【戦】その眼は死を捉えるか
奉利・聖 2022年5月8日
意外にも、発端は男の方だった。
強さを求め、挑み、そして解を探す。
これはその旅路である。
#ズィーベン・フィーア
#奉利・聖
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ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(今の私に、奉利先輩の不死性を超える手段は、少ない。)
(故に、機動力を削ぎ、意識を刈り取る。)
(戦い方は、必然そういった物になる……)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(……などと、そう簡単な相手ではないことは、明白。)
(奉利先輩の持つ、一番警戒すべき性質。)
(不死性は脅威で、身体能力の強化も驚嘆に値する。)
(それ以上に、経験に基く、直感や反射。そう言われる物。)
(それは、私の想定を超え……)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(故に当然、その拳はズィーベンに届き。)
(機械の瞳は、その一撃を正確に捉え、致命を回避しようと体を逸らす。)
(回避そのものは間に合わず、小さな体の骨の砕ける音と同時に……)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
『もしも機械の体だったら』
(そう、小さな声で唱え。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
【TYPE VALKYRIE SET UP】
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(機械音声と共に、懐に持つ、騎士団の遺産が起動する。)
(少女の姿が現実から消え。)
(槍の如き一撃で砕けた痕跡も無く。)
(戦闘機械で出来た少女が、現れる。)
https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=152607
(無効票)
奉利・聖 2022年5月8日
(入った、と思った時には)
(変化が、始まっていた)
(入っているはずのダメージが、帳消しにされていて)
(後に表れたのは、装いを大きく変えた彼女だ)
奉利・聖 2022年5月8日
(何をしてくるか、読めないな)
(ここで無暗な追撃は、悪手)
(呼吸を再び整えて)(警戒の網を張り巡らす)
なるほど…そう来ますか。
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
「奉利先輩は、強いですから。」
「扱えるものは、使います。」
(電子音声を発して。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
【SET SABER】
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(機械音声がそう読み上げると同時に)
(その手に、ビームサーベルを手にし。)
(素早い踏み込みと同時に、奉利先輩の片腕を焼き切らんと振り下ろす。)
(無効票)
奉利・聖 2022年5月8日
(不死性は確かに脅威となり得る特性だが、欠損を回復できるわけではない。物理的に行動を制限してしまえば、しぶといだけのただの肉だ)
(あの光剣はとてもまずい。まともに入れば切断は必至だ)
『軽』
(速度を上げて、避けようとするが)(ジュッ……肩の肉が抉れるように焼ける)
奉利・聖 2022年5月8日
(剣のレンジよりも、もっと深く。振り回すスペースを取らせないように、肉薄を試みて)
『爆』『穿』
(爆発の推進力を得たような威力のショートアッパーを放ちながら、その勢いを利用して、『貫通力』を強化した追加の蹴りを、二連放つ)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
【SET SHIELD】
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(早い、ですが……)
(機械音声とともに電磁障壁を生み出し、ショートアッパーを受け……)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(追撃の蹴りで、障壁が打ち抜かれ、受けた腕が拉げ千切れる。)
(貫かれる……判断が速く、正確。)
「……ですが。」
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(潰れた機械の腕の真上。蹴りを放った奉利先輩の足の上に、)
(その足を両断せんと、新たなビームサーベルが生み出され、真っ直ぐに落下してくる。)
(無効票)
奉利・聖 2022年5月8日
(任意の地点に生み出せるのか!)
(今から蹴り脚を戻すのは、間に合わない。今ここで脚の片方を失うのは、非常に致命的)
(苦肉の策──『FARBLOS』を抜いて)
ㅤ、、、、、、
(自らの脚ごと、サーベルに対してクイックドロウを一発)
奉利・聖 2022年5月8日
(脚に無視できないダメージを負いながら、ローリングでポジショニングを変えて)
(ショットガンモードに切り替え。BLAM!!)
部位破壊狙い…よくわかっている!
(──漆黒の龍骨が、哭き始めている)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
「……これも、対処されますか。」
(片手が潰れたまま、3本目のビームサーベルを残された腕で構え。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(性質が変わった。あの武器の特異性はそういうものだろうか。)
(強く踏み込み、ビームサーベルの出力が増大する。)
(その散弾を纏めて焼き切らんと薙ぎ払おうと。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月8日
(……このビームサーベルはもちろん。)
(騎士団の遺産によって作り出された「機械の肉体」は。)
(「超常そのもの」だ。)
(無効票)
奉利・聖 2022年5月8日
(超常に対する防御用火器としての側面が強いこの銃が、その身に効くかどうかは賭けだった)
(だが、身体の置換に加えて武装召喚は、その範疇に収まるはずだという確信もあった)
(一番威力のある距離からはやや遠いとはいえ、まともに食らえばダメージは脅威であろう)
(──少々やり過ぎている気がしないでも無いが)
マガジン、残り僅かか…。
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
(散弾に触れた、ビームサーベルが霧散する。)
「これは……見誤りましたか。」
(そのショットガンの一撃が、その機械の体に突き刺さる。)
(身を守る障壁も、回避する加速も、最早正常に機能しない。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
(ただし。唯一、如何なる状態でも正常に作動する機能がある。)
「……『めでたしめでたし』……。」
(絞り出すような、小さな電子音声。)
(『もしも機械の体だったら』の、解除。)
(これだけは、「超常を否定する」性質に反発せずに機能する。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
(機械の肉体は、電子に消え。)
(そこに現れるのは、先ほど、体を撃ち抜かれ、血を流す、生身の少女。)
(無効票)
奉利・聖 2022年5月9日
(──クリーンヒット。レイの手製武装に大いに助けられた)
(さて、ズィーベンの状態は)
…なるほど、まったく別人に置き換わるような感覚ですか。
(いつもの彼女に戻ったのを見て)
奉利・聖 2022年5月9日
……現実的に見て、ここまでですかね。
(これ以上は正しく、死闘だ。ホルスターに収めて、呼吸一つ)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……望むなら、続けますが。
(その言葉は、奉利先輩と……龍骨に視線を向けて。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……ただ。
なぜこのような場を用意したのか、理由は聞いていませんでしたね。
(そんな、今更なことを問う。)
(無効票)
奉利・聖 2022年5月9日
続けるにしても…少々人目が。
僕には前科がありますので、気が咎めます。
奉利・聖 2022年5月9日
───強さ。生ける者達の強さを、何度も目の当たりにして。
僕も、強くなりたいと思いました。
しかし僕は…通常の理に生きているわけではない。
『成長』しないのです。僕の全ては過去に置いてきてしまった。それを思い出したかった。或いは…分析してもらいたかった。
貴女の眼には、僕はどう映るのでしょう。
(死者は、生ける者の輝きに決して到達できない)
(成長しない我が身。激情が抜け落ちた我が身。復讐者としては、あまりに先が無い)(さすればどうやって、強くなるか)
(解を求めて、よく戦闘を行っている彼女に誘いをかけたのだ)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……そうですか。では、ここまでと。
(折れた骨に響かないよう、覚束ない手付きで止血を行いながら。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……ふむ?
(自身の持つ……「物語の英雄に肉体を置き換える遺産」もまた。)
(性質上、成長することはない。)
……奉利先輩が言う「強さ」や「成長」とは、
肉体的な強さのみを指すのですか?
(無効票)
奉利・聖 2022年5月9日
……いえ、『魂』の強さと言うべきでしょうか。
どこまでも磨き、どこまでも折れない。
そんな強さは……僕に無いようで。
(永い人生において、諦めは無数に存在する。死に慣れてきた頃から、どうしようもなくなったときに自死を選んで、次の人生に向かうことが多くなった。今だってそう、生ける者達の強さに、精神的な敗北を刻み込まれる)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
(……そんなものはあるのでしょうか。)
奉利先輩の過去や体について。
私は多くを知りません。
……先ほど使っていた銃や、その骨は、ずっと使っていたものですか?
(無効票)
奉利・聖 2022年5月9日
いえ…銃は、知り合いに作って頂きました。
龍骨は、学園の遺産として掘り出したものです。
(つまりは新宿島に来てからの産物である、ということで)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
では。
求めるものがあり。
そのための手段に向けて手を打ち。
結果行えることが増える。
……それは『成長』ではないと?
(無効票)
奉利・聖 2022年5月9日
………これが、成長。
(難しく考え過ぎているのだろうか)
(新しい事を習得できず、前に進んでる実感が無いのは)
(ただ自分で納得できてないだけ……?)
……今はまだ、なんとも。
どうにも僕には、実感というものがない。
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……そうですか。いえ。
(……きっと、奉利先輩が求めるものは、私には無い物だ。)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……自分の意思で強くなりたいと思える人に。
私から言えることなんて。本来、ないですから。
(無効票)
奉利・聖 2022年5月9日
…………。
(なんて言葉をかけたらいいのか、分からず)
奉利・聖 2022年5月9日
(彼女のことを、大して知っているわけでもないのだ)
ひとまず……。
奉利・聖 2022年5月9日
治療、受けに行きましょう。
(血を流してるのをそのまま、というわけにもいかないのだし)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……そうですね。
少々、血を流し過ぎたかもしれません。
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
保健、室へ……
(ふらり、とした足取りで保健室へ向けて進もうと。)
(無効票)
奉利・聖 2022年5月9日
あっ……と。
思いの外血が流れ過ぎたようです。
(慌てて駆け寄って、肩を貸そうと──いや、身長差がありすぎる。背負う形の方がそれらしいだろうか)
連れて行きますから、捕まっててもらえますか?
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年5月9日
……お願い、します。
(そのまま、背負われて、保健室へと。)
(◆演出終了◆)
奉利・聖 2022年5月9日
(背の彼女は、とても軽くて)
(なんだか、寂しさを感じた)
(◆演出終了◆)
奉利・聖 2022年5月9日
【このスレッドは終了しました】