私立MM学園

【戦】英雄なるもの、ならざるひと

新堂・亜唯 2022年5月7日
かつての世界ではゴールデンウィークと呼ばれた5月のはじめ。
少しずつ取り戻されていくディヴィジョンはあれど、刻逆の解決にはまだ遠く。
生徒たちは研鑽を重ねる日の最中。

そんなとある日。
島から少し距離を取った洋上に、決闘場の種を用いてシンプルな戦いの場が設けられた。

相手は赤星番長。これを戦いと呼ぶなら、勝敗は始まる前から、火を見るよりも明らか。
つまりまぁ、「いっちょ揉んでくれよ」ということなのだ。
しかしこの期に及んで、学園でも〝武〟の道の尖端に立つ存在に手合わせを願う理由も、確かにあった。

#星見・晴
#新堂・亜唯




演出継続
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星見・晴 2022年5月7日
ふぅ、やれやれだぜ──
(★一度は言ってみたかった漫画の台詞第17位──!!!!)

(を言いつつスタッと着地!!) (無効票)
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星見・晴 2022年5月7日
──ってえテンション上がり過ぎたな!!!?
(しまったつい好きなジャンプ技フェスティバルしちまった!!……あとどうせなら二重の極みにしときゃよかったか!!?)
(とかどうでもいいことを考えつつ)

……おーい亜唯大丈夫かぁ!!?
(割と豪快に空に吹っ飛んだ相手を気にかけた。もうK.O.って事はない……ない?たぶん?どーだ!?)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
(べちんっ、と不味い音を立てて地面におち、ごろごろと転がって――)

スゥ――…… (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
……ふんっ!!!

(親指で鼻血を拭う頃には、そこそこ元気そうな姿を見せた)
(無論、効いてないわけではない、というか、骨の数本数十本、マズイ砕け方をしただろうが――)

大丈夫。赤のクラスほどは受け手は上手くなかったろうが……こっちは、白のクラスだからね。

(――その場で〝治した〟ということだ)
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星見・晴 2022年5月7日
(──"呼吸"。武術での基礎であり故に隅々まで根付くファクター。)
(骨を折るくらいまでの手応えは拳に残していたが、それでも健常に立ち上がり再度対峙する。──この僅かな間に怪我を治して見せたのは、恐らくそれも関わっているのか?)
(なんにせよ、)

いいガッツだ!すげぇな、螺月流──だっけか。 (無効票)
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星見・晴 2022年5月7日
(──剣はまだ戻ってこない。なら、まだ無手で良い。)

まだまだやれそうだな?……んじゃあ試合続行だ!
(そう言いつつ、一歩、二歩と間合いを詰め──) (無効票)
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星見・晴 2022年5月7日
(──三歩目。動きが明らかに変わる。)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=29157

(極端なまでに無駄を省いた、踏み込み、そして引き絞った腕のモーションから放たれる)

セイッッッッ!!

(何の気も衒わない、ひたすら真っ直ぐ相手を射抜くような正拳突き。)
(目にも止まらぬ速さでは断じてない。が──無駄がない故にこそ。最短最緻をゆくがこそ。それは極めて避け辛い動きで、腹に向け放たれる。)

(威力とて絶大ではない。然し、確かに身体の奥にある臓腑を揺さぶるだろう。そんな、省略、しかし効果は極めて高い。そういうコストパフォーマンスの上で優れた技として拳は放たれる。)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
……呼吸で周囲から取り入れた力を、自分の生命力に変える。
傷みまでは消えてくれないのが玉にきずだけど。
(なんせ、クリスタと戦った時も思ったが、番長の打撃は〝単純に痛い〟。的確で鋭いから骨身に響いてずっと残る)
(回復し続けられるから問題ないなんて、上手い話はない。ただ体が動くようになっただけだ)

(して――まだ無手か。だが……) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
……(ああ、無理だ。なんて美しい正拳だろう。なるほど、お手本としてこれ以上優れた打撃はあるまい)

(だがしかし、例えば美術の教科書を開いたところで、誰もがミケランジェロの模写を出来るわけではない)

(かつてがむしゃらに強さを目指していたころならともかく、今ならばはっきりと分かる) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
(天道寺小熊に忠告された、〝身の程を知る〟という言葉の意味が、今ははっきりと分かる)

(自分では、ああはなれない) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
……晴兄貴は全てにおいて、俺に勝っている。
いや、おそらくはこの学園の全ての生徒に対して、勝っている。 (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
(無論、避けられない。だが――――)

でも、たぶん俺が勝ってると思えるところは、一つだけある。

(――〝クリーンヒット〟の感触では、ないはずだ)
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星見・晴 2022年5月7日
────そりゃ流石に買い被りだと思うけどな。
(総合力では負けはしない。が、生身なら恐らく身体機能に特化したメイドや、理不尽な権化たる龍には劣る。──一部、本当に一つのパフォーマンスに特化した生徒にだって劣り得る。)
(だからこそここ暫くはあくせくと自己研鑽に勤しんでる訳でもあり) (無効票)
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星見・晴 2022年5月7日
(その証左に。今、お前がオレに勝る点が一つあるからこそ)
(今、お前は倒れてないんだろう。)

(──機敏に後ろに下がり間合いを取り直す。漸く落ちてきた錆塗れの刀を掴み、構え直しつつ)

……その心は?
(どうせだから、問うてみる。)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
……。

(けほ、と咳。内臓がひっくり返りそうな衝撃を受けながらも、手折れていないのは……打撃との間に、腕を挟み込んだから)

(〝そこに来る〟とは分からなかったけど、〝避けられない〟とは信じられたから、出来た防御) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
……たぶん、少なくとも、この学園に来てからは

俺のほうが、遥かに、沢山、大勢、数えきれないほどに (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月7日
自分より強い奴と戦ってきたと、思う。

(それは、弱さの証明でもある。そして)

今、この瞬間も。 (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(少なくとも自分の土俵であるはずの、徒手空拳での戦いにおいて)
(圧倒的な才と、絶対的な力の差を目の当たりにして、自分の弱さを受け入れるしかなかった)

……だから、ありがとう。
こうして間近で、本当に優れた拳を見ることで、俺はようやく理解できた。 (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
──それは、 (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
今なら〝奥義〟が撃てる。

(ぶらり、力なく脱臼した片腕を揺らしながら、しかし、笑う)

でも、俺の拳の到達点では、晴兄貴は倒せない。
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星見・晴 2022年5月8日
お前が言うと、何より説得力があるなぁ。
(番長を殆ど総なめどころか二周目突入、何人かは生徒会にも。……そんで他にも数多の交戦歴。)

おめーほど格上相手に戦い抜けてきた奴も確かにいねぇ。 (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
──なんか参考になってんなら何よりだ。

(構えは、青眼。赤錆の剣で狙いを定めるように亜唯を見定めつつ)

(奥義。なんとも耳にくすぐったく、焦がれる響きだ。そう思いつつ)
──倒せないならどうする? (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
(手は緩めない。鎧は纏っておらずとも、今、オレの出せる全開全力をもって対峙する。それが胸を貸すって事だろう。)
──オレはオレの全力で行くぞ。

(そろそろ勝負も区切りどきか、と──精神を改めて統一しつつ、挑戦者を見据える)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
へっへぇ。
(言っては見たけど、番長にそう認めてもらうと嬉しいものだ) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
ああ、倒せない。倒せないなら――〝どうもしない〟。

(そうだ、少なくとも、この技が、今この手の中に握りしめた手ごたえ通りならば、この勝負には絶対に勝てない)
(だが) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
――楽しい語り合いになれば、それでいいや。

(空を掴むように、拳を握りこみ、引き絞っていく)

(ともすれば窮屈に見えるだろう。まるで弓を引き絞るように、弧を描く動きで、刀を抜く前の動作の如く、腰を捻り、拳を引いていく) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
――螺月流――

(おそらく、殆どの人間に見えるのはそれだけ。だが)

(目の前の番長には、きっと、見えるのではないだろうか) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(拳を、構えるにつれて――晴へ向かい、絡み合って伸びる〝因果の糸〟が)

――――奥義――。

(その拳が、〝直撃する〟という未来に繋がっていることを) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(鋭く、拳を放つ)
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星見・晴 2022年5月8日
(居合のような構えだった。)
(引き絞られたそれから、愚直に拳が飛んでくるだろうと言う事を直感的に理解し) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
(そして、それ以上に────)

────!
(一縷。一縷なのだろうが、"天晴"が扱うそれと同じものを、亜唯が握りしめていると理解した。) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
(手には因果。問答無用、"当たる"という──恐らく必中の拳。)

(オレの扱う「相手の因果を切る」とはまた違う、しかし「相手の因果を辿る」それは、きっと拳を放たれれば凡ゆる道理をねじまげ、「オレに届く」技だ。) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
────違いねぇ。正に"奥義"だ。

(そして、拳は振り抜かれたのだ。)
(過たず、それはオレの左胸へ迫り) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
(間違いなく、左胸を、射抜く) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
(────その寸前に)

(一切の無駄のない軌道にて、)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=29157
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星見・晴 2022年5月8日
(ゼロスピードから一気に、トップスピードに至る剣戟が)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=29054

(峰打ちとは言え、お前の腹に吸い込まれるように放たれた。) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
────瞬光・赤剣。

(技の名前は、放たれた後に。)
(放たれた奥義に違わず、「直撃はした」が──拳が接触すると同時、それを凌駕する速度で放たれた一撃により、「相手を押し退けるように打つ事で受けるダメージを極力抑える」──凄絶なカウンターを、叩き込んだ。)

────ふぅ。
(それでもなお、左胸に確かな痛みを感じつつ、) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
──良い拳だったぜ。

(そう、挑戦者に告げた。労いと、賞賛の意を込めて。)
けどまだまだ、倒れてやる訳にゃいかねーな。
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(その、剣戟が発すると同時。おそらくは不自然に、拳が加速したことだろう)

(と、いうのも――この技の本質は、〝亜唯の拳を晴に当てるのは難しくとも、晴が亜唯の拳に当たるのは容易だろう〟という、屁理屈じみた理屈による)

(即ち、強い相手ほど、因果の拘束力は強く働き――強さを見せるほど、拳の命中率は比例して上がる。〝確実に当たる〟のだ) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
ぐ――――

(ただし) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(螺月流は元を辿れば――歴史の中で繰り返された戦いの最中)
 
   ダークネス
(心の闇に落ちた超常の戦士や)

   デウスエクス
(やむを得ず暴走を選んだ英雄を)


(助けたいと願ったただの人間が、編み出したもの) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(即ち――元からその拳に、〝命を奪う〟力はない)

(直撃した拳からは、打撃の痛みは通じども)

(心には、気力を)(体には、生きる活力を与える) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(〝弱き者〟から〝強き者〟に届けるから、意味のある拳)

(究極の、活人拳)

(つまり―――――たった今、彼が言った通り) (無効票)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
――そりゃ、どうも。

(ただの〝良い拳〟でしかない) (演出継続)
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新堂・亜唯 2022年5月8日
(ゆえに、満足感を伴いながら)

――――。

(繰り出された強烈なカウンターで、先に倒れたのはこちらだった)
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星見・晴 2022年5月8日
────。 (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
……うーーーん こりゃある意味やられたな。

(英雄なんて結局剣振り回してなんぼ、拳で剣で相手をぶっ倒しての存在。悪をぶん殴って成敗して───要は肯定された暴力とも言える。ヒーローを語る上でこんな話は切って離せない。別にだから剣を振るうのを止めるべき、とかは思わないが) (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
(──今目の前で倒れた少年から感じる拳の力は)

(それより遥かに穏やかで、力強く、清く正しい)
(まさに「活人拳」と言えるものだった。)

……優しい拳してんじゃねーの。 (無効票)
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星見・晴 2022年5月8日
(剣を振るう事も、力がある事も)
(時として誰かを倒してでも誰かを救う必要はある。それを否定はしないが)

…………こう言う力の使い方もあるんだな。
(改めて、身につまされるなと思いつつ)

……よっと。 (演出継続)
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星見・晴 2022年5月8日
(さて、試合を見てたらしい過保護ドラゴンに義弟くんを渡すのが早いか)
(それとも先に保健室かなー、と思いつつ)
(闘技場を、挑戦者を労わるように抱きながら、去っていった)
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