第4試合:虎威電斗上等の場合<開始0分4秒>
一之瀬・一貴 2022年4月3日
微かな浮遊感の後、土を踏み締める感触、緑の香り。
S1:第4試合 戦場:「山岳」
雄大なる山々に復讐者は送られ、今、開戦の火蓋が切って落とされた。
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一之瀬・一貴 2022年4月3日
(素早く状況を確認する)
(各人の飛ばされた場所、実際の地形、この身体の調子)
(相手チームの配置を確認して、小さく口の端が歪む)
(通信は既に繋がっている。故に、走り出すと共に、まず一言)
一之瀬・一貴 2022年4月3日
「ミサゴは抑える!」
新堂・亜唯 2022年4月3日
(一貴の初期位置は自分から目視できた。開けた風景、周囲を確認し、誰がいて、誰がいないか。人員配置を確かめ――)
「だー! 一貴おめー徒手空拳で……!」
新堂・亜唯 2022年4月3日
(――とはいえ、あれが〝抑える〟と言ったのだから〝抑える〟のだろう。ならば北西は任せる)
(であればまず自分は、この射線通り放題のロケーションから一刻も早くどちらかに寄らなければ)
「未樹、俺は狙撃手の移動ルートを塞ぐ意味も込めて北からそっちに回り込む。合流できるかは――」
(このルートを通ると、想定される相手は――)
新堂・亜唯 2022年4月3日
「――保証できない。悪いけど」
一恋・未樹 2022年4月3日
「――分かった。」
「二人とも、そっちは任せる。」
(二人と同じく、周囲を見る。)
(一貴がやると言ったのだ。
任せるしかない。
この開けた場所で一番の問題は狙撃手であり、真っ先にそこを潰しに行く判断は流石の嗅覚。)
(亜唯の方は、本人の弁の感じでは五分五分か。
加勢が必要なら加勢もしたいが――
ここにそれを許してくれる奴は居ないだろう。)
一恋・未樹 2022年4月3日
「悪いのはこっちだぜ。」
一恋・未樹 2022年4月3日
「どうやら――
メインディッシュはここらしいぞ。」
(言いながら、
・・
敵達へ飛び出した。)
一之瀬・一貴 2022年4月3日
「上等!」
新堂・亜唯 2022年4月3日
「上等!!」
一恋・未樹 2022年4月3日
「上等!!!」