
(けれど、それが神を貫く者であったとして)
(当たらなければそれは、ないのと同じだ)
竜城・陸 2022年6月26日
さて、では――
(穂先を向けられた先に在ったその姿は、)
竜城・陸 2022年6月26日
(――――そのまま、掻き消えた)
(古来の信仰に於いて、“神”とは、“自然”である)
(当然この神も、その信仰に基づいて擬えられたものであり、つまり)
・・ ・・・・・・・ ・・・・・・
(竜城・陸という存在は、自然そのものである)
・・・・・・・・・・・・・・・・
(ゆえに自然に溶け込むこととて容易である)
(――そういう論理から成る、存在の隠蔽)
(……どころではない)
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=30356 】
(彼は完全に世界と同化している)
(いまこの瞬間に於いて、竜城陸は世界の一部であり、その存在を感知するには、世界のすべてを読み解くと同じだけの労を要求される)
竜城・陸 2022年6月26日
(当然このまま術を行使することもできる)
(“自然”にとって、“世界”にとって、自然現象を起こすことは“当たり前”のことであるから)
(だけれど――)
竜城・陸 2022年6月26日
余り得意ではないのだよね、これ。
境目がわからなくなってしまいそうだから――
(言葉の通り、そう遠くないうちに姿を現した)
(槍の投射とは逆方向、)
・・・・・・・・・
(ウィチカのすぐ後ろ)
(右手の中に、光で以て編んだ槍を生み出して)
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(ぼんやりとであった。そもそも神道は自然崇拝がベースである。この世の自然のどこかに偏在する神を見定め、形を定義し、名を付けた。故にウィチカの目は自然に偏在した神を見定め、偏在した後ろにそれが自分の後ろに集まるのを感じ、手に神殺しの槍を作り、後ろに存在する気配に向けて振るった。尚この狐武術の才は無いので上記かっこよさそうな演出の末放たれた一撃は大分へっぽこであった)
そこぉ!!!
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
..
(無効票)
竜城・陸 2022年6月26日
お、っと。
(――生み出した光槍でその槍撃を逸らす)
(対するこちらは赤クラス二名の教育の賜物に加えて“百芸”の技能ブーストが上乗せされており、槍の扱いに一日の長がある)
よく気付けたな。
――そういえば日本の信仰体系は、うちとよく似ていたのだったか。
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(そして逸らされた槍はスッポ抜けて飛んでいった)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
………………おっとぉ?
(無効票)
竜城・陸 2022年6月26日
できた? 足元のあれ。
(追撃の手は打たないで、問いかける)
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
えぇい、バレていちゃぁ仕方がねぇ、食らうが良いさウィチカちゃんの超大魔法!!!
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(水中深くの魔力の塊。それに指向性が与えられ、魔法へと成った。刹那の果の軌跡すら掴み取れるパンドラ。それですら制御の限界が近づいている莫大な量の魔力の塊。この戦いで使った全ての魔力と比べ尚多い量を自然界から盛大に強奪し構成された大魔法。この世の多種多様な属性が詰まった混沌であるがゆえにそれの位階は五行よりも一つ上に定められていた)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
両儀:五行転相アルティメットバースト
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=25070
(ネーミングセンスは相変わらずであるが、混沌の光の柱。不壊が定められた床すら触れればぶち抜くであろうそれが水中から天をめがけ放たれた)
(無効票)
竜城・陸 2022年6月26日
それでこそだ――ふふ、よかった。
使う機会がないかと思ったよ。
(勿論、動じる必要はない――相手は“魔法”だ)
(まあ、ただ少々、手順が煩雑なのだけれど)
竜城・陸 2022年6月26日
(まず――目を閉じて、)(開く)
(“神”から、“竜”への切り替えを経て、)
竜城・陸 2022年6月26日
――其は、遍く熱を奪い、全てを砕く厄災の業。
(卍器を起動する。)
静寂と停滞齎す弥終の氷獄、天涯満たす星滅の終響。
(紡ぐことばに応ずるように、青い鉱石が淡く光を灯し、)
竜城・陸 2022年6月26日
(“自然”であるところのこの身は、生きている限り無尽に世界への影響を生む)
(世界から火が消えることはなく、風が潰えることはなく、大地が腐ることはなく、水の流れが留まることはないように)
(この竜の生み出す“停滞”と“浄化”は、無尽にこの身体から力として放出され続ける)
(竜城陸の肉体、という小さな器の中にそれを抑え込むことは、現状、困難であり――)
(それを引き受け、溜め込んでいるのがこの卍器)
(要するに、身体と地続きのタンクのようなもの)
(その中に在る、無尽の力を)
竜城・陸 2022年6月26日
.
・・・・・・・ ・・・・・・
(全て術者に戻し、神秘そのものとして力を揮うことを赦す)
(――それが、竜城陸が扱う段に於いてのみ発揮される、この卍器の機能である。)
竜城・陸 2022年6月26日
(――自身に宿る力のすべてを受け入れたその状態で、)
(目を閉じて)(切り替える)
(いつか厭って、縛って、封じた、“光の神”そのものとしての権能を、)
(いま一度、この身に降ろす)
竜城・陸 2022年6月26日
(――――その姿が、)
(一瞬だけ、)
(長い白金の髪に、淡い菫色の瞳の、一回り小柄な、幼さを残した少年の姿に――映像がブレたように、変化して――)
竜城・陸 2022年6月26日
――っ?
(一瞬、馬鹿みたいに力が膨れ上がる気配がして、)
(同時に、意識を何処かに持っていかれるような心地がした)
(けれど、それを、精査している暇はない)
(現実問題として足元から迫っている混沌に、対処しなければならないわけで――)
竜城・陸 2022年6月26日
(光を織り上げる)
(象るのはいつもと変わらぬ、“槍”の形だ)
(それが最も、彼にとって精緻に制御が叶う)
(“あらゆるもの”を灼き尽くすのが、その“浄化”の本態である)
(それこそ“あらゆるものを内包する混沌”であろうとも)
(その浄化の魔力を、免れるものではない)
竜城・陸 2022年6月26日
(――出力が拮抗以上でさえあればだ)
(だから、卍器からすべての力を回収した)
(肌が焼け爛れていくのは、この力の全てを体内に抑え込む際にどうしても出てしまう逆流現象)
(世界にその影響を及ぼさないために、自分の身体という“世界”を代わりに灼いているだけ)
『――“いかなる者も、その槍を手にした者に対し戦保ちつづけることこれかなわず”』
(力あるその言葉と共に、)
(魔力砲を真っ向から受け止めるように、膨れ上がった魔力が形成した光の槍を、真下に向けて投擲した)
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(槍と激突した混沌は悲鳴をあげるかのような甲高い音を響かせながら浄化され、砕け散っていった)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
大の字にその場に寝っ転がった(現在定義づけている両儀残り2つ。陰はそもそも当たっても服が消えるだけであんま意味がない。狐は一番相性が悪そう。つまるところ手詰まりであった)
まーーーーけーーーたーーーーー
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(敗北宣言であった)
(無効票)
竜城・陸 2022年6月26日
お、っと……回収した分だけで足りたね……。
(それは僥倖。呟いて、卍器を通常駆動に――力を回収する方向に――切り替えた)
(焼け爛れたような痕はすぐに跡形なく“復元”されていく)
……ああ、ドラム缶の在庫は大丈夫かい?
保存に困らない程度には消費できた?
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
アオバンチョーさー、物量で押してもあんま意味無いじゃん(ごろんとねっころがって杖を振れば振ってくるドラム缶の山。その量100本超)
なんか唯一有効そうだった和式ロンギヌスは魔法薬じゃ未だ使えないんですーーーーー自前の魔力ですーーーーー(つまるところ、ドラム缶をいくら使おうが有効な術式が無い、そういう状態であった)
(無効票)
竜城・陸 2022年6月26日
ん? ……物量で……?
(近づけば熱いどころの話ではなくなるので、声の届く程度の位置で止まる)
まあ――そうだな、“魔法”であるとか“魔術”であるとかの範囲のものだと、僕に届かせるのは難しいかも知れないな。
嗚呼、でも、世界に溶け込んだのを見切られるとは思わなかった。
君に武術の才が備わっていたら、あれは痛打だったかもしれない。
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
うーーーーん、次は和式ロンギヌスを魔法薬で100本同時とかかね。
いやまぁ、自然の中に神様って居るものだし、それを見つけて崇めるのが神道とかそういう感じだし。
ウィチカちゃん剣滅茶苦茶下手だからなぁ
(無効票)
竜城・陸 2022年6月26日
自身で解説するのもどうかとは思うけれど。
“避けた”“逸らした”ということは、僕の力では相殺しきれない可能性があった、ということだからね。
(思い返してみれば理解できるだろう)(数万の魔力弾は避けなかったが、神殺しの槍は避けた)
(とどのつまりシンプルな話、“神”に対して効果を発揮する事物・事象を解釈して構成した魔術は通るということだ)
――その思想体系は、僕の故郷のものとほぼ同じだな。
そういう意味では、君と戦うとなるとあまり相性がよくないのかもしれない。
竜城・陸 2022年6月26日
……しかし、ドラム缶を減らすのが目的なのにこれでは本末転倒だな。
この際だから術式構築の試算ということで、幾つか新しい魔術を今練ってみるというのはどうだい?
致命的な影響が出そうなものでも、僕がいればどうにかできるよ?
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
新しい魔術ねぇ(そもそも定義づけはしているけど使っていない魔術はいくつかある。その一つを試しに使ってみる事にした)
両儀かっこかり(ウィチカの手のひらの上に黒い球体が現れた。概念は構築していたが実際つかってみるのは初めてである。触れた非生物を虚無に返す消失の大魔法)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月26日
(それは先ず自身に触れた非生物。つまり空気を猛烈な勢いで虚無に返し始めた、一瞬で酸素を奪われた狐娘が先ず気絶した)
(無効票)
竜城・陸 2022年6月27日
あ。
(気絶した)
(――が術式は消える様子がなく)
竜城・陸 2022年6月27日
成程――命の宿らないものだけを帰すというわけか。
(であれば、簡単)
竜城・陸 2022年6月27日
. ・・・・・・・・・
(球体へそのまま手を触れて)
(手袋とか袖口とかそういうものが猛烈な勢いで虚無に帰されたが構わず)
(――“浄化”を帯びた手で握り潰した)
竜城・陸 2022年6月27日
(――切り替えて)(屈みこむ)
ウィチカ? 大丈夫?
(肩に触れて、軽く揺さぶった)
(無効票)
ウィチカ・アイリアス 2022年6月27日
きゅーーーーーー(気絶したままであった)
(▼)
竜城・陸 2022年6月27日
(やれやれ、と息を吐いて)
(気絶したままの少女の身体を抱え上げた)
(――少し遠くに弟の姿を認めて)
(『保健室』『準備宜しく』)(とだけ、口の動きで伝えて)
竜城・陸 2022年6月27日
(大穴が空いた大氷塊を振り返り)
(それを吐息ひとつで、元のままの水へと還して)
(それから、学園の方へ向けて飛んで行く――)
(▼)