【個】花に雨露
林・蓮花 2022年4月18日
霧雨の降る春の日。
海上に展開されたフィールドには二つの影。
たまには全力を出さないといけませんよね。
少しお付き合い頂けませんか?
#林・蓮花
#一恋・花束
0
林・蓮花 2022年4月18日
まぁ、出力だけは人一倍ですから。
(不本意ながらそこだけは自信があると苦笑を零し)
えぇ……あの人、何言ったんですか……。
(凄く、物凄く嫌そうな顔をした!)
林・蓮花 2022年4月18日
(正直、ろくなことにはならない気がするが口には出さず)
ちょっと、では済まない威圧感を感じるのですが……。
(クラヤミを使った方が良いかな? でも、あまり使いたくはないけど……でも、花束さんなら切っても死なないだろうし、そもそも今日は使うつもりだったし……今は保留)
今も降っていますね、雨。
(無効票)
一恋・花束 2022年4月18日
(ひゅ、と手刀を振るう)
これは花束の必殺技の一つで、“竜仇黒刀”といいます。
「概念」を切断する技でして――――――
(瞬間)
一恋・花束 2022年4月18日
(空が割れて)
(雲が消えた)
一恋・花束 2022年4月18日
(認めたくはないが――あの侍との戦いで)
(能力の応用の幅が、だいぶ広がった)
「降雨」という概念を斬りました。
ある程度時間が立てば、自然にもとに戻りますが――さて。
一恋・花束 2022年4月18日
この状態において――「雨を降らせられない」状態になった蓮花ちゃんの体質は、どうなるんでしょう。
出力先を失い、別の何かが生じるのか。
それとも、概念の喪失すら上書きして、再度雨が降るのか。
はたまた、何も起こらないのか――――
一恋・花束 2022年4月18日
ちょっとどうなるか、花束に見せてください。
(無効票)
林・蓮花 2022年4月18日
(ぷつりと、上空からの感覚が途切れた。 空を見上げる)
(雲が消えているのはどうでも良いが、雨が降ってこない。 私のパッシブ能力が途切れている?)
いやいやいや、えぇ……。
(目の前に化物が居る……それもかなりヤバい部類の)
林・蓮花 2022年4月18日
…………。
(困惑するが、深呼吸して冷静に考える。 これは……良いことでは?)
花束さんが毎日斬れば、私が合羽着る必要なくなりませんか……?
(気付いて、しまった……!)
林・蓮花 2022年4月18日
(まぁ、それは今は置いておこうと思考を一先ず脇に寄せ、自身の身体を確認)
(ちょいちょいと、足元の水溜まりから雨雫を引き上げてみるがいつも通り)
……特に不具合は起きてない気がしますね。
ただ、攻撃手段が殆どなくなったので、花束さんを倒す手段が……クラヤミ使うしかありません。
使って良いですか? 使いますね。 死なないでくださいね。
(傘のストラップに付いた結晶に手を伸ばしつつ)
(無効票)
一恋・花束 2022年4月18日
あ、いえ、やり過ぎると本当に「雨」が世界から消えちゃうので……。
(首を横に振り)
ていうか、本当になんともないです?
こう、溢れ出る力がどうとか…………
(おかしいなー、と首を傾げ)
一恋・花束 2022年4月18日
ん、んー?
クラヤミ、クラヤミかぁ。
ちょっとまってくださいね。
(懐から、水晶で出来たリンゴ――――花束の執煌武装を取り出し)
一恋・花束 2022年4月18日
(じゃり)
(しゃり、がり)
(喰った)
一恋・花束 2022年4月18日
――――よっしゃこーいっ!!!!
(無効票)
林・蓮花 2022年4月18日
そうですか……それは残念ですね。
(世の中そんなに甘くはないか、と)
特になんともないはず……まぁ、暴走するよりは良いでしょう。
林・蓮花 2022年4月18日
では、行きます。 卍器解放……。
(ちょっと待たなかった。 どの道、展開に時間が掛かるから大した問題ではないが……黒い結晶体にぴしりと亀裂が走る)
鏖殺顕・クラヤミ。
林・蓮花 2022年4月18日
上空に漆黒の球体が顕現する。
粘性を持った泥のような液体はゆっくりと胎動すると蓮の蕾を形作る。
そして蓮の蕾は花開き――……ばしゃり。
蓮花に覆い被さるように零れ落ちた漆黒の泥が飛び散り、それは傘を持っていない左手の中に収束してゆく。
林・蓮花 2022年4月18日
(その手の中に現れたのは番傘だ。 番傘は今の自分の象徴であり、傘は自身の罪だ)
(傘は嫌いだ)
林・蓮花 2022年4月18日
『有資格者』よ、『あなた』の『望み』を『歓迎』します。
(声が聞こえる。 望みを言えと私に告げる声が)
(この相手はどんな概念を与えたとしても、概念を切り裂ける)
(ならば必要なのは、概念すら切り裂ける事象)
林・蓮花 2022年4月18日
概滅。
『有資格者』よ、『望み』を『実行』します。
『拒絶』を縮小し、領域内の『遍く概念』を拒みます。
領域内の『法則定理の破壊』を実行します。
(番傘を覆うように展開した斥力場が薄く加工され、極薄の刃として形作られた)
林・蓮花 2022年4月18日
では花束さん――死なないでくださいね。
(軽く、素人の動きで振るわれた一撃は、技術も術理もない、遍く別つ別離の一線)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=28541
(無効票)
一恋・花束 2022年4月18日
執煌武装・禁断の“知恵”
――――――<<超過駆動>>
一恋・花束 2022年4月18日
(ぱちり、と目を閉じて)
(開く)
(花束の瞳の水晶体)
(“知恵”のそれと同じに変質し)
一恋・花束 2022年4月18日
(――――まず、意匠が変じ)
(ついで、手には新たな獲物が握られていた。母親の角から切り出した、紫水晶で出来た剣)
https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=146940
一恋・花束 2022年4月18日
(さて、クラヤミがもたらすのは所有者の願望を叶えるもの)
(事前の知識やカタログ情報は意味をなさず)
(いまこの時点、この地点において、「竜仇黒刀」を上回り、触れた瞬間に「世界」から存在が削ぎ落とされる刃が形成された)
一恋・花束 2022年4月18日
「暴君が命ずる」
(よって、受ける事はしない)
(よって、迎撃もしない)
(よって、抵抗もしない)
一恋・花束 2022年4月18日
「――――触れるな」
(ただ命ずる)
(まず発生した事象として――――)
一恋・花束 2022年4月18日
(刃と花束の間に在るものが、空気空間時間、あらゆるものが削ぎ落とされて、世界から消えていく)
(――――――が)
(刃そのものが、花束に到達しない)
(花束に近づこうとすると、永遠に距離が拡張され続け)
(拡張された「距離」が消滅し続ける――無限ループが生じている)
一恋・花束 2022年4月18日
正直、これに触りたくないので――――――引っ込めてくれないと、花束もここから動けないんですけど。
一恋・花束 2022年4月18日
これ以上をやろうとするとただの殺し合いになっちゃうので。
今日はここらで引き分け、ということでいかがでしょう。
(剣を地面に刺しながら)
(これは「命令」ではなく、「お願い」だ)
(無効票)
林・蓮花 2022年4月18日
エデンズアップルの超過駆動ですか。
(服が黒から白に変わった気がする……のと紫の棒……剣? を持ったみたい)
(……眼鏡も雨もないとほんとよく見えない。 面倒くさくて腹が立つ。 細めた目つきが更に悪くなる)
林・蓮花 2022年4月19日
(命ずる……精神操作系かな?)
(続く言葉は触れるな……だけど、私に変化はないし、力場のも変化はない。 確かに私は振り下ろしてるから違う)
(振り下ろしているのにいつまでも届かないから結界系統で防いでるわけでもない……)
(概念防御系は切り裂けるから……同質の物か)
林・蓮花 2022年4月19日
(カノンさんのような能力だけど……)
シュバルツシルト面……?
(自分の知識から引き出した単語は事象の地平線。 これはどう足掻いても届かない……けれど、それは相手も同じか)
林・蓮花 2022年4月19日
……ちっ。
(微かに舌打ちを漏らし、一歩下がりながら番傘を引く)
権限終了、卍器封印。
(左手の番傘の形が崩れ、結晶へと戻る)
(無効票)
一恋・花束 2022年4月19日
舌打ちしないでくださいよ!!!
通じてたらどうするつもりだったんですか!!!
花束因果地平の果てに飛ばされてませんでしたか!?
(無効票)
林・蓮花 2022年4月19日
すみません、なんかイラっとしたもので。
通じてたら……どうなっていたのでしょうね?
(まだ誰にも叩き込んだことないので、と言うと同時にゲリラ豪雨もかくやの勢いで雨が降り始めた。 止まっていた分が戻ってきたような勢いだ)
林・蓮花 2022年4月19日
物凄い勢いで雨も戻ってきましたし、これでお開きでしょうか。
(なんかすっきりした顔)
(無効票)
一恋・花束 2022年4月19日
あ、なるほど……戻ってきたら溜め込んでざーってなるんですね。
ってことは斬り続けてたら大洪水になっちゃうわけで……。
一恋・花束 2022年4月19日
花束が「見た」感じでは――――アレ、直撃してたら花束は「消え」ますね。
だから全力で防がせてもらいました。案外余裕なかったですよ――騎士正装になってなかったら、打つ手なかったかもしれませんし。
一恋・花束 2022年4月19日
あ、でも――ストレス解消にはなりました?
…………へくちっ!
一恋・花束 2022年4月19日
…………とりあえず、シャワーですねこれは。
(無効票)
林・蓮花 2022年4月19日
まぁ、そうなったらノアの方舟ですね。
遺産なら方舟くらいあるのではないですか?
林・蓮花 2022年4月19日
なるほど。 かなり全力でやりましたから、もう少し出力落とした方が良いですね。
防がれたら防がれたで、私にはもう対抗手段がないので……。
(自分では有効打を与えられる攻撃手段に乏しい、と)
林・蓮花 2022年4月19日
いえ、別にストレス解消にやったわけじゃ……なったかは微妙なところでっしょうか……。
(と言うか能力使用がストレス解消になるのだろうかと小首を傾げつつ)
はい、戻って温まりましょうか。
(無効票)
一恋・花束 2022年4月19日
いやですねえ。
、、、、、、、、、、
学園自体が箱舟ですよ?
一恋・花束 2022年4月19日
あの、その、えっと、花束以外には使わないでくださいね、ギリりっくんとかカノンちゃんとか、あのへんぐらいまでで……
一恋・花束 2022年4月19日
いやー、でもスッキリした顔してましたし。
舌打ちする蓮花ちゃんも見れましたし、満足です
こんな事もあろうかとお湯は沸かしてあるので! ささ。
(傘いれてくださーい、って言いながら、校舎に向かっていくのでした)
(演出終了)
林・蓮花 2022年4月19日
……なるほど。
立地的には微妙ですね。
林・蓮花 2022年4月19日
その二人は安心ですね。 晴さんやミーレさんもなんとかするでしょう。
(多分何とかする、した)
林・蓮花 2022年4月19日
あれは私らしくないですね……。
(首を捻り眉根を寄せ)
これ、雨用ではないのですけれど……。
(まぁ、仕方ないかとため息を零し、連れ立って校舎へと戻っていくのだった)
(演出終了)