第7試合:街角アナザーライツ
神居・メト 2022年4月10日
S1:第7試合 ~市街地~
④住宅地地点
平和の象徴を模した、あくまで電子に彩られた箱庭。
本来ならば賑やかな住宅街も、今では閑静な……或いは、住宅街の感覚を肌身に知るものにとっては違和感のある静寂に包まれていた。
当たり前だ。
この街に、住人は居らず――いるとすれば
現実からの異邦者に他ならないのだから。
そして、異邦者同士が出会ったならば――
静寂が、砕ける音が響くのだ。
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リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
(とろけた屋根の欠片を起点に、足場を形成。
足裏が触れるその一瞬だけ生まれるそれは彼にとっては十分なもので、野生動物のように軽快に跳ねて行く)
(弾み)(跳躍し)(その姿を回転させながら、未樹の頭上へとんで行く)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
だから! オレは! こ、う、す、る、―――だけだ!
(バウンドと跳躍の末に、少年は速度と回転の勢いをそのまま加えたそれを放った。
未樹の上より飛来する、雷も想起させる鋭い踵落としだ)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=25333
ズィーベン・フィーア 2022年4月10日
(魔法の矢を横に飛ぶように回避し、小さな狐坂先輩(眷属でしょうか?)へ銃口を向け、引き金を引く。)
……追いにくい。それに、この位置関係……乱戦ですか。
(最優先は。錣吹庶務に対する支援を封じる事。)
(徹底して、狐坂先輩に圧力を与え続ける。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月10日
(……現地は野々矢先輩に任せるにしろ、状況を作るのはリーダーの責務だ。)
(落ちてくる屋根を回避て、情報の流れを追う。)
狐坂・香風 2022年4月10日
「このままリュヌっちに合流するとして……逃げられると面倒だよね。さっきの不意打ち的に」
直撃を感知したミニ香風、先程置いてきた子が、被弾直前に消えリソースとして香風へと戻ってきた。
マップの表示からズィーベンがこちらを追ってきた事を確認すると、彼女の移動に合わせ、時折近くの電柱や屋根を爆破していく。
未樹とリュヌのいる場所へと誘導したいかの様に逸れる道を塞ぎつつ。
一恋・未樹 2022年4月10日
な――!?
(警戒はしていたはず、だが)
(そもそも速度は最初から負けている。
目でギリギリ追いかられるかという速度から――)
(正に雷速で、未樹へ落下した。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
――ガァァァァァアアアアアア!!!!!
(完全に運だった。
首だけはギリギリ振れたものの、左肩に雷が落ちたかのような痛みが突き刺さり、左腕がリソースごと崩れていく)
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
(が。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
つ、か、まえた!!!
(突き刺さったリュヌの足首を、右腕で掴もうとする。)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
(今回は決まった、上手く入った)(VRならではの感覚のズレはあるものの、ヒットしたのを感じる)
(自分に対する、リベンジもあったが――そこで少し満足してしまった。満たしてしまって、慢った)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
あ、やべっ(一瞬の気のゆるみ、己の足を捉えられる)(蹴り技は不安定だから隙が出る、そういわれていたのに――)
ズィーベン・フィーア 2022年4月10日
(爆風と周囲の倒壊を回避して。)
……当てる気は、ないようですが。
詰め切れませんね、これでは。
(誘導されてる、ことは察しつつ。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月10日
(であれば。)
……乗りましょうか。
(銃口を虚空へ向けて構えて。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月10日
(発砲音と共に再び、銃弾は空間に溶け。)
(「魔弾」として再構築されるのは、捕らえられたリュヌ先輩を撃ち抜く軌跡。)
狐坂・香風 2022年4月10日
発砲音。しかしこちらには弾丸は来ず。
となるとあっちか。
と、端でモニターしていたリュヌと未樹の戦闘へと目をやり、小さく舌打ち。
「うちに拘りがあるわけじゃないのかし」
(無効票)
狐坂・香風 2022年4月10日
となれば人数差のある今のうちに、その有利を生かすべきか。
走りながら周囲に魔法陣を5つほど発生させると、雷の魔法矢を未樹へと飛ばしていく。
居場所がバレにくい様に直前まで路地を縫った低空で。
そして同時に足を縛る蔦を未樹の足元から生やしていく。
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
―――っ!!!
(捕らえられたその体めがけて背中から腹へ、銃弾が突き抜ける)
(開いた穴から、その口元から、赤い血の代わりに噴き出すリソース。銃弾の衝撃は、普通ならば意識を失うショックだ)(糸の切れた人形のように、だらりと首を落とした)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
(だが)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
(だが彼はディアボロスだ)(MM学園に身を置く、一人の生徒だ)
(この程度で、意識を手離すわけにはいかない)
(彼は瞬時に呼気を行い呼吸を整え、意識を戻す。仮想世界で再現された肉を、筋を、管を操作し、止血にも似た行為を行う)
(落ちた顔をもたげ、翡翠の瞳をギラつかせ、己の前を見据えた)
(自身の脚を掴む、その姿を)
狐坂・香風 2022年4月10日
「リュヌっち!」
モニター内でリソースを噴きだすリュヌ。
思わず声が漏れるが、次の瞬間何か強い意志を持って動き出した彼の姿を見、
(無効票)
狐坂・香風 2022年4月10日
「負荷かかりすぎるから一瞬だけだし!」
彼のやらんとする事は分からないが、何か負けられない理由があるのだろう。
ならばその背中を押すことはできる。
身体に負荷がかかるため、ほんの一瞬だけ。その身体へかけているバフの強度を限界まで跳ね上げる。
一恋・未樹 2022年4月10日
(自分への援護のよいに、弾丸がリュヌを貫いた。)
まあ、ゴチャマンだ。コレも仕方ねえが……。
(脚に違和感。
見れば、蔓草が脚を捉えようとしており)……これも、ゴチャマンか。
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
(左腕がない。いつもの符を使う動作がしにくい。右腕は木刀は木刀で埋まってる。んで――)
逃げねえように、ってことは。
逃げたら困るもんが来るって事か………。
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
(×右腕は木刀で。
◯右腕はリュヌの脚で)
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
(バサリ、と翼を大きく広げた。)
リュヌ。
気張れよ。
我慢比べだ。
(そうして、大きく大きく羽ばたいて)
(地面に向かって。
右腕でリュヌを持って。
蔓草をちぎって。
自爆するように、突撃した。)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
はっ―――ジョートーだぜ。
(望むところだ。少年は応じるように――笑みを返した)
一恋・未樹 2022年4月10日
(リュヌ程の速度は出せない。
勿論、花束の青脚のように瞬間移動も出来ない。
それでも翼を広げて風を翼で切って、重力に任せて――速度を上げる。
速度を上げる。
速度を上げる。
速度を―――)
意識、飛ばすんじゃねえぞつまんねえからなあ!!!!!
(右腕で掴みっぱなしのリュヌを、力一杯握りしめて、そのまま)
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
(二人一緒に、地面にぶつかろうとした)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
(普段の重力からの抵抗を受ける速度とは違う。
それを味方につける加速、空気の壁を突き破らんとする、その勢いを。
肌で。体で。心で。今を感じ取る。)
―――っ!(だれが…)
(誰が飛ばしてなるものか。誰が逃げてなるものか。今は何もできないかもしれないが、今が無駄になるわけではない。
銃創の痛みを呑み、この覚悟に触れ、愉悦を感じ、
ただ少年は、今この時を)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
(噴煙を巻き上げ、衝撃を起こした)
一恋・未樹 2022年4月10日
………。
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
悪い、一貴、亜唯。
勝ち切りたかったが、
ここまでだ。
(地面に直撃した身体のリソースが、ボロりと身体中で剥がれ落ちた。
かつ、現状ではあと二人の場所が分からず、死に際の置き土産も無駄になるだろう。)
あー、くっそ探知鍛えるか……?
(無効票)
一恋・未樹 2022年4月10日
あとリュヌ、引き分けだからな。
次はまた最初からやろうぜ。
(それだけ言って、リソースが完全に掻き消えた)
(離脱)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
………。
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
しとら、香風。……ごめん。オレ、ここまでだ。
(体を構成するリソースが、離れていくのを感じる。
これが、この世界での──)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
はっ。……勿論!
次はもっと……もっと、全力でな!
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
だって──無駄じゃなかったもの。あの落下の加速! オレは知らない! だったら──出来る!(俺の速さに、加えられる)
オレはまだ──まだまだ。上へ登れる!
(空は遥かに遠いけれど、手段を失ったわけじゃない)
(無効票)
リュヌ・ドゥートランキルテ 2022年4月10日
(眼前に広がる。偽物の空を握り締めて)
(離脱)
ズィーベン・フィーア 2022年4月10日
(そして。その瞬間とほぼ同時に。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月11日
(銃声)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月11日
……先刻もリュヌ先輩を守りましたからね。
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月11日
(その瞬間を狙っていた凶弾が、狐坂先輩を襲う。)
狐坂・香風 2022年4月11日
「しまっ……」
鳴り響く警告音。
続いて襲う、胸を貫く衝撃。
(無効票)
狐坂・香風 2022年4月11日
友人の致命傷に、思わず漏れた声。
それを基準点に辿られたのか。はたまた魔力の痕跡か。
リュヌのモニターに集中しすぎて、倒れ行く視界の端にうつるズィーベンの姿に全く気付いていなかった。
(無効票)
狐坂・香風 2022年4月11日
「ごめん、油断した。後任せるし」
心臓に当たる部分を的確に撃ち抜かれたアバターは、香風の身体にログアウトの処理をとる。
……だが、
(無効票)
狐坂・香風 2022年4月11日
消えゆく身体、その最後の一瞬に押したボタンが、ズィーベンの周囲を爆破することで視界を塞ぐように白い噴煙を巻き上がり
(無効票)
狐坂・香風 2022年4月11日
同時にしとらの作った特製マンションミサイルが数室、
ズィーベンのいる場所周辺へと発射されたのであった。
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=17287&mode=last50
(離脱)
ズィーベン・フィーア 2022年4月11日
(機械の瞳は、その煙の先の空を正しく捉え。)
……流石に。
想定外ですね。
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月11日
(錣吹庶務の仕事でしょうか。)
(まさか、こんなものまで飛ばすとは。。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2022年4月11日
……あとは任せました。
野々矢先輩。
(少女の肉体は爆風の中に消えて。)
(リソースの全てを喪失し。戦場から消え去った。)
(離脱)