私立MM学園

【個】本日貸し切りですわ！

ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
健康診断期間中、入れ替わり立ち代わり生徒が訪れる保健室――
――の扉の外に、「本日貸し切りですわ！　○階の空き教室へどうぞ」なんて、真面目なのかすっとぼけてるのか分からないような、そんな白い札を提げる。

もちろん、ディアボロスの事情は人それぞれ。
人に見られたくない健康診断というのも、時にあるものでしょうけれど。
そんな改まった対応をして待ち受けるのは白の番長。
待ち受けられるのは――

#ミーレ・ベルンシュタイン
#クリスタ・コルトハード




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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
（準備オッケ、と。――そろそろでしょうか？）
（なんて。時計をちらり）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
（足音ひとつ立てずにやってきたメイドが、保健室の扉を開けて）

…………こんにちは、ミーレ様。おまたせ致しました
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
ああ、クリスタちゃん、こんにちは。
いーえいえ、時間ぴったりですわ。（いらっしゃいませ、なんて、冗談めかして笑って）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
（保健室に入って扉を閉めると、手早く鍵をかけて）

それは良かったです。……個別での健康診断、引き受けてくださってありがとうございます。俺、他の方に混じってというのは、どうにも。
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
あんまり見られたくない事情――ってことでいいんでしたよね。
そういうことなら、もちろんもちろん。何も秘密を広めるためにやるわけじゃありませんもの。
わたくしなら構わないってご指名なら尚更ですわっ（えっへん）（嬉しそうだった。いや、番長にはということだと分かってはいるのだが――） (無効票)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
それで……どうしましょう、普通に始めます？
それとも、先にちゃんと事情を聞いた方がいいでしょうか。
（なんて、立ち上がって近づきながら）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
ええ、ええ。ミーレ様なら、いざという時は頼れそうですし……

（そうですね、なんて言いながら口元に指を当てて）

やはり見てもらってからの方が早いでしょうか (、)
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
これなんですが───

（メイド服の袖を捲って、それから左腕の肌をつまむ。強く引っ張ると肌に見えていた表面についているシールのようなものがペリペリと剥がれて、肘までかけて10センチほどの傷が現れた。血こそ止まっているが、まだ治りかけの傷だ）
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
……！　それはもう、もう！（えっへん！！）

ふむふむ……？ (無効票)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
って、あら、大変。どうしましたの、これ。治しましょうか？（と、反射的にまずは手を持ち上げてから、）

……んん……？　でもこれ……（来る途中でケガをした、って感じじゃないな、という、違和感に首を傾げて）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
実は先週、グランダルメで自動人形と戦ったときに斬られてしまいまして……血が止まるまでは縫っておいたんですがやっと治ってきたんですよね

（傷を自分で見て、あはは、と困ったように笑った）
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
先週――（なるほど）（軽く一つ、頷いて）
話の筋は見えてきた気がします――――、……が……（傷口に伸ばしかけた手を）（触れさせることなく、迷うように彷徨わせて）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
どうやら傷の治りが周りの皆様と比べるとどうしても……ですね。それでもディアボロスじゃない方々から見れば十分に早いかもしれませんが
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
……そうですわね。少なくとも、逆説連鎖戦の傷がそれだけ残り続けてる、っていうのは……皆の話を聞く限り、ディアボロスとしては少し異質なんだと思います（なんて。どこか他人事のような口ぶりで言いながら、）

……えっと……まず、ごめんなさい、クリスタちゃん。そういう事情だと……わたくしが治すとちょっと余分に痛いと思うんですけれど。治してもいいですか？（と。手はやっぱりさまよわせたまま）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
大丈夫ですよ、大体の痛みには馴れていますので

（お気になさらず、とくすくす笑う）
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
むぅ……。では。
……こういう状況をあんまり考えてなかったのは、わたくしの落ち度です。

（言いながら。そっと、傷口の周りに手を触れれば）
（――ほんの半秒。瞬く間に、腕の傷は消えていった。ただその一瞬に、傷が開いたときの――それと。これまで帯び続けた痛み、或いは状況によっては縫った時のそれすらも。傷口に走った痛みがリフレインするだろう）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
─────。

（時間的に圧縮された痛みが走るが、傷が消えるまで、眉一つ動かさずにじっとしていて）

いえ……助かります。これで偽造肌で誤魔化さずに済みますね
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
…………、（じ、とその顔を見るが）（無事治った様子には、ほ、と息を吐いて）

できたら……、次は、縫う前に言ってください。時間が経ってなければ、痛みも少なく治せると思いますから（ね。そう、首を傾げつつ） (無効票)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
でも、ちょっと不思議ですわね。全く治らない、というわけではないのですよね。むしろ代謝自体は優れている……何かのパラドクスの影響ですか？（前半は、さっきの言葉からしてもそういうことだろう。少し首を傾げて）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
すぐにミーレ様のところへ行けそうでしたら……

（傷の消えた腕を軽く振って、痛みが無いこと確かめる）

詳しくはわかりませんが、そうですね、俺の場合、身体能力が復讐者となった前後でほとんど変わっていないので、そういうところもあまり変わっていないのかもしれません

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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
おうち帰ったらすぐじゃないですか。夜中でも叩き起こしていいんですよ？（じ〜〜〜）

（確かめる様子を見つつ、）――――、成る程、考えられますわね。
そもそも「ディアボロスとして」の力が強いわけではない……と。 (無効票)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
……だとしたら、わたくしとおんなじです。ケガの治りは――試したことありませんが（手を）（ぐっぱして）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
ミーレ様は……そうですね、もともと魔女でしたか

（ぱーの時に手を合わせてみたりして）

ちなみにミーレ様は、肉体の消滅と再出現の経験はありますか？　俺はまだ一度もないのですが……
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
ないですわねえ。
わたくしは、自力でこの時間に来たわけですから――そもそも、一度も流れ着いたことがないのです。
――だから実は、厳密な意味で自分がディアボロスであるのか……再構成ができるのか、あんまり自信がありません。試すわけにもいきませんし。
（ぺたぺた）（掌をくっつけて――） (無効票)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
（ひみつですよっ、と）（わざとらしく声を落として囁いて）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
俺もです。戻って来られる確証がないから致命傷が怖いですよね。尤も、番長同士や生徒会騎士団メンバーとの戦いでなければ、そうそう大きな傷を受けるつもりはありませんが

（手の大きさを比べて、自分よりもいくらか小さな手を握ると、くすり）
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
ねー。ふふふ、それも同じです。……なんて。誰相手でも死んじゃうつもりはありませんけど（くすっと、笑って、手をにぎにぎ、……）

……でも、まあ。生き返れる前提で考えるのも、なんだかおかしいなって思ったりして。
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
命の使い時が来るまではのんびりと勝ち続けようかと。

（少しだけ目を細めて）

死が遠いというのは、なんでしょうね、生を実感できないと、俺は思います。
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
…………ですわね。（一瞬だけの間があったけれど）（結局、特に異論はなかったのか、一つ頷いて）

（さらりと首を傾げ）

それも――……分かる気がしますわ。
それが本来正しい姿で、元の、「人らしい」姿だと、思いますもの。 (無効票)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
……でもでもで〜も〜。
だったら尚更、ケガはしっかり治さないとですよっ。（えいっ）（手を捕まえるようにぎゅっとする）

……いえ、わたくしのあれが今の流れで「正しい」かは諸説ありますがー……でもー……
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
そうですねぇ、ちゃんとした治療って受けたことがなくて……

（捕まえられると、むむむと唸り）

適切かどうかは、きっと歴史が決めてくれますよ
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
んもう。……別に、必ずって約束しなくていーですから。
ちっちゃいケガでも、気軽に使ってもらえると嬉しいですわ。

わたくしは…… (無効票)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
（ちょっと考えて）（うん）
……クリスタちゃんがケガしたままだと、わたくしが、嫌なので。

ちょっと訂正。もし正しくなくても、そうしたいんです。
（ぶんぶんと）（そのまま握った手を上下に振って）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
ミーレ様は頼りになりますねぇ。俺のことも、よくわかっているようで……

（あはは、と笑って）

そんなに言われたら、治さないわけにはいかないじゃないですか
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
（ぺろ、と、舌を出す）
（……ちょっとズルい言い方だったのかな、なんて、思うけれど）

ふふ、良かった。その時は待ってる――のも変ですね、ケガしないのが一番ですもの。
（ふふふー）（と、満足げに手を離して）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
ええ、ええ……それじゃあ、怪我しないようにちゃんと健康診断もしてもらいましょうか。
まずは身長体重からでした？
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
ふふっ、ですねですね。話し込んじゃいましたし、さくさく進めてしまいましょう！
ではではこちらの台へどうぞ。凄いですよね、背も体重もまとめて測れますのよ、これ。（なんて。体重計付きの身長測定台に案内して）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
（体重が表示されるであろう部分を見ると、測定台の前で一度止まって）

…………びっくりしないでくださいね

（そっと台に乗った）
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
はい……？
（どういうことでしょう）（きょとーん、と、首を傾げて）
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クリスタ・コルトハード　2022年4月28日
（体重を乗せた瞬間、一気に体重計の数字が常人の3倍くらいになって）
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
えっ――あっ！？
ちょ、ちょっと待って下さいねこれ割とデリケー……あっミシって言っ……！！！！！ (、)
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ミーレ・ベルンシュタイン　2022年4月28日
（わあわあきゃあきゃあ）
（騒がしめに進んでいった立入禁止の健康診断は、一体どんな秘密を帯びていたのかと恐れられたりられなかったり……したのでした！）
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