私立MM学園

【卍】グスタフ・カツラギ【緑】

グスタフ・カツラギ 2022年6月8日
『志望動機』
当代番長足る者に公的に物申す事柄が一件、前項に関するものが一件、私情が二件である。

まず始めに断っておくこととして、当代番長の掲げる方針や座に付いていることについては『現状に一切の不満はない』。
彼女の彼女足る諸々が番長として適切であり、彼女以上の適役も当方からは確認されていない。
また一生徒として大変満足するものであるし、緑のクラスという「個性」を鑑みた上でも意義のある自主性であり、同時に万能足る森羅番長の助力を必要と出来る素晴らしき方針である。

仮に当方が卍奪に成功し、次代番長に成ったとして、この方針を変えていくつもりはないことを宣言する。


では、当代番長足る者に公的に物申す事柄について。
昨年九月から十月にかけ、黄泉番長「カノン・ダウンワーズ」を森羅番長「クリスタ・コルトハード」が拉致し失踪した事件である。
事件の結末から言えば合理的に最短確実の手段であったと言え、更に当人より説明・謝罪、妥当性のある行為であるとして終結した。

当人ら以外には不可能な作戦であり、また結果として完璧に遂行されたものの、しかしながらその行為はクラスを纏め先導する番長として相応しいものか疑問である。
いくつかの事情を鑑みた上でも規範として反省を促す、というのが当方が卍奪に立候補した切欠でもある。


続けて前項に関するものについて。
十一月に、森羅番長と会話する機会があり、その際事件についての沙汰について問うてみたことがある。
返答曰く、「おとなしくして逃げていたらなあなあに」とのことであった。
生徒会騎士団の思惑は不明だが、つまるところ件の事件について何もなかったということである。

この判断はさておき、同日の会話にて「叱られるという禊が必要」との発言もあった。
曰く、「事件の行為への認識の差を埋めるべく」と。
であるなら、下されなかったペナルティの代わりに突きつけようと考えた次第である。


ここまで「番長足るかや」「番長足る、足らずとも正当なりしや」を証明していただくものと言える。


最後に私情について。
まず第一に、挑もうと考えた最初の動機は「私怨」である。
裏切りは許せない。これが最初の動機である。
しかし、しかしである。はたして「クリスタ・コルトハードは裏切ったのか?」「森羅番長としての職務に瑕疵があったか?」「学園の不利益であるか?」
否である。結果論ではあるが、確実に否である。

現状として、既に恨みを抱いているということはない。
だとしても感情の起伏に嘘を付き、怒りを無視するのは復讐者として正しきことであるだろうか。
いざという時、自分は後ろから森羅番長を撃たないと言えるのだろうか?
わからない、わからないが――少なくとも、鬱屈とした感情を整理させない限りは健全だとは言えない。
故に大義名分を用いて、私情を挟む。


第二に、「クリスタ・コルトハード」へのお節介である。
これは超個人的懸念であり、実情は不明である。杞憂といってもいい。
仕えるべき主人を探すという彼女が仕えるべき主人を探し出した場合に、学園から出ていく可能性や、役職の放棄を求められる可能性がある。
その際足枷とならぬよう、万が一に備えて次代を託せれる人員が存在するという事を証明するためである。


結論として、当方はそもそも「クリスタ・コルトハードが番長であることに異論はない」のであり、あくまでも過去の事例や行為に帯して「彼女は正当である」と示す目的が強いことを記しておく。
だがその上で当方に敗北するような「不適切さ」があった場合、ここで退陣していただき過去の事件を払拭するものであるという意味合いが強い。


新入生や、新年から入学した生徒が経歴を確認し、疑念を抱かないために。
抱いたとしても、それは検討違いであり、彼女ならではの手法であると証明するために。

他クラス、他人からすれば至極個人的、不当で不純な理由に思えるかもしれないが、当方が緑のクラスの一生徒として、当代番長に物申す最大の理由である。

繰り返すが、「クリスタ・コルトハードが番長であることに異論はないし、彼女以上の存在は現状いないと断言する」。
その上で、当方は卍奪に立候補させていただくのである。




推薦
6
卍薦
2
質問
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奉利・聖 2022年6月8日
死者はただ、生ける者を見届ける。 (無効票)
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御廟羽・琥昏 2022年6月9日
「御廟羽・琥昏」
私情については分かる所もあり、分かりにくい所もあるけれど。
番長を試す権利は誰にでもある。それは間違い無いと思うなー。
がんばってね。 (推薦)
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何縫・音乃 2022年6月9日
「何縫・音乃」
初志貫徹の意志を心から感じたわ。彼を次期番長に推薦します。 (推薦)
0

奉利・聖 2022年6月9日
「奉利・聖」
目的があるなら、遂げなさい (推薦)
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仄叢・エンリ 2022年6月10日
「仄叢・エンリ」
この人なら次の番長になれるって思ってるすよ。
私情バリバリなのもまあそれが駄目って訳じゃないだろ?

……頑張れ! (推薦)
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八月一日・田吾作 2022年6月19日
「八月一日・田吾作」
彼の誠意を感じました。
頑張ってもらいたいと思う。 (推薦)
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星見・晴 2022年6月19日
要はガチでぶつかりてぇって話だろ?

前も言った通り壁の高さ味わって来いよ。
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星見・晴 2022年6月20日
赤組筆頭、號は赤星。
「星見・晴」。

森羅番長への卍奪挑戦者として
グスタフ・カツラギを此処に推すぜ! (卍薦)
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ヴァネッサ・エーデルシュタイン 2022年6月21日
「ヴァネッサ・エーデルシュタイン」
約束は、守るほうでしょ?
聞いたことはちゃんと覚えてるからね。 (推薦)
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竜城・陸 2022年6月30日
卍薦提出者:“蒼海番長”竜城・陸

自身の帰属する場に於ける万難を排し、その自由と安寧を守る覚悟があること。
自身の往くべきを定め、佩いた信念を正しく履行する覚悟があること。
何よりも、己が持てるあらゆる手段を駆使して高みを目指し続ける不撓の意思と不屈の覚悟があることを確かに認め。

青組筆頭、號は「蒼海」。
「竜城・陸」の名に於いて、グスタフ・カツラギを当代番長への挑戦者に足ると認め、推薦するよ。 (卍薦)
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