鳳蓮荘

【B1-B室】波瑠乃・あわゆきの部屋

波瑠乃・あわゆき 2022年6月16日
地下の階段真横。
劣悪な環境の中でも、取り分け、行き来の音に苛まれること想像に難くないお部屋。
そこが少女の新しいおうちです。

部屋には何もありません。
想像しうる“最低限”の中でも「最低値」程度の日用品が、申し訳程度に部屋の隅にぽつぽつと点在しています。

これから、この広いお部屋が何かで彩られていくかもしれませんし、空っぽのままかもしれません。
いずれにせよ、少女は今日もにこにこと──このお部屋に存在しています。

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🌸❄は独り言用。




入室
0
退室
4
🌸❄
1
1

波瑠乃・あわゆき 3月17日20時
(薄暗い、地下の部屋。
 その中心に、少女が一人。
 少し離れた机の下に、鼻先に黒い斑のある白猫が潜り込んでじっとして)

(何をするでもなく、ただ、静かに座っていた) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
(かつかつかつ、部屋の外から聞こえてくる足音) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
(次いで) (コンコン、と) (ノックの音)

僕だけど。

(名前を名乗らず、声だけで)
(……許可なくして、吸血鬼は部屋の中に入れない) (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
……。
(言葉が返ってこない時間が、数秒、続いて)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
(今、音が聞こえたかのように顔をゆっくりとあげる。
 そうして、扉の方を見て、)

はい。どうぞ。
(そう、細やかな声がようやく) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
(静かにきぃ、と扉を開けて)
…………久しぶり。
……っていうのもあれだけど。

(部屋に入ってきた少年は、気持ちしおれているというか、疲れていると言うか)

……セラスは元気? (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
ええ。……しばらく、学校、いなくて……ごめんなさい。
(言葉通り。少女は、ここ幾月か学校に顔を出していないのでした。
 久しぶりの言葉に、まずは其れを詫びて)

(少年の言葉に、やはり、今思い出したかのように、白猫を探して視線がちらりと動きます)
0

波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
(机の下にその姿を認めると、)

はい。元気……だと、思う。
(と、いつも以上に曖昧に応えるのでした)
(その白い顔に、微笑は、なく) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
……君|は《、》元気じゃなさそうだな。
(ふぅ、と息を吐いて)

僕に謝ることじゃない。 (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
元気、じゃ、ないのかしら……?
(視線が、少年に向けられます。

 虹色と、血のような、赤色。歪な、その両目が)
0

波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
分からないの。
どこも痛くない。
どこも辛くない。

でも、何か、なんにも、なくなった、みたい。 (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
いつも通りの君じゃないかもな。
それが悪い、とは言わないけれど。
(少し距離を取って、座って)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
(しばらく、何を言うべきか考えて……)

……目は……痛くは、ないんだろ。

ちゃんと、見えてる? (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
いつも通りでは、ない?
(少女にその自覚はありません。髪の色と目の色が変わった事自体は勿論少女だって気づいていますが、それ以外に何が違うのかは……)

スノウ、は……どういうところが、いつもと違うと、思う、の?
(自覚がありませんので、素直に、少年に聞いてみるのでした)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
はい。
色が変わった、けれど。何も変な所、ない。ね?
(そっと、色が変わった方の目を抑える。どちらの目にも、異常はないようです) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
元気がない。
笑顔もない。
声も弾んでないし、楽しそうじゃない。

一言でいうと、「らしくない」かな。
(指折り数えて、容赦なく並べて) (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
らしく、ない。
(その視線がドアの外を……というよりも、もっと別の、何処か遠くを見るように、少年をすり抜けてその先を見つめました)

元気、笑顔、楽しそう……。
(以前の自分は、確かに、そのようだった気がします)
そう。そう、かも。
でも、わたくし、今、ここが
(自分の胸元を、そっと押さえ)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日21時
ここが、ちっとも、動かない、の。
(前は、初めて行うこと、知ること、色んなことに動いていた気がするのに)

だから、……だから、セラスも、あんまり、来てくれなくなったの、かしら……?
(それは少年への問いかけでは無く。
 僅かに憂うように揺らぐ虹色で、白猫を見つめて呟いた言葉でした)
(白猫は、机の下で伏せたまま、物悲し気に少女をじっと見つめていて) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日21時
……セラスは敏感だから。
自分が君の迷惑になるかもしれないと思って、距離を取ってるんだよ。
(な、と呼びかけてみるものの、猫は身を伏せたままで)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
で、さ。
…………本当に、動かない?

(少し、近寄って)

僕の眼を見てごらん。
(冷血にふさわしい、凍てついた白の瞳を、少女に向けて) (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
そう……なの、かしら……。
そうだと、いい。けど。
(セラスにまで消えられてしまったら、と、思ってしまいました。
 他に、消えた誰かがいるわけでもないのに)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
(と、近づいてくる少年に視線を戻して)
……。
(言われるままに、少年の目を見つめ返します。
 元々、距離感に疎い少女です。押えた胸は、まだ、ぴくりともせず)

動いてない。と、思う。 (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
(赤い瞳を、じっと覗き込んで)

(ああ、ずるいぞ、コール)

(こんなの、押し付けやがって)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
………………僕の予想、というか。
多分、だけどさ。
それは……動いてないんじゃなくて、詰まってるんだよ。

あわゆきが、今、抱いている物を、
どう表現していいかわからないから、とどまってるんだと思う。

(あるいは――――そうであってほしい、という願望も、あるけれど) (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
詰まって、る。
(血管の話でしょうか。でも、それは違うと思います。
 心臓も、脈も、正常に動いている──その知識はあります)

わたくしが、今、抱いている物……?
(少女は、一体、何を抱いているというのでしょう)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
(空っぽになった右手の小指を思わず握り、顔を伏せます)
(昔つけていたはずの物は、もうそこにはありません)

分からないの。
分からないの。
でも、
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
とても、取り戻したかったものが、あるはずなのに……思い出せないの。
(奪還。復讐。少女が復讐者であるからには、当然、持っているべきそれ)

(縋るように、少年の腕に手を伸ばします)
……スノウ。
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
スノウの、取り戻したいものは、何……?
(それを聞いて、穴がふさがる訳でもないのに) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
(とった手は、ひやりと冷たいけれど、氷らず、凍てつかず、しかし)

――僕の取り戻したいものは。
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
もう、戻ってきた。
何かしなきゃともがいている間に。
勝手に、僕の意思とは関係なく。
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
厳密に言えば――僕はもう、復讐者ですらないのかも。

だから……きっと今、あわゆきが欲しい答えをあげられない。
それは、君の穴を埋められない。

…………その穴は
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
自分で埋めなきゃいけないんだ。
あわゆき。君が、自分で。

(ああ――――そうだ)
(今、必要なのは)
(……彼の願いを、僕が汲み取れるとすれば) (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
(目が、見開かれる)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
わたくし、できない。わ。
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
見えないものは、埋められない、もの。
(自分を代償に、あらゆるものを創り出せる能力を持っていても、)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日22時
お願い、スノウ。

手伝って。
(いつも、そうしてくれている、みたいに──) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日22時
いや、君には、できる。
君は今まで、形のないものを…………
知って、覚えて、感じて、取り込んできたはずだから。
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日23時
…………だから。思い出せ。
、、、、、、、、、
自分が何をしたのか。
(そういって、少女の手に)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日23時
(それを握らせた) (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
(冷たい手。それよりも冷ややかな感触。固い、何か)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
(手を開く。
 そして見る。
 そこに滑り込んだ、冬の欠片のような銀色のものを)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
(この世の金属のようでいて、この世のどの金属とも異なる。
 物質の知識がないからこそ、少女にしか創り出せない、少女自身の痕跡。細胞の欠片)

(そして、少女には分かる。少女だから分かる。
 それが自分が創り出しものであることが)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
……。
(少女は其れをじっと見つめ、凍てついたように、固まりました) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日23時
僕はそれを、君からもらった。
…………僕は。
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日23時
――――悲しかったよ。 (無効票)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
悲しい──……。

(その言葉が、)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
(ひらりと、胸に落ちました。
 じわり、と、冷たさが広がります)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
(その冷たさは、今の少女の抱えている何かに似ているような気がしました──) (無効票)
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スノウ・ドロップフィールド 3月17日23時
。。 (退室)
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波瑠乃・あわゆき 3月17日23時
**** (🌸❄)
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