【常】学園の日常-D【21】
ウィチカ・アイリアス 2022年4月18日
『MM学園』の登校時、授業中、休憩時間などのシーンです。
朝方、学園に生徒達が駆け込んでいくときの慌ただしさ、各種授業中のやりとり、授業の合間に自販機の前で行う他愛無い掛け合いや、お昼ご飯を食べながらの談話など、学園らしい生徒間の交流があるでしょう。
◆ルール◆
『学園生活』の日常をRPする「少人数RPスレッド」です。
最初に入場したキャラクターが、下記の「学園施設」から好きな場所を選択してください。
新しいシチュエーションでも構いません。その場合は増えた施設をwikiに追記してくれると助かります。
・学園施設(wiki)
https://w.atwiki.jp/pmms/pages/40.html
・入場制限について
入場人数の制限があるスレッドは、スレを立てる際【入場:3人】【入場:4人】【入場:5人】【退場】のアンケートをつけてください。
最初に入った人がいずれかのアンケートを選んで、以降は全員退場するまでその人数がスレの参加制限となります。
RPをやめるときは【必ず】、「退場」を選択してください。
・建て替えについて
スレが終了した時点で「400」レスを越えていた場合
そのスレの参加者の誰かが、最後に建て替えをお願いします。
その際、最後にある【】の中の数字を一つ増やしてください。
書き込み制限は「誰でも閲覧可能、団員、友好のみ書き込み可」としてください。
過剰な暴力沙汰、問題行動は厳禁です。
前スレ:
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=16167&mode=last50
【入場:3人】
【入場:4人】
【入場:5人】
【退場】
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竜城・陸 2022年5月31日
――……、
(かくん、と首が揺れて、)
竜城・陸 2022年5月31日
…………ん、……
(小さく、呻いた)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
あら…………
(もう起きてしまうの?と思ったけれど)
(未だ、目覚める様子はないので)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
(その夢と、このうつし世が醒めないうちに)
(────そっと、肩に触れた)
竜城・陸 2022年5月31日
(――肩に触れた感覚には、)
(さすがに重たげに落とされた瞼を、うっすら開いて)
竜城・陸 2022年5月31日
ん……、
(緩んだ手が、持っていた竿を取り落として)
竜城・陸 2022年5月31日
――ぇっ!?
(それに驚いたように、肩を跳ね上げた)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
ああ、陸────ひゃっ
(おはよう。とは言えず、少し仰け反ってからぱちぱちと瞬きをして)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
────ふ、ふふっ………あははっ…………なんて声出してるの、陸。
(くつくつと肩を揺らして笑いながら、また体を彼の方へと寄せて)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
いい夢でも見ていたの?
それとも──────
本物の我が目の前に居て、驚いた?
(我の夢を──なあんて────)
(彼の顔を覗き込むように首を傾けて、笑んだ)
竜城・陸 2022年5月31日
う……
(目をこすって)(息を吐いて、)
(ずれた眼鏡を直して、目を開け、)
竜城・陸 2022年5月31日
――――っ!?
(声こそ出なかったが、)(顔はさっきより驚いていたかもしれない)
竜城・陸 2022年5月31日
…………、
(取り落とした釣竿に視線を落とした)
(もしかしたら、彼女の視線から逃げただけかもしれない)
おはよう、ひとめ。
……恥ずかしいところを見られたね。
十桜・ひとめ 2022年5月31日
…………ええ、おはよう────
十桜・ひとめ 2022年5月31日
陸…………
(ああ、やっぱり)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
(────こちらを見ては、くれないのね)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
(ゆらりと立ち上がって、陸の前。釣竿へと近づいて)
……恥ずかしいだなんて。
我は、嬉しかったのよ。
(屈んで、その手に掴む)
竜城・陸 2022年5月31日
(拾い上げた釣竿の、垂れていた釣り糸を引き上げる)
(勿論、もうとっくに餌なんてなくなっていた)
(小さく息を吐いて、)
竜城・陸 2022年5月31日
あ、……、と、
(彼女の手が伸びてきたから。慌てて、釣竿を手放した)
……ごめん、
(あれ、)(今何に謝ったんだろう)
竜城・陸 2022年5月31日
…………?
嬉しかった、っていうのは……?
十桜・ひとめ 2022年5月31日
…………ふふっ、どうして謝るの?陸。
(釣竿を譲られたような形になったけれど、持っている理由もない)
(そもそも、渡してあげるつもりだったから)
十桜・ひとめ 2022年5月31日
あなたに逢えたこと。
あなたに触れられたこと。
あなたと、こうして言葉を交わせること。
あなたとの全部が、愛おしくて、嬉しいのよ。
(彼の正面。しゃがみ込んで、差し出す)
竜城・陸 2022年6月1日
……どうしてだろ。
(よくわからないけど、と)(呟くように言って、)
(釣竿を受け取ろうと手を差し出した)
(今はどうしたって、返せる言葉がない)
竜城・陸 2022年6月1日
(ちゃんと話さなくちゃな、と)
(……思ってはいるのに)
それにしても、いつもこんなに朝が早かったっけ?
十桜・ひとめ 2022年6月1日
(手渡したものを受け取ってくれる。そんなことですら、胸の内が温まってしまう)
(その手を、握ろうかと)
(彷徨った手を、引っ込めた)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
…………朝が早い?陸は、いつもこの時間にいるんじゃないの?
竜城・陸 2022年6月1日
(受け取った釣竿を、置いて)
……俺はね。
君がこんなに早いと思わなかった、って話。
十桜・ひとめ 2022年6月1日
……そうかしら。
時間なんて、我にとっては些細なことよ。
十桜・ひとめ 2022年6月1日
…………もっとお寝坊さんだと思った?
竜城・陸 2022年6月1日
……最初に会ったのが、夜だったでしょう。
だから、なんとなくその印象だったかな。
(先入観というやつだね、なんて言って)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
そうね、そうだったかしら…………
(あの時は、こんな風になるだなんてこれっぽっちも思っていなかったけれど)
(ゆっくりと隣に腰を下ろして)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
────ねえ、陸。
十桜・ひとめ 2022年6月1日
あの時の我と、今の我──────
どっちが好き?
竜城・陸 2022年6月1日
(僅かに、息を呑むような気配、)
…………、
(吐息みたいに音が漏れた)
(言葉を、紡ごうとして、少し迷って、)
竜城・陸 2022年6月1日
……比べろ、というのなら、今……かな。
あの頃より今の方が、君のことをよく知っているんだから。
十桜・ひとめ 2022年6月1日
────そう。
(応えてくれた。それだけで今は────)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
────────我も、おんなじ。
十桜・ひとめ 2022年6月1日
………………、
(切り替えるように、ため息を一つ)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
…………ねえ、陸。
このまま行くの?学園。
竜城・陸 2022年6月1日
(ああ、また)
(喉の奥が、詰まったみたいな気分だ)
(――言わなきゃいけないことがあるのはわかっていて)
(でも、今はまだうまくまとまらなくって)
(だから、吐息一つ零して)
竜城・陸 2022年6月1日
……まだ、仕事が少し残っていてね。
それが終わってからだから、教室に着くのはぎりぎりかな。
君は? ……今日も、授業に出ていくの?
十桜・ひとめ 2022年6月1日
…………そう。
(あわよくば。そんな小さな願いはあっけなく)
(けれど)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
────────“今日も”。
(繰り返すように、呟いて)
(────ああ、なんだ)
(ちゃあんと、見てくれていたのね)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
ふふ……ええ、そう。
我、今は少しだけ良い子なのよ?
(立ち上がって、数度地を跳ねる)
(だって、嬉しくなってしまったから)
十桜・ひとめ 2022年6月1日
だから、陸──────
十桜・ひとめ 2022年6月1日
──────待っているから。
(そよ風に、言の葉を残して)
(ぱっ、と。花が散った)
(【退場】)
竜城・陸 2022年6月1日
ん、…………うん。
またあとでね、ひとめ――――
竜城・陸 2022年6月1日
――――、
(見送ってから、)(小さく息を吐いて、)
竜城・陸 2022年6月1日
“わからない”、に逃げている場合じゃないんだけどね……。
(呟いて)
(ふらりと、釣竿を手に、倉庫の方へ歩いて行った)
(【退場】)
竜城・陸 2022年6月1日
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