【個】準備は抜かりないように
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
緑のクラスは大忙しであった。
戦争前、手に馴染んだ武具の整備。
トライデント、新たに見つけた得物の発注。
重なった転機に、いま一度見つめ直す。
放課後、文化校舎、特別教室棟にて。
発言可能
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#奉利・聖
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グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
慌ただしくなっちゃいますからね……腐ったとなればどこにだって蛆と蝿が集るみたいなものでしょう。
……不思議ですねぇ、ヤーパンのお人って口では一回断りを入れるんですよね。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
うーん、少なくとも知り合いで一人か二人、焦ってはいないでしょうけど……内心までは推し量れませんからね。
かくいう僕もあの「時代」から来た人間、ましてやサイボーグですから。
そういうの感情と言いますか、鬱屈した気持ちは抱えておりますよ。
(機械音声にぶれはない。そして、それはすべて本当の事だ。)
(なのに、やけにあっさりと聞こえるだろう)
(無効票)
奉利・聖 2022年4月13日
勿論。まぁ、白のクラスの方々が視ているとは思いますけどもね。
(ぱきり、煎餅を割りながら)
奥ゆかしい国民性…などと言われますが、学生同士のやり取りでするものでもないですね。
奉利・聖 2022年4月13日
……ふむ。「鬱屈」ですか。
あまり、そういう気配はしませんけども。
平常時のそれと変わりが無いように見えますが。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
見てても休まない人いるじゃないですか、僕とかあなたとか。
(自覚ある方)
まぁまぁ、そういうものだと何となくわかっていますのでお気にせずに。
最初ばかりは謙虚なんだなぁって印象でしたので、つい。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
おや、そういう風に見えます?
(両手を上げてひょうきんに)
変わりないの理由は簡単ですよ。
・・・・・・・・
要は普段からそのまま、ってだけですから。
僕は、ただ、腹の底のに渦巻くものを隠しているだけです。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
……僕、ドイツ帝国からの脱走兵って話しましたっけ?
(無効票)
奉利・聖 2022年4月13日
需要が尽きませんから。
(などと言ってのけて)
奉利・聖 2022年4月13日
なるほど、常に荒れ狂いそうになるが故に…最大限押さえ込んでいるわけですか。
(故に覚悟はいつでも、決まっているというわけだろう)
ドイツで作られた、とは仰っておりましたが。
「脱走」…懐に居た、と。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
それにお応えしちゃう供給が問題なんですよね……従者希望の人たちとか聖さん参考にするべきじゃないですか?
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
うーん、今ですと半分正解、半分外れ、ですね。
抑え込んではいました。
実質今も僕の心は怒りに満ちています。
こんな菩薩みたいな顔してるんですけどね、あ、ここ笑いどころですよ?
(ギシ、座り直して、姿勢を直す。)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
脱走とは言いましたが、まぁ元々は「拉致されて改造された」が正しいですね。
どこにでもいる、というわけではないですが……一般人だった僕を拉致して、兵士に改造して、死ぬ寸前まで何度も扱われて、どうにか逃げた。
言ってしまえばこれぐらいの、ありふれた理由です。
誰だって、相応に扱われれば相応に返したくなりますでしょう?
(無効票)
奉利・聖 2022年4月13日
そこはほら、我らが森羅番長がおりますから。
奉利・聖 2022年4月13日
怒りの話で笑えるものですか。
なるほど確かに、怒りを抱くに相応しき理由ですね。
………。
奉利・聖 2022年4月13日
『一般人』
(懐疑的な色の声音。いつだったか、生徒会広報との一戦を見ていたが…あの戦いはどうも、サイボーグだから、で片付けられないものがある気がする)(そして)
お一人で、お逃げに?
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
……一番の原因はあの人でもありそうですね……でもあの人止めれる人いませんからねぇ……。
(天を仰ぐ)
笑っていただけないとそれはそれで僕のユーモアセンスに自信がなくなっちゃうんですが、まぁまぁこれは真剣に受け取っていただけているという事で。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
十数人だったか、二十数人だったか。
結果的にこっちまで逃げられたのは僕一人、となりますねぇ。
(何人でも、残ったのはただ一人。自分だけ助かってよかったとならないのは普段の行いからでも伝わっているだろう。)
恩師に、一緒に捕まった部隊の人に、人員が減って統合することになった別部隊に、……。
何か、疑問でもありました?
(無効票)
奉利・聖 2022年4月13日
止められたらそれはもう世代交代でしょう。
ご安心ください、いつでもグスタフさんは愉快ですよ。
奉利・聖 2022年4月13日
ただ一人の、生存者。
(その痛みは、己にも分かる)
いえね、以前に拝見しまして…リップ広報との一戦を。
何から何まで解した訳ではないのですが……。
サイボーグだからあれが出来る、とは。どうも腑に落ちず。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
で、あれば目指すはあれを抑え込めるぐらい、ですかね……。
(ぼそり、呟いて)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
ああ、それはお恥ずかしいものをお見せしました……。
(腕を組み、少しだけ逡巡して)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
(機械音声はゆっくりと語り出す。)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
――見つかるには。
拉致されるには……それ相応の理由と原因というものが、あるんですよ。
それが、聖さんが見たであろう、あれだという話です。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
僕、実は人よりも爬虫類とかに近いって言ったらどう思います?
(無効票)
奉利・聖 2022年4月13日
………軍の興味。
常人と異なる力、研究するにはもってこい。
かねてより狙っていたか、あるいは……刻逆の影響か。
(見解を口に出しながら、目を伏せて)
奉利・聖 2022年4月13日
あの戦いを見た後なら……納得できます。
表面上、そのような諸相は見えはしませんが。
(眼差しが、四角形の頭を見据えて)
あるのでしょうね、この先に。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
話が早くて何よりです。
でも一般人には違いないですよ?
別に権力とか裏社会のどうこうとか、宗教的組織のなんだかとか、そういうのじゃないですからね。
ただ、そういう形質を持っていただけ。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
そういう形質を、軍は欲しがった。
ただそれだけで、ただ偶然僕がドイツにいて、必然のように見つかった。
重ねて言えば。ちょうどその時期にドイツにいたのも僕が理由でしてねぇ。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
要は僕の失態から、血縁まるまる死んじゃったみたいな感じで。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
自分に腹が立つし、何よりもドイツに腹が立つし、そんなことを忘れていた事実にも腹が立つし、忘れていたとはいえ縋る恩師を失い忘我の自分にもまた苛立つ。
だからね、今この中には。
どうしようもない鬱屈したもので埋め尽くされている。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
……はず、だったんですがねぇ。
(少しばかり困ったような、肩をすくめる仕草。)
(悲愴も憤怒もどこにも見えなくて)
(無効票)
奉利・聖 2022年4月13日
…ドイツ軍、自責……随分と、色の混ざった怒りです。
(ひょうきんで紳士的な彼の中身は、きっと想像もできないような痛みの渦があることだろう)
奉利・聖 2022年4月13日
今は、どうしてそんな心地に?
そんなことを思い出した直後なんて…それこそ死にたくなってもおかしくないでしょうに。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
とある人には冷たい炎、全部焼き付く何も生まない真っ黒だ、とか言われましたね。
まぁまぁまぁ妥当な評価だと今は思いますし、それでいいとも思っていたこともありましたが。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
……なんというんでしょうかね。
最近気づいたんですけど、僕、結構「裡にため込む」悪癖があるようで。
要は背負い込みがちって言いますか、自分の荷物が多すぎるって言いますか。
支えがなくて不安定だったんでしょうね。
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
だから。
死にたくなるほどの思いは死んだところで、なんですよね。
死ぬぐらいなら死んだところで、それでもっと焦ってもっとふら付いて――気づけばリップさんにあんな形でたしなめられてしまったというわけなんですけども。
(ははは、と笑う。笑えるぐらい、あの頃の自分はヤケで自暴自棄だった。)
グスタフ・カツラギ 2022年4月13日
(立ち上がって、新たに温かいお茶を入れて、目の前の青年に差し出す。)
腰を落ち着ける方法を見つけたとでも言いましょうか。
いまだに僕の中で燻るものはありますが――滓のように積み重なる鬱屈した感情はありますが。
決してこの悪癖はなくならないとも思いますが。
そうだとわかれば、後はそれに沿わせて「そうする」だけですから。
(無効票)
奉利・聖 2022年4月13日
……そういうことですか。
うん、そうですね。責任感が強くて、真面目な貴方は…ため込む性質なのも、納得できます。
壊れそうな思いを抱えて、それでも今ここで…そうしていられるのは。
奉利・聖 2022年4月14日
ここで紡いだ『繋がり』があったから…でしょうかね。
嗜めたリップ広報殿然り、独りではきっと潰れていた。
進み方を見据えられる、感情の余剰を得られるように…何かが、誰かが貴方の傍にいてくれた。
…と、半ば邪推したのは余計でしたかね?
奉利・聖 2022年4月14日
(死んだところで、死にたくなるような気持ちは終わらない)
(それは、とても身に覚えがある。結構な回数、この人生が嫌だと思って、終わりを選んだこともあったっけ)
(それで得たのは?何も無かった)
生ける者の弱さと強さ…か。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2022年4月14日
む。
やっぱり聖さん、なんかこう、鋭いですよね。培った勘とか何かです?
まぁ詳しくは言いませんけども……外れとも言いません。
正解だとも言いませんけどね!
グスタフ・カツラギ 2022年4月14日
ま、なんだかんだ僕は前しか見えてなかったようで、後ろや足元に何があるのか気づく余裕もなかったんでしょうね。
それでも、結局溜まっていくものはございます。
来たるべき日にそれがどうなるかはわかりませんが、少なくとも……。
誰かに恥じない程度には、ですから。
(決してさわやか、だとは言えまい)
(だが、今までの、いつぞやのそれよりもよっぽど健全で明るい「前のめり」だろうことは簡単に感じ取れよう)
グスタフ・カツラギ 2022年4月14日
(こんこん、と彼の後ろで音がする。どうやら工房に用事があるものが新たにおいでなさったようだ。)
っと、長くお話しすぎちゃいましたかね。
ではでは、武具の手入れの方、承りました。
改めてにはなりますが、受取の方は後日連絡くだされば。
(無効票)
奉利・聖 2022年4月14日
年の功、ということで。
(などと嘯いて、曖昧に微笑んだ)
…良い顔です。お素顔ではないですけど、なんとなくそんな気がします。どうか心の寄る辺を、忘れずに。
奉利・聖 2022年4月14日
おっと、長くお邪魔しすぎましたね。
敏腕鍛冶師を独占しては怒られてします。
それでは、僕はこれに手失礼を
奉利・聖 2022年4月14日
…なんだか根掘り葉掘り聞いてしまいましたね。
埋め合わせはいずれ。
(出され茶を飲み干して、ドアを開けて)
ささ、どうぞ。
(来訪者を促して、去っていくのだった)
(演出終了)
グスタフ・カツラギ 2022年4月14日
……あながち馬鹿にできそうにもないのが困りますねぇ。
あなた本当は何歳で……?
(首を傾げ、四角い頭がずれ)
ええ、忘れたら怖い人ですから。
グスタフ・カツラギ 2022年4月14日
お気にせずに、聞きたくなるほどの振る舞いをしてしまっていたのは事実ですから。
(彼を見送り、湯呑をかたずけ、新たな来訪者にプリントとお茶菓子を差し出して)
グスタフ・カツラギ 2022年4月14日
――ようこそおいでくださいました、敏腕鍛冶師の工房へようこそ。
まぁ腕ないんですがね。
(あと数日、今日も仕事に取り掛かろう。)
(演出終了)
グスタフ・カツラギ 2022年4月14日
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